読者の方からの便り〈日記も三日坊主です〉①-書く楽しみ-楽しい国語

 アクセス数の上昇を喜んでくださった読者の方から「毎日書き続けることに、まず驚きます、自分は日記でも三日と続きません」という便りと「書き続けるこつがありますか?」という質問がありました。

 ありますよ。

 自分の文章を喜んでくれる人を見つけることです。
 見つけたら、ゆっくりでよいので、その人がもっと喜んでくれる文章を目標に書いていくことです。

 面白おかしい文章、ということではありません。

 自分の感動、心動かされたものごとを伝えるのです。

 それはおいしい食べものでもよいし、久しぶりに見た景色でもいい、片付けの時に見つけたものでもいい、痛かった思いでもいい、心動いたもの、感動を書くのです。

 ということで、自分の文章を読んでくれる相手を探すところからはじめましょう。

 そんな相手は簡単には探せないよ・・・

 実はSNSというのは、そういう相手を求めていく人たちによって発展していったメディアです。

 美味しかった食べ物、旅したところ、一緒にいるペットetc.

 それに反応が返ってくる、それが人間にとってとても嬉しいことなのですね。

 相手を探すのが大変な人、SNSを利用して、自分の文章を発信していくとよいと思います。

 学校の先生、子どもが小中学生くらいの保護者の皆さんには、〈たの研〉の教材をおすすめします。

 以前からいくつも希望が届いていた「たのしい作文指導〈たの研Vol.2〉」を、夏の講座で完成披露する予定です。

 書くテーマがない、何を書いたらよいかわからない、という子に「このテーマはどう? 書いたもの、真っ先に読ませてね」と言って渡してあげるカードです。

 次回、一つ紹介しましょう。

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メッセージ本文

子どもも先生もワクワクする授業をしよう-楽しい教育の発想と方法

 不登校の子ども達が増え、先生たちがメンタル的・身体的に無理を強いられ病休が増えていく今の学校の状況は《子どもと先生両方が学校から遠ざかってきている》という意味では同じことです。
 これを突破するのは簡単ではないとはいえ、どちらも〈たのしさ〉を軸にしてすすめていくことで改善されていくことは間違いありません。
 こどもたちがもっと学校で学びたいと思い、先生たちも早く学校で子どもたちに会いたい、授業したいと思う、そういう方向に進んでいくのは〈たのしい教育〉しかありません、これは実験結果です。
 まず税金で給料をもらっている先生の側が〈子ども達が喜んでくれる授業〉をする。それは「やることになっているからやる」という授業ではなく、自分の感覚を大切にしたワクワクするような授業です。
「さぁ今日は昨日の続きで教科書○ページの下側からです」つまり〈やることになっているからやる〉という連続ではなく、そういう中に『ワクワクするような授業』つまり《たのしい授業》をおりこんでいく。
 もちろん教師が教科書の内容にワクワクできるなら、それが子ども達に伝わるように授業するとよいのです。
 そういうワクワクたのしい授業を〈週に一回〉、それができるようになったら〈週2回〉くらいに増やしていく、〈毎日一回〉そういう授業ができるようになると、かなり変わっていくと思います。

 若い先生たちや、そういうことをあまり考えたことのなかった先生たちは「え、だって指導要領に書いてある通りやらなくてはいけないのじゃない」というかもしれません。
 でも指導要領には「教科書の流れ通りにやる」なんて書いてありません。
 たとえば算数の四つの領域の中でもっとも内容が多い「A数と計算」の3年生の〈内容の構成〉には

A.数と計算
1数の表し方:万の単位/10倍,100倍,1000倍,1/10の大きさ/数の相対的な大きさ
2加法,減法:3位数や4位数の加法,減法の計算の仕方/加法,減法の計算の確実な習得
3乗法:2位数や3位数に1位数や2位数をかける乗法の計算/乗法の計算が確実にでき,用いること/乗法に関して成り立つ性質
4除法:除法が用いられる場合とその意味/除法の式/除法と乗法,減法との関係/除数と商が1位数の場合の除法の計算/簡単な場合の除数が1位数で商が2位数の除法
5小数の意味と表し方:小数の意味と表し方/小数の加法,減法
6分数の意味と表し方:分数の意味と表し方/単位分数の幾つ分/簡単な場合の分数の加法,減法
7数量の関係を表す式:□を用いた式
8そろばん:そろばんによる数の表し方/そろばんによる計算の仕方

