たのしいブックレビュー〈美しき小さな雑草の花図鑑〉/紙の本、電子書籍やオーディオブック

 今回は〈たのしいブックレビュー〉をお届けします。

 紙の本なら読めるのだけど電子書籍はなかなか読めません、という便りが来たので少し書きましょう。

 今の私の読書時間はかつて読書中毒だった頃にはるか及ばない短い時間なのですけど、あまり読まなくなった最近も読書には多くのお金をかけています。
 私の場合、趣味の時間をとることがなかなか難しいので、いろいろな場面で読める様に紙の本だけでなく、kidle(キンドル/電子書籍)やAudible(オーディブル/オーディオブック)も利用しています。とても気に入った本なら、二冊買って第一研と第三研に置いたりします。
 じっくり読めるときはもちろん〈紙の本〉優先です。
 出先で少し時間があれば続きを〈電子書籍〉、車を運転しているときは〈オーディブル〉というように、同じ作品をいろいろなコンテンツで味わっているのですけど、どちらもよいところがあります。
 そういう中でもやはり紙の本は実体があるだけに手放せません。
 紙の本と電子書籍は同じ様に利用できそうな感じがするかもしれません、でも物理的に大きな違いがあります。
 電子書籍は端末そのものが光を出してくれるので、それに目がなれていくと紙の本が読みづらくなります、なので比率は少なくとも半々くらいにしていた方がよいと思います。

 オーディオブックは目ではなく耳を使います。
 身体が自由になるのはよいのですけど、相手にゆだねる部分が大きくなり、朗読者の上手下手にかなり左右されます。
 読み方のクセもあるので作品の中に入り込むのが苦しくなることもあると思います。
 しかも自分で読むより5~6倍の時間がかかりますから、一冊まるごと味わうにはハードルが高いかもしれません。
 なので私はもっばら〈読み〉が中心になります。

 さて、最近の気に入りは野草たちに咲く花の図鑑です、写真がとても美しいんですよ。

 単行本で1760円、kidle版で1408円です。
  月額980円で会員になると、それ以上課金されずに読める本がいろいろ出てきて(全てではない)、この本もその一つです。
   https://amzn.to/3FElU72

 私も野草の花をよく撮っています。

 これは〈たの研〉の近くに咲いていた〈ネジバナ/別名:もじずり〉です、万葉の時代から歌に詠まれていた花です。

  ねじれて咲くので〈ネジバナ〉、もじれ乱れた様に咲くので〈もじずり〉どちらも味わい深い名前だと思います。

 

 この本のネジバナの写真はスタジオに持ち込んで高解像度、接写レンズで撮っているのでしょう、発色と細かさが段違いです。

 この本で知ったのですけど、ネジバナは〈ラン〉のなかまなんですね、「力トレアに似て美しい」という説明も添えられていました。

 ランの中でも華麗だというのがカトレアの花だといいます(下:カトレア)。

 もともと小さな花なので、その中までみることはなかなかできませんけど、接写高解像度でみると、カトレアよりキレイだと思えます。

 とはいえ、こうやって図鑑でみたら、可能な人はぜひ実物をみにいきましょう。
 アウトドアはワンダーランドです。

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冬のワークショップ〈アウトドア・ウォーク2022〉 楽しい学習・楽しい教材・生きた学力

 2022年を終えるたのしいミニワークショップのご案内です。
一年間の自分の元気を祝して、そして次のたのしい年に向けて、一緒にたのしく歩きましょう。
〈沖縄県のリアルな大きさ〉を体感する充実したワークショップです、自分で体感したあとはきっと自分の子どもやクラスの子ども達に伝えたくなると思います。そうやって〈生きた学力・たのしい学力〉につながっていくでしょう。
 外を歩くので少数での実施となります、すでに席が埋まり出したようです、ご希望の方は早めにお申し込みください。
 事務局から届いた案内を添付します。

たのしく歩いて、さぁ2023年へ!
2022年もそろそろ終わります。たのしいこともあったでしょう、大変な中がんばったこともあったでしょう。今年ラストのワークショップは〈たのしく歩こう〉です、いろいろな中でも最後まで前を向いて歩き続けた自分を讃え、たのしみましょう。歩くだけではありません、私たちが暮らしている沖縄のリアルな大きさを体感する、学びたっぷりの新しいプログラムです。
自分でたのしんだ後はきっと家族と一緒にクラスのこども達と一緒に歩きたくなると思います。
「体力には自信がないから…」、大丈夫です!
45分くらい外を歩くことができる体力があれば十分たのしめます。山に入るわけではないのできつい勾配はありません。途中で休憩をとったり自然をたのしんだりしながら歩きましょう。
歩くことが苦手な子でなければ親子(小学生以上)での参加も可能です。その後、希望するメンバーはクリスマスパーティーをしようと考えています(別途費用:事務局から確認が届きます)。※ウォークのみの参加可能
 雨天時はインドアでネイチャーゲームを実施します。

