公式サイトのアクセス数上昇中、読者のみなさんに心から感謝/アクセス数の自由研究/たのしい沖縄トレイルコース探索

 最近「〈たの研〉の公式サイト再開したんですか?」という声を耳にしました、今回はたのしいアクセス数の自由研究の話からはじめます。

 1年数ヶ月前、今よりたくさんの読者の方たちがこのサイトをたのしみに読んでくれていた頃、サイトのボリュームに比べてプロバイダー(ネット接続業者)のセキュリティが不安定だったのでしょう、突然サイトがダウンしてしまい「そのサイトは存在しません」という表示が続きました。

 こういう表示が数日つづいただけで〈ブログは閉鎖した〉と考えるのが普通でしょう、それが〈2ヶ月〉続くことになりました。

 その後サイト管理者の伊良波さんが、これまでのデータを全て整理して安全度の高いプロバイダに引っ越すという大変な作業をしてくれて、やっと再開できました。それが今みなさんが読んでくださっているこのサイトです。

 2ヶ月後に復活したとはいえ、以前の読者の方たちが「今日は再開したか」とずっとチェックしてくれることは考えられません、また一からの出発になりました。

 おそらく今のこのサイトの読者のみなさんの多くは、新しく読んでくれる様になった方ではないでしょうか。みなさんのおかげでまた順調にサイトの人気が高まってきています、感謝しています。
 以前の読者のみなさんがまた見てくださっていたとしたら、閉鎖の時のお詫びと、戻ってきてくださったことへの感謝を伝えさせてください、ありがとうございます。

 さて再開したこの〈たのしい教育研究所 公式サイト〉は順調にアクセス数を伸ばしています。
「サイトの内部について数字をあげるのはNGです」と言われているのでかけないのですけど、このアクセス数のグラフの断片から〈伸び方〉を確認できると思います。


 アクセス数の多さが全国的にトップレベルであることは、私が時々取り上げている〈たのしい学力向上〉の記事をたくさんの人たちが読み、それに伴ってGoogleやYahooのサイト評価が高まって、そのキーワードで検索するとトップになっていることからもわかると思います。

 いろいろな県や学校の記事、雑誌等の記事をかきわけてトップに出て来ます。

 ところで、人気のある〈ブログ〉は1日どのくらいの人たちが読むと思いますか?

 何千人、何万人?

 Youtubeなどの動画は1日で何万人もの読者がつくことがあります、しかし文章中心のブログはそれよりずっと少数です。活字離れはどんどん進んでいるといいますから、これから下降していくことも十分予想されます。

 一時期いろいろな人たちがブログで発信していた頃と違って、今はSNSやYouTubeが人気ですから、ブログの解析などをすることもなくなってきたようです。ブログアクセスの最新が2013年のデータでした、ご覧ください。

 数あるブログの約半数が1日数名のアクセス数です、1日50人以上の読者を集めることができたとしたら、上位20%に入ります。
 古いデータとはいえ、ブログ人気が高かった頃のデータですから、今はこのハードルがさらに低い数になっているはずです。

 具体的には言えませんが、このたの研公式サイトのアクセス数は《上位◯%》の位置にあるといって間違いありません。とするとサイトがダウンする以前は《上位0.◯%〉という頂上付近にいたことになります、そういうことを考えるゆとりがないまま走り回っていた頃でした。

 毎日読んで応援してくださっている皆さんの中で、記事のラストにある〈全日本ブログランキング〉に一票投じてくださっている方たちがいます。
 そこでは〈教師教育〉や〈生涯学習〉〈理科教育〉などのジャンルで「1~3位」という結果をみることができます。「教師教育」で一位、「生涯学習」では2位です。

 それはとても高い数字なのですけど、あらゆるブログの中で〈上位◯%〉に入るほどの人気サイトの〈たのしい教育研究所〉のサイトが「単に〈生涯学習〉というジャンルで二位というのはおかしいのではないか」と思う人もいるのではないでしょうか。

 それはこのサイトの読者を〈1/3ずつの数にして〉それぞれ3つの分野で評価してもらっているからです。

 つまりこのサイトの読者数を1/3の数に減らしても、理科教育ジャンルでトップ、生涯学習ジャンルで二位というわけです。

 たの研のブログが〈全国トップ◯%〉に入るレベルだということは、読者のみなさんが支えてくれているおかげです。心から感謝の気持ちを伝え、今後の記事にも力を入れていきたいと考えています。


