楽しい野山さんぽ・たのしいアウトドア・たのしい学力向上

 野山を歩くのがどうして学力向上につながるのか、タイトルをみて不思議に思う方は、ぜひこのサイトを隅々までお読みください。いろいろなものの楽しさを味わう感覚は決してそこにとどまらず、興味関心をいろいろなものに広げていきます。

「カマキリは昆虫の仲間で〈足は六本〉〈体は三つ〉に分かれている」ことを、いわゆる「テストに出る知識」として覚えることにとどまる人と、野山を歩いて生の体験として感じる人とは本質的に違うと思います。
「心動かされること」つまり〈感動〉が伴った人の知識経験はテスト以外のところにも生き生きと繋がっていくでしょう。

 秋の講座を終えて久しぶりに野山を歩いていると、ふと目にとまるものがありました、じっとしていたので、目が慣れていないとなかなか見つけられません。

 

 そうですカマキリです。
 若葉色をしているのでやっと大人になったくらいかとおもったのですけど、よくみるとボディにシミ・斑点があるので、長く生きてきたのでしょう。

 しばらくみていたのですけど、ほとんど動きません、近づく獲物をじっと待っているのでしょうか。

 〈たの研〉に持って帰って観察するという選択肢もあるのですけど、カマキリもたいていはその年で命を終えます。
 このままにしておきましょう。

 そういえば去年の秋、かまきりの卵をみつけて予想・観察をスタートしたことをこのサイトに書きました。

https://tanokyo.com/archives/33487

 このカマキリも卵をのこせたことでしょう。

 少し離れたところでキノボリトカゲが青虫を食べているところに出会いました。
 愛用のカメラを持っていなかったので風でゆれる草木のせいでピントをしっかり合わせることができませんでした、枝のやや左にピンボケで写っています。

 

 迫力あるカマキリやキノボリトカゲたちを目の前で観察して、命のつながりや、食べる・食べられるという自然の摂理など、いろいろなことを感じることができました。

 こういう感動もいずれたのしい教材プログラムの一つになる時がくるでしょう。

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たのしい秋の講座たのしく開催−教員試験対象年齢延長とたのしい教育

 先日、県が発表した「教員採用試験の受験対象を59才まで延長する」という方針が教育現場に波紋を広げています、教員不足解消への対策ということなのですけど、耳に届くのは疑問や否定的な見解がほとんどです。

 開催された秋の講座で、久しぶりに出会った先生たちからも「いっきゅう先生、どう思います?」という声がありました。

 たのしい教育研究所は評論家集団ではなく実践のプロフェッショナル集団です。

 現場で疲れている先生たちが元気になる、こども達が「先生、たのしい。先生が担任してくれてよかった」と感じてくれる、保護者のみなさんも笑顔になる、そういう教育が普通になっていく中で「教師を続けたい」という先生たちが増えていくのです。
 こども達も「先生になりたい」と感じてくれる、そして保護者の皆さんも先生を応援してくれるでしょう。
 それは理想の話だと思考停止する人が多いかもしれません、けれどそういう根本的な構造に向けて取り組んでいるのが〈たのしい教育研究所〉です。

 今回の講座も満足度100%の高評価でした。

 「これはゲームでたのしく」のコーナーで〈リングキャッチ〉をたのしんでいるところです。

 これは〈おいしい環境教育〉をテーマに「野草てんぷら」を味わってもらっているところです。

 詳しくはいずれYouTubeで動画配信する予定です、ご期待ください。

 もっと食べたいと、おかわりしにくる参加者がいっぱいです。

 他にも「たのし読み語り」を「絵本からひろがるものづくり」、「宇宙から地球をながめてみると」などたっぷりの内容でした。

 毎回、受講満足度は100%です、今回もその数字が更新されたのですけど、中にこういう評価感想が残されていました、少し書き抜きます。

教師は人気のない仕事になっていますが、今日の講師の先生たちがたのしそうに授業している様子に、こんな楽しい職場なら人気がでるのになぁと思いました。

 〈たの研〉が目指しているのは、まさにそういう姿です。

 応援よろしくお願いいたします。

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仮説実験授業「地球」で利用できる巨大ふうせん/板倉先生との約束

