私いっきゅうの教師のスタートが〈やんばる〉の地です、盟友いらはさんと出会い、たのしい想い出がたくさん残っている処です。たくさんの人たちに育ててもらいました、そしてたのしい教育で恩返ししたいとずっと考えてきました。
忙しい忙しいという渦に巻き込まれるとクリエイティブなチャレンジが減ってしまいますから、その連鎖をプチッと切ってしまうことも必要です。
やっと今年、その大切な一歩を踏み出すことができました。
育ててもらった方たちのところを回って協力していただくというのは〈恩返し〉とは言えません、その方たちと離れたところで形をつくり、出かけていける様にしたいと考えています。
これは私が信頼している方たちに集まってもらって、やんばるの地でたのしい教育活動を展開する具体的なアイディアを出しているところです。
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一人でできること限られています、というよりほとんどありません、ちょうど良いので考えてみましょう。
一人でできることって何でしょう?
読書
料理
マラソン
つり
キャンプ
手紙を書く
計算する
星空をみる
寝る
etc.
なんだ、たくさんあるじゃないですか、映画だって一人でいけます、食事だっていけるし・・・
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けれど厳密に《周りの人たちの手助けを断ち切ってできることを一人でできること》と考えると、それはほとんどありません。
一冊の本を読むことだって、作者が書き、出版社が発行し、本屋さんがそれを並べるといって数えきれない人たちの存在なしには成り立ちません。
おそば屋さんで食べること一つとってみても、完全に一人でできるなんてあり得ません。
マラソンをたのしむことも、靴を作ってくれた人、それを並べてみせてくれたお店etc. そういうことなしには難しいでしょう。着ている服、走る道路、終わってから汗を流すシステムetc. 一人でたのしむことはできないと思うのですけどどうでしょうか。
私がやんばるの地でたのしい教育で恩返しをしたいと考えても、一人でできることは何一つないでしょう。
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では仲間いれば可能なのか?
いいえ、そこに自分の熱意と知恵と工夫がなくては無理でしょう。
たのしい〈やんばるプロジェクト〉は、まだごく身近な方たちと練りに練っている段階なので具体的な姿を伝える段階ではないのですけど、まだ形にならないものが胎動している今は、わくわくとドキドキとがまざった、とてもたのしい段階であることは間違いありません。
私のところには「教師を辞めてこれこれをやりたい」系の相談がたくさんきます。その人たちに必ずなげかけることの一つが「誰か信頼できる人が近くにいて、その活動に一緒に取り組んでくれそうですか」という質問です。
まったく一から一人でやります、ということもあるでしょう、それもよし、でもその時には信頼できる仲間づくりをアドバイスしています。
そういうことは子ども達にも伝えておきたい大切なことだと思っています。学校でキャリア教育を取り上げるときには、それを伝えてみませんか。
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