前項の〈たのしい教育研究所/RIDEの日々〉の続きです。当初、これから書くことをメインにして考えていたのですけど、前段が長くなって分けてかくことにしました、前項も高評価が続いています。そこで出した問題に対する答えも届きはじめました。「特殊な塗料が割れてきた」という答えもありました、残念がら違います。
「ろうそく」という答えもありました、確かに似ています、でも残念ながら違います。
私たちが普段見ないものではなく、珍しいものでもありません。
さて前回のラストは「相談の内容は個人情報に関わるので具体的に語ることはできないのですけど、〈教育研究所〉なので、学校・教師に対する相談、逆に保護者・子どもがテーマの相談がたくさんあります。はじめのうちは自分でなんとか解決しようとがんばりますから、〈たの研〉に相談にくる頃は、困難な課題がたくさんあります」という内容でした。
保護者の方たちから〈学校に対する不信・苦情〉をベースにした相談が一定割合あります。
先生たちの方から〈保護者からの正当とは思えない苦情〉に苦慮し、追い詰められているという相談も一定割合あります。
両方が一度に顔を合わせて相談するという場面も少ないとはいえ、ありました。左が保護者、右が先生です。
一方ずつの相談にしても、両方一緒の相談にしても、PEALカウンセリングの立ち位置は同じです。
そういう両極からの相談にどう向き合うか?
カウンセラーは裁判官ではありません、カウンセリングは「どっちが正しいか」ということをはっきりさせる場ではないのです。
もしもそれを求めるなら警察や弁護士事務所、裁判所にいくことになります。そしてそれはかなりハードな流れになるだけでなく、それがはっきりしたところで、根本の問題が解決されたわけではないことが多いのです。
たとえば〈子どもが先生の暴言で不登校になった〉と訴えて、裁判で決着がついた、普通はこういうことははっきりさせることは困難なのですけど、たとえば〈明らかに教師の暴言によって不登校になった〉という判決がでたとしましょう。それで子どもの不登校は解決がついたのでしょうか?
問題が〈子どもの不登校〉からすり替わって「この先生は許せない」という大人と大人の争いになったわけです。
しかも日本の裁判は早くなったとはいえ、第一審の判決がでるまで一年近くかかります、最大で二年です。
相手も自分の正当性を主張することが十分予想されますから、第二審でまた年月が被さり、そして第三審・・・
スムーズにすすんで3年くらい、長いと6年くらいかかることになります。
その子が小学校中学年だとすると、最短ですすんでも中学入学の時期です。
その子の不登校の問題はどこにいってしまったのでしょう。
もちろん法的な問題があるというのなら、それは自分のテーマとして追求するとよいと思います。
けれど〈子どもの可能性を伸ばす〉というお互いのテーマが確認できるなら、お互いが敵に回っては解決困難です。
大人になっても若気の至りはありますから、お互いが間違ったことをしたり言ったりすることもあったでしょう。それは詫びて、まず〈目の前の子どもの可能性をどうすれば伸ばしていけるか〉をテーマに考えていくことがとても重要です。
学校と家庭、お互いがこじれていたら、その間を繋ぎ〈こどもたちを元気で笑顔で賢く〉のテーマで協力していく、それがたのしい教育研究所のゆるがない立ち位置です。
この具体的な流れについては、いずれ何らかの方法でまとめたいと思っています、ご期待ください。
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