たのしい教育研究所春の講座〈出会も別れもたのしい教育〉大人気-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 たのしい教育研究所〈春の講座〉「出会も別れもたのしい教育」が開催されました、毎回人気の講座の一つです。

 参加者の満足度評価(楽しさ度・理解度評価)も100%でした。

 今回の流れは〈ほぼ完成形〉だろうなと思えるほど、スムーズな展開で、以後の講座のモデルになっていくと思います。

 今回は那覇地区のK先生が新しく講師に加わり、クイックちんすこうを担当してくれました、流れもスムーズで、おいしさもバッチリ。

 毎回新しい目玉のコーナーが登場するのですけど、この春の講座で「おたのしみ広場」を新しく設置したところ、大盛況。

 これはその一つ〈くるくるコーナー〉で、皿回しをたのしんでくれている様子です。

 難し目の皿回し用具なのですけど、子どもたちも回していました。

 この子は一年生、一生懸命練習していた大人たちもびっくりしています。

 いくつかリサーチしてきたのですけど、コロナの影響なのか、今の頃は〈学び系〉の講座は、無料でも人数を集めるのは大変なのだと聞いています。〈たの研〉の講座はそれなりに費用がかかるのですけど、うれしいことにこうやってたくさんの方たちが集まってくれます。

 講師スタッフの皆さん、たくさんの笑顔を広げてくれてありがとうございました。
 また一緒に楽しみましょう。

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たのしい教育プログラム〈Googleストリートビュー〉は授業をたのしくする-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 日本のパソコンつまり〈パーソナル(個人利用できる)コンピュータ〉の世界は私が大学に入学した頃(1980年頃)に花開き始めました、それは私にとってとてもよいタイミングでした。書き込みや読み出しがディスク処理できるタイプで100万円くらいしましたから、小中高校生の頃なら手を出せなかったでしょう、社会人として働いていたとしたら忙しくてそれを使いこなすための時間を生み出すことができなかったでしょう。バイトで稼ぎ、親に無理をいい入手したパソコン〈PC9801-F2〉をドキドキしながら使い始めた時のことは今でも肌感覚として思い出すことができます。周りで使っている人たちはほとんどいない上に本や雑誌などの情報も少ないので、まさに手探り状態でプログラムを組んだりしていました。 

 それから20年ほど経った西暦2000年頃、若き天才ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンの手によってGoogleが設立されました(1998年)、その時彼らが掲げたテーマは今でも忘れません、曰く「地球上にある全ての情報を整理し、全ての人たちがそれにアクセスし使えるようにする!」、すばらしい。

〈何というビッグマウス〉と非難する人たちもいたのですけど、私は素晴らしいと思いました。ちなみに著名な評論家 田原総一朗もその頃、コンピュータ関連の進化に批判的な人物の一人でした。

 その後〈Google検索〉で世界中に散らばっていたいろいろな情報にアクセスすることが簡単にできる様になりました。〈Gmail〉によってお互いの情報交換がとても楽になり、〈Googleマップ〉でいろいろな地域の地図にアクセスすることができる様になりました。〈古書をスキャン〉して無料で読める様に提供する作業も画期的でした。〈Google earth〉は授業で何度利用させてもらったことでしょう。カーナビゲーションシステムも高い機器を購入する必要はなくスマホで簡単に利用できます。私の車にもカーナビゲーションシステムが積まれているのですけど、スマホの方がずっと便利です。

 今日とりあげる〈ストリートビュー〉も画期的な情報の整理アクセスシステムです。個人として利用するだけでなく教育ツールとしてもかなり高いポテンシャルをもったツールです。

 先週号の〈たのしい教育メールマガジン〉の授業の章で紹介したのが授業でのストリートビューの利用です。

 いろいろな反響が届いています。

 ストリートビューの使い方は、このサイトがシンプルだと思います、ご覧ください。

 メルマガの内容は有料版なので、その導入の少しの部分を切り取って紹介しましょう。みなさんもぜひ使ってみてください、「知っているよ」という人も視点を変えることでもっとたのしくなると思います。

