スズメガとアゲハチョウたち-生きるための食べ物があることは平和共存の礎

 夏は過ぎ、ハッキリと秋に入った晴れの日、第一研究所の庭にたくさんの蝶やガ、小さな虫たちが飛び回っています。

 ランタナの花がたくさん咲いていて、いろいろな昆虫たちが花から花へと動いています。

 これはスズメガたち、目に入るだけで5~6匹います。

 

 これはアオスジアゲハ、三匹くらい飛び回っています。

 他にもシロオビアゲハ、おそらく小さなハチの仲間など、昆虫たちがいっぱいです。きっとアリとか他の昆虫たちもいるのでしょう。

 昆虫たちなどが平和共存していくには、いろいろな生命が生きていくだけの食べ物があることが基本条件です。住むところも必要です。着るもの(衣)は必要ないけれど。

 今また新しい国と国が戦いをはじめました。

 人間が生きていくためには、住むところ、食べるもの、着るもの、『衣食住』が基本的に必要です、平和共存していくための基本、礎ということがいえるでしょう。

 ネット情報でいろいろな情報が手に入りやすくなったとはいえ、たとえば日本では欧米寄りの情報が主になるでしょう。
 そうやってテロリストが支配していると一方的に決めつけて判断するのではなく、衣食住が保証されない状況になって、どうしようもなくなっていたのかもしれないという予想も立ててみることは、大切なことだと思います。

 100年後、学校教育の中で、今のこの社会を〈野蛮で残酷な社会だった〉と表現するのかもしれません。
 もしそうであっても、今をそう判断できるくらい平和な世の中になっていって欲しいものです。そういう社会を創ることができる人たちがたくさん育っていかなくてはいけません。

 たのしい教育はその力がある人たちを育てる教育です。

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たのしい秋の講座の募集が始まりました:遊びがたのしいように、学ぶこともとてもたのしいことを実感できる講座です、『がまんして学ぶ・学ばせる・やることになっているから教える から《たのしいから学ぶ・教えたくなって授業する》へ!』

  お待たせしました〈たのしい秋の講座〉の募集がはじまりしました。遊びがたのしいように、学ぶこともとてもたのしいことを実感できる講座です。講座担当さくら先生からのメールをそのまま引用します。夏の講座はキャンセル待ち受付のまま受講できない方たちが多く出ました、希望する方は、早めの申込みをお勧めいたします。

みなさん、こんばんは。

秋風が気持ちよく澄みわたる好季節となりました。
毎年大人気! 秋の講座の募集がスタートします。
学校から遠ざかっている子どもたちも大歓迎です。
日々忙しい中ですが、一緒にたのしく学び、教室や家庭で笑顔を広げていきませんか。
 昨今の物価高騰に対抗して参加費を下げて実施しています。〈ひとり親世帯〉などの参加費支援制度もありますので、お気軽にお問い合わせください。

たのしい教育研究所 秋の講座 2023年11月25日(土)
たのしく伸びる講座   先生・子ども・大人 大募集!

秋の教室家庭がもっとたのしくなる!
がまんして学ぶ・学ばせる・やることになっているから教える から
《たのしいから学ぶ・教えたくなって授業する》へ!
 
子どもたちは「こういう勉強をもっとやりたい」と感じ、先生は「明日にでもクラスで授業したい」と思う。そして保護者の皆さんは子どもと一緒に仲よく伸びていく、そんなたのしい講座です。今回もたのしいプログラムを たっぷり準備しました、子どもも大人も自分の可能性が広がって《たのしく学ぶからうまくいく》ことを実感することでしょう。子どもたちの学ぶ笑顔をみたい、子どもたちとの関係をもっとよくしたい、最近どうもクラスがうまくいかないという方にもおすすめです。はじめての方もたのしめることは実証済みです、安心してご参加ください‼️
 
 予定プログラム 全体コーディネート いっきゅう先生
① 仲良くたのしくなるゲーム
② たのしい授業プラン(りな先生)
③ たのしい読み語り(みき先生)
④ 自然をたのしむネイチャーゲーム(こずえ先生)
⑤ おいしいたのしいものづくり(みえ先生)
⑥ おたのしみ体験コーナー (皿回し他 多彩なメニュー)
  ※ 人気教材もそろえています 欲しい方は購入可能
 