 今日は〈沖縄トレッキングコース探索〉の様子を書こうと思っていました、家族や友人たちと歩いて沖縄を体感できる画期的なコースです。
 その安全性を含めた探索の3回目、今回は草むらや川に入ってみました。

 私の影が敬愛するファーブルさんみたいだなと、写したのがこの一枚です。

 3.11の直後ボランティアに入った時、慎重に選んだのは釘を踏んでも大丈夫な〈クツ〉でした。

 今回は危険生物のことも考えて〈金属入り〉の長靴にしました。

  伸び放題の草道や道でないところにも足を入れて危険なものがないか確かめて、

 川の〈ぬめり〉なども確認しました。増水も予測して、こどもだけで入らない様な対策が必要です。

 あと何ヶ所か確かめた後、実際に何人かの先生たちに歩いてもらってから〈沖縄体感ウォーキングコース〉として、広めていきたいと思います、観光客のみなさんにもたのしんでもらえることでしょう、おたのしみに。

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自由研究:シロオビアゲハの研究

 第一研究所でシロオビアゲハを見つけました。

 私いっきゅうは「沖縄で最も数が多いのはシロオビアゲハではないか」と勝手に予想しています。でも専門家から「○○の種類が最も多い」という情報は発信されません。うかつにそんなことをいうと足をすくわれることがあるでしょうし、そもそも数の研究というのはとても難しいので手を出さないのでしょう。


 それにしてもチョウが舞う姿は優雅で見とれてしまいます。

 こども達に名前を教える時は、その名の通り〈白いオビ〉があるからということで、比較的カンタンに伝えることができます。そしてこどもたちも色々なチョウの種類の中からシロオビアゲハを同定(それであると特定すること)できる様になります。

 ところが〈進化〉というのは面白いもので、シロオビアゲハのメスは遺伝的に2つのタイプに分けられます。

 オスと同じ様に白い帯がある〈通常型〉と白い帯に加えて赤色の斑点があるベニモン型〉です。

 そしてベニモン型といってもいろいろなバリエーションがあります。

※東京のズーネットにある写真がわかりやすいので感謝して利用させていただきます

https://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=tama&link_num=25028

   ベニモンアゲハは毒成分のアルカロイドを体内にたくわえていて、鳥などが食べるとまずくて吐き出し、以後、鳥達はこの紅もようをみると食べるのをさける様になります。
 アゲハチョウのメスの中に、このベニモンアゲハに擬態したタイプがいるわけです。

 どうしてオスはそういう擬態をしないのか、またメスの中にも擬態しないタイプがいるのはなぜか?

「進化の途上だから」というのがその答えでしょう。

 生物は環境に適した形で姿形、行動を変えて生きながらえていくのです。

 話を少し戻しましょう。

「シロオビアゲハの同定はカンタンだ」と書いたのですけど、これを知ると、メスの同定は難しいと感じるかもしれません、確かにそうです。でもこういう細かいタイプまで具体的に区別するのではなく「白いオビがあるのがシロオビアゲハ」という見分け方プラス「メスにはベニ模様が入るタイプもいる」ということで特に困らないでしょう。

 進化の途中のタイプを教えるにはもってこいの教材かもしれません。 

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〈のり/接着剤〉の歴史を自由研究してみよう

 以前のメルマガ(有料)の授業の章に「たのしく学ぶハサミとノリの使い方」というプランを紹介しました、好評です。私を含めてほとんどの人は、子どもの頃にハサミとのりの使い方について学んだことが無いと思います、見よう見まねで覚えたのです。
 今回のメルマガの内容は、たのしいものづくりをしながらハサミとノリの使い方をしっかりと学ぼうというプランです。

 その中に「ハサミと紙はどちらが先に発明されたか」という話を書いたのですけど、もう一つ「〈のり〉が利用されたのはいつか?」については「自分で調べてみましょう」と書いて止めました。あまり長く話を聞くより、ワークに入りたかったからで サイトに書いておこうと思います。

 まず、ハサミとノリ(接着剤)について、どちらが先に発明されたか予想してみてください。

 あなたの予想

ア.ノリ(接着剤)が先に発明された

イ.ハサミが先に発明された

ウ.ほぼ同じ頃

エ.その他

どうしてそう予想しましたか?

