半年間連載させてもらった琉球新報のコラムの最終号が掲載されました。
さっそく反響がいくつも届いています。
何年も会っていない人達から電話も、身近な人達からの直接の評価も、どれもとても嬉しいものです。
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直接新聞を読んで頂けた方、このサイトで読んで下さっている方、いろいろな方に心から感謝しています。
☆☆たのしい教育 おすすめ書籍☆☆
公務員を辞めフリーで活動しようと決めた時つまりそれは辞める4年ほど前から、起業家の本をかなり読み始めた…数百冊は読んだと思う。
その一つに松下幸之助の本がある。
経営の神様とも言われていた人物だ。
その松下幸之助がとても不思議な事を言っていた。
「客が好むものを売るな!」
へんな人だなぁ
変わった事を言えば目に留まると思って言ったのかしらん、と思っていたら、あとの言葉で板倉聖宣と結びつき、一授業人として深く納得し、詫びた。
松下幸之助の、そのあとの言葉をまず予想してみて頂きたい。
「客が好むものを売るな!
〔 〕を売れ!」
予想して頂けたら、板倉聖宣の講演の一部を読んでほしい。
1994年に語った「子どもの気持ちを大切にする」の中のことばである。
———
板倉
「子ども本位」というので,授業に行って子どもに,「今日何をしましょうか」と聞いたら「サッカーしましょう」とか「野球をしましょう」とかいうことになったりするのですね。
すると「あの先生は子どもを大事にしてくれるねえ」と言ってもらえるかもしれない。
でもそういう事を続けていると、そのうちに子ども達から「もう少しまともな授業をやれ」という声が出て来るのです。
実際にそういう実験は日本でもちゃんと実験済みなのです。
敗戦直後には,そういう風に子どもに聞く先生がたくさんいたのです。
指導要領も教科書もなんだか分からなくて,何やっていいのか先生達も困って、子どもに聞いたんです。
そうやっているうちに「まじめにやれ」ということになったわけです。
誰かに聞かれて、何をやっていいのか分かっていれば、それはもう子どもじゃないよ。それはもう大人ですよ。
みなさん大人だけども、大人だって、今何やったらよいのか分からないことが多いでしょ。
何をやったらよいのか自分で分かっているならすごいんです。
何をやったらいいか分からないから、先生というものがいるんです。
先生は〈これを教えたら喜ぶんじゃあなかろうか。これをやったらたのしいんじゃあなかろうか。 これをやったらすばらしいんじゃあないか〉と,そういうものを用意するのです。そして子どもに実際やってみて、子ども達が〈たのしかった〉ということになればよいのです。
何をやったらいいか分からない子どもたちに
〈これを勉強してみたらきっとたのしいと思うよ。これをやってみたら成長感があると思うよ〉ということを提供する…これが教師の働きですね。
こういう教師の働きを放棄して子どもに聞いちゃあいけないんです。
—— 文責 きゆな ——–
さて松下幸之助は何と語ったか。
「客が好むものを売るな!
客のためになるものを売れ!」
松下幸之助は既に他界しているが、板倉聖宣と対談してもらえていたら、かなり興味深いものになっただろうと思う。
いっきゅう
たしかこれで読んだと記憶している。
これも買った。CDブックで松下幸之助の肉声を聞く事ができます。
楽しい授業と経営
前回「たのしい教育」に興味を持ってくれている方の数がどんどん増えて来ている事をかきました。
うちのサイトの閲覧者の伸びのグラフを載せましたが、実はもう一つ、気になっている数字があります。
webサイトの「検索キーワード順位」です。
嬉しい事に「たのしい 教育」という2つのキーワードで検索するとトップに来ます。
「楽しい 教育」でもトップです。
しかし、単に「たのしい」というキーワードで検索すると、どうなるのでしょうか?
