仮説実験授業の授業書の変化球-実験中

 仮説実験授業という画期的な授業があります、たのしい教育研究所を強く応援してくださった〈板倉聖宣先生:仮説実験授業研究会初代代表・元文科省教育研究所室長〉が開発した授業方式です。

 板倉先生に「仮説実験授業の問題を二、三問取り出して〈自分の考えを語ることが苦手な子どもたち〉に実施してみたいのですけど」と相談したことがあります。
「きゆなさん、そういう実験はそれなりに価値があるかもしれないけれど、その時には〈仮説実験授業〉とはいえないから、そう言わないでやるんだよ。仮説実験授業は一連の問題やお話などを連続的にやる必要があるから」と返してくれました。
「仮説実験授業とはいえない」というのは、ダメな授業だということではありません。数問実施しただけでは仮説実験授業が提唱する効果が得られない、ということです。

 私は仮説実験授業暦40年です、いつの間にかかなりのベテランの仲間に入りました。教師時代の年間授業書実施回数は少なくても週数時間、多い時には20時間を越していましたから、累積すると全国的にみても上から数えた方が早い方でしょう。その私の経験を活かして〈自分の意見を伝える〉ことをテーマに実験的にプログラムを作って、何人かの先生に試してもらっています。

 気に入ってくれた先生たちが、授業書を手にして《仮説実験授業》を実施してくれる様になることも、目標の一つです。

 結果がハッキリしてきたら広く紹介していきたいと考えています。

 仮説実験授業の問題はたのしく、自分の頭がどんどん動いていきます。
 いくつか問題を経験していくうちに、「こういう意見をいいたいな、いえるかもしれないな」そう感じてくれる子どもたちが増えていくというのが私の予想です。

 それもまた〈意見をいうたのしみを味わうプログラム〉として十分価値のあることだと思っています。

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情報伝達ツールは進化しても自分の思いの伝え方はなかなか進化しない/思い・想いを伝える大切さ

 以前からいろいろな処で〈自分の想い・考えを周りの人に伝えることができないと、その人のリミットを超えた時に教室を飛び出たり、暴力的な行為に出たり、引きこもったり、不登校という方法を選んだりすることになる〉という私いっきゅうの仮説をお話しています。
 今回は、そのことに関連して、カウンセリング系の研修に呼ばれて話をした内容を紹介しましょう。

 動物に近かった頃の私たちは近くの相手に怒りや喜びの〈感情〉を唸り声や表情で伝えるのがやっとのことでした、1000万年、数百万年前の時代です。

 そういうコミュニケーションでもいろいろなことを伝えることができました。

 数十万年前、長い知的試みの中で〈言葉〉が生まれ「食べ物を得る効果的な方法」を伝えたり「どうしてそういうことをすると危険なのか」という複雑なことを伝えられるようになっていきました、ちなみにシンプルな言葉は人間だけでなくイルカやゴリラ、その他の動物たちにもみられます。

 数千年前、言葉を記録する〈文字〉を発明した私たちは、自分の考えを組み立てる方法としても利用し、さらに場所や時を超えて思いや考えを伝えることができる様になりました、そこから人間の文化は爆発的に発展しました。現在の文化のほとんどは、文字がなければ生まれえなかったでしょう。

 数十年前、驚くべき情報伝達方法が誕生しました〈インターネット〉です。そこで誕生したネット社会は、かつて私たちが〈文字〉を利用し始めた時起こった様な爆発的な知的進化をもたらしました。
 今私たちは、その進化のさなかにいます。

 不思議なものですね、これだけ感情や気持ち、考えを伝えるツールが爆発的に進化してきても、人間は自分の思いを相手に伝えることに苦慮しています。
 1000年以上前に詠まれた和歌を思い出します。

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで

いくら時代が進んでも、自分の気持ちを、思いを伝えるには簡単なことではありません。

 教師が子どもたちのことを思い、親が我が子のことを思い、いろいろなことを伝えようとして、実はうまく伝わらず関係がこじれてしまうことがあります。

 子どもたちも自分の想いを伝えられず、ギリギリまでくると教室から飛び出たり、不登校という方法をとったりする場合があります。

 自分の想いを伝える、そのことは教育のとても大きなテーマです。家庭でも学校でも、子どもたちが自分の想いを気軽に伝えられるように配慮しながら関係を育てていく必要があるでしょう。

