〈楽しい理科:虹とは何か?〉⇨ 押しつけとは何か?-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 みなさんは虹をみたことがありますね、英語で〈虹〉は〈レインボー/ Rain-bow〉、〈雨の弓〉です。ちなみにりゅうきゅう言葉・島言葉で〈ヌージ〉といいます、虹がなまってヌージになったのでしょう。

フリー素材より

 
 話を戻して〈レインボー/ Rain-bow〉、〈雨の弓〉の弓(ゆみ)とは何か?
 これは「もののけ姫」のはじめの部分です、アシタカ(右)の持っているのが弓です。

ジブリ無償提供素材に感謝して

 

 こんな形をしています。

 
 虹もこんな形をしています。

 

 次の写真は私がテントをかついで山を歩いている時に撮ったものです。
 こういう虹をみました、空を見回してもこの部分が輝いているだけです。
 タテに伸びている上に、虹にしては色が少ないかな。

 アウトドア歴が長い私も、まだたしか三回くらいしか出あったことがありません、めずらしい現象です。

 普通の虹は太陽と反対側の空に見えます、この図の左側遠くに太陽があります。

wikipediaに感謝して

 

 私が撮った〈タテの虹〉は太陽の反対側ではなく、太陽の近くで見られます。
 ※丸く見えることもあるのでまとめて「幻日(げんじつ)/幻の虹」とも呼ばれることもあるのですけど、私はその呼び名は丸い時に使った方がよいと思います

 ところで、ある質問サイトにこのタテの虹のことを「虹は,太陽を背にした方向にでき,円の一部(円弧)を描きます。 そうでないものは,虹ではありません」と書いてありました、それがベストアンサーになっていることをみて、教育にたずさわるものとして、考えさせられてしまいました。

 確かに普通の虹とは違います。

 けれどストライプ(たて縞)の光の帯として見えているのは同じです。
 短いではないか、という人もいるかもしれませんけど、途中で終わる虹はたくさんありますから、これくらい短いものもあるでしょう。
 気象学的にも「大気中に浮遊する水滴の中を光が通過する際に分散することで特徴的な模様が見られる大気光学現象」ということでは同じです。

 そもそもタテの虹を「これは虹ではありません!」という様に教えていったら、「勉強というのはめんどくさいものだ」と感じる子どもたちも増えるでしょう。

 以前の学校で「ビニールではなく正しくはビニルというのです」と教えている先生がいて驚いたことがあります。確かに化学式などで利用する時にはポリ塩化ビニルという様に表記するのですけど、化学式の使い方に合わせて言葉を変えていかなくてはいけないというのは変です。

 教育というのはまず〈こどもの感覚〉を大切にしていくことが大切です。

 もちろんその認識が間違いであるなら、その人が納得できるように丁寧に説明していくのが教育です、「これは正しい・これは間違い」という様な◯✖️づけが教育なのではありません。
 『押し付け』によって教育から子どもたちが離れていくのです、そうならない様に腑に落ちる様にすすめていくのが〈たのしい教育〉です。

 仮に◯✖️判定を試みても、この場合「タテの虹は虹ではない」と言える根拠がみつかりません。

 ウェザーニュースのサイトにはこうあります。

虹とは、簡単にいえば空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象で、光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で一回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。

https://weathernews.jp/s/topics/201807/300125/

 今年になって使っているChatGPTに「虹の定義」と打つと、こう答えてくれました。

 虹とは、簡単にいえば空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象で、光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で一回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。

 どこにも「位置的なもので虹か虹でないかを判断する」という様な説明は見当たりません。

 もしもそういう様に書いているものがあったとしても、それは一部の考え方だととらえることもできるでしょう。

 タテの虹も虹でいいんです、もしそうではないという方がいたら、私に納得できる様に教えていただけませんか。

 さて、教育場面で起こる〈?〉の場面で、親や教師でも判断できない時には「そうだねぇ、虹なのかなぁ~。調べてみようね」という様に判断保留するのをおすすめします。
 可能ならこどもたちにも調べてもらうとよいですよ。