 

諸説あるとはいえ、順位が逆転することはないでしょう。

まずハサミの発明について、「ハサミのアレコレ➡︎ハサコレ」というサイトにこうあります。

世界最古のはさみは紀元前1000年ごろ、ギリシアで作られたもので、羊飼いなどが羊毛刈りに利用していたものではないかと考えられています。

https://bungu.plus.co.jp/special/st/hasakore/history/1/

 

ノリを含めて、接着剤の発明はいつ頃かについてはウィキペディアから引用します。

接着剤の歴史は人間が道具を使い始めた頃に始まった。石器時代にはを木の枝や竹に固定するためにアスファルトが使われた[1]。また、を使って修理された約6000年前の土器も見つかっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A5%E7%9D%80%E5%89%A4

 ハサミが紀元前1000年、今から3000年前という、とても古い歴史を持つものだということにもびっくりしたのですけど、接着剤はさらにそれより古く、今から6000年も前です。

 ノリやハサミはそういう長い歴史を経て次の世代へ次の世代へと大切に引き継がれ、改良に改良を重ねられてきました。

 普通のノリは水分を含むと弱くなっていくのに、瞬間接着剤は水分で薄まることはないどころか接着が早くなってきます、どういう工夫が加えられているのでしょう。

 3000年前のハサミの写真が見つかりました、これです。

 こういう〈U型〉から一年生の文具セットに必ず入っている〈X型〉のタイプができたとはいえ、U型のハサミは今でも利用されています。大きさや切れ味などは工夫されていても、基本構造はあまり変わってないように見えます。

 歴史をたどっていくと、興味深いことがたくさん出てくると思います。みなさんも自由研究してみませんか。

たのしいことに気づいたら、たの研にも連絡ください。

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たのしい教育ワークショップ2022(9月)テーマは〈たのしい生活科〉募集開始!

9月はたのしい教育ワークショップの月です。
今回は〈生活科〉にテーマを当て20年に渡って生活科の副読本作成に中心的に関わってきた〈下地昌代先生〉を講師に招いて、たのしい生活科の指導について一緒に学びましょう。


昌代先生はこどもたちの笑顔と賢さを広げる〈たのしい教育〉にも関心が高く、たの研の講座でも講師を勤めています。
小学校では低学年の担任や特別支援で低学年のこどもたちを担当することも出てきます。幼稚園から小学校へのつなぎを意識すると、もっと自由にたのしく授業していくことができる様になります。
ワークショップの内容は、持ち帰って自分で授業実践できるものを準備しています。また生活科だけでなく他の教科や中学年や高学年への授業にも応用することができます。
興味のある皆さんは、早めに席をおさえてください。

こどもワークショップ同時開催
今回もこども(小学生)向けの〈たのしいワークショップ〉を同時開催します(別室)。ものづくりやゲーム、読み語りなどが体験できます、気軽にお問い合わせください。感染症対策で、生活科のコースより少数で実施します。

日時:2022年9月17日(土)10:00 受付 / 10:15~11:45
会場:うるま市うるみん(安慶名十字路近く)3F視聴覚室A※こどもWSもここに集合
対象:教育関係者に限らず、たのしい教育に興味関心のある方◎こどもWSは小学生対象(大人が同伴の場合3歳から受講可能)

参加費(資料込) 一般1800円、RIDEメルマガ会員・学生1600円
◎こどもWS500円 ※一人親世帯や特別な事情がある場合は無料になります
付添いで参加する方はこどもと同額 ※教材なしの場合は無料
★早割り:9/9(金) 17:00まで  一般1600円,メルマガ会員・学生1400円
子どもコース 400円

◎ 持ち物:筆記用具、マスク、飲み物など

★★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで)★★
★★申込み★★ メールで ⇨ office@tanoken.com  Q-Rコードからも申し込み可能
件名に「2022年 ○月WS申込み」と書き ※こどもWSはその様に記入 ①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など)③ 電話番号(緊急連絡に利用)  ※RIDE会員の方は「RIDE会員」と明記して申し込みください(週1回のメルマガが届いている方は会員です)

※申し込みから3日程度で「受講可否・参加費」の連絡を送信しています、返信がない場合は上記電話番号へご連絡ください

秋の講座でたのしいゲームを紹介している昌代先生

下地昌代先生 プロフィール
 たのしい教育研究所の講座にも積極的に参加し講師も務める。
 生活科が新設された頃から研究実践を重ね、20年以上「沖縄県版生活科副読本」編纂者として活躍。前年度から〈生活科〉をテーマに大学院で学び、さらなるグレードアップをはかっている。
 たのしい親しみやすいキャラクターで周りに微笑みが絶えない。
 西原東小教諭。

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