教えてくださいという声に応えて

 教師をしていた頃から、たのしく仕事をしている様に見えたのでしょう、教えてください、という声が届くことが何度もありました。授業の内容を教えるというのは当たり前のことで、それではありません。

 一番、年齢が下だったのは、忘れもしない、一年生のSくんという子です。Sくんは休み時間や放課後、私が〈◯◯◯研究室〉と表示した理科室をよくのぞきに来ていて、ある日とつぜん〈弟子にしてください〉と頭を下げました。

 その時にはどういう意味なのかハッキリつかめなかったのですけど、後日お母さんも一緒にやってきて「この子は学校に行くのがきらいだったんですけど、先生がいろいろたのしいそうにやっている姿をみて、学校に自分から行くようになりました。家でもたのしそうに先生の話をしてくれます。ぜひこの子に先生のお手伝いをさせていただけないでしょうか」という話をしてくれました。
 その後Sくんは、わたしが作った「あやしい実験クラブ」に入って、たのしく活動してくれました。
 彼は今、どうしているだろう。

「教員試験の一次試験は合格できるけれど二次試験には合格できません、先生の授業の仕方を勉強させてください」と熱心に頼まれたのも数回ではありません。同じ学校なら時間の調整は難しくないのですけど、他の学校から来る方たちもいて、校長先生に頼みにいったことが何度もありました。私が指導した二次試験の合格率は100%近いのは、この頃からです。

〈カウンセリング〉については「PEALカウンセラー養成講座」を開催していますから、そういう声にこたえることができる様になりました。

 〈琉球空手〉はまだまだ先のことだと思うのですけど、私がやりたいことの一つです。武道の修行によくある「これは昔からこうだ」という理屈ではなく、たとえば〈突き〉や〈受け〉の動作ひとつ一つを、子どもたちが腑に落ちる様にして伝えていきたいと考えています。納得いくような理屈で、自分の動きもゆっくり高まっていく、そしてそれが実際に身を守る、仲間を助ける力となる。もちろん実際に誰かと争うことはなくても、びくびくすることなく生きていく、そういう力となる。
 そういう力を育てていきたいと思います。

 たのしい教育については、いろいろな人が同じように授業できるプログラムを揃えています。ぜひ秋の講座にご参加ください。

 このサイトの文章を気に入ってくれて「ぜひ真似させていただきたい」という声が届いたことも何度かあります。実際に〈文章ドクター〉をしているので、そういう面でのサポートはさせていただいているのですけど、文章の書き方についても、授業プランの様なものができないかと考え始めています。

 たのしい教育研究所ができて10年以上過ぎました、いろいろなことを抗争し始めています。そろそろまた次の段階に進む時期が来た様です。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文

木の高さと根っこの深さ(もっと)-楽しい自由研究・楽しい学力向上・楽しいアウトドア/仮説実験授業『地球』

 このサイトの記事でかなり読まれている一つが〈木の高さと根っこの深さ〉です、検索窓で調べて読んでみてください。Google検索で「木の高さ 根の深さ」「根の深さ 木の高さ」「木の高さと根っこの深さ」などいろいろなワードで検索してもうちのサイトの記事がトップ表示されますから、その関係に興味を持ってくれた方たちの多くが〈たのしい教育研究所〉のサイトを読んでくれていると思います。すでに四つくらい関連記事を書いているので、興味のある方はこのサイトの検索窓で調べて読んでみてくださいね。

 これは仕事で遠出した時、河口で撮った写真です。
 台風後、倒れた木が流されてきています。
 高さは5~6mでしょうか。

 むき出しの根っこが見えていたので、降りて近くで撮ってみました。

 

 これです。

 

 手を広げて検討をつけてみると、土にもぐっていたであろう根の部分は50cmもないようです。

 木は、根っこが横にどんどん広がって支える力で、立っているとみてよいでしょう。

 もちろん柔らかい土壌なら、根は深く潜っていくこともできるでしょう。

 根っこは自分を支えるためだけでなく〈水〉を吸収するためにも重要です、木の太さを中心として狭い範囲で深く伸びていくより、幅広く伸ばしていった方が水を吸収するためにも大切だろうと予想することができます。

 以前の記事に書いたのですけど、地球上の土は表面のわずかな部分を覆っているだけで、その下には硬い岩盤があります。板倉先生の授業書《地球》には土の深さについてもまとめられています。

 興味のある方は、仮説実験授業の授業書〈地球〉を手にしてみませんか。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文

増える一方の精神科そして精神疾患/PEALカウンセリングの見方

 メルマガに〈カウンセリングの日々〉として軽く書いたページにいろいろな反応がいろいろ届いています。

 カウンセリングをしながら常々思うのですけど、私が教師をしていた10年くらい頃と比較して「心療内科で薬をもらっています」という先生たちがかなり増えてきた気がします。
 教師以外の公務員の方からカウンセリングの依頼もあるのですけど、その方たちも薬を処方してもらっている方が多くなってきました。
 お母さんたちからの相談で薬の話になることはほとんどないのですけど、メンタルクリニックという看板がどんどん増えている状況をみても、全体としてそこに通う人が増えているとみてよいでしょう。基本的にそこで診断名がつくわけですから、精神系の病気だと診断された人がどんどん増えているということです。さらに気になるのは、そこで神経系の薬・向精神薬の処方が増えていっていることです。
 数年前の統計とはいえ、診療科目別の病院数の変化で、精神科の病院数の増加がハッキリわかります。そしてその傾向は今現在、ますます顕著になっているでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e843daa657942d2c89a9b02ad0a5514e224ae376

