楽しい作文指導〈たの作 2〉

 前回の続きです。たのしく書き続ける方法の協力なプログラム「たのしい作文指導〈たの作〉」の待望の続編ができました、vol.2です。
 学校で「今日の日記、書くテーマに困った人はこれを書いてきてね」とか、家庭で子どもが「課題の日記が苦手だ」と言ってきたら「じゃあさ、こういうテーマで書いて出してみてよ、お母さんもぜひ読みたい!」と伝えて、こういうカードを見せてあげます。

 こういうテーマは私いっきゅうが、教師時代に「書くことに困っている人は、これでどうでしょう、先生もぜひ読みたい」と、出してあげたテーマだったり、今考えついたものたちです。
 このテーマカードは、子ども時代の今でしか書けない内容でもあります。
 が、残念ながらわずかな差で、今回はテーマから外された一枚ですけど、無理強いなければ、多くの子どもたちはきっと喜んで書いてくれるでしょう。

 完成版は全部で44枚あります。
 哲学的な内容、小説家になる時間、笑えるような話、騙されない人になるための工夫、たのしい島言葉など多彩なテーマがそろっていて、教師が読みたくなる、親が読みたくなる、友だち同士でも、相手がどういうことを書いてきたか読みたくなるようなテーマになっています。
 書いていくことで、子どもたちは自分の文章力の可能性を感じ、書くことの喜びを感じてくれるようになるでしょう。

 教師をしていた頃は、こういう授業を続けているうちに小説家も生まれていくのだろうという感じがしてきたほどでした。教え子たちの中から、文章を書くことで暮らしている人が、きっといると思います。

 たの作2は8/11の夏の講座で出す予定ですけど、欲しい方はこのサイトからも申込みできます。価格や送料等は完成後、担当からありしだい、サイトに掲載します。たのしみにしていてください。

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④受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⑤可能な方は気軽におたより、記事内の予想などを⬇︎





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メッセージ本文

読者の方からの便り〈日記も三日坊主です〉①-書く楽しみ-楽しい国語

 アクセス数の上昇を喜んでくださった読者の方から「毎日書き続けることに、まず驚きます、自分は日記でも三日と続きません」という便りと「書き続けるこつがありますか?」という質問がありました。

 ありますよ。

 自分の文章を喜んでくれる人を見つけることです。
 見つけたら、ゆっくりでよいので、その人がもっと喜んでくれる文章を目標に書いていくことです。

 面白おかしい文章、ということではありません。

 自分の感動、心動かされたものごとを伝えるのです。

 それはおいしい食べものでもよいし、久しぶりに見た景色でもいい、片付けの時に見つけたものでもいい、痛かった思いでもいい、心動いたもの、感動を書くのです。

 ということで、自分の文章を読んでくれる相手を探すところからはじめましょう。

 そんな相手は簡単には探せないよ・・・

 実はSNSというのは、そういう相手を求めていく人たちによって発展していったメディアです。

 美味しかった食べ物、旅したところ、一緒にいるペットetc.

 それに反応が返ってくる、それが人間にとってとても嬉しいことなのですね。

 相手を探すのが大変な人、SNSを利用して、自分の文章を発信していくとよいと思います。

 学校の先生、子どもが小中学生くらいの保護者の皆さんには、〈たの研〉の教材をおすすめします。

 以前からいくつも希望が届いていた「たのしい作文指導〈たの研Vol.2〉」を、夏の講座で完成披露する予定です。

 書くテーマがない、何を書いたらよいかわからない、という子に「このテーマはどう? 書いたもの、真っ先に読ませてね」と言って渡してあげるカードです。

 次回、一つ紹介しましょう。

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メッセージ本文

楽しく島言葉(琉球言葉)-「相手と仲良くなるきっかけになる嬉しい島言葉」完成しました これからいろいろな先生たちに試してもらいます-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 お待たせしました、楽しい教育研究所の〈たのしく島言葉〉の2023年度の教材一本目がほぼ完成しています。これから、いろいろな学校の先生たちが子どもたちに試してくれて、改善の必要があれば、それをおりこんでバージョンアップし、大量印刷します。