と書かれています。
〈太郎さんの家の広さと教室を比べる〉とか〈弟の体重はお父さんの何分の1だ〉というような流れはありません。
二番目の領域〈図形〉はもっとシンプルです。

B.図形
1 二等辺三角形,正 三角形などの図形
 二等辺三角形,正三角形/角/円,球
です。

 しかも学習指導要領には全ての学年をたばねる〈目標〉に、こう書いています。

 数学的な見方・考え方を働かせ,数学的活動を通して,数学的に考える資質・能力を次のとおり育成することを目指す。


(1)数量や図形などについての基礎的・基本的な概念や性質などを理解するとともに,日常の事象を数理的に処理する技能を身に付けるようにする。


(2)日常の事象を数理的に捉え見通しをもち筋道を立てて考察する力,基礎的・基本的な数量や図形の性質などを見いだし統合的・発展的に考察する力,数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表したり目的に応じ て柔軟に表したりする力を養う。
(3)数学的活動の楽しさや数学のよさに気付き,学習を振り返ってよりよく問題解決しようとする態度,算数で学んだことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。

 

《数学的活動の楽しさや数学の良さ》に気づいてもらうことはいろいろな数学的内容を学んでいく時に大切にしなくてはならないことなのです。
 こども達がワクワクたのしく学べるようにすることが、指導要領にしたがっていないと考えるのは間違っているのです。

 それでも教科書を使わなくてはいけないじゃないですか、という先生もいるかもしれません、法律をみてみましょう。
 学校教育法には

「小学校においては、文部科学大臣の検定を経た教科用図書又は文部科学省が著作の名義を有する教科用図書を使用しなければならない」

と記述されています。
 教科書は教育の質を確保するための基本的な教材として、学習指導要領に基づいて制作され、文部科学省により認定されます。教科書はその学年で学ぶべき内容を網羅しているため、学校教育の中心的な教材として利用されます。

 だからといって「教科用図書(教科書)だけを使用しなければならない」という法律は存在しないのです。

 もっと広くみていっても日本の学校教育に関わる法律の中に学校が使用する教材について〈具体的に限定〉したものはありません。
 教師は自身の裁量により、補助教材や教育ソフトウェア、オンラインリソースなどを用いて授業を組立てていますね。
 つまり学校では教科書を基本的な教材として使用する、しかし、それだけが教材だという決まりはなく、教師は様々なリソースを活用し、学生に適した教育を提供することが期待されているといるわけです。
 当たり前といえば当たり前です。

 こうしなくてはいけない、ああしなくてはならない、という規制の中で、自由に考えることは難しいかもしれません。

 最近は〈自由研究〉のキーワードでこのサイトにたどりつく方がたくさん出てきているようです。
 ぜひ子どもたちと、自由研究でたのしんでみてください。
 キーは「たのしさ」です!

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(案内②)夏の講座 席が埋まってきました、希望する方はお早めに-子どもも親も先生も自由研究をたのしもう!〈ひとり親世帯など応援割引あり〉

 いつも人気の夏の講座ですけど、おかげさまで、募集して一週間たった今現在、席がほぼ埋まってきました。残り数席というところです。
 近々、スタッフで会場に出かけ、もう少し人数を増やすことが可能か確認する予定ですけど、確実ではありません。
  毎回、キャンセル待ちが出る講座です、希望する方は、お早めに申込むことをおすすめします。
 調子よく学校に通っている子だけでなく、学校から遠ざかっている人たちにもおすすめです。

 一人親世帯などの応援割引もあります。
 親子で受講したいけれど参加費のハードルが高いと感じている方は気軽にご相談ください。親が失業中である、祖父母で育てているなども相談にのっています。また〈たのしい教育研究所〉の個人情報保護規定によって、ご相談の内容は秘匿されます。

「自由研究」こそワクワクする本物の研究です。
 大人も子どもも一緒に自由研究をたのしみましょう!
 自由研究で仲良くなれるの? 「はい」
どうやって? 「楽しく探究しているうちにいつの間にか」
 そして「もっと学びたいと思う中でさらに!」

  県外から学びにくる人もいる「たのしい教育研究所」の講座をみなさんも受講してみませんか、初めての人も大歓迎です。

 自分の子や親類の子をさそって〈たのしい教育〉を体験したり、まず自分一人で体験したりetc.

