楽しい国語/万葉集『あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る』額田王の歌について考える

 私にとっては、ごく普通の結論なのですけど、先日ラジオの教育番組を聞いていたら、私が学校で教えられた古典の授業そのままだったので、このサイトに書かせていただきます。

 みなさんは額田王(ぬかたの おおきみ)という人物をご存知でしょうか、もちろん、教科書レベルの知識で結構です。

 この人が作った歌が万葉集に何作も載っています、有名なのが

あかねさす紫野(むらさきの)行き標野 (しめの) 行き野守 (のもり) は見ずや君が袖(そで)振る

 万葉・一・二〇・額田王(ぬかたのおおきみ)

でしょう。

 昔に遡るほど、戦略的な結婚なども多く、ぐちゃぐちゃな婚姻関係が目につきます。ここでも権力者が誰それで、という様な解説がほとんどなのですけど、そういうところはあえてとばして歌の意味を紹介しましょう。

 権力者に寵愛されている額田王に、かつて婚姻関係にあった男性が袖を振っています。それを目にした額田王は「家来たちに見られたらどうするのよ」とうろたえている、というのがこの歌なのだと、古典の授業を記憶している皆さんは、教わったと思います。

 最近私が聞いたラジオでも同じ様な解説をしていました、〈袖を振る〉というのは恋心を伝える風習であったという解説もしていました、本当かなぁ、それはそれとして、歌の解説・解釈、おかしくないですか?

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 万葉集について少し説明させてくださいね。

 万葉集には複数の天皇や皇族によって詠まれた和歌も含まれています。貴族社会の文化的な活動や政治的なコミュニケーションの手段としても重要視されていて、天皇を含む当時の貴族が教養の一つとして親しんでいたのは間違いないでしょう。

 とすると、さっきの歌はおかしくないですか?

 ・・・

 なんでたくさんの貴族が読む様なものに乗るほどの和歌ですよね、「家来たちが見たらどうするのよ」という様なレベルではありません。

 知られたらどうしよう、とうろたえる様なシチュエーションの歌ではなく、これは遊びとして、あるいはフィクションとして作ったものだしか思えません。

 そういう和歌は、この額田王だけでなく、たくさんの人たちが残したことでしょう。

 研究者や学者たちの解釈が教科書に反映されていきます、そういう中でアマチュアの目、つまりごく普通に人間の感覚を大切にしてみていくことで、新しい世界も開けていくと思います。

 たのしい教育は、ごく普通の人たちが腑におちる様に、感動できるようにすすめていく教育です。
 私いっきゅうは〈枕草子〉と〈徒然草〉が好きで、時々触れています。
 沖縄の〈島言葉〉をたのしくとりあげている様に、そういう古典文学の中に残された、心動かされる感覚・感動を伝えるプログラムも作ってみたいと考えています。

 

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楽しいアウトドア〈生き物たちの星〉/小林久先生との会話から- コシブトハナバチ・ホシホウジャク・オオスカシバ

 小林先生との話はフィールドに広がります、最近私が心動かされた生き物たちを紹介させてください。

 メタリックなボディーに見とれてしまいます、コシブトハナバチというグループで、この青のメタリックがある〈アオスジ コシブトハナバチ〉です。

 蜜を探して花から花へ飛び回っています。

 もうひとり、前回の〈ホシホウジャク〉⬇︎ の仲間、《スズメガ ファミリー/スズメガ科》です。

 名前は「オオスカシバ」です、緑茶色のボディ、透明の羽根、ボディの赤と黒のストライプが特徴です。

 口器をたくに操ってランタナの蜜を吸っています。

 外を歩いて心動かされない時はありません、そよぐ風や陽の光、海の眺めなどいろいろなものがあるとはいえ、生き物たちは欠かせません。

 沖縄はまさに秋のさわやかな日々、ほかの県ではもう寒い季節に入っていることでしょう。いろいろな季節をとらえて、一緒にこの星のすばらしさを味わいましょう。

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楽しいアウトドア〈生き物たちの星〉/小林久先生との会話から- コシブトハナバチ・ホシホウジャク・オオスカシバ生き物たちの星〈平林久先生との会話から〉①-楽しいアウトドア

 たのしい教育研究所から外に少し出ると、フィールドにたくさんの生き物たちが動き回っています。以前、ブラックホール研究の第一人者〈平林久〉先生をお招きして一緒に授業を担当したことがあり、二日間たっぷりお話しする機会があって贅沢な時を過ごしました。