 さっそく何人かの先生たちから「これはいいですね!」という、嬉しい便りが届いています。

 

 今回もなかなかいいコンテンツになったと思います。

⭕️いわれて嬉しい島言葉
⭕️周りの人と仲良くなるきっかけになる島言葉

 というフレームでシンプルな島言葉を選び出そうとアイディアを重ね、あの言葉はどうかな、この言葉もいいね、と勝ち抜き戦で残っ言葉たちが詰まっています。

 子ども同士で嬉しくなる、大人から言われて嬉しくなる、子どもから言われて大人が嬉しくなる、そういう島言葉です。

 また今回はQRコードをつけて動画を見ながら利用できます、この動画のアイディアも、可愛い、聞きやすいとかなり好評です。

 完成版の前に利用してみたいという方がいたら連絡ください、使ってみた評価・感想をメールなどで送っていただける方に郵送させていただきます⇨こちら

 島言葉の普及も〈たのしさ〉がカギを握ります、みなさんと一緒にすすめていけたら嬉しいです。

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たのしい国語・たのしい英語-「分かるから分けられる」ということ-〈科〉という言葉②

 さて前の記事で触れた牧野富太郎の《植物記》の、ある言葉に目が止まったと書いたその部分を書き抜きましょう、いつもの様に読みやすく手をいれました。

   

 

 植物学上でもまた動物学上でも科の字は今日普通に使用し誰れでもよくこれを知っている。

 すなわち植物学では、以前には、例えば Order Magnoliaceae という様な場合の Order に適用したが、今日では一般にそれと同位の Family が用いられている。

牧野富太郎「植物記」青空文庫より

 

 〈科〉はもともと〈Family:ファミリー〉を訳したものだったんです。
 ファミリー:family の方がずっとイメージしやすいな。

 もちろん私は植物学の本や資料をいろいろ読んでいますから、その単語も目にしているはずなのに、頭には入ってなかったわけです。

〈バラ科〉は「バラ・ファミリー」です!

 当然、庭に咲くバラは〈バラ・ファミリー〉

wikipediaに感謝して参照

「実は〈さくら〉も「バラ・ファミリー!」


「え~?」

私いっきゅうもそうだったのですけど、「桜はバラ科なんだよ」といわれると「学者たちは〈科〉という特別な分け方をしているんだろう」という様に、煙(けむ)に巻かれた様な、ぼやけたイメージをもつ人も少なくないでしょう。

「桜はバラ・ファミリーなんだよ」といわれたら
「え、一族なの? DNAがかなり近いわけ?」と理解が深まると思うのですけど、どうでしょうか。

 牧野さんの文章を読むと、〈 明治期、中国語をそのまま採用して、門とか科という分類用語になった〉ことがわかります。

 同じ漢字文化とはいえ、私にとっても多くの人にとっても科よりファミリーが身近な感覚として理解できるでしょう。

 私は今後、積極的に〈科〉から《ファミリー》に移行しようと思います、学術用語的にも完全に正しい利用の仕方です。表記的には「サクラ・ファミリー(科)」でいきましょう。

追記
 牧野さんは中国語をそのまま分類用語に利用したことに反対していて、やまと言葉で〈科〉を表記しようと提案しています。

 どういう提案だったか・・・、少し考えてみますか?

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 世が移ってもしも科の字を日本語にしなければならない場合に立ち到ったなら、私はこれをナカマ(仲間)としたいと考えている。

 そしてこの語は縁を有つ者の集りを表している科の意味と合致するものだと信ずる。

 タグイ(類)ではその限界が余り厳格に感じなく、またこの語は余り通俗に用い過ぎていてどうも特用してある科の名としては適しない感があるので私は採らない。

 そしてもしもこれをローマ字で書く場合には Kiku-no-Nakama, Tade-no-Nakama, Yanagi-no-Nakama, Mame-no-Nakama, Yuri-no-Nakama などと書けばよいのである。あるいは no を省いて端的に Kiku-Nakama, Yanagi-Nakama という様にしてもそう悪くは無いと思う。

牧野富太郎「植物記」青空文庫より

 

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