たのしい教育の発想法/板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)が何度も語ったこと/最新メルマガから

 最新のメルマガへの反響が届き始めています。発想法の章に書いた板倉聖宣先生の〈実験結果をもとに自分の認識をたかめていく人たち〉について、自分の考えを綴ってくれた方がいました、元の記事の一部を紹介しましょう。

たのしい教育の発想法
 板倉聖宣1989.2.5
実験結果をもとに自分の認識を高めていくことができない人たち
が多い

 私は第二次世界大戦後の世界、特に日本の思想史を見てきて、いつも
「どうして人々は実験結果を元にして、自分の科学的認識を徐々に変えていこうとしないのだろう?」
と不思議に思ってきました。
 しかしそれらの人々は、もともと自分の考えを変えることなんかできるはずがなかったのです。
 それらの人々は「客観情勢が悪くなったからといって自分の信念を変えるのは、自分と仲間の信念に対する裏切り・転向に他ならない」と考えていたからです。
※いっきゅう補注
転向:それまで大切にして来た思想・信条を他の思想・信条へと変えること。大抵は〈裏切り〉的なイメージで語られることが多い
 そこで、のっぴきならない状況になるまで思想を改めていくことができなかったというわけです。

RIDE( ライド:たのしい教育研究所 =たの研)は予想実験、仮説実験を行動の基本においています。そして、その発想で行動していく人たち、それによって自分の認識を高めていける人たちを増やしていくこと目指して活動しています。

 このサイトの記事の中からもそのことは伝わってくると思います。

 時間のある時にぜひいろいろな記事を開いてみてください。右の検索の窓に「発想法」と打ち込むと、関連する記事がみつかりやすいと思います。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

驚く力/センスオブ・ワンダー/コスツス・スペキオスス/たのしい自由研究

 山地を歩く自由研究が続きますけど、驚きを届けたいので書かせてください。昨日のこと、山の近くの小道を曲がろうとすると、突然こういう花が目に飛び込んできました。
 なんだこの不思議な花は、近くに車を停めて確かめにいきました。

  スパイラルジンジャーに似ているけれど、白く大きな花が咲いています。

 前々回の〈ヘリコニア〉の様に、スパイラル・ジンジャーも2パターンの花があるのでしょうか。

 調べてみるとスパイラル・ジンジャー同じ〈ショウガ科〉で「フクジンソウ」と呼ばれています。
 スパイラル・ジンジャーをそのままにしておくと、似た形状の花が開くのではないかという予想もありますけど、それは今後の自由研究としてたのしみにとっておきたいと思います。

 何れにしても自然はおもしろい!

 子どもは本来、自然のいろいろな姿に驚くことが得意です。
 次第にそのセンスを失って大人になっていきます。
  それを「成長」と呼ぶには大きすぎる損失だと思います。

 そういう感覚を失わないで成長していくことはできないのでしょうか?

 できます!

 たのしさの方向に成長していけばよいんです。

 みなさんも「おや?!」と感じるものに出あったら、ぜひ足をとめて「おもしろいなぁ~」と眺めてください。
 植物でも、虫たちでも、雲でも、風の音でも、夕焼けでもいい。
 日向と日陰の違いでも、車の走る速さでも、雨つぶと雨つぶの間隔でもいい。

 おもしろいことに気づいたら、しっかりそれを味わってください。
 そして、そのおもしろさ不思議さを、ぜひ近くの誰か、できれば子どもに、あるいは子どもの感覚をもった大人に話してみてください。

 人生がより豊かになるはずです。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

うれしい言葉/SVの評価・感想

たのしい教育研究所(RIDE)の活動と〈評価・感想〉はセットで、切り離すことができません。

前回、特別支援スーパーバイズ(SV)の内容を紹介しました。
今回は、小学校高学年の社会の授業のスーパーバイズの写真と、受講者の評価感想を紹介しましょう。

SVを受ける前の自分と受けた後の自分を比べると、大きく成長したことを実感しています。
どうすれば子どもたちが〈学びたい〉と感じてくれるのか。
発問はどうしたらよいのかetc.
自分のはばが広がった気がします。
 またこのSVの場は、すごく楽しくて「授業ってほんとうにたのしいんだな」と思いました。
 指導してくださった先生方がすごくあたたかくて、自分を応援してくれているという気持ちがとても伝わってきました。
本当にありがとうございました。

夏休みが明けたら、この思いのまま、子どもたちへ還元したいと思います。

 楽しさ度、理解度とも五段階評価の〈5〉に記してくれています。
 手を加えて、褒め言葉を多くしているのだと勘違いされないかと思うほど、感謝の気持ちやたのしさを表現してくれています。指導しているスタッフ一同、嬉しさがこみ上げてくる評価感想です。

 教師というのは、感動あふれる仕事です。

 たのしい教育を志す先生たちを、これからも全力で応援していきたいと思います。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

たのしい特別支援教育スーパーバイズ

 たのしい教育を学んで、学校で充実した教師生活を送っている人たちがたくさんいます。
 今日は、先輩から後輩への特別支援教育スーパーバイズがありました。

  私は別件で手が離せず、同席できなかったのですけど、たのしそうな笑い声が響いてくるのを聞くことができました。

 あとで、ミエ先生が「一緒に参加したら、いっきゅう先生もとても勉強になったのに」と言っていました。

 写真を見せてもらうと、とても充実した内容だったことがよくわかります。
 たのしい教育研究所(RIDE)に実力者がどんどん出て来ることが嬉しくてなりません。

 RIDEではたのしい教育に関わる全般的なスーパーバイズを実施しています、遠慮なくお問い合わせください(有料)➡︎こちら

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!