たのしい教育授業ブック〈沖縄島の長さ〉/楽しい授業・楽しい学力向上/たのしい自由研究〈地図の長さ感覚をきたえる〉

 自由研究としても利用できる内容を紹介しましょう。授業ブック〈赤い土と灰色の土〉を書き始めたら〈たのしい授業ブック〉として独立させるくらいのテーマになってきました。全部読みたい方は授業ブックの完成をお待ちください。
 Googleはじめ、掲示したサイトの方々に感謝して利用させていただきます。

おはなし

沖縄本島は直線距離で100km少しの長さの島です。

 ほとんどの地図にはスケール(ものさし)がついています、それを沖縄島の横に移動してみましょう。

※Googleに感謝して利用させていただきます

 100kmピッタリでないのが気になる人は〈106.6km〉と覚えてもよいのですけど、〈約100km〉と覚えておくと、その知識をいろいろところで使いたくなります、使えるようになります。
 小学校の三年生くらいから使える基本知識になると思います。

 たとえば台湾がどれほど大きいか、長さがタテ何キロくらいでヨコ幅が何キロくらいなのか、web検索するとわかるのですけど、近くに沖縄島があると検討をつけやすいのでとても便利です。

  wikipediaにちょうどよい地図がありました、左が台湾、右から2番目が沖縄島(Okinawa)です。

 沖縄島を親指と人差し指で測りとって、台湾にあててみてください、台湾の南北の長さはだいたいどのくらいあると思いますか?

※wikipediaに感謝して利用させていただきます

予想

台湾の長さはおよそ(      )くらい。

 

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しらべてみると

 台湾の長さは約400km、正確には384.08kmです。

https://taiwanesque.com/taiwan-land-area-10702/

 測る場所がずれた人もいると思います、沖縄の長さをもう一度測りとって、台湾の地図にあててみてください、4回分近くありませんか。

 という様にはじまり本格的な内容に入っていきます。この授業ブックもいずれ、欲しい人たちに届けられる様にしたいと思います、ご期待ください。

 沖縄島が100kmのものさし(スケール)になることを知って、それでいろいろな国の長さなどを予測し、調べてたのしむという自由研究はどうでしょうか。

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たのしい10年研修(教師編企業研修)/新作教材「ガッテン」の作成がすすんでいます

 たのしい教育研究所はサークルや任意団体と違い法律で認められた〈法人〉なので、企業や学校、教育委員会から研修員を受け入れて欲しいという依頼書が届くことがあります。その全てにこたえることは難しいのですけど、たの研の講座を受けてくれた方や、たのしい教育やものづくりや科学的なものに興味のあるこども達ならできるだけ受け入れるようにしています。

 これは他地区の市町村の教育長さんから届いた〈教職10年研修として教師の企業研修をお願いしたい〉という依頼文章です。

 10年研修当日、とても明るくて元気なA先生がやってきました。

 たのしい教育とは何か、どういう活動に力を入れているか、そういう話をしてあと、たの研の教材「ガッテン」の作成に入りました。

 たのしい教育とは、力あるこども達を育てる教育でもあります。

 本格的な内容を、こども達が「なるほどそうなのか」というように納得してくれる様に授業していくことが〈たのしい教育〉です。

 7月のワークショップでミムラ先生がとりあげてくれた〈ガッテン〉の評価がとても高かったので、興味のある先生たちにつかってもらおうと教材化の研究をすすめています。

 「ガッテン」は1から5までのカードを一人ワンセット利用します。

 それを裏返して、順番を決めます・・・

「つまらない」という評価はこれまで皆無です、A先生も「とてもたのしいです」と喜んでくれています。

 10年研修をきっかけに新作教材ができるのも嬉しいことです。

 まずたのしい教育メールマガジンで紹介してから、このサイトでも広報したいと思います、おたのしみに。

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授業の基本は〈知的好奇心〉を高めること/感染症対策万全

 感染症対策に万全の〈たの研〉では、参加するメンバーはそれぞれの健康チェックやマスク、手指等の消毒、備品や文具等の消毒、もっとも多く声を発することになる私いっきゅうは必要に応じて〈抗体検査〉をしています。それらに加えて開かれた窓や戸ひとつずつに設置された大型ファンが勢いよく回り、強い空気の循環を作り出しています。エアコンが稼働しているとはいえ夏の暑さの方が上回るのですけど、空気感染症にはこういう対策が決定的に効果があがります。
 こういう万全の対策が続いているおかげで、コロナ感染が広まる中でも〈たの研〉の講座等で感染症の発症は0です。

 こういう対策の中、自分の授業力を高めようと〈たのしい授業スーパーバイズ〉が開催されました、個別の指導です。

 明らかに力が伸びてきました。

 次のスーパーバイズでは、こう投げかけようと思います。

あなたが子どもだとしたらどんな先生から学びたいですか?

 読者の皆さんも考えてみてください。

 書き順を正しく教えてくれる先生ですか?
 計算が早い先生ですか?
 いろいろな国のことや星座の種類をたくさん知っている先生ですか?
 それとも、とにかく点数をあげてくれる先生ですか?