「私は大人だから先生だから内容は知っているだろう」と考える人もいるかもしれません。そういう人たちのほとんどが「え~、ほんとに?」「知らなかった!」「これはたのしい、子ども達にも教えたい」といってくれます。

 子どもたちは「家でゲームをしているよりたのしかった」「自由研究っておもしろいね」そういってくれます。そしてそのたのしさは確実に《賢さ》につながっていきます。

 今年も選りすぐりの内容を準備しました。

 保護者の皆さんは子どもと一緒にたのしく、先生はクラスの子とたのしく学力を高める《教材研究》として、子どもたちへは《夏休みの自由研究》のテーマになるようにまとめ方もあわせて紹介します。 毎回人気でお得感たっぷりの《おみやげの教材》もセットしてプレゼントします。

 人数には限りがあります、早めの申込みをおすすめします。

予定プログラム
① リナ先生の おいしい自由研究
② テラ先生の わくわく自由研究
③ ミキ先生の たのしいゲーム
④ いっきゅう先生のたのしいサイエンス(自由研究)
⑤ ミエ先生の 自由研究につながる読みかたり
⑥ 身近な植物で自由研究
      他にも たのしい内容がいろいろ!

期日:2023年 8月11日(金) 9:15受付 9:30~12:45
会場: うるま市「うるみん」3F(あげな十字路近く)
対象: ・親子(小学生以上/教材は親子二人参加で1セット、複数参加の場合は子どもの分を基本)・教育関係者 ・たのしい教育に興味関心のある方 ※親類や知人の子との参加も可能 ※安全のため子どものみの参加はできません
参加費(みやげ教材込み)

参加費 ※昨今の価格高騰を鑑み参加費を下げて実施します
 一般2600円・RIDE会員2400円・子ども1400円
 ★早割り:7/31(月)17:00まで
  一般 2400円・RIDE会員 2200円・子ども1200円
※ひとり親世帯などの参加費支援もあります、気軽にお問合わせください 
持ち物・服装など:筆記用具、飲み物、教材持ち帰り用の袋類、動きやすい服
※検温、体調確認、殺菌消毒他 感染症対策をして実施します

★ お問合せ 090-1081-7842(平日19:00まで) 
★ 申込み①QRコードから  ➡︎
②メールから⇨office@tanoken.com 件名に「2023夏の講座」と書き1名ずつ ① 名前 ② 所属(学校学年・会社・団体など) ③ 電話番号(急ぎの連絡に利用) ④ RIDE会員か会員でないか(週1回メルマガ が届く方は会員)を明記して申し込みください
※申込み後3日以内に事務局からメールが届きます、届かない場合はお電話ください

 

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教育は〈スローガン〉で変わるか? ①

 質問〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりのある人間をつくろう〉というスローガンは近代日本の教育の歴史(明治⇨大正⇨昭和⇨平成⇨令和)の中で、いつ頃から言われてきたたのでしょうか?

予想
 ア.明治
 イ.大正
 ウ.昭和
 エ.平成
 オ.令和

どうしてそう予想しましたか?

 たのしい教育研究所を強く応援してくださった板倉聖宣先生(元文科省教育研究所室長・元日本科学史学会会長)が、1 9 9 0 年1 2月1 日に開催された 高知 四国たのしい授業セミナーの中でこう語っています。※編集・文責 きゆな

板倉聖宣

 たとえば〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりがある人間をつくろう〉なんていうでしょう。そういうスローガンは明治以後ずうっと続いています。

 明治時代は〈思いやりのない人聞をつくろう〉というスローガンで、途中から〈思いやりのある人間をつくろう〉と言いだしたんではないんです。

〈思いやりのある人間をつくりたい〉だとか〈主体性のある人間を作りたい〉だとか〈創造性のある人間をつくりたい〉だとか〈人類のためになる人間を育てよう〉とか、そういうことをいい続けてまいりました。

 鎌倉時代から江戸時代までの〈将軍と領主という主従関係によって日本を支配していた〉封建制度の時代が終わって、明治となり、日本は民主的な社会をめざすようになりました。

〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりがある人聞をつくろう〉というスローガンは、すでにその明治の頃からあったのです。

 みなさんの予想は当たったでしょうか、私はこの話を読んで驚きました、予想したよりずっと古かったからです。

 そんなに古くから言われ続けた〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりがある人間をつくろう〉という目標は達成されたのでしょうか。

 今も言われ続けているということは、まだ達成されていないということでしょう。

 どうしてこんなに長く目標にしてきたのに、達成されないのでしょうか?

 実は達成されているのに、もっと創造性のある、もっと思いやりのある人を追い求めているからでしょうか。

 みなさんはどう思いますか?

 しばらく、みなさんの反応を待ってから続きを書かせていただきます。

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