たのしい教育ワークショップで先生もこどもたちももりあがる/10月からの講座の予定

 予報では台風が近づいていたのですけど、当日はグッと角度を変え、おどろくほど普通の1日となり、9月の〈たのしい教育ワークショップ〉がたのしく開催されました。テーマは「低学年でもたのしい教育」です。

 講師のM先生は〈生活科〉が始まった頃から研究をすすめてきた実力派で、たのしさとこども感覚が抜群です。

 会場には、たのしい教材もたくさん並んで、45分×2の時間があっというまにすぎていきました。

 たのしい低学年の学習やコミュニケーションの方法をたくさん学んでもらうことができた様です、それはこうやってアクティブにたのしんでくれている様子や

ワークショップ後の評価が〈満足度100%〉であったことからも確かです。

 同時並行でこどもワークショップも開催されました。

 これは沖縄県文化振興課も支援してくれているとりくみの一つです。

 ミエ先生&マッキー先生が、とてもたのしくものづくりやたのしい島言葉の授業をしてくれました。

  こども達のたのしい笑顔は明るい未来を想わせます。
 Aくんは「勉強ってとてもたのしい」と満面の笑顔で語ってくれました。

 弟くんのヘルプもしながら、自分もたのしんでくれたお姉さんも満面の笑みでした。

10月は〈PEAL教育カウンセラー養成講座〉があります。

おかげさまで、すでに予定されていた席は埋まってしまいましたが
「どうしても受講したい」という方はお問い合わせください。
〈日程が合わないのでぜひ次回受講したい〉という問い合わせがいろいろありました。
PEALカウンセリングの指導者は今のところ私いっきゅう一人だけなので、この忙しさのままだとこれだけこってりした内容の講座は2年に一度の開催となります。資格認定ではありませんが、その合間に単発のカウンセリング講座やカウンセリングブラッシュアップ講座は開催できる可能性があります、ご期待ください。

11月は〈たのしい秋の講座〉があります。親子一緒にたのしめる企画です、事務局からお知らせが届き次第、このサイトでも広報する予定です。

 また、力ある先生たちを学校現場に送る〈教員試験合格SV〉も11月からスタートします、すでに受付も始まっています。興味ある方はお問い合わせください。

たのしい教育を一歩一歩大切に育てて、こども達、先生たち、保護者のみなさんの笑顔と知的好奇心をどんどん増やしていきます、おたのしみに!

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たのしいあの日々を取り戻すー秋の講座に向けて

 たのしい教育研究所の9月は少しだけ一息つける日々です、たまりにたまったデータの整理をするのもこの時期です。

 これはある小学校で〈宇宙へ〉という授業をしたときの様子です。

 宇宙がテーマでも、予想を立てて実験をしながらたのしくすすめることができるのが〈たの研〉の授業です。

 この後、こどもたちが「お~!」と大きな声をあげてくれました。

 もちろんコロナの前のことです。

 あの日々をまた取り戻すのは、簡単なことではないでしょう。

 とはいえ、またこどもたちが歓声をあげて授業をたのしむとりくみをやめてしまうことはもったいないことです。

 今年の秋の講座(11月予定)の頃からは、かつてのスタイルに近づけて、のびのびたのしめるようにできないか、今から知恵を出し合っています。

 ミュージシャンの野外コンサートのようなスタイルで開催するとどうだろう?

 そういうアイディアを出すと「雨が降ったらどうするの? 風が強かったらどうするの?」という意見で終わるが普通ですけど、たの研はそういうことはありません。
 何をやるにも予想・チャレンジ、いろいろな不具合を含みつつも、「やる意義あり」となったら試してみることができるでしょう。
 今年がだめでもこのアイディアはいずれ実現させたいと思います。

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たのしい便りは元気度をあげる/「たのしい生活科・低学年でたのしく」&こどもワークショップ 少し席があきました、お申込みください

 NPO法人たのしい教育所の活動で、いろいろなところで〈笑顔〉と〈もっと学びたいという意欲〉が広がっています。

 これはある方から届いた丁寧なお礼の手紙です。

 とても純粋な気持ちがつたわる感動的な手紙でした。

 師の板倉聖宣から学んだ通り、たの研の活動が〈流行〉とならない様にしています。一般の感覚からずれていると思うのですけど「流行は必然的に去っていく」のが法則だからです。

 こども達の笑顔、知的好奇心・賢さを広げていく〈熱意〉ある先生たち保護者の皆さんを少しずつ増やしていく、それがたの研の活動ヴィジョンです。

 来る土曜日には〈たのしい教育ワークショップ〉があります、たのしい生活科・たのしい低学年のワークショップです。

 約30年前、低学年で〈りか・しゃかい 〉を統合して「生活科」が新設されたときから、生活科の研究に関わり、今も第一線で活躍している〈昌代〉先生が講師をしてくれます、とてもたのしい先生です。

