たのしい研究所日記:本をたのしむ

電子データに囲まれた現在であっても、書物は素晴らしい輝きを示してくれます。
このままだと紙の書物は無くなるというけれど、素晴らしい書物は無くならないでしょうし、逆に電子データが紙媒体として登場する可能性すらあると思います。

さて、忙しい研究所の日々、世間の連休の中でせめて1冊くらいは本を読めるのではないかと、かつて私が活字中毒だった時代の書物を眺めてみました。
懐かしい本が出てきました。
西堀栄三郎「石橋を叩けば渡れない」1972
です。
私が教師になった時、手にした本です。

西堀栄三郎と聞いてピンとくる方は少ないかもしれません。
日本初の南極越冬隊の隊長として活躍した人です。

スクリーンショット 2015-05-03 6.49.25 書物のように、いろいろな人たちの賢さと感動と夢となぐさめと元気に貢献できるとしたら、こんな素晴らしいことはありません。
地道ですけど着実に一歩いっぽ、たのしい教育の普及に全力投球のたのしい教育研究所です。元気いっぱいの沖縄にあります。

 

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『ひつじちゃんみんなにいいおかお』きむらゆういち作 (ポプラ社)/たのしい読み語り

ひつじちゃん
ひつじ年にちなんで今回は羊の出てくる
『ひつじちゃんみんなにいいおかお』きむらゆういち作 (ポプラ社)という絵本を紹介します。

ひつじちゃんは、いつも友だちの気持ちを優先して、
自分の本当の気持ちはがまんしてしまいます。

どんなしつもんにも、にこにここたえるし
トイレに行きたくなくても一緒に行ってあげるし
たのまれたことはことわりません
その他いろいろ・・・だから時々とてもつかれてしまいます。

ある日、音楽会がひらかれる事になり、ひつじちゃんは、
うしくんにも、いのししくんにも、ねこさんにも、他、
何人にも隣に座ろうとさそわれました。

そして、みんなに隣に座る約束をしてしまうんです。
大変な事になってしまいました。
さて、どうするんでしょう・・・

眠れないまま朝を迎えますがいいアイディアを思いつきました。
この事をきっかけに、ひつじちゃんはちょっとづつかわっていきます。

自分の気持ちをちゃんと言えるようになるって
たのしく生きるためには必要なことですね。

この絵本は「12支キッズのしかけえほん」シリーズのひつじちゃんの絵本ですが、
ねずみくんが出てく る「ねずみくん ぼくもできるよ!」もよかったです。
(  by  hina )

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