 それは掛け算ができるとか難しい漢字を読み書きできることよりずっと大切なことだと思います。

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ご案内〈楽しい特別支援教育〉少人数講座 10月14日(土)午前=初めての方でもたのしく参加できます

いろいろな方から要望の届いていた〈たのしい特別支援教育〉少人数講座の案内が講座事務局から届きました、掲載させていただきます。はじめての方もたのしく参加できます、気軽にお申込みください。

            ※  ※  ※ ※
みなさんこんにちは、たのしい教育研究所 事務局より発信しています。
 
🌱夏のピークはすぎ、ゆっくりと涼やかな日が近づいてくる感じがしています。嬉しいですね。
季節の変わり目に、みなさんから要望のあった「たのしい特別支援教育」の少人数講座のご案内を差し上げます。
 
🌱普通学級の先生も特支クラスや通級の子を受け持つことが多くなってきました。特支担当の先生も一緒に、たのしく子どもたちの可能性を伸ばしていく実践的な方法を学びませんか。
少数なので気軽に参加できます。
一定数を超えると〈キャンセル受付〉となることもありますので、希望する方はお早めにお申し込みください。

           たのしい教育研究所 少人数ワークショップ
『普通学級の先生も特別支援学級の先生もたのしい教育』
 
 🌱特別支援教育の少人数ワークショップ(たのcafe)を開催します。別支援の対象となる子どもたちがどんどん増え(下グラフ/文科省)、全ての教師が特別支援教育に関わることは統計的にも明らかです。感情面や行動面で支援が必要な子ども達と、たのしく授業していくにはどうしたらよいのでしょう。子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばし充実した学校生活を送ってもらうために〈たのしい教育〉が提案できることはたくさんあります。前回の同講座で評価がとても高く2回目を望む声が多数寄せられていた「みむら先生のたのしい特別支援WS」の開催が決まりました。特別支援学級だけでなく普通学級の中で支援の必要な子ども達への授業、また子どもが特支クラスの保護者の方にも役立つ内容です。少人数ですから質問なども気軽にできます、興味のある方は早めにお申込みください。
 
       🌱予定プログラム🌱
①たのしいゲーム  ②子ども同士の対話が生まれる授業
③周りの人と仲良くなるもの作り ④質問コーナーほか
 
日時:2023年10月14日(土)09:45受付/ 09:55〜12:00
会場: うるま市うるみん3F
対象:教育関係者、特支対象の子どもを持つ保護者の方
参加費(資料教材込) 一般 1500円 RIDE会員1300円 
  ★早割り:10/02(月)17:00まで  一般1300円 RIDE会員1100円 
◎一人親世帯や特別な事情がある方の参加費支援があります、気軽にご相談ください。
◎会員受付中:年会費12000円  毎週たのしい教育プログラムなどの実践 メルマガが届きます。カウンセリング・スーパーバイズ、教材などの割引あり
持ち物:筆記用具、マスク、飲み物など
服装: 動きやすい服
 
★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで)★★申込み★ メールで ⇨ office@tanoken.com  Q-Rコード、URLからも可→ https://forms.gle/Von6uFBmqCqDE8LVA
件名に「2023年10月特支WS申込み」と書き ①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など)③ 電話番号(緊急連絡に利用) ④《RIDE会員》《RIDE非会員》を明記して申し込みください。※申込みから3日で受講可否メールを送信しています、返信がない場合は上記電話番号へご連絡ください

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人生とタイミング:ガジ丸さんのこと〈たのしい散歩:畑のオクラ〉

 これは数日前の〈のんびり散歩〉で畑に育ったオクラの木、花も実もついてないけれど、生き生きと葉が繁っているので、9月からしばらく経っても収穫できるのでしょう。

 虫や植物などを見て「これはオクラの苗だな」とか「これはイシガケチョウだな」とわかっていてもサイトやメルマガに書く時には必ず複数の情報源でチェックしてしています。

 そういう作業の中で「あ、またこの人が書いてくれた記事に出逢ったな」という場面が増えていきました、特に多いのが《島乃ガジ丸さん》のブログです。沖縄の虫たちや植物についてたくさんの記事を書いてくれています。

