新年早々いろいろな楽しいアイディアが飛び交う@楽しい環境教育・面白環境教育

 〈たの研〉のメンバーはスタバの珈琲が好きで、容器がたくさん集まります。

 楽しい環境教育でアイディアセッションを開いている中で出てきたアイディアの一つがこれです。

100均のイルミネーションライトを入れるだけです。

「欲しい」という声がすぐに上がりました。

 スタバシリーズではすでに10以上のたのしいアイディアが出て、子どもたちにためしてもらって、いろいろな先生に広げようと思っています。

 いずれスタバとコラボして、学校教育に取り入れるたのしいアイディアをたくさん出したいなと思っています。

 スタバの方が見ていたら、ぜひよろしく(´ー`

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楽しい英語・たのしくEnglish@本のある暮らし/名作ダイ・ハード

 学生時代から活字中毒だったので、これまでたくさん処分してきたのに、たくさんの蔵書が残っています。暇ができたら何十年も思い切りたのしむことができます。

 これは英語関係の書棚です、ここで1000冊近くあると思います。

 

 一冊手にしてみましょう。
 映画も大好きで、たくさん揃えています、これはアクション映画の名作『ダイ・ハード』、たしか古本屋さんで手に入れた本です。

 

 映画ではわからなかったことも本でたのしむことができます。
 まずタイトルから。

DIE HARD
WITH A VENGEANCE
A novel by D. Chiel
Based on a screenplay written by Jonathan Hensleigh

〈DIE HARD/ダイ・ハード〉の直訳は〈死ぬのが難しい/死に難い〉です、『不死身の男』というのが日本語に馴染むイメージでしょう。

 続いて

D. Chielによる小説
ジョナサン・ヘンズリーの脚本に基づく

 映画の脚本をノベライズ(小説化)したものです。
 映画を十回以上みているので、知らない単語が出てきてそのシーンから「ま、こういう意味でいいだろう」と強引に読み進めることができます。

 はじめのところを訳してみましょう。

 今は学校でどう教えているのでしょう?
 私の時には「直訳ではなく全体をしっかり把握して意訳(意味が通るような訳)しましょう」という指導が基本でしたから、すぐに英語が嫌いになりました。
 映画が好きになって、少しずつ英語が読めるようになってきました。

 はじめの方からまとまりごとに直訳していっていいんです。
 アメリカ人も日本人も同じ人間同士です、文化は違っていても思考回路に大きな違いはありませんから、理解することは難しくありません。

 やってみましょう。

At dawn(夜明け), the sun was(太陽は)a brilliant orange ball of fire(鮮やかなオレンジの火の玉のように)rising (昇りつつある)in the pale blue sky (あわい青い空)above New York City(ニューヨークの上).

「この単語はどれにかかる」とか「〈~に〉なの〈~から〉なの?」というような入試問題を解くような読み方をやめると、私のように英語と親しくなっていける人も増えていくのではないかと思っています。

あれ?

ダイ・ハードの始まりは、飛行機の中で、主人公のブルース・ウィリスに隣の人が「緊張してるでしょ? あのね、裸足になって足の指を丸めたらリラックスできるんだよ」というような会話をしているシーンだったんじゃないかな? それが後の〈なんちゃってテロリストたち〉と闘う時の伏線にもなっていて、実に脚本がよくできている名作です。

 映画をさっそく確かめてみたいと思います。ダイ・ハード好きのみなさん、どう思いますか? 

 この本にある、夜明けの通りのシーンから始まると思いますか?

 映画も英語も奥が深くてやめられません。
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〈たの研/たのしい教育研究所〉は悪者探しではなく〈解決の具体的な提案〉をする組織/板倉聖宣の言葉から

〈たの研/たのしい教育研究所〉設立の理念の一つが〈たの研/たのしい教育研究所〉は悪者探しではなく〈解決の具体的な提案をする組織〉にすることです。10年以上経ってもスタッフみんなたのしく元気に過ごしているのは、その方針がとてもうまくいているからです。

 1999年8月に埼玉会館で板倉聖宣先生(たのしい教育研究所 初期から支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長ほか)がこう語っています。伊良波さんからの元資料をいっきゅう編集版でお届けします。

写真は「沖縄 冬の大会」での板倉先生 2010

 『たのしい授業』が出る10年ぐらい前に,私は数学教育の遠山啓さんたちと一緒に雑誌『ひと』の編集委員をやっていました。
『ひと』創刊の一番のうたい文句は,「この教育雑誌はもし悪い教育があったとしても,その教育を告発することはしない。具体的にこうやればよくなる,たのしくなるという代替のプランなしには反対をしない」ということを根源にすえたことです。
 正確にいうと,そういう条件で私は編集委員を引き受け,実際にその方向でやっりました。
 雑誌というは下手をすれば「学校の先生はこんなことをしていてけしからん」とか「こうすべきだのに、それをしないのはけしからん」というように告発をすることになってしまいます。
「こうすべきである」という具体的で明確に出来るものがあればいいのですが,抽象的で出来そうもないことばかり書けば学校の先生は困りますね。

 私は「学校の先生の味方になりたい。学校の先生はけしからんという記事ばかりが出てきても,日本の教育は良くならない。教育が良くなるためには学校の先生の授業が大切なのだから、学校の先生が主体になるような雑誌を作りたい。そういうのであれば協力します」ということだったのです。

 当時出ていた教育雑誌は文章が悪くてほとんど読むに耐えないものでした。例えば〈この〉とか〈その〉が何に係っているのかもわからないような文章があったりするんです。読みながら入学試験問題を解いているようなのは嫌ですね。