はじめに
個人的にはずっと以前からGoogleマップのストリートビュー機能を使って、行ったことのない場所を旅したり、好きな土地を散策したりしています。数年前の〈映画の章〉でニューヨークのセントラルパークのあたりを歩いてたのしむ内容を載せたことがあります、けっこう人気がありました。
 今は学校で子ども一人ずつにタブレット端末も行き届いている様ですから、授業で使えると思います。
 社会の「地図学習」を起点にして、ぜひとりあげてみてほしい授業です、家庭でもぜひやってみてください。
準備は2つだけ
1.パソコンorタブレット端末
※スマホ画面では小さいと思うのですけど、やってやれないことはありません
2.テーマ 
今回は〈学校から家に帰るまで、道草あり〉

✨重要
①ストリートビューの使い方はこども達と事前学習しておきましょう
 ➡︎https://www.youtube.com/watch?v=qJDx6bm7FVg
②クラスでは学習係やパソコンが得意な子どもたちと事前に授業の流れを確認しておいて、困っている仲間をヘルプしてもらえる様に確認しておくとよいとおもいます

楽しみ方
 まずテーマや時間などを説明します。一つの授業でずっと、というより〈5~10分くらい〉を設定していた方がよいと思います。
「今日は学校から自分のうちまでをGoogle マップのストリートビューでたどりましょう。
 いつも歩いている、あるいは車で通っている道なのに、きっといろいろな発見があると思いますよ。
 それからみなさん〈道くさ〉って知っていますか? もう使わなくなった言葉の一つかもしれません、まっすぐ帰らずにどこかによって時間をつぶしたり遊んでしまうことをいいます。
 ストリートビューではその〈道くさ〉もありです、でもちゃんと家までもどってくださいね。時間はまず〈5分〉に設定しておきましょう。短かったら、もう少し伸ばしますから心配しないでください。家が近い人もいれば遠い人もいますから、早く着いた人は、今度は自分の家から友達の家までたどってみましょう。
 慣れた人は周りの人たちに教えてあげてくださいね」

ここまで

 

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季節の節目をたのしむなら〈二十四節気〉で!/楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 メルマガに書いた〈立春〉の話が好評で、いろいろ反響が届いています。書いた話を短くして、さらにサイト仕様に加筆校正して紹介しましょう。

 数回前の映画の章「土を食らう12ヶ月」以来、太陰暦の季節の区切り方がさらに身近なものになり、味わい深くなっています。

〈晴明/せいめい 〉は沖縄で今も大切にしている日で親類がお墓に集まってパーティーをします。
 
 それにしても私たちの祖先は季節の移ろいをこんなにたくさんの節目にして大切にしていたことに驚かされます。

 今週2/4土曜日は〈立春〉、二十四節気で〈一年で最も寒い日〉とされている日です。

 近くでは桜の花が鮮やかに咲いています、「あ~、これでやっと暖かい日が少しずつやってくるんだ」と思えて嬉しくなります、二十四節気通りだとよいのだけどな。

〈立春〉〈春分〉〈夏至〉〈春分〉〈冬至〉はごく普通に耳にするのですけど、二十四節気カレンダーを見ると〈立春〉だけでなく〈立夏〉〈立秋〉〈立冬〉もあるんですね。
「節分」や「ひな祭り」「端午の節句」「お花見」などの年中行事も、そういう節目とかかわるものが多いことをみると、さだまさしの「恋愛症候群」という詩の〈毎日が二人の記念日になる〉というフレーズを思い出してしまいました。

 学校や家庭でも二十四節気を子どもたちとたのしむと良いとおもいます。
 とはいっても、全てその通りにすすめていくと、まるで学校の勉強みたいになるので、それは確かにそうなのだけど、〈たまに〉という程度がよいでしょう。

〈立春〉の次の〈雨水〉は雪が雨に変わる頃を示しています。今年でいえば2月19日、そこから〈啓蟄〉までをあらわします。
 二十四節気は〈立春〉の様に特定の日を表したりすることもあれば、そこから次の節目までの期間をあらわしたりすることもあります。「だいたいこの辺りね」というアバウトな考え方も季節の節目では大事なことです。

