楽しさは子ども達の可能性を伸ばす-出る杭は伸ばす-たのしい教育論

〈たの研〉の授業プログラムは座って話を聞くだけではなく、その授業で学んだことをもとに、それを実際に自分で試す時間が入ります。
 子どもたちはそれぞれ工夫し実験しながら、授業の内容を深めていきます。

 今回の授業で使った一つはグライダータイプの飛行物体です。

 評価感想をみても、大好評だったことがはっきりわかります。

 ところである子が「いっきゅう先生、見てください」と持ってきたモデルがあります、長年こういう授業をしてきて、はじめて見ました。

 翼の後ろに切れ込みを入れて、空気の流れを工夫したタイプです。

 授業では、先生の指示すること以上のことをやってしまうと、大抵しかられてしまうことになります。
 そうやって子ども達の天才性が削られていって凡人が育っていくことになります。

 たのしい教育の教育論の一つは〈出る杭は伸ばす〉です、日本が初めて派遣した南極越冬隊で隊長を務めた西堀栄三郎(にしぼり えいざぶろう)の言葉です。

「君は天才だねぇ~、どう飛ぶか見せて」
というと、とてもいい笑顔で実験してくれました。

 その後、その子はさらに工夫改良し、切り取った断片を羽に組み合わせて、3Dタイプのウイングに仕上げてきました。

 子ども達の天才性に触発されて、さらにグレードがあがる可能性が出てきました。 〈たの研〉でもこれから研究をすすめて飛び方を確認していきたいと思います。

 子ども達は本来知的好奇心に満ちた存在です、それを失わせない様にするのは〈たのしい教育〉しかないでしょう。

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驚くほどの〈白〉ハクモクレン(マグノリア)

 少しだけ時間ができたので「今のうち」とパソコンのデータ整理をしています。たまりたまった写真を整理するだけで一週間はかかるので〈手がける〉くらいですけど、やるとやらないでは雲泥の差です。

 感動は記憶のどこかに残っているので、写真を分類しながら「これは、あの時の・・・」と心ふるわせる場面が何度も出てきます。

 その中の一つがこの写真です、数年前、東京の公園で感動して撮った記憶があるのですけど定かではありません、いずれにしても沖縄ではみたことのないようなみごとな白でした。

 寒い季節で〈みどり〉はほとんどなく、灰色、黒色系の自然の中でそこだけ光輝く様に見えました。

 これはつぼみの様子です。

 調べてみると沖縄にもハクモクレンを植えた処があるようです、いくつか見たのですけど、あのみごとな白はやはり常夏の島ではでてこないのでしょう。

 旅の中で、見たことのない植物たちに出逢うことは大きなたのしみの一つです。

 人によって旅先の好奇心が〈食べ物〉であったり〈観光名所〉であったりいろいろですけど、足もとの草ぐさ、見上げる樹木たちもとても魅力的だと思います。旅の時のたのしみにしてみませんか。

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楽しい教育プログラム開発中〈ロック バランス〉の研究

 5~6年前から気になっていた教材を、楽しい教育プログラムとしてまとめたいと研究をすすめています、石を絶妙なバランスで積み上げていく〈ロック バランス〉です。※ちまたでは〈ロック バランシング/Rock Balancing〉という名前で知られています。〈動名詞〉で、その行為そのものに視点をあてた表現ですけど、短い方がいいのでシンプルな〈名詞〉にしました

 これはムリ、と諦めてしまう子がでない様に簡単な素材からはじめた方がよい気がしているのですけど、これは私の予想なので、子どもたちや先生たちに試してもらって、地道に研究をすすめていきたいと思います。

 ちなみにこれは私が軽石で組み立てたロックバランス、二、三分で可能です。

 ア~ルがトンと乗ってきても、軽石のゴツゴツの作用で簡単には崩れません。

 全体のバランスをとるコツを軽石で学んでもらって、その後河原の石でたのしむ、という流れです。河原の石ではムリみたい、という人は軽石で四段五段という様に難度を高めていくというのもよいでしょう。

 次の研究会がたのしみです。

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教育管理職選考試験を突破する力を高める前提として〈職員のやる気を高める〉

 この〈たの研公式サイト〉でよく読まれている一つが「教育管理職選考試験」に関する記事です。「沖縄 管理職試験」で検索すると、県、文科省に続いてこのサイトの記事が出てきます。

〈たの研〉では研究所の関係者からの強い推薦があった場合に限り管理職試験のSV(スーパーバイズ)を開催しています。今年もいろいろ問合せがあったのですけど条件が整わず開催を見合わせました。

 私自身は〈管理職試験〉を一度も受けたことはありません、でも私の指導を受けた人たちの合格率は100%です、不思議ですね、でも本当のことです。

 面接や論文は、数をこなせばよくなるというものではありません。特に論文は苦手な受験生が多く、テーマが要求する要点を整理して時間内にまとめあげるには技術が必要です。そういうメソッドは練り上げられていますし、個別指導ですから、その人の力に合わせて伸ばしていくことができます、つまり合格に導いてあげられます。

 とはいっても「合格したい人に合格してもらう」というのでは学校はよくなるとは思えません。
 「先生たちのやる気を引き起こし、やる気を失っている先生たちを支える人たち」が合格して欲しいと思っています。

 学校管理職試験に向けて頑張っている方たちは、試験にパスする力を高めることと同時に、周りの人たちを笑顔にする力も高めていってほしいと願っています。今年の管理職試験の合格者がそういう方たちであることを強く期待しています。

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