たのしい研究所日記:本をたのしむ

電子データに囲まれた現在であっても、書物は素晴らしい輝きを示してくれます。
このままだと紙の書物は無くなるというけれど、素晴らしい書物は無くならないでしょうし、逆に電子データが紙媒体として登場する可能性すらあると思います。

さて、忙しい研究所の日々、世間の連休の中でせめて1冊くらいは本を読めるのではないかと、かつて私が活字中毒だった時代の書物を眺めてみました。
懐かしい本が出てきました。
西堀栄三郎「石橋を叩けば渡れない」1972
です。
私が教師になった時、手にした本です。

西堀栄三郎と聞いてピンとくる方は少ないかもしれません。
日本初の南極越冬隊の隊長として活躍した人です。

スクリーンショット 2015-05-03 6.49.25 書物のように、いろいろな人たちの賢さと感動と夢となぐさめと元気に貢献できるとしたら、こんな素晴らしいことはありません。
地道ですけど着実に一歩いっぽ、たのしい教育の普及に全力投球のたのしい教育研究所です。元気いっぱいの沖縄にあります。

 

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「対岸に4艘の船を渡す」問題のヒント&解答編

船の問題、けっこういろいろな方達が考えてくれたようで嬉しいです。
私は車を運転しながら、実際に左の歩道側から右の歩道側に船を渡すイメージで立体的に、実物的に考えている時に解けました。
「まずこの船とこの船が行って、向こう岸にこれを残してもどるとする…」というようにです。
トンチもトリックも無しで解けるはずです。

もうすこし考えてみたいという人は、ここでストップして、また前のページに戻ってみてください。

   解答編

        解答編

             解答編

 

わたしのメールに届いた解答者の解説を載せますね。
私もこの人と同じように解きました。
が、もしかすると、別な解答もあるかもしれません。
———–
きゆな先生へ
自力で解いてみました(^^)/ これで当たっていますか?
説明いれますね。

スクリーンショット 2015-02-08 22.21.13①最初に(2と1)が行きます。戻りは1を使います。まずそれで2分➕1分で3分かかりました。
②次に(8と4)が行って、8分かかりました。
帰りは対岸にいた2を使って戻ります。ここがキーになります!!
2で戻るので、8分➕2分で10分。
※①と②の合計で13分かかったことになります。

③最後に、(2と1)が行くので2分かかりますね。合計が15分になりました(^^
                  やったーーーー!!!

たのしい問題を一つ「対岸に4艘の船を渡すには」

友人から、「おもしろい問題があるけど解けない、 Help ! 」
というメールが来ました。

こんな問題です。
---------------------
船頭の私が
①下の数字の数の速度の4艘の船を対岸へ15分以内で渡す
②船頭は数字の大きい船が小さい船を一艘だけ連れて行ける
戻りの船の速度も計算に入れること
  1         | 
  2        対
  4        岸
  8                   |

※たとえば8分の船が4分の船を曳いて対岸に行って、8分の船を置いて4分の船が戻る。これで12分かかりますね。次に4分の船が2分の船を曳いていくと、対岸にいくときに合計16分になって、ブブ〜!

-----------------------
さて、15分で4 艘の船を対岸に渡すにはどういう方法があるでしょう?

今日、いろいろな仕事があったのですけど、車の中でずっと考えていて、けっこうたのしかったです。
みなさんも考えてみませんか?

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予想を立てよう「桜の開花スピード」!

いろいろな方たちから「つぼみみ(蕾見)」の反響があって喜んでいます。
それと関連して「予想が決定的に大切だ」という身近な例を一つ。

原稿の執筆に没頭している中、一呼吸おいて夕方、散歩に出ました。
そこで前々から気になっている桜の開花スピードについて調べてみることにしました。

この蕾の状態からいったいどのくらいで花が開くのか?
落ちている枯れ草で目印をつけて観察することにしました。

わたしには「まさに今、開こうとしている」ように思えます。
スクリーンショット 2015-01-29 23.17.50

この状態が今日の18:00です。
4という数字が好きな私は、勝手に「四時間後には開花」と予想しました。
それを聞いた友人たちは、
「太陽の光がないと開花しないから、今日は無理」とか
「1日後」
というように予想してくれました。
さて、みなさんはどう思いますか?

夜10時。
いつものように、マグカップを片手に散歩する私。
寒いですから・・・
でもこれをみる人は怪訝な顔をします。
お茶碗もって散歩してる人って変な様に、マグカップも変ですね。
でも気にしない。

スクリーンショット 2015-01-29 23.12.37さて、公園について、印をつけた蕾のところへ・・・
ドキドキします。
学校では、予想を立てない観察を観察と呼ぶこともあるのですけど、
「科学的認識」は「予想を立てることによってのみ」確立します。
予想を立てない観察は、しばらくするうちに辛いものに変わることがしばしばです。

さて、ドキドキしつつ目印のついた蕾を探してびっくり。
まったく何も変わっていないように思えます。
数時間、なんて甘かった。
しかし、もしかすると日光があれば数時間で開花したかもしれません。

スクリーンショット 2015-01-29 23.12.29みなさんも、いろいろ予想を立てながら自然を見てみませんか。
興味のある方は、桜の開花スピードを予想して、観察してみることをお勧めします。
といっても、今の時期は沖縄くらいしか観察できませんね。
身近な花で何か確かめて、報告してくれると嬉しいです。