「学校の先生は大学まで出ているのだから、こういうことはわかっていて当然である」というような論調もありました。
 だから私はだれでも読めるような雑誌にしようと考えました。

「学校の先生の悪口を書いて欲しい,文部省の悪口を書いて欲しい,教科書の悪口を書いて欲しい」ということになって、実際、告発すると短期間はよく売れるのです。

 でもそういう記事は載せない,新聞記者には原稿を書かせないということでやっていました。

 

『たのしい授業』は,あまり新聞社の受けはよくありません。新聞社の同情を引く形では展開しないからです。お母さん方の悪口を言ったり,文部省の悪口を言ったり,いろんな人の悪口を言えば,新聞と路線を同じくすることも出来ますけれど,私どもはそうは考えないのです。

 

 教育の雑誌は「実際にこうすればいい」という具体的な提案がないとダメです。
 とはいっても何をどうすればそうなるのかわからないようなものを提案したって、何も言ったことにはならないのと同じです。

 私どもは幸いにして,「こうすればいい」ということを,仮説実験授業とか,キミ子方式とか,その他で具体的な教材を作ることで確保できました。
 具体的な提案が出来るようになったから,雑誌『たのしい授業』が出来るようになったのです。

 私はそこまで手を広げるゆとりがないので良く知らないのですけど、SNS等では誹謗中傷にあふれているという話をよく耳にします。

 たのしい教育研究所は〈悪いもの探しや告発・誹謗・中傷〉をせず「こうするとたのしくなりますよ」「先生・お母さんは味方だって感じてくれる子どもたちも増えてきますよ」という具体的なプログラムを提唱しています。

 そうしているうちに行政の方からの相談も来るようになりました、校長先生たちもアイディアが欲しいと相談してくれます。
 某教育行政の組織を率いていた方は
「教育は学校や行政だけでは無理です。〈たの研/たのしい教育研究所〉のような組織がとても大切だと思います」と熱く語ってくれました。

 地域で子育て活動をがんばっている人たちや、学校で子どもたちの教育に真剣に取り組んでいる先生たち、お母さんお父さんなど、いろいろな人たちからの相談もやってきます。

 このサイトの読者のみなさんも、きっとそのことに惹かれてくれているのではないでしょうか。これからもその流れで〈犀(さい)の角〉のようにすすんでいきたいと思います。
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子どもたちの感覚は大人に勝るとも劣らない/環境教育も超真剣勝負

 SDGsの研究はたのしすぎて〈たの研〉のメンバーで2025年のスタートも熱中しています。たのしいと、どんどん要求水準も高まっていき、あれよりはこれ、もっとこういうのがある、というように、止まらなくなっています。

 ペットボトルの再利用法ひとつとっても、どんどんすすんでいます。

〈たの研〉にはいろいろな相談がやってくることは常々書いているのですけど、その一つに「学校の授業を依頼されているのだけど、こういう内容でどうだろう、アドバイスしていただきたい」という内容も含まれます。

 外部の人が学校に授業しにいくという時、かなり心配されるのが

◯こどもたちはこちらの話をちゃんと聞いてくれる

という状況を想定して内容を組み立てている場合です。

〈たの研〉のメンバーはみんな子どもの感覚をもった集団なので、その感覚を大切にして聞いていると「これはつまらない」「こういう言葉が届かない」「これを学んでどうするの?」という疑問がどんどん湧いていくことも少なくありません。

 大人同士のつきあいなら、「がんばっているのだから認めよう」という意識も出てくるのでしょう。でも授業の対象は大切な子どもたちです、「まぁ、いいんじゃないですか」とスルーしていったら、ますます子どもたちの学校離れが加速していくことにもなります。

〈たの研〉のポリシーは「やめなさい、と言われてももっと学びたくなってしまうようなプログラムを提供すること」です。
〈たの研〉に学びにきた人たちに適当なアドバイスはできません。

 ここでさきほどの環境教育のアイディアと重ねてみましょう。

 ペットボトルの再利用にいろいろ工夫が加えられています。

 たとえばこれ、ペットボトルをカットしてチャックでケースにしたものです。
 なるほどなるほど・・・
 小さなケースには消しゴム、大きなケースにはストローが入っています。

 なるほどすばらしい!

 と感じるでしょうか?

 子どもたちはどうでしょう、「これはいい、作りたい!」と考えてくれるでしょうか・・・

 私の子ども心はそう感じません。

「ストロー入れならキャップを開けて出し入れしたらいいのに」
「どうしていちいち消しゴムを取り出すためにチャックを開けなければいけないの?」
「そもそもチャックの部分がカッコよくない」
etc.
 私が特別なのかもしれません。
 でもこういう感覚をもった子どもたちはいます
 クラスがうまくいっていて、知的興味関心が全体として高まっているクラスであっても、私の長い教師生活の経験上、少なくとも1割以上はいるとみていた方がよいと思います。

 ましてやクラスがおちつかない、というような場合は半分以上がそう感じてしまうでしょう。

 ではこのアイディアはどうでしょうか?

 ペットボトルの下の部分でさっとつくることができるクラフトです。

〈たの研〉のメンバーにみてもらうと「これはいい」という声がすぐに上がっていました。

 せめてこれくらからスタートしたい。さらにブラッシュアップさせて、ほとんどの子どもたちが身を乗り出してきてくれる、そういうプログラムを提供することが基本中の基本です。

 それをどう効果的に伝えるか、それはまた別の組み立てとレッスンが必要です。
 ということで「学校で授業する」という場合、少なくとも10日くらい前にはスーパーバイズを依頼した方がよいと思います。

 みんなで一緒に、こどもたちにとって、先生たちにとって、保護者のみなさんにとってたのしく生き生きした学校にしていきましょう。

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