 もちろん〈とにかく自分の点数を上げてくれる先生が一番だ〉と考える子どももいるでしょう。けれど多くのこども達は「〈このことをもっと知りたい、もっと勉強したい〉と感じさせてくれる先生から学びたい」と考えるのではないでしょうか。

 保護者にとってもそうです。

 私の長い教師生活の中でこども達の達成度得点はほぼ上位だったのですけど「うちの子の点数が上がりました、ありがとうございます」と伝えてくれた保護者は記憶にありません。

「今まで算数が苦手だといっていたのに、六年生になって算数が好きになったっていうんですよ」
「先生が毎日本を読んでくれるので本が好きになったから、自分も本が欲しい、本屋さんに連れて行ってはじめていったんです」
ということを伝えてくれる保護者の方達はたくさんいます、全員がとても嬉しそうに。

 授業ではこうしなくてはならないシリーズがたくさんあります。全員に発言させようと頑張る先生もいます。ノートのとり方を徹底的に指導する先生もいます。私の知っている先生は〈姿勢が基本だ〉と、手の上げ方の角度まで指導していました。書いていて思い出したのですけど、宿泊学習の指導者の方が「靴箱の靴の置き方が学校生活のスタートです。くつの前をそろえて置ける子にならなければ授業もいいかげんで身につかない。集中力もなく、悪い友達と遊ぶようになる」と言い切っている先生もいました

 それらは意味があってやっていることなのでしょう。ただし、それでこどもたちの笑顔が増えていくのか、元気になっていくのか、クラスが好きになってきているのかを実験としてみていく必要は必須でしょう。

 いろいろな大切なことリストの中で、もっと上の方、基本の部分に〈こども達の知的好奇心を高めることができる授業づくり〉をおくことが大切だと考えています。

 次回のスーパーバイズがたのしみです。

 興味ある皆さんはお問い合わせください。

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自由研究をたのしくすすめる決定的要素とその具体例

 夏休みになり自由研究の相談も増えてきました。〈自由研究〉をすすめようという人たちは、たのしい教育研究所のサイトに出ている自由研究に関わる記事を読んでみることをすすめます。かるく300以上出ています。

 前回の記事の様に、理論・りくつ的な記事もあるのですけど、難しくないと思ったら、それもとばさずに読んでみてください。「大人が読んで、こどもに伝える」ということでもよいと思います。インターネット上にあるばくだいな記事の中で、たのしい教育研究所(RIDE)の記事はとてもことなっていることがわかるでしょう。単なるノウハウとしてしょうかいしているのではなく、本質的なたのしさを伝えようとしているからです。

まず一つ目の話

 学校の課題(宿題)として自由研究をする場合には「どうすれば賞がもらえるか」「独創的な研究はどうすすめればよいか」と考えている人は、すこし立ち止まった方がよいと思います。

 私いっきゅうも自由研究の審査員をしたことがあるのですけど、エントリーされたものはほぼ間違いなく、すでにあるものたちをベースにしています。

 ごくまれに「久志の海岸の釣れるポイントさがし」というオリジナルあふれる自由研究もあって、釣り雑誌でも出てこない様ないろいろな場所に足を運んでまとめた自由研究もあるのですけど、そういうものはほぼありません。そういう自由研究は普通の審査員からは支持されませんけど、本人のたのしさ度や問題意識がはるかに高いので、その子の将来への大きな一歩に確実につながります。

 自由研究は〈科学〉のたのしさとすばらしさを味わってもらうことを目標にしたい。それを味わったこどもたちは、その後の人生に確実に役立ちます。ほうびをもらうためではありません。

 私は本が好きなので、これまで一流と呼ばれる人たちのこどもの頃の話もたくさん読んできました。その中には〈こどもの頃であった本〉に強く影響をうけた話や〈星をみて、その向こうはどうなっているのか〉に強い興味を受けたという様な話はたくさん出てくるのですけど、夏休みの自由研究で賞をもらったという様な話は目にしたことがありません。

 すばらしい研究でその時代をリードしたアインシュタインやニュートンもいう様に、私たちは先人たちのすばらしい研究の肩の上にのって研究をすすめているのです。たとえばこのサイトで自分が興味関心を受けたものをみつけ自由研究していく、そして〈予想を立てて確かめる/実験する〉ことの凄さを自由研究をすすめる中で体感できるなら、それはすばらしい経験になるでしょう。

 二つ目の話

 どういう研究をすすめるにしても〈あなたの予想〉が決定的に重要だということを忘れないでください。それはこのサイトの中にたくさん書いてきましたから、サイトの「検索」窓で〈予想〉というキーワードで検索してみてください。

 ここでは、以前の書いた「進化の話」で自由研究をまとめたいという方の相談にのった時の具体例を紹介して終わろうと思います。
A3用紙6枚をはりつけて大きな紙にして、こういうスタイルでまとめてはどうかという提案に、とても喜んでいただくことができました。

 

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