 このサイトにもメルマガにも、家庭や授業で使える内容がたくさん詰まっています、ご活用ください。

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琉球銀行のあたたかい支援ーりゅうぎんユイマール助成 -企業は仮説実験の実践集団

 沖縄県には、たのしい教育活動を支援してくださる企業もあり、今年もその支援をうけ、活動を推進した活動がいくつかあります。

 その一つが琉球銀行のユイマール助成です、講座にはしっかり《琉球銀行からの支援を受けている》という表示をしています。

 資金的な支援のおかげで予備実験を繰り返しながらどんどんバージョンアップを重ねることができ、参加者の皆さんにプレゼントする教材ももとても喜んでもらっています。
 

 教育組織である〈たのしい教育研究所〉が10年以上経っても元気なのは偶然ではありません。
 たのしい教育研究所は〈教育組織〉でありながら〈健全なる企業の精神〉を強く貫いている組織だからです。それは〈仮説・実験の手法〉と〈人々の目的〉を大切にしているということです。
 たとえば製造業であるなら、いくら会社が「この製品はすばらしい」という絶対的な自信をもっていても、お客さんたちがそうは感じない、喜んでくれないということなら、そこは潰れてしまうでしょう。つまり、健全なる企業の精神つまり仮説・実験の精神がないところはすでに潰れてしまっているということです。

 これからも企業の精神をもちつつ、子どもたちの笑顔と幸せ、賢さの方向にどんどんすすんでいきたいと考えています。

 最近も〈たのしくしまくとぅば〉の教材を使って子どもたちとたのしんでいます、というたよりが届きました。しまくとぅばの教育にもたのしい教育研究所の力を注いでいきたいと考えています。

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霜柱の中でもキレイな花が咲いていましたー楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 冬に旅をしていた時の写真です。山径(やまみち)を歩いているとき足元で陽の光に輝くきれいな黄色い花をみつけました。

 福寿草(ふくじゅそう)です、強くて美しい花ですね。

 その周りでキラキラ白く輝いているのが見えると思います。

 凍りつく様な日に見られる〈霜柱/しもばしら〉です。

 次の写真をみると、そのしもばしらがあたりを覆っていることがわかると思います。

 もう少し近いてみましょう、土をもちあげている氷の柱が見えますね、手でつまんでとってみましょう。

 これです、マッチ棒状の氷の棒です。

 沖縄で生まれ育った私には〈霜柱〉そのものが不思議で、何度見ても「お~」と感動してしまいます。

 加えて氷だらけの冷たい土の中から、こんなにキレイな花が咲くことも驚きです。

 寒い地方に住んでいる人たちには普通なんでしょうか・・・

 さて、この霜柱、どうしてこんなふうに細い柱になっていくのでしょうか?

 凍りつくなら板状の氷になるはずなのに。

 気になった人は、まずこうではないかと予想してから、自分で調べてみてくださいね。

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たのしい国語〈古来から⇨古来〉〈第一回目⇨第一回or1回目〉/チコちゃんにしかられる-楽しい学習・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

気に入りの「チコちゃんにしかられる」で言葉について「そうだよ」と納得させられる内容がありました。

番組スタッフが語った言葉をアナウンサーが直してくれていたシーンです。

1.〈第◯◯〉と〈◯◯目〉が同じ意味を持つので「第一回目」は重複していておかしい、「第一回」あるいは「1回目」が正しい使い方

2.「古来から」はおかしい、〈古来〉は「古くから」という意味があるので、正しくは「古来」です

という話。

こういう二重表現の誤用はいろいろみられます。

a.いまだに未解決です

b.過半数を超えました

a.は「未解決です」or「いまだに解決されていません」

b.は「過半数に達しました」or「半数を超えました」

 二重表現ではなく、単純表現での間違いもたくさんあります。

「目覚めが悪い」⇨「寝覚めが悪い」etc.

たくさんの人たちがこういう誤用をしています、もちろん私も何かで間違った使い方をしているはずです。

 国語の時間などで「え、何がおかしいの?」と題して、一日一問ずつ出題してあげるとたのしめると思います。

 今度〈たのしい教育メールマガジン〉の授業の章でとりあげようと思っています。

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