 今年の〈啓蟄〉は3月6日、またそこから春分の日(3月21日)の前日までを表します。
 それにしても難しい漢字ですよね、蟄居の〈蟄〉です、「内側にこもる」というイメージの言葉です。〈啓〉は「ひらく」、土中で冬ごもりしている虫」の意味です。〈啓蟄〉は大地が暖まって、こもっていた虫たちが地上に出てくる頃を記した日です。
 私が初めて赴任した学校の地域行事に「アブシバレー/害虫払い」があって、地域のおじいさん達から〈啓蟄:けいちつ〉の話を起点に〈アブシバレー〉のことを教えてもらいました。
 アウトドア好きの私はその〈啓蟄〉の日が来ると「いろいろな虫たちを見ることができるぞ」と嬉しくなります。

 今年の啓蟄、3月6日は月曜日です、家族やクラスで「今日は啓蟄の日、昔の人たちが〈大地が温まって虫たちが這い出てくる日が始まる〉といっています。本当にそうか、探しにでましょう」といって散歩をするとよいと思います。

 寒い日々も巡る季節の節目です、もう少しすると、この寒さが懐かしくなる人たちも出てくるのでしょう。

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楽しい科学 ダーウィンの進化論ー楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 チャールズ・ダーウィンという人物を〈難しい本を書いたとっつきにくい人物だ〉と考える人は多いかもしれません。こういう肖像画が残されている上に、著書は分厚くて気軽に読める感じがしないこともあるでしょう。

wikipediaに感謝を込めて参照

「種の起源」を読むまでは私もそう感じていた一人です。

 学生の頃手にしたその本は、装丁は重々しく権威立っていたものの「これが正しいのである」という上段に構えたところは一切なく、「皆さん、信じられないかもしれませんけど、こうとしか考えられないんです。たとえば人間に飼育栽培された植物や動物たちをみていくとこんなにたくさんの変種が出て来ますよね・・・」という様に具体例をいくつも出しながら語りかけてくれます。

 その具体例も身近なものからいくつも出してくれています、たとえばこうです。

 私は、家禽であるアヒルと野生のカモを比較すると、全骨格の重量に対する翼の骨の重量比はアヒルのほうが小さく、脚の骨の重量比はカモのほうが小さいという事実を見つけた。

 このような変化は、原種にあたるカモに比べるとアヒルはほとんど翼を使わない一方で、歩く量が増えたためであると考えてまず間違いないだろうと思われる。

 

 習慣的にウシやヤギの乳を搾っている地方では、乳を搾らない地方に比べて家畜の乳房が遺伝的に大きく発達している。これも、使用頻度が形態に影響を及ぼす例である。

 

 家畜には必ず、耳が垂れている品種がいるものだ。耳が垂れているのは、耳の筋肉を使わなくなったためであり、それは危険を察知するために耳をそばだてる必要がなくなったからだという説があるが、それは理にかなっている様に思える。

ダーウィン. 種の起源(上)
(Japanese Edition) . Kindle 版.

 生物は神様が作ったと信じて疑わない人たちにとって、生命はゆっくりと進化していくものであり、人間も元は別な動物たちとにた種だったという様なことは衝撃的なことだったでしょう。

 こんな突拍子もないことを「これが正しいのである」と語っても信じてくれるわけがありません。

 だから「皆さん、信じられないとは思うんですけど、私の研究してきた結果からいうと、こうとしか思えないんです」という様に、謙って、丁寧に丁寧におりかさねる様に、その事実を提唱していったのです。

 絵本「生命の樹」を読んでから、ダーウィンさんが人間味あふれる愛すべき人物に思えてきました。

 その後わたしは敬愛を込めて〈ダーウィンさん〉と呼ぶようになりました。

 自分に誠実で、周りの人たちに優しく丁寧な人物だったに違いません。

 ダーウィンさんは、医者になる勉強をしていたのに、授業中、手術中の患者の苦しみをみて、逃げる様に外に飛び出し、その後、大学をやめてしまいました。

 そういうところも、私にはとても人間味あふれる人物に思えてなりません。

 はじめに書いた様に『種の起源』の日本語訳は丁寧だとはいえ、やはり堅さがあります。

 とてもとても時間があったら、写真やイラストをたくさん加えて小学生から読める様なものにして出したいという気持ちがあります。

 著作権は切れているので、英文は無料で読むことができます。

 

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