質問:この花は何でしょう?/〈立春〉のとても寒い中、こういう花をみつけました-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 立春の寒い風の中を歩いている時、こういう花をみつけました、長さが10cmくらいあります、何の花だかわかりますか?

 花だけみると、なかなか気づくことができないと思います。
 ほとんどの人たちは、花より実の方をよく見ていると思います。

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予想してからね

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予想してからね

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 周りの様子が見えるようにしてみましょう、これです。花が張りついている楕円型の物体は大人の手を伸ばしたくらいの大きさです。

 近くにはさらに子房(実になると部分)が大きくなったものもあります、これです。

もっと成長するとこうなります。

 わかった人も増えたことでしょう、バナナです。

 バナナはスーパーにほぼ一年中あるのだけど、冬のバナナはもっと南の国からもってきたもので、沖縄で育っているとは思っていなかったので、予想外のことでした。

 きっと今まで冬のバナナを見ているのに、こうやってしみじみ心を傾けることがなかったので、頭に残っていなかったのですね。

 立春の寒い季節にも、外でバナナ達は元気に育っています、すばらしい。
 甘みはどうなんだろう?
 冬の寒さに耐えたバナナの方が甘い、ということだとおもしろいのだけど、それはまた次の謎解きとしてとっておきたいと思います。

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たのしく土と遊び、たのしく野菜と対話していると年を忘れるー応援団の方からの野菜がとどく/楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 いつも元気なHさんが、太陰太陽暦のあいさつにととれたての野菜をもってきてくれました。
 とっても美味しそうな野菜が二箱にたくさんつめられています。

 〈たの研〉に来てくれた先生たちがいたのですでに持っていってもらった後ですけど、こんなに残っています。

 Hさんはすでに退職する年齢になったとのこと、でも何歳も若く見えます。

どうしてそんなに若く見えるのか不思議で
「たのしく野菜とつきあっているからわかいんですかね」
と尋ねると
「たのしく土と遊び、たのしく野菜と対話しているからですねか」
とのこと。

「今回は〈サラダ菜〉で、次は〈サニーレタス〉、〈玉ねぎ〉も育っていますからね」

 とのこと、また持ってきてくれるというので、先生たちもみんな喜んでいます。

 今度「たのしい野菜の育て方ワークショップ」を開きたいなというアイディアが出てきました。

 2023年太陰太陽暦〈新年〉、たのしい教育研究所の周りの 人たち元気です。

 今年もたのしく全力投球したいと思います。
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楽しい環境学習〈野山で食べたおにぎりが一かけら残りました、あなたはどうしますか?〉/自由研究のすすめ

「環境を守りましょう」「ゴミは残さず持ち帰りましょう」という様なカンバンを目にしたことがある人も多いと思います。

 そこで問題

あなたがお弁当で食べたおにぎりが一口二口ほど残ってしまいました、あなたはどうしますか?

 学校でも〈ゴミは残さず持ち帰りましょう〉と教えられています、当然ゴミ袋に入れて持ち帰る人が多いでしょう。

 ところでその〈おにぎりの残り〉は本当にゴミなんでしょうか?

 大地の環境を考えるとき〈植物と動物〉たちのことをイメージする人もおおいでしょう。

 植物はおにぎりをパクパク食べないけれど動物やアリやダンゴムシなどの小さな生き物たちはおにぎりを食べます。

 おにぎりはゴミでしょうか?

 実はもう一つ重要な役割を担っている生き物がいます・・・

 微生物です。

※農作業のYANMERが出している読本から図を利用、感謝

https://www.yanmar.com/media/news/2021/10/27071512/soil_making_2107.pdf

 こういう微生物達もおにぎりの残りなどを食べて分解して、豊かな土にしてくれます。
 ミミズ達などはそういう豊かな土が大好物です。
 そういう土から必要な栄養をとる動物たちもいて、オウム、ウシ、ネズミ、ゾウが有名です。

 もちろん、ホクホクで豊かな土は森の植物たちにとっても重要なものとなります。植物に必要な栄養素をたくさん含んでくれるだけでなく〈水〉もたっぷり含むことができる土になります。

 もちろん遠足にいった子どもたちが大量の生ゴミを残していったら困ります。とはいえ、環境に対する見方・考え方が一方向的なものとなり、おにぎりの一かけらも残さず帰る人が増えていくことが環境にとってよいのか、一度たちどまって考えてみるのもよいと思うのですけど、どうでしょうか。

 興味のある方は野山の木に印をつけて、その根本に一口分くらいのおにぎりを置いて、上に草葉などをかぶせて、数日毎にどうなっているのか予想して、その観察記録をつけてみるとどうでしょう。

 庭がある人は、その草花の根本でもよいのですけど、化学肥料などを使っているところは生き物がいなくなるのでさけたほうがよいでしょう。

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たのしい言語学:〈エサ〉という言葉のイメージ/たのしい学力向上・楽しい教材

 メルマガにたの研メンバー〈猫のア~ル〉の食事の様子を紹介しました、たまたま猫好きが集まったらア~ルが察知して一緒に食事をとりにくる様子です。その反響が大きくて驚きました。


 ここではそのメルマガのことを紹介するのではなく、どうして〈たの研〉では猫のア~ルの食べ物を〈エサ〉と言わず〈食事〉というのか、というお話をさせてください。
 今まで個別で何度か答えてきた話で、言葉の感覚に深く関わる内容です。

 ごく普通に〈犬のエサ〉とか〈猫のエサ〉という様に使う人たちがたくさんいます。

 けれど〈たの研〉ではエサとはいわず「食べ物」とか「食事」といいます。

 どっちでもよいではないか、と思うかもしれません。

〈エサ〉という言葉は、人間以外の動物の食べ物という意味をもっているので、その使い方が間違っているわけではありません、これは「言葉の感覚」の問題です。

 最もシンプルな考え方はこうです。

 ア~ルは〈たの研〉の仲間の一人、家族の様な大切なメンバーです。家族が食べるものを〈エサ〉という人はいません。

「えさ」という言葉は〈人間以外の食べ物〉という意味以外に、〈飼料〉という意味もあります。

 私がよく引く語源辞典の一つ「日本語語源広辞典」にこうあります。

 〈飼料〉というのは養鶏や畜産など、つまり人間が食料にしたりする動物や魚たちに与えるエサという意味を持っています。

飼料(しりょう)とは、家畜家禽養魚などの飼育動物に与えられるをいう。

主に、養鶏畜産など事業として飼育される家畜に与える餌を指すことが多く、養魚用は「餌料(じりょう)」と呼び区別することがある。

wikipedia

〈おびき寄せるための手段にするもの〉という意味もありますね、これは新明解国語辞典にある説明です。

 そのイメージからも〈エサ〉という言葉を使う気がしてこないのです。

 すでに書いた様に〈エサ〉という使い方が間違いというのではありません、言葉に対する感覚の問題です、そういうことは気にせず使うという人はそれでよく、〈たの研〉の様に「ネコの食事」とか「食べ物」と使いたい人はそう使うとよいと思うのです。

 そして個人的には「ネコの食べ物」とか「食事」という言葉を使う人たちが増えていって、ネコさんや犬くんたちと家族の様に付き合う人たちが増えてきてほしいと思っています。

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