たの研の「たのしい読み語り」大好評/たのしい島言葉のレクチャーあり

〈たの研〉の活動は多岐にわたるので、分野ごとに担当がいます。出前読み語りの担当はミエ先生、たのしい読み語りのプロフェッショナルです。

 今週もたくさんの笑顔が生まれました。

 フクロウのフクちゃん(ミエ先生が声をかけると生きかえる不思議なフクロウ)と一緒に出かけていって、どこの子どもたちもグッと身を乗り出して話に入ってくれます。画像加工してあるのですけど右側の子どもたちの目の輝きがわかるのではないでしょうか。

 

 ミエ先生は「たのしい島言葉」も得意です、読み語りには、島言葉もおりこまれ、大きな声につつまれます。終わると、さっそく子どもたちが「にふぇーでーびる」とお礼を言いにきてくれたとのこと。

 ありがたいことに、バックアップしてくれる企業・団体が出てきたので、出かけやすい状況になってきているのですけど、いろいろな忙しさの中、調整が難しいので、希望する場合にはできるだけ早めにお問い合わせください。

読み語りといえば、まずこの一冊がおすすめです⇨ https://amzn.to/3zx2X5x

 

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歩くほどに楽しさが増える/バッタが松の葉を食べていた@沖縄昆虫野外観察図鑑

 先日、野山を歩いていると不思議な場面に出会った。これはツチイナゴ(バッタファミリー)かなぁ。タイワンツチイナゴの幼虫なのかもしれません。
 松の葉を器用に手で押さえて、もぐもぐと表皮を食べていました。

 人間がお菓子のポッキーを食べるみたいで、とても可愛い姿にみえました。

 表皮だけかじり取るように食べているのは、次第に自分の下のほうに松葉が降りていくことでわかります。
 まさに一心不乱に食べています。

 イナゴは「稲子」と書くこともあるくらいで、イネ科(イネファミリー)の植物を食べると言われていて、「松葉を食べる」と書いた文章に出会ったことはありません。

 実は松の葉も食べるんですね、まさかこの子だけが松の葉を食べるわけではないだろうから。

 周りにはイネファミリーの植物がいろいろあるので、食べ物がなくて松葉に手を出したわけではないでしょう。

 時間ができたら、イナゴをしばらく育ててみたいと思います。
 もちろん松葉を入れて。

 野山を歩いて心動かされなかったことはありません、自然は心のいろいろなチャンネルを開いてくれます。
 暑い日々でも野山ではたくさんの生き物たちがたくましく活動しています、みなさんも外を歩いてみませんか。

☆⭐︎⭐︎☆⭐︎⭐︎☆⭐︎⭐︎☆ たのしいbookレビュー ☆⭐︎⭐︎☆⭐︎⭐︎☆⭐︎⭐︎☆

沖縄の昆虫を調べる時の強力なツールが『東清二編著 沖縄昆虫野外観察図鑑 全四巻』沖縄出版1987年 です。35年以上前の図鑑とはいえ、これだけ充実したものはその後、出ていません。とはいっても、全てこれで解決するわけではなく、今回のバッタファミリーについてもしっかり同定することはできなかったのでwebを参照して「タイワンツチイナゴの幼虫かも」と書いたのですけど、まずはこの図鑑からスタートというのがよいでしょう。古本でも高めですけど、Amazonで入手できます⇨https://amzn.to/3LgsHpD

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「天体の授業が苦手です」という方へおすすめの授業/仮説実験授業『月と太陽と地球』/最新メルマガから

 読者の方から「天体が苦手です、子どもたちに興味を持ってもらえる何かよい授業プランがありませんか?」という相談が来ました。 ※今回の内容は最新メルマガからの抜粋です

 小学校高学年の先生だったので、紹介したのが仮説実験授業の授業書『月と太陽と地球』です。

 始まりの部分を紹介します、皆さんも一緒に予想してみてください。

 その第一問目は「こういう月は実際に見ることができるでしょうか?」という問題です。

 たとえばこういう月の形をみなさんは見たことがあるでしょうか?

 子どもたちにきくと「あるある」とか「マンガに出てきてた」とかいろいろな意見が出てきます。

 こんな月はどうでしょう?


 ドリームワークスのロゴにも利用されていますね。

Aくん「ドリームワークスくらいの巨大企業が、実際には存在しない月をロゴにするかなぁ~」
Bさん「いやいや、アニメーションだからさ…」
Cくん「スピルバーグのドリームワークスだよ、〈ジュラシック・パーク〉とか、あれだけ科学的な根拠をもとに作品を作ることができる会社が、トップのロゴに、存在しない月は使わないでしょ」
Dさん「それ言ったら月で釣りしている少年自体おかしいでしょ!」
 これは私の脳内討論です。

 この月の形にも意見がいろいろ出てくると思います。
 
 みなさんは「あり」「なし」どちらでしょう?

 そうやって月の変化を眺めていくと、けっこうワクワクしながら月を見ることができると思います。

 子どもたち(もちろん大人も)が、どういうことに興味関心をもってくれるか、それをみつけて問いかけることが重要なキーになります。
 その点、仮説実験授業の授業書はほんとうによくできています。
ほしい方は、ここから注文できます⇩ 
https://www.kasetu.co.jp/products/detail/818

〈入り口〉的なもの、低学年から使えるものとしたら板倉先生の絵本「北斗七星と北極星」がおすすめです。
https://www.amazon.co.jp/

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こどもたちはどれくらい虫好きなのだろう?/板倉聖宣『足はなんぼん?』の紹介

 小学校の理科を担当していた頃、極端に虫嫌いな子に出逢ったことがあって、今もすまないなぁ、と感じている。

 わたしのように生き物全般に興味がある者もいれば、「どうしても虫は受けいれられない」という人はいるものです。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の仲間たちと、生き物の観察プランの構想を練っているのだけど、A先生のクラスの子たちは全員、こういう感じで虫にふれることができるようです。

 みなさんはどうでしょうか。

 ご意見を聞かせていただけたら幸いです。

 ところで写真の生き物はなんだかわかりますか?

カイコです、カイコガと呼ぶこともあります。

 そうです、前回の記事の卵と虫が成長した姿です。

 人間がマユの絹(シルク)をとるために品種改良を続けてきた結果、飛ぶことができなくなってしまいました。

 けなげな生き物です。

 優しく大切に育ててあげたいものです。

 師の板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学学会会長/たのしい教育研究所 初期から支援者)の名著(絵本)に『足はなんぼん?』があります。
 虫たちの授業で、これを欠かすのは本当にもったいないくらいの内容です。 未読の方は、ぜひ手にしてみてください⇩

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