全体コーディネーター いっきゅう先生
アメリカのNASAと連携し宇宙に滞在中の若田光一宇宙飛行士と地上を結んだ教育イベントを成功させ、自らも1000人近くの参加者に一斉授業するなど、たのしい教育の第一人者として活躍。 小学校教師を早期退職し「たのしい教育研究所」を設立。〈いっきゅう先生〉の名前で全国そして海外を飛び回っている。沖縄県や医師会と連携して教材プログラムを作成するなど広く活躍中
 
2023年11月25日(土)09:20 受付 講座09:30~12:45
会場:うるま市石川青少年の家 大研修室&フィールド ※高速石川インターから5分程
対象: ・教育関係者 ・たのしい教育に興味関心のある方
・親子親類との子どもとの参加可能(小学生以上/教材は親子二人参加で1セット。
  子どもが複数の場合は子どもの分を基本とします)
  ※安全のため子どものみの参加はできません
参加費(教材込み) ※昨今の価格高騰を鑑み当面参加費を下げて実施します
  一般2600円・メルマガ会員2300円・子ども1400円
 ★早割り:11月10日(金)19:00まで:一般 2300円・メルマガ会員 2000円
 ・子ども1200円
 ※ひとり親世帯などの参加費支援があります、気軽にお問合わせください
 
持ち物・服装など:筆記用具、飲み物、教材持ち帰り用の袋類、動きやすい服
  必要に応じてマスク等を持参してください
 
★ お問合せ メールか電話で ⇨ office@tanoken.com 090-1081-7842 (平日 18:00まで)
★ 申し込み メール⇨ office@tanoken.com
 QRコード(リーフ内)から 
 件名「2023秋の講座申込み」 ①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など)
   ③ 電話番号(緊急連絡に利用) に加えて ④「メルマガ会員」あるいは「非会員」と書いてお申し込みください
 ※申し込みから3日以内に受講可否メールを送信しています、返信がない場合は電話連絡してください

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ヨシタケシンスケの感覚/心うごかされる感覚は〈たのしい教育派〉と同じ/楽しいブックレビュー

 ヨシタケシンスケさんとのつきあいはとても長い、といっても勝手にこちらが気に入って、ほぼ全ての作品を複数冊購入していたり、たくさんの人たちに紹介したり、ヨシタケさんと電話で一度お話ししたくらいなのだけど。とはいえ、長くヨシタケさんの作品に感動し続けた人間は、ヒットしてから感動してきた人たちと違う視点で語ることもできると思います。

 これだけ売れる前のヨシタケさんの作品も、今と比べて劣るとは思えません。あの頃ちりばめられていたいろいろな毒を抜いて、もっとたくさんの人が共感してくれるだろうというテーマを選んで出したら、大いに評価されたということだと思います。

 ヨシタケさんの「これはおもしろい」と心動かされる感覚は、たのしい教育の感覚と共通しています。

 これは第1研の私のパソコンの横に置いてある一冊「しかも フタが無い」です、わたしはこういうことに気づく、心動かされるヨシタケさんの感覚が大好きです。

 

〈毒をぬいて〉と書いたのは、たとえばこういう感覚で、しかもこれは弱い毒です。

 ヨシタケさんの毒も虚無感も、無意味さを味わうところも含めて、また初期の頃の作品集を出してくれないかなぁ。
 タイトルも含めて、すばらしいセンスの作品群だと思います。

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学校での保護者トラブル対策の具体案(予防策)

 学校管理職の方たちを中心にいろいろなトラブル解決の具体的な相談がやってきます。保護者の数だけいろいろな要望・目標があるわけですから〈学校のトラブル解決〉というと多岐に渡ります。そういう中でなかなか解決に至らない事例について、《PEALカウンセリング》として解決や予防、つまり相手側の目標を明らかにするところから解決に至る流れや、《たのしい教育》による新しい取組みによって解決に至る流れ、《法的な整理》によって整えていく流れなど、複数の具体的な手順があるのですけど、その中でたまに提案することがある〈ワンポイントの工夫〉があります、これは結構効果があります。

 たとえば保護者から相談があり、それがクレームを伴う要望となり、さらに罵倒を伴う叱責となり、脅迫的な文言に発展することがあります。よく起こるとはいえないのですけど、私の様にいろいろな相談を受ける側の目でみると「どの学校でも起こっているだろう」と言ってよいと思います。

 保護者は《自分の子どもを何とかしたいという個別の問題》からはじまりながら、たとえば「学校はそもそも子どもが学校に行きたくなる様なところではないじゃないか」という様に《教育界全体への不満》を爆発させてしまうこともめずらしいことではありません。

「教師はもっと早く学校に来て子どもたちを迎えるべきで、朝8時過ぎに来るのでは遅すぎる」といった〈学校のブラック企業化〉を増幅させ、さらに教師不足に拍車をかける様な主張をする方も実際います。