 数名で何度か熱くアイディアが交わされてきました。

 こういう中から一人また一人と〈力ある先生たち保護者の皆さん〉が増えていき、未来の学校教育を明るくたのしいものにしていくことでしょう、たのしみです。

 昌代先生が紹介してくれる教材「香りから広がる世界」も、シンプルなプランですけど、たの研でも教材化したいくらい魅力的です。

 少し席が空きました、毎回大好評の「こどもワークショップ」も同時開催します。興味ある方はお申込みください⇨ https://tanokyo.com/archives/148082

 

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たのしい〈沖縄島ことば〉たのしい国語・たのしい学習「アサバン」は昼ごはん?/朝飯(アサバン)考

 たのしい島ことばの検討会を学校の先生たちと重ねている中で分からなくなってきたこと、つまりは自分の中の問題意識がハッキリしてきたことがいくつもあります。その一つが「〈朝飯/アサバン〉は昼ごはんだ」という説明です。

 web上にもそういった説明がたくさんみつかります、中には「変な感じですけど間違わないようにしましょう」という注意書きまで載せているものもあります。

 私いっきゅうは沖縄の中部で生まれ育ったのですけど、その説明には大いなる違和感をおぼえざるをえません。
 これだと沖縄では「朝のことを昼といっていました」と説明する様なものです。

 朝を昼と思えというのでは私の〈こども感覚〉、大切な知的好奇心が砕けてしまいます。「つべこべ言わずにまずこう覚えてください」という教育は過去のものです、教育は〈知的好奇心〉を高めるものでこそあれ、学ぶ意識を砕くものであってはいけません。
 島言葉の普及にも〈たのしい教育〉が関わることできっと学校教育との親和性が高まっていくことでしょう。

 こういう時に「テレビでいっていたから正しい」とか「○○先生が言っていたから正しい」「たくさんの人がいっているから正しい」という判断は間違いのもとです。
 自分で予想を立てて、歴史をたどることです。

 まだ研究途中なのですけど、ほぼこれで間違いないだろうとおもいます。出展などを入れると長くなってしまうので、これまでまとまったことをシンプルに書いてみます。ご意見や異論があればぜひお寄せください。

〈朝飯/アサバン〉考

文責 たのしい教育研究所 きゆな 2022.09.04

 

 日本でもかつて〈1日2食〉であった様に琉球・沖縄もかつて食生活は〈1日2食〉でした、それだけの食生活でつりあう活動量・労働量だったわけです。
 朝起きてはじめに食べるものが〈アサバン/朝飯〉で、日が暮れる頃に食べるのが〈ユウハン・ユウバン/夕飯〉でした。
 今の様に急いで食べる必要はなく、たとえば9時、10時あたりに食べていたのでしょう。
 人口も増えてきて、家族の食生活を支えるためにも仕事の量は増えていきます、すると、ゆっくり仕事に出かけるのではなく、日が昇るとすぐに一仕事する人たちも増えていきました。
 お腹がすいては仕事がはかどりませんから〈朝早く食事する〉必要もでてきます、動物として必然的な流れです。

 そうやって〈早朝の食事〉〈朝ご飯〉〈夕ご飯〉の三食となったわけです。

 早朝のことを日本の古語では〈つとめて〉といいます。
 枕草子の冒頭の章にある「冬はつとめて」がそれ、「冬は早朝がいいよね~」ということばです。

 琉球沖縄では早朝に食べる食事を「シティミテムン」と呼びます。妙な言葉だとおもうかもしれませんけど、それは〈つとめてムン/早朝に食べるもの〉という意味です。
 琉球沖縄の言葉には日本の古語がいろいろ入っているのだという話をこのサイトでも書いてきました、この〈シティミティムン=つとめてムン〉もその一つです。

 早朝ものの食事、シティミティムンが入ってきたので、これまでのアサバン(朝ごはん)は昼あたりにずれていきました。従来の〈朝飯/アサバン〉は今でいう昼に食べる食事になってしまったわけです。

 以前は朝に食べていた食事を昼に食べる様になったので、琉球・沖縄では昼に食べるご飯を〈アサバン〉と呼ぶ様になったというわけです。

 こども達にもこういう歴史的な流れを教えてあげてから「以前は朝に食べていたアサバンは昼頃にとるようになってしまったから、沖縄では昼ごはんを〈アサバン〉と呼ぶことがあるんだよ」という様に伝えたら、私の様に「意味わからない」という人が激減すると思います。

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