楽しい体育〈触れ合う中で仲良くなる〉=手おしずもう

 教師をしていた頃、はじめに子どもたちにお願いしていたことに一つが「授業では男の子だけのグループとか女の子だけのグループはつくらないようにしています、ご協力よろしくお願いします」ということ、教師を辞めるまで、それは変わることはありませんでした。

 前の担任の先生の流れが身についた子どもたちは体育などで〈男女別々のゲーム〉を要求してきます、「女の子が一緒だと思い切りゲームできない」とか「男の子と一緒だと怖い」というもっともな理由もあがります、たしかにね。

 かなり強く言ってくる子どもたちがいた時には「でもさ、一学期は先生のやり方をためしてみてよ、だってこれからの人生も女の人と男の人が一緒に協力して生きていくわけだから」と話すと「しかたない」というように諦めてくれます。
 一学期が終わる頃には、みんなたのしく協力しているので、前の学年の様なグループに戻してほしいという子は出てきませんでした。

 男女別チームで体育をすすめていた子どもたちによくやっていたゲームがいろいろあります、その中で〈手押しずもう〉はたくさんとりあげたメニューの一つです、〈片足でも浮いたり移動したりすると負け〉というシンプルなルールです。

 準備運動でもたのしめますし、優勝戦までもっていくどっしりしたプログラムとしても取り上げることができます。

 体力的にとても差があるときには男の子は片手、女の子は両手というルールでたのしむのもよいでしょう、でもけっこう女の子たちも負けていないのですよ。

 女の子も男の子もみんなで協力してたのしむことを学べるのが教育の場です、こういうシンプルなゲームからどんどん取り上げていくことをおすすめします。
 親子でもたのしめますよ。

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楽しい教育プログラム開発中〈ロック バランス〉の研究

 5~6年前から気になっていた教材を、楽しい教育プログラムとしてまとめたいと研究をすすめています、石を絶妙なバランスで積み上げていく〈ロック バランス〉です。※ちまたでは〈ロック バランシング/Rock Balancing〉という名前で知られています。〈動名詞〉で、その行為そのものに視点をあてた表現ですけど、短い方がいいのでシンプルな〈名詞〉にしました

 これはムリ、と諦めてしまう子がでない様に簡単な素材からはじめた方がよい気がしているのですけど、これは私の予想なので、子どもたちや先生たちに試してもらって、地道に研究をすすめていきたいと思います。

 ちなみにこれは私が軽石で組み立てたロックバランス、二、三分で可能です。

 ア~ルがトンと乗ってきても、軽石のゴツゴツの作用で簡単には崩れません。

 全体のバランスをとるコツを軽石で学んでもらって、その後河原の石でたのしむ、という流れです。河原の石ではムリみたい、という人は軽石で四段五段という様に難度を高めていくというのもよいでしょう。

 次の研究会がたのしみです。

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ある小学校の授業で-たのしさこそが学力・賢さを高める

 先日、A小学校の子どもと先生、保護者の皆さんへ《たのしい教育プログラム》を実施してきました、2時間ノンストップ、汗をたっぷりかきながらの授業でした。

 これは導入部の後半のある実験に会場がどよめいている様子です、このあと大きな拍手が自然に起こりました。

 〈たの研〉のブログラムはテレビなどでよくとりあげられる〈見栄え優先の授業〉ではありません、一つのストーリーに基づいて予想を立てながらすすんでいくなかで「なるほど」と腑に落ちるような授業です。

 子どもたちも大人もどんどん予想を立てて考えを出してくれました。〈たの研〉の国や県との個人情報保護規定で、子どもたちの表情をみせてあげることができないのですけど、笑いあり驚きあり、感動ありの時間になりました。

 それは一方的な見方ではありません、〈たの研〉の授業では受けた方たち全員が楽しさ度と理解度を《5段階評価》して、どうしてそう評価したかを書いてくれます、つまり毎回〈通知表〉をもらうのです。

 子どもたちの様子を思い出しながら丁寧に読むのですけど、心動かされる言葉がたくさん綴られ、読みすすめるほどに涙がほほをつたわってきます。

 今回は、あまりにも〆切ものが多くて、まだ半分くらいしか読めていないのですけど、満足度100%です。

 この子たちが元気にたのしく人生を切り開いていくことをたのしみに、これからも元気に活動をすすめていこうと思います。

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仮説実験授業の書籍の寄贈から-板倉聖宣の科学論-楽しい理科

 先日、たのしい教育研究所の関係者を通じて、仮説実験授業の書籍の贈呈がありました。かなり古く貴重な叢書もあります。

 今回はこの中から〈授業書集成1磁石〉の中の板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表・元文科省教育研究所室長)の文章を紹介しましょう、下の写真の中ほどの本です。

 こういうところから板倉聖宣が科学の本質的な改革を目指していたことがわかると思います。

第 1 章 授業書〈磁石〉のねらい

 磁石は,小さな子どもでも容易に取扱うことができ,しかもその性質が新奇で実用的にも役立ち,小さな子どもの興味をひきつけることができるために,これまでもしばしば科学教育のもっとも初期の段階の教材としてとりあげられてきた。
しかし,19世紀後半以後の物性物理学や工業技術の発展は,当然のこととして磁石の科学教材としての意義にも大きな影響をもつにいたっている。ところが筆者の知るかぎり,これまでの磁石教材の取扱い方は,磁石という新奇な人工的産物をいじくりまわさせるというにとどまり,表面的な興味本位の断片的な知識の教育にすぎなかったように思われる。もちろんなかには,磁石を材料として「科学的な態度・考え方を育成しよう」とした人々もあった。しかし,それらの人々も「磁石教材というものはいかなる点で日常性をこえた科学上の概念を必然のものとするか」ということについて十分反省するところがなく,したがってその「科学的な態度」とか「考え方」というものも事実を「くわしくしらべる」とか「比較して考える」とかいう,日常的な考え方の延長にすぎず,多分に観念的なものにとどまっていたといってよいであろう。そこで筆者は,磁石教材についてその教育的意義を全面的に検討しなおして,磁石教材を全面的に再編成することが必要だと考えた。本論に示す授業書〈磁石〉の内容が,従来の磁石教材の内容といちじるしく異っているのはそのためである。

板倉聖宣 

 小さな足取りではあっても、たのしい教育研究所も教育の本質的な改革を目指しています。

 おかげさまで着々とアクセス数を伸ばしてきています、応援よろしくお願いいたします。

 

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