 ガジ丸さんは〈ユクレー島の住人〉とのこと、こういう自画像の人物です。
 
 ガジ丸さんのオクラの記事はこうです、文献もしっかりしています。

オクラ
2017年06月27日 | 草木:野菜

 夏野菜のオクラだが、今、私の畑にはオクラが一株あり、台風が無ければ週に5、6本を収穫できる。今年は何度も台風に襲われ、何度も倒されたが、その都度立ち上がり、これまで私の胃袋を楽しませてくれた。今回の台風23号にも倒されたが、しかし、台風のせいでは無く、時期的にもうそろそろ終わりなので、この先の収穫は期待できないだろう。沖縄も、夏は終わった。
 粗食、小食となってからは少なくなったが、私は中華料理もたまに作る。ごま油、トウバンジャン、牡蠣ソースなどは常備しており、野菜や肉や魚を炒め、水溶き片栗粉でとろみをつける、まさに中華料理屋の中華料理を作っている。オクラが収穫できる時期は、水溶き片栗粉の代りに細かく刻んだオクラを加えている。オクラは見事、水溶き片栗粉の用を成している。
 オクラは他に、茹でて、鰹節をふって、醤油をかけたシンプルなものや、生のまま細かく刻んで納豆のようにして食べるのも好きだが、一番好きなのは天ぷら。ナス、インゲンと合わせて、野菜の天ぷら3横綱と私は呼んでいる。「いえいえ、レンコンでしょう。カボチャでしょう。」と異論はあるだろう。日本人が好む天ぷらの具トップテンなんて統計はないだろうか。
 「時期的にもうそろそろ終わりなので、この先の収穫は期待できないだろう」と書いてしまったが、今読んだ文献によると”切り戻し栽培”ができるとのこと。今ある茎を途中から切って、新しい茎を出し、そこから新たに収穫ができるということだ。さっそく試してみよう。

 オクラ(黄蜀葵):野菜
 アオイ科の一年草。分布はアフリカ東北部。方言名:ネリ
 収穫時期は普通、5~8月とあるが、切り戻し栽培の場合、10~11月にも収穫ができる。
 花はアオイ科の他の植物と似ている。花びらを大きく開くハイビスカスよりも控えめに開くオオハマボウの形に近い。切花にしたいほどきれいな花は、残念ながら一日花。
 スーパーなどに行くと主に丸オクラと角オクラの2種が置いてある。味に違いは無いと思うのだが県内では丸オクラが好まれ、県外では角オクラが好まれているらしい。県外出荷用として栽培を始めたのは1973年とある。それまで他府県にはオクラは無かったのだろうか。沖縄ではもっとずっと前から食卓に上っていた野菜であった。
 

 記:2004.10.21 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

https://blog.goo.ne.jp/gajimaru18/e/d62220d69b72dde19fb8c5d363d043eb

 同じ沖縄に住んでいて虫好き植物好き同士、いつか連絡をとっておしゃべりしたいと考えていました。

 可能なら〈たの研〉で先生たちに植物とか虫たちのお話をしてもらえたらとも・・・

 何処に住んでいる人だろう、意外に近かったりしたら面白いな、年齢はどのくらいなんだろう、これもまた意外に同じだったりして、と思いつつガジ丸さんのブログを初めのあたりから読んでみました。

 ブログのあいさつの部分を開くと、おそらくパートナーの方なのでしょう、ガジ丸さんが他界したことを記してくれていました、2020年02月14日の記事です。

 もっと早くコンタクトを取れば、ちゃんとお礼が言えたのに・・・
 人生にはいろいろな努力や試みだけでなく〈タイミング〉というものがあります、ガジ丸さんに関してはタイミングをつかむことができませんでした。

 お礼の言葉に変えて、こうやってガジ丸さんの書いてくれた記事をいろいろな方たちに紹介したいと思います。

 私自身も〈虫たちや植物たちを調べる〉ということでなく、ガジ丸さんの生身の言葉をじっくり読んでみようと思います、感謝をこめて。

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