 仮説実験授業の中でも大好きな〈地球〉という授業書があります。その授業を幼稚園のこども達からたのしめる様にできないかとずっと考えてきました。

 今回そのプログラムづくりに挑戦しています。

 これは地球を1000万分の1にした時のモデルとして利用する巨大ふうせんです。

 以前は突然破裂したり、何度か使っているうちに膨らませている途中で破裂したりする危険物でした。
 こども感覚の私はこういうのが苦手だったのですけど、調べてみるとかなり柔軟性のある素材でできた風船がありました。

 さっそく入手して試すことにしました。

 充電タイプの空気入れを使ってふくらませています、右側のスタッフが握っている青いツールです、

 なかなかいい感じです。

 女性の先生たちでも使えるので、授業を広めていくこととセットで広めていく必要があります。

〈1000万分の1〉とか〈世界一高い山が約8000m〉といった数字をどうしようか、いろいろ考えているところです。

 板倉先生(仮説実験授業研究会初代代表)が何度かの脳梗塞の発作後、いよいよ寝たきとなり、その後も板倉先生の元に何度も見舞いに行きました。
 沖縄から東京までなので必然的に宿泊を伴うので、時間がありますから、行く時には何時間という様にベッドの側で板倉先生に語りかけていました。
 奥さんの玲子さんも私が来るととても喜んでくれて、たくさんの話を聞かせてくれたり、板倉先生を私に任せて自分の用を済ませたりすることもありました。

 これは玲子さんも一緒に板倉先生を車イスにのせて外の風をたのしんでもらった時の一枚です。

 玲子さんに「いっぱい語りかけてくださいね」とお願いされていたので、私が撮った授業の写真をみてもらったり、たのしい教育研究所の活動についてお話ししたりと、何しろたくさんのことを語りかけていました。

 板倉先生は言葉で意思を伝えることはできなかったのですけど、自分が何か思うところがあった時にはしっかり私を見て目で返事をしてくれました。

 その一つが「仮説実験授業の〈地球〉を小さな子ども達もたのしめるようにしたいと考えています」という話でした。
「それはいいね、ぜひ」といってくれたように感じました。

 たのしい教育研究所の基盤を作ってくれた板倉先生のことを思いながら、授業づくりにいそしんでいます。

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野草でおいしい環境教育

 秋の講座を数日後に控えたある日、今回先生方にオススメする食べ物を子ども達にもぜひ味わってもらいたいと思い、
「ある食べ物を採りにいきます、なにかというと~」
 といいながら本を開きました。

 食べられる野草でたのしい環境教育です。

資料として〈たのしい教育研究所〉の仲間がおすすめしてくれた〈沖縄の植物〉の本をりようしてみました、沖縄の自然を楽しむ「野草の本」、この本とてもいい!

 文章が読みやすくて難しい言葉もなく、子ども達にもスッと入ってきそうな言葉で書かれています。

今日はその中から〈ヨモギ〉と〈シロバナセンダン草〉をとりにいきます。
どんな葉っぱかよく見て採るんだよ。
迷ったら先生やお友達に聞いてくださいね。
シロツメセンダン草の葉っぱより、花の方がわかりやすいね!

という話をした後、外に出ると、さっそく子ども達は真剣に探しています。
「先生、私、これならたくさんある場所私知ってます!」と得意げに話してくれた女の子がいました。
 その後、みんなワクワクして教師をよそに猛ダッシュ・・・

 その子が案内した場所に行くとセンダングサとヨモギがびっしり並んでいました。

 「タイムセール!」と笑いながら楽しそうに摘み取っています。

 植物をこんな風に覚えていく事も、またたのしいです。

 私が今日食べられる野草として教えた植物は2種類だったのですけど、案内してくれた子が「先生。これも食べれますよ」と言って、タンポポの葉っぱを摘んで見せてくれました。

 少しの時間で、たくさん収穫し、校内にはたくさんの野草があることをみんなで確かめられる日になりました。

 明日はいよいよ調理です!
 それをたのしみに登校してくれる子どもがいると嬉しいなと思う1日でした。

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