たのしい教育研究所春の講座〈出会も別れもたのしい教育〉大人気-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 たのしい教育研究所〈春の講座〉「出会も別れもたのしい教育」が開催されました、毎回人気の講座の一つです。

 参加者の満足度評価(楽しさ度・理解度評価)も100%でした。

 今回の流れは〈ほぼ完成形〉だろうなと思えるほど、スムーズな展開で、以後の講座のモデルになっていくと思います。

 今回は那覇地区のK先生が新しく講師に加わり、クイックちんすこうを担当してくれました、流れもスムーズで、おいしさもバッチリ。

 毎回新しい目玉のコーナーが登場するのですけど、この春の講座で「おたのしみ広場」を新しく設置したところ、大盛況。

 これはその一つ〈くるくるコーナー〉で、皿回しをたのしんでくれている様子です。

 難し目の皿回し用具なのですけど、子どもたちも回していました。

 この子は一年生、一生懸命練習していた大人たちもびっくりしています。

 いくつかリサーチしてきたのですけど、コロナの影響なのか、今の頃は〈学び系〉の講座は、無料でも人数を集めるのは大変なのだと聞いています。〈たの研〉の講座はそれなりに費用がかかるのですけど、うれしいことにこうやってたくさんの方たちが集まってくれます。

 講師スタッフの皆さん、たくさんの笑顔を広げてくれてありがとうございました。
 また一緒に楽しみましょう。

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たのしくチャレンジングな先生たちが増えていくことが解決のキー/楽しい学習・楽しい教材・楽しい学力向上

 日本の経済や社会や教育システムがこれほど停滞するとは考えていなかった頃「若い感覚や価値観をもった先生たちがどんどん増えていくことで、古い価値観、日本が明治時代に確立した軍隊系の教育システムはどんどん減っていき、明るくたのしい雰囲気が広がっていくだろう。教育のいろいろな課題を積極的に解決していく活気が学校の中に満ちていくだろう」と楽観していた頃がありました。

 ところがその予想は外れ、相変わらず登校を拒否する子ども達は増加中で、先生たちの精神疾患の数は伸び続けています。
 わが沖縄は教師の精神疾患による病休率が全国一という悲しい現実に直面しています。

 読んでいない方は以前書いた記事でご確認ください。

先生が教室に行くのがたのしくなる それが〈たのしい教育〉/教師の精神疾患による病休と子ども達の不登校/楽しい学習・楽しくチャレンジ・楽しい教材・楽しい学力向上

 「出会ったら きょうだいみたいなものだよ/イチャリバ チョーデー」という素晴らしい島言葉は、少なくとも教育の現場では成り立たなくなっているということでしょう。

 では何をどうしたらよいのか、というのがたのしい教育研究所のテーマです。

もちろん〈たのしい教育〉が広まっていくことがキーです。

 それをもう少し具体的に考えてみたいと思います。

 

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 たのしい教育が広がっていく過程として〈たのしくチャレンジしていく先生たちが増えていく〉ことは必須です。

 私はカウンセラーもしているので、苦しんでいる先生たちと関わる機会もたくさんあります。

 苦しむ先生たちは、いい加減なことをしているからだと思う人もいるかもしれません。少なくとも私が関わっている先生たちは真逆で「こうしなくてはならない」とがんばっている先生たちです。

 教師に要求されるものは限りなく増えていきます。

 安全指導一つとってみても、学校から帰って川遊びに行き溺れそうになった子どもが出たら<学校で放課後の過ごし方をちゃんと指導したか、水難に対する安全指導をちゃんとしたか強く問われます。

 休日、近くに住む子どもたち同士がケンカをした。あっちが悪い、自分は悪くないということになった。親を巻き込んで学校で話し合いが持たれることもあります。

 教師でない人たちの中には「まさかそこまでは無いだろう」と思う方がいるかもしれません。でも教師をしていた人たちは、まさにその通りだとわかるでしょう。

 これでもかこれでもかと教師にのしかかったくる「こうしなさい、ああしなさい、これはしたか、あれもしたか」の枠の中で、先生たちは身動きをとるのが難しくなっています。

 今の様に社会が停滞し、教育界も閉塞感に覆われているのではなく、どんどん良くなっている途上なら、今の方法ですすめていくのもよいかもしれません。しかし現在の状況はそうではありません。今と同じことを進めていくと、今と同じ状況が続くというのは当たり前のことです。

「自分のクラスの子ども達は勉強が好きで生き生きとしていて笑顔で、学校に背を向ける子どもはいない」という先生の場合はその方向ですすめていけばよいでしょう。

 とはいえ多くの先生は教育界全体を覆う問題・課題に直面している。

 外側のシステムの改善は必須です。

 それと同時に、教師自身が、自分の感覚でチャレンジングにいろいろなことにとりくんでいくことも必須です。

〈やることになっているシリーズ〉ばかりで「はい今日は先週の続きで教科書の24ページからですね」というものが日々続いていくとしたら、その先生にとっても、その授業を受け続けていく子ども達にとっても不幸なことでしょう。

 人間は自分の可能性を伸ばしていくことに生きがいを感じる生き物です。教師が授業する時のよりどころとする〈指導要領〉は文科省がいう様に「それぞれの教科等の目標や最低限教えるべき教育内容を定めている」のであって、初めは進出語句の練習、次は意味理解という様な進め方が決められているのではありません。

 教師が知恵と工夫を出して「子ども達はこういう授業をするとたのしく賢くなるぞ」という指導方法ですすめてよいのです。

 そうはいっても学年会で主任の先生が進め方を決めているので…
 という先生もいるでしょう。

 ではその主任の先生と同じ授業になっているのでしょうか?