日時:2022年12月27日(火)14:30現地集合  ⇨うるま市の海岸 参加する方には具体的な場所をご案内します
  16:30までアウトドアウォーク ※終了時間は参加者の状況で前後します
  その後希望者はクリスマスパーティー19:30まで 事務局から別途確認します
講師 いっきゅう先生
対象:たのしい教育に興味関心のある方 /こどものみの参加はできません参加費(資料込・保険加入)一般1800円 RIDE会員1600円 こども1000円
★早割:12/19(月) 17:00まで 一般1600円,RIDE会員1400円 子ども800円
服装・持ち物:動きやすい服、タオル、飲み物
★雨天の場合 室内会場でネイチャーゲーム  講師は日本シェアリングネイチャー協会インストラクターの方を予定しています
★★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで)★★
★申込みは右QRコードから  うまくいかない場合はメールや電話(上記) でも可能です ⇨ office@tanoken.com 

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私たちの周りには楽しい教材がいっぱい/ゴムの木&○○の花が咲きました-楽しい学習・楽しい教材

  二回くらい前にこういう記事を書きました、今日はその後の話にもつながります。まだの方は一読してから続けてくださいね。

楽しい植物入門-楽しい教材は私たちの周りにあふれている

 今日は久しぶりに都会で仕事しています、「車好きにはつらい処だ」と感じつつ、半端ない交通量にもまれながら移動していました。
 時間があれば大抵、脇道に入ります。

 都会はコンクリートが多いののですけど公園もたくさんあって、自然を味わうことができます。

 今回は公園にたくさん植えられた〈ゴムノキ/ゴムの木〉をみつけました、これです。

 葉は大きくて大人の手のひらくらいあります、一枚一枚のデザインは違っていて、はそれぞれ絵の具で描いている途中の様なおもしろい模様をしています。
 動物たちと違って植物はそこにじっとしていてくれるので、その魅力をじっくり味わうことができますね。

 どれくらいゴムの樹液がとれるのでしょう?
 今度またここにこれそうな時には、公園の管理組織に天然ゴム(ラテックス)を抽出させてほしいとお願いしようと思います。

 〈ゴムの木〉というと珍しい感じがするかもしれません、でも沖縄なら普通にある〈ガジュマル〉もゴムノキの仲間です、これくらい大きくなくても学校にも一本くらいあると思います。

 こうやって都会で植物を眺めていると「そういえば〈たの研〉のラッキョウは花が開いただろうか?」
 と気になりました。
 仕事を終えて〈たの研〉に戻ってさっそくベランダをみると・・・
 咲いていました、ラッキョウの花です。

 前回のツボミの時は線香花火の様に見えたのだけど、花が開くと打ち上げ花火の様です。

 私たちの周りをじっくり見渡すと、たのしい世界に気づくことができます。

 インドアもたのしいかもしれません、でも外には予測外のたのしいことにあふれています。
 12月27日はアウトドアワークを企画することになりました。
 しばらくしたらこのサイトでも広報することになります、ご期待ください。

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たのしい教材シリーズ〈仲良くなれる教材:リングキャッチ〉

 今年の秋の講座でM先生が紹介してくれたリングキャッチの熱がさめず、色々なところで、ためしています。

 ある先生が言っていました、「〈こうすれば簡単にできる〉というのもよいけれど、なかなかできずに〈これでどうだ、これではどうだ〉とグイグイひっぱってくれる教材もとてもいいですね」

 これがリングキャッチです。
 ヒモに通した金属の輪を落とすのですけど、タイミングを合わせることができると、なんと金属の輪が落ちずにヒモにぶら下がるのです。

 まさに「リングキャッチ」はグイグイのめり込んでしまう〈たの研〉おすすめの教材の一つです。

 今日は1年生と5年生が一緒の授業がありました。

 授業が一通り終わって、まとめの時間に

「えーー、これから先生が手品をします、よーく見ていてね」

 そういって針金で作ったリングと毛糸を見せました。

「たねもしかけもありません。」この毛糸の輪っかの中にリングを入れますよ!
「先生がこのリングを手から離すとどうなると思う?」

「真っ逆さまに落ちるでしょ」と5年生の女の子。
1年生の子は「もしかしたら引っかかって落ちないんじゃない?」との予想です。

「じゃあやってみるよ。せーの1・2・3!!」

 2回ほどはそのまま下に落ちて、
「あれれ上手くいかないなあ」
といいながら3回目。
 みんなで1・2・3!!

 みごとにリングを毛糸がキャッチしてくれて、みんなで大盛り上がりです。

 さあ、自分もやって見たい人!というと全員が私の前に寄ってきてチャレンジ大会が始まりました。


 学年の年齢や力の差は関係なく楽しめるこういった教材は、特別支援にもとっても重宝します。

なんと真っ先にできたのが1年生の男の子でした。

 とーってもうれしそう、信じられないというようにな興奮気味です。

 その後も、同級生の男の子にやり方を教えてあげることで、会話がはずみました。

 1年生の男の子は、今日は家に帰ってお母さんに1番に見せたいようで、大事にリングキャッチを持って帰っていました。

 明日の朝、家での出来事を聞くのがとても楽しみです。

 いっきゅう先生がよく語っているのですけど
「たのしい、と感じて、そこから何も学ばない人がいるだろうか?
 そして、自分の可能性を感じて喜ばない子がいるだろうか?
 私たち大人だってたくさんのことを学びます。
 大人よりはるかに感覚にとぎすまされたこども達はそこからたくさんのことを学んで、自分の可能性をどんどん高めていくことは間違いないでしょう」

 たの研の教材は、すべて楽しめる実験済みです、ぜひいろいろな先生たちに広めていきたいです。

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