 少子化が〈産婦人科〉の病院数に強く表れて、1978年の半分以下です。
 
〈小児科〉の病院数は0.85倍です。
 ところが〈精神科〉の数は1978年の2.5倍です、もちろんメンタルクリックは精神科です。

 神経系の薬はとてもよく効きます。麻酔薬一つみてもハッキリするでしょう、手術されていても分からないわけですから。
 以前のカウンセリング講座で取り上げたのですけど、例えば〈うつ症状〉と関係がある《セレトニン》の流れを脳神経の中で細かく制御することも可能です。

 PEALカウンセラーの目でみると、それは藪の中に入ってハチとかいろいろな虫に刺されて皮膚が腫れている状況に〈痒み止め〉の薬をぬり続けている様なものです。

 アナフィラキシー反応が見られる様になってしまったら大変です。
 藪の中に入った時にあまり虫に刺されない方法、藪の中に入らなくても自分の目的を達成できる方法を探っていくことが重要です。
 必要があって症状をおさえる薬を飲んでいるかもしれないけれど、それでは根本的な解決にはならないことが多いというのも知っておく必要があります。

 私のカウンセリングを希望する方たちはそういった薬の処方では自分の直面している問題・課題を突破できないと冷静にみている方たちなのだろうと思います。
 秋の講座がおわったらPEALカウンセリングの講座も企画したいと思います。読者の皆さんの中にも、自分の悩みを克服したい、あるいはカウンセラーを目指しているという方がいると思います。ハッキリしたらこのメルマガでお知らせいたします。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文

詐欺商法がテーマの小説 宮部みゆき〈ペテロの葬列〉!-楽しいブックレビュー/このサイトに〈騙されない人になる〉ということで検索してたどりついたという人も出てくる様になるほど《特殊詐欺商法被害に遭わない》というテーマはたくさんの人たちが気にする様になってきました

 推理小説やミステリーは大好きで、中でも宮部みゆきさんの作品は気に入りで、最近は「ペテロの葬列 上下巻/文春文庫」を手にしています。前半すぐに主人公たちがバスジャック事件に巻き込まれ、犯人が相手の心をたくみにつかんでコントロールしていく様子が描かれていきます。
 このサイトに〈騙されない人になる〉ということで検索してたどりついたという人も出てくる様になるほど《特殊詐欺商法被害に遭わない》というテーマはたくさんの人たちが気にする様になってきました。「ペテロの葬列」はまさに、たくみに相手の心をコントロールして大金を手にした人たちと、その被害にあった人たち、そして被害にあった人たちが今度は加害者となっていく構造をあぶり出していきます。

 女性のミステリー作家として最も有名な人はアガサ・クリスティーでしょう、私もかなり読んでいます。

 アガサ・クリスティーの作品はパズルを解くかの様なミステリーです。

 宮部みゆきさんの作品はそこに〈社会問題〉が深く織り込まれていて、読後、自分の生き方を深く考えさせられるものがたくさんあって、私はその意味で宮部さんの作品が大好きで、アガサ・クリスティーより高く評価しています。

 主人公杉村三郎は、すでに『誰か』『名もなき毒』で活躍していて、今回が第3弾です、この『ペテロの葬列』がシリーズ中もっとも面白いと思います、過去作を読んでいなくても十分たのしめるでしょう。

 ちなみに、このブックデザインは内容の重厚さ、主人公の生き方などいろいろな意味からミスマッチだと思います、このデザインから受けたイメージで本を手にした人はミスリードされたと感じるでしょう。

 そういう詐欺の手法が、かつて社会を混乱させた豊田商事事件と絡んでいきます、詐欺商法がどの様に行われていたのか、この〈ペテロの葬列〉で初めてわかりました。「豊田商事ってトヨタ車を売っているの?」というくらい、知らない人たちもいるでしょう、wikipediaから少し引用します。

 豊田商事事件は、1980年代前半に発生した豊田商事による〈金の地金〉を用いた悪徳商法を手口とする組織的詐欺事件。

 高齢者を中心に全国で数万人が被害に遭い、被害総額は2000億円近くと見積もられている。当時、詐欺事件としては最大の被害額。

                wikipedia参照

 特殊詐欺、新手の詐欺は、こういった過去の多額の詐欺事件をモデルにして進化していったものが多いので、その意味でも読む価値はあると思います。

 「必ず儲かる」という原理的にありえない言葉に踊らされた人たちがたくさん被害にあっていきます。
 その言葉巧みな勧誘手口に、予想を立てずに鵜呑みにした人たちがたくさん出てきます。

 読みながら、私が登場人物の一人ならこう質問してみたくてたまりませんでした。

必ず儲かるというならどうして自分の様な年寄りから何十万円くらいのお金を集めるんですか?

「お年寄りの方たちを助けたいからです」

それなら福祉や医療、食生活などのサポートをしてくれたらいいのに、どうしてお金を投資しろというのです?

 そうやって言葉を何回か重ねていけば、向こうがお金を儲けたいからそうするのだという結論に至るのはそんなに難しいことではありません。

 それもこれも複数の選択肢を持っているものごとをみていくことが必須です、それは〈たしかに儲かる・儲からない〉というYes/No形式ではありません。
 たとえばシンプルに

ア.ビジネス的に確かに儲かるはずだ
イ.私を騙す手口かもしれない
ウ.その他

という選択肢を持ってみていくことです。

 〈たのしい教育メールマガジン〉クラスになっていきそうです、ここまでにしておきましょう。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

④可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





お名前(ニックネームOK)


メッセージ本文