 主任の先生は、大まかな内容は同じでも、今朝の新聞記事から国語の授業をはじめているかもしれませんよ。人間は他の人と同じ授業をすることは不可能です、かならずオリジナルなところがでるものです。

 そのオリジナルな部分を、子ども達の笑顔と賢さの向きに増やしていけばよい。
 それはきっと教師にとってもたのしいことでしょう。

 何かよい方法はないか、たのしく学力向上できる方法はないか、もっとこども達と仲良くなる方法はないか、たのしく覚える方法ないかetc.
 たのしい教育教材はそういう教材に満ちています。
 興味ある方は、お問い合わせください。

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たのしい言語学:〈エサ〉という言葉のイメージ/たのしい学力向上・楽しい教材

 メルマガにたの研メンバー〈猫のア~ル〉の食事の様子を紹介しました、たまたま猫好きが集まったらア~ルが察知して一緒に食事をとりにくる様子です。その反響が大きくて驚きました。


 ここではそのメルマガのことを紹介するのではなく、どうして〈たの研〉では猫のア~ルの食べ物を〈エサ〉と言わず〈食事〉というのか、というお話をさせてください。
 今まで個別で何度か答えてきた話で、言葉の感覚に深く関わる内容です。

 ごく普通に〈犬のエサ〉とか〈猫のエサ〉という様に使う人たちがたくさんいます。

 けれど〈たの研〉ではエサとはいわず「食べ物」とか「食事」といいます。

 どっちでもよいではないか、と思うかもしれません。

〈エサ〉という言葉は、人間以外の動物の食べ物という意味をもっているので、その使い方が間違っているわけではありません、これは「言葉の感覚」の問題です。

 最もシンプルな考え方はこうです。

 ア~ルは〈たの研〉の仲間の一人、家族の様な大切なメンバーです。家族が食べるものを〈エサ〉という人はいません。

「えさ」という言葉は〈人間以外の食べ物〉という意味以外に、〈飼料〉という意味もあります。

 私がよく引く語源辞典の一つ「日本語語源広辞典」にこうあります。

 〈飼料〉というのは養鶏や畜産など、つまり人間が食料にしたりする動物や魚たちに与えるエサという意味を持っています。

飼料(しりょう)とは、家畜家禽養魚などの飼育動物に与えられるをいう。

主に、養鶏畜産など事業として飼育される家畜に与える餌を指すことが多く、養魚用は「餌料(じりょう)」と呼び区別することがある。

wikipedia

〈おびき寄せるための手段にするもの〉という意味もありますね、これは新明解国語辞典にある説明です。

 そのイメージからも〈エサ〉という言葉を使う気がしてこないのです。

 すでに書いた様に〈エサ〉という使い方が間違いというのではありません、言葉に対する感覚の問題です、そういうことは気にせず使うという人はそれでよく、〈たの研〉の様に「ネコの食事」とか「食べ物」と使いたい人はそう使うとよいと思うのです。

 そして個人的には「ネコの食べ物」とか「食事」という言葉を使う人たちが増えていって、ネコさんや犬くんたちと家族の様に付き合う人たちが増えてきてほしいと思っています。

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楽しく島言葉〈今日明きてぃ、明日に学ばていすりば、明日からぬ明日や明後日なゆさ〉、今をたのしみましょう!

 読者の方から届いたたよりをきっかけに書かせていただきます。

 沖縄タイムス誌面にこういう島言葉〈黄金言葉〉があったそうです。

今日明きてぃ 明日に学ばていすりば

   明日からぬ明日や 明後日なゆさ

 ちなみに、私にはこの意味を理解する方言力はありません。
 その方もよくわからなかったそうで、解説を読んだそうです。

今日が明けてから明日学ぼうとすれば、

明日もまた明日になって、明後日になってしまいます。

物事は明日があると思って先延ばしにしてはいけません

 なるほどね。

「そうはいっても一気に全部を今日やるわけにはいかないよね」と思ってしまうのは私だけでしょうか?

 たのしい教育研究所は「明日でもいいんじゃない」と言われても待てないほど学びたくなる教材を提供する組織です。

明日学ぼうといわれても

どうしても今日学びたくなる

そんな勉強が一番いい!

 という島言葉を、どなたか作ってくれたらうれしいです。

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