 親がそうであるように教師にも〈個人としての暮らし〉があります、「教師ならこれこれができてあたりまえ」という要求は基本的人権の問題まで行き着くのですけど、そういう人権を考えない要求はいくらでもあります。

「教師は子どもたちよりずっと早く学校に来なさい」という問題を解決するには、私が常々考えていた〈学校の開始時間が子どもにとっても大人にとっても早いと思う、10時あたりから始まったらよいのではないだろうか〉ということを検討することになるでしょう。
 生活リズムとかいうけれど、子どもを起こして寝ぼけまなこで食事・歯磨き・着替え・トイレを急かして、ほとんど会話らしい会話なく学校に送る流れは、早すぎると思うのです。
「今日は学校でどんなことするの?」
「あ、あの宿題まだやってない、やらなきゃ!」
「友達のよしおくんは、今日、午後からおやすみして英検受けにいくんだって」
という様な対話ができる様な家族の時間が朝、生まれるくらいのゆとりが欲しいと思うのは私だけではないと思うのですけど、どうでしょう。

「じゃあ、親はどうする、会社にいけなくなるではないか」となる。
「では会社なども10時くらいから始まる様にしたらいいではないか」となる。
「コンビニとかスーパーはそうもいかないでしょう」となってしまう。
そもそも100%うまくいく方法はないので、今より少しでもよくなっていく方法を《予想⇨実験》の流れですすめていくしかありません。

 さて話をもどして〈相談〉⇨〈クレームを伴う要望〉⇨〈罵倒を伴う叱責〉⇨〈脅迫》が起こることのある学校で、それをどうしていくかという話です。
 根本的な解決ではなく、技巧的なアイディアですけど、これが結構効果的です。

「うちの子のノートに誰かが悪口を書いてある、そういうことも知らないでよく教師と言えるわね、教師失格でしょう」といった罵倒を叱責を長々と受け続けると、教師は当然落ち込み、クラスのこどもたちへ関わる元気も失っていきます。ちなみにこのケースは誇張して書いているのではなく、実際の相談事例を少し脚色して書いているだけです。教師も失敗しますから、謝罪は必要ですけど、たくさんの子どもたちとコミュニケーションをとり、学習や安全、食事、健康などをみていく一人の教師が、全ての子どもの行動、困りごとを把握することは無理です。

 親から冷静な相談がある時はよいのですけど、それが罵倒・叱責・脅迫とすすんでいく予想が立つ時に提案さてせいただいている一つが『録音』です。
 コールセンターなりに電話すると「この通話は内容の把握、再確認のために録音されております」というメッセージが流れてきます。そういう様にして学校の電話も録音できる様になるとよいと思いますし、のちのちは間違いなくそういう流れになっていくと思うのですけど、今の突出して意識の高い教育委員会でないと難しいでしょう。

 なので個別に「後で校長先生や教頭先生にお話の内容を正確に伝えるために録音させていただきますね。学校は個人情報の取り扱いが厳しいので内容がいろいろなところにもれるということはありません、ご安心ください」とお話ししてスマホの録音機能を起動させましょう。

 これは教師だけでなく相手方がどんどんエキサイティングになっていくことを抑制する作用がありますから、話合いという域を超えないようにするという意味で、相手側にもメリットがあると思います。

 学校に来てお話する時にも同様にすることをおすすめしています。「後で関係者も交えて内容を正しく把握する必要がありますので、録音させていただきます、個人情報の取り扱いには注意して取り扱いますのでご心配なく」と話して録音をとりましょう、校長先生が同席する時にも同じです。

 これだけで、相手は無茶な話をしなくなる率が圧倒的に高まります。私に相談に来た方たちで、これを実際にやってみた時の成功率は高いので、いろいろなところでもうまくいくと思います。

 悩んでいる方たちは検討してみてください。

 そう提案すると「やってよいか教育委員会に相談してみます」という管理職の方がいました。もちろんそれでよいのですけど、「録音してください」といえる教育委員会は今のところほぼいないでしょう。教育委員会だけでなく事務所系の常として〈自分たちの責任問題〉に発展しかねない危険性は徹底的に排除する方向ですすむでしょう。

  シンプルに書くつもりが、いつもの様に長くなってしまいました。

 実は〈相手が同意しなかったらどうするか〉という問題が一つ残っています、この記事への反響をみて、言及するか判断したいと思います。
 ご意見・ご感想よろしくおねがいいたします。

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