ペーパークラフトをたのしむ/たのしい工作

〈たのしい教育メールマガジン〉に可愛いペーパークラフトとその楽しみ方を紹介したところ、いろいろな反響が届きました。

 工作的な作品は作る工程もたのしいことと、たいてい〈かざり〉として利用できるので、作ったら終了という場合も多いと思います。

 完成した作品を工夫できる様にすると、完成後もたのしみが続きます。

 これはその一つ、デコレーション・ライトとして利用できる様にしました。

  みなさんも、完成したものをたのしくつかう方法を工夫してみるとよいですよ。

 さて、これはメルマガでとりあげようかどうか迷っているペーパー・クラフトです、リアルだと思いませんか。

 魚好きは好むかもしれないけど・・・
 理科なら〈リアル魚クラフト〉をいくつもそろえて《リアル魚図鑑》にするのもいいですね。

 ということで、メルマガに出す出さないについては考慮中ですけど、ペーパークラフト好きの私の目からすると日本のペーパークラフトは世界的にもトップを走っていると思えます。

 夏休み、こども達と一緒にペーパークラフトをたのしんでみませんか。 初級レベルがたくさん揃っているサイトのリンクを載せておきます。

ペーパーミュージアム https://paperm.jp/craft/

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ドラゴンフルーツ(火竜果)の強烈な赤/応援団の方からのおいしい果物

〈たの研〉の活動を応援してくださっている方たちがいます、夏のある日、その方からドラゴン・フルーツが届きました。

 火の竜のくだもの〈火竜果〉という別名もある、爽やかな甘みの美味しいくだもので、サボテンの仲間です。

 そういえば以前、畑の道を歩いた時に撮った写真がありました。

 花は終わった後で、ドラゴン・フルーツの雄しべ(おしべ)と雌しべ(めしべ)がありました。この髪の毛に見えるものが雄しべで、その中央に雌しべがあります。

 

 これはしだいに実が大きくなってきたところです、これが赤く熟して食べごろになります。

 
  これが切った状態・・・、ドラゴン・フルーツには白やピンクもあるのですけど、赤は強烈な色です。※赤ムラサキと呼ぶ人もいます

 この色素は強くて、口紅や染料としても使われることがあるというのですから、すごいですよね。

 これくらい強い赤を出す食べ物は〈赤のビーツ(サトウダイコン)〉くらいしかないんじゃないかなぁ。

 これはビーツのサラダ・・・

これがビーツです。

 自由研究(ものづくり系)のテーマで

⭕️ドラゴン・フルーツで染めもの
https://kodo-rika.hatenablog.com/entry/2014/12/07/065139

というのもたのしいと思います。
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たのしい子ども未来キャラバン〈ワークショップもりあがる〉キッチンのタネ

 夏休みにはいった週、こども未来キャラバンを実施しました。自由研究で利用できる〈ワークショップ〉です。

 

 いくつかのプログラムの一つが〈キッチンのタネ〉です、とてももりあがりました。

 たの研で実験した〈キッチンのタネ〉の実験を予想しながらたのしんであと、自分で実験するための準備に入ります。

 

キッチンにあるコショウ(細かく砕く前の丸い実)は発芽するのでしょうか?

ぜんざいを作る時の〈あずき〉はどうでしょう?

 こどもたちの予想を聞いて、その理由も発表してもらってから、実験セットづくりに入りました。
 数日したら実験結果がわかることになります。

 水のかけ方などをくわしく説明して・・・

〈とうもろこし〉や〈もちきび〉も試したいというので、プレゼントして、立派な自由研究セットができあがりました。

 予想通りになるのかどうか、今日もたのしく水かけをしてくれていると思います。

 こどもたちの賢さたのしさを、どんどんひろめる〈たのしい教育研究所〉です。

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自由研究 進化に目を付けるとたのしい/クジラとコウモリとヒト

 小林武彦さんの「生物はなぜ死ぬのか」という本があります、帯にある〈次の世代のために死ななければならない〉という不思議な言葉にひかれて購入しました。

 それが科学的な原理として正しいのか?

 納得いかないところもありながら、ある側面としては正しいと感じています。

 誰も死なないとしたら、はたして進歩・進化できたかというと、それはとても難しいからです。
 狭い枠の中で考えるとイメージしやすいでしょう。
 たとえば一つの学校に歴代の校長がずっと存在しているとしてください、学校は進歩できるでしょうか?
 歴代の校長の影響下で、新しい校長は動きがとれなくなるでしょう。

 著者の小林さんがあるトーク動画で「大抵のなぞは〈進化〉を考えると解ける」と語っていました。
「進化論」は〈ダーウィン〉が人生をかけて私たちに伝えてくれた真理です。

 ということで、今回は〈進化〉の話です。

まず質問から・・・

 質問 〈海を泳ぐクジラ〉と〈空を飛ぶコウモリ〉と〈地上を歩くヒト〉。
    共通するものは何でしょう?
    こたえはいくつもあるでしょう・・・考えてみてください。

 
あなたの考え

 

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予想してからね

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予想してからね

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〈生物である〉とか〈遠くまで移動する〉とか〈こどもを産む〉とかいろいろあると思うのですけど、今回注目したいのが「同じホニュウ類である」ことです。

 ホニュウは「哺乳」つまり〈お乳をのんで育つ〉ということです。

クジラもコウモリもヒトもお乳をのんで育ちます。

 他にもいくつかの特徴があります。

 ほとんどのホニュウ類は母親のおなかの中である程度まで成長して生まれてきます。 体毛があります。

 そしてたいていの哺乳類には手足が2本ずつあります。

 ヒトの手足はわかりやすいですね。コウモリもぶら下がるための足が二本あります。ツバサを手だと数えたら〈手足に本ずつ〉にあてはまります。

 こういう場合は骨をみるとはっきりしますよ。

 これはコウモリの骨格標本です。

 よくわからないかもしれませんけで、手の骨の先にとても長い手の指の骨がついていることがわかります。
 しかも人間と同じ五本ゆびです。

 

 でもクジラに手足はあるんでしょうか?

  調べてみましょう。

 クジラは尾ひれが発達して足がじゃまになってきたので、進化の過程で今はほとんど目立ちません、しかし〈足の骨〉のなごりはちゃんと2本残っています。

 

 手はどうでしょう、ヒレになっているので外からは見えません。
 骨を調べてみましょう。

 これは〈クジラと海の科学館〉に展示されているクジラの骨格です。
 左の中程をみてください・・・

 大きくしてみましょう、どうですか。

 私たちの手と同じような形をしています。

 はじめは、空を飛ぶコウモリと海を泳ぐクジラ、そして地上を歩くヒトとの共通点というと、あまりない気がしたかもしれません。
 体のつくりをみていくと、表面上からはみえないものが見えてきます。

 進化の長い流れの中で、生物たちはいろいろ変化してきましたから、表面上はかなり違う生物に見えることもあるでしょう。

 そういう場合でも、詳しく調べていくと、いろいろなことを発見できると思います。 それは大人にとっても、たのしくワクワクするものだと思うのですけど、どうでしょうか。

 こどもたちと一緒に〈予想〉を立ててから一緒に調べてみませんか。

 たのしいことをみつけたら、ぜひ教えてくださいね。

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