1943年長野県生まれ。東京大学理学部物理学科(天文コース)、同大学大学院博士課程修了。 理学博士。国立天文台(もとの東京天文台)で野辺山電波天文台建設計画にかかわり、野辺山の自然に抱かれて研究生活を送る。1997年に打ち上げられた電波天文衛星「はるか」のプロジェクトの推進のために1988年に宇宙科学研究所に移り、スペースVLBI計画(VSOP計画)の科学主任、プロジェクト主任を歴任し、成功に導いた。2007年JAXA宇宙科学研究本部を退職、引き続きJAXA宇宙教育センターにおいて、宇宙教育プロジェクトチームに属する。主著に『宇宙のわかる本』(広済堂出版)『宇宙人の条件』(PHP出版)『星と生き物たちの宇宙』(集英社、共著)など。 JAXAサイトより https://iss.jaxa.jp/utiliz/renshi/message_pop06.html

 平林先生は剣道六段、私は琉球空手の修行をしているので、まずその面での話が弾み、宇宙についてもいろいろなお話しをすることができました。
 私が尊敬しているカール・セーガンをはじめ、かなり以前からたくさんの人たちが〈他の星に生命の痕跡をみつける〉ことに力を入れていて、平林先生にもその話をふってみました。

「きゆなさん、この地球一つですら、様々な進化の過程でこんなにも生命にあふれているんだから、他の星に生まれていないというのは考えられないでしょ。数え切れない星々の中で、この地球だけに生まれたという方がおかしいよね」

それが平林先生の答えでした。こんなにあっさり言い切った方は始めてです、さすが武道家。

 あわせて「これは最近出した本です」と新書を贈呈してくださいました、今でも大切にしています。

 多様な生き物をみると時々、平林先生のことを思い出します。

 今でさえ、私たちが認識できないウィルスレベルのシンプルな生物が誕生しているでしょう。そのほとんどは他の生物に捕食されたり命を閉じていく、わずかに周りの環境に適したものたちが生命をつないでいく。

 その流れが何十億年と続き、この星にはいろいろな生物が乱舞しています。

 最近見つけた生き物を紹介しましょう。

 これは以前紹介した、ホシホウジャク、スズメガの仲間です。

これはアオスジコシブトハナバチ、気に入りの画像をたくさん撮ることができるようになりました。

つづく

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アクセス数はどういう時にアップするのかな?

 教育関係一本で書いているサイトなのに、いつの間にかアクセス数1000(pv/ページビュー)を突破して、最近は3000アクセスとか4000アクセスということもあります。

 これは今日の朝09時台のサイトのアクセス数(閲覧数)です、この後も読者の皆さんが見てくれるたびに1カウント上がります、心から感謝。今日も3000アクセスに近づくと嬉しいな。

 

 以前も調べて書いたことがあるのですけど、一般のブログのアクセス数について、こう記されています。

ブログの平均的なアクセス数は1日数十PV程度ではないかと考えられます。

データがやや古いことから、現在ではもう少し高い数値が出るかもしれません。
しかし、概算では大きく変わらないでしょう。

月に3,000PVで脱初級者

一般的に、月に3,000PV以上なら脱初級者といわれています。

つまり、1日100PVが脱初級者の目安です。
1日100PV以上あれば、全体のトップ13.3%に入ることになります。

https://www.xserver.ne.jp/blog/blog-three-months/

 1日100pv(ページビュー/アクセス)でトップ13.3%ということはその20倍30倍のアクセス数となるとトップどれくらいになるのでしょう。
 情報は古いのですけど、その後人口も減り、SNS優先となっているので、ハードルはさらに低くなっている可能性があります。

 それはいずれハッキリしてくるでしょう。

 問題は、どういう記事の時にバンとアクセス数が上がるのか、です。

 もっと解析に時間をかけていけば、わかるのかもしれませんけど、今は書くことがたのしいので、もっぱらそれを積み重ねているだけです。いずれ時間をとって、ゆっくり研究したいテーマです。

 いずれにしてもみなさんからのご意見ご感想がこの帆船の風です、どんどんご意見ご感想をよろしくお願いします。

 今回は、たのしい教育研究所のメンバーのたのしい1日の様子をお届けしましょう。

 今日は、〈たの研〉の秋の講座のシミュレーションの日でした、講座の広い会場で実施しています。この手前の広々とした部分は〈おたのしみコーナー〉や〈ゲーム〉で利用します。

 プログラムについては、受けて側が子どもに戻って、いろいろな意見アイディアを交わします。
 すでに出来上がったデフォルトのプログラムでも十分たのしめることは、複数の学校の子どもたちに実施してハッキリしているのですけど、それをさらにブラッシュアップしていくわけです。
 

 広報一週間ほどで1/3の席が埋まりました、しばらくすると半数が埋まると思います。

 早割期間中にお申し込みください。
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