この検索キーはあまりにも範囲が多すぎます。
けれど「たのしい」というフィルターの中で「教育」というジャンルがどの順位に位置しているのかを、あえてこのキーで拾ってみたいのです。
Googleで「たのしい」と検索をかけると約300万件ヒットします。
その中には
・「たのしい一年生」という講談社の雑誌のサイト
・「たのしいUNIX」というパソコン用OSのサイト
・「たのしいRuby-第4版-高橋-征義」という書籍の紹介サイト…Amazon
・「たのしい川辺」という有名な児童文学
・「たのしい家」…介護付き老人ホーム
などなど、多岐にわたるジャンルのサイトが並びます。
※御存知の方も多いかもしれませんが、この並び方は、いつも利用する人物の興味関心度合いで違ってきます。つまり、おなじ「たのしい」で検索しても、これを読んでくれている皆さんの検索ではいくらか違う様な並びになるのです。といっても、全く隅々まで違うことはありません。幾らか違ってくるという事で理解してください
さて、このように「検索」をかけた時に、なるべくトップに位置する様な仕組みをつくることを「SEO」と呼びます…企業にとってその位置はかなり重要で、その検索ヒットの位置をあげる仕事を請け負う企業もたくさんあります。
月100万という額を聞いた事もあります。
さて、さっきあげた「たのしい」でヒットする300万件の中で、上位にくるサイトは、「講談社」であったり「アマゾン」であったり、「福祉関連の企業」であったりで、おそらくエキスパートがついていてSEOに、かなりの力を入れているサイトです。
ではわが「たのしい教育研究所」はどうか?
・サイト構築約1年
・とても小さな組織
・東京でも大阪でもニューヨークでもなく、沖縄という都会から離れた場所で地味に活動
・webの専門家が管理しているわけでもなければ、web担当者がいるわけでもない
というサイトです。
皆さん、予想してみませんか?
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もんだい
「たのしい」というキーワードで検索すると全部で300万件ヒットします。その中で「たのしい教育研究所」は何番目あたりに並ぶでしょうか?
予想
ア.半分より下(150万件より下)
イ.半分くらい(150万件目前後)
ウ.50万〜100万件目
エ.1000〜1万件目
オ.その他
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実験編
さっき書いた様に、個人の検索のクセで並びが違う事がありますから「検索エンジン順位チェックツール」というサイトでチェックしてみました。
⇩この上から3番目のキーワードの数字を見て下さい
なんと2014年8月24日現在
Googleで33位
Yahooで32位です。
変動があるので他のサービスで検索すると、もっと高い数字を出してくれたところもありました。(皆さんも検索窓に「たのしい」と打って、うちのサイトが何番目にくるか確認してみませんか)
いずれにしても単に「たのしい」というキーワードだけで35位 以内に入ってしまっている事にとても驚いています。これを読んでくれている琉太郎さんもそうでしょう。
たのしく取り組んでいる結果がこういう処でも見えてきて嬉しい日々です。
☆☆たのしい教育 おすすめ書籍☆☆
琉太郎です。
この公式サイトが出来て1年になります。
先ほど、訪問者の数が16000人を突破しました。
心からお礼を申し上げます。
たのしい教育研究所の活動を広く紹介するために設立したサイトですが、予想していた以上の勢いです。
いっきゅうハカセを中心とした研究所のメンバーの活動が多岐にわたっていることにお気づきでしょうか。
かつて、私もいっきゅうハカセと月に一度は喫茶店やレストランに集まって、
授業のことや今後の展望について何時間も語りあっていました。
それも今では、年に数回程度しか話すことができないほど忙しく全県を飛び回るようになりました。
文字通り、たのしい科学の授業をどんどん展開しています。
時々、参加者の感想文が掲載されていますが、その文面から、参加者の喜びや興奮が伝わってきます。
一人でも多くの方が授業を受けられることを願っています。
授業を受けた本人にしか、その授業のすばらしさは、わからないと思います。
これからも、そういう機会を多く企画していきたいと思います。
応援をお願い致します。
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