仕事の合間に歩いた場所でオオギバショウをみつけました。まさに平たい、扇(オオギ)のように見えます、わかりやすいネーミングですよね。
オオギバショウは「ヤシ・ファミリー(科)だ/バショウ・ファミリー(科)だ」と意見が別れています、興味のある方は調べてみてください。
オオギバショウは別名「タビビトノキ(旅人の木)」といいます、英語名も〈Traveller’s Palm:旅人のヤシ〉です。
どうして旅人の木と呼ばれるようになったのか?
よく引く図鑑、たとえばwikipediaなどをみてもわからなかったので、何となく、特徴的で目立つので〈目標/めじるし〉としてそう名付けられたのだろうと思っていたら、〈たの研〉の応援団員:故 伊波善勇先生が残してくれた手描きの植物図鑑で「どうもそうではないらしい」と知りました。
これが伊波善勇先生の『石川市の植物』に載っている〈オオギバショウ〉です。
説明にこうあります。
オウギバショウ (オオギバショウ科) Ravenala madagascariensis J.F.Gmel.
庭木として植えられる。 高さ20mに達するといわれるが、県内では数m内外が大きい方である。葉はバナナに似ているが、葉柄は偽茎とならず、 2方向にひろがり、 基部の方で重なっている。
葉身160~180cm、 葉柄180~200cm。 花は白色、 腋生で花梗は短い。
がくおよび花弁は各3, 苞は大きい。
別名タビビトノキは葉鞘部に水がたまり旅人がこれを利用したためにできた名といわれる。
なるほど、葉の根元に近い部分に水がたまるんだ…
そうやって調べてみると、他のサイトにも似た情報が出ていました、山でみかけたら、本当かどうかナイフで確かめてみようと思います。
善勇先生のスケッチは、のびのびとした空間で広がったオオギバショウでしょう。たとえばwikipediaの写真をみると、とても似ていることがわかります、クジャクの羽のようです。
ところで、植物はふつうこういうように四方八方に広がっていきます。
その方がいろいろなところからくる太陽光を受けることができるからです。
どうしてオオギバショウはこんなに平たい、2D状に広がっていったのでしょう?
みなさんはどう思いますか? つづく
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