沖縄の野山は夏への移ろい ノボタン(野ぼたん)・イジュ・ゲットウ(月桃)・カスミヒメハギ

 前々回〈赤土ってホントに赤い〉というテーマだったので、植物は言葉で軽く並べただけでした、その時撮った植物を紹介します。沖縄の5月の野山で見られる草花そして樹木です。

 これはノボタン(野ぼたん)です。

 梅雨の頃を代表する様な樹木、イジュの花も目立ってきました、中北部の土壌でみられる白い花の植物です。

 月桃の花も目立っています。
 この葉の部分はムーチーを包む時にも利用されます。

 カスミヒメハギもたくさん咲いていました、根の部分をひっかくとルートビアの香りがします。

 雨が続くとなかなか深くまで入ることは難しくなります。

 晴れ間を見て、野山の植物をたのしんでいこうと思います。

 みなさんが撮った植物の写真を送ってくれると嬉しいです、めずらしいものでなくて、身近なものでも歓迎です。

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「教師不足の解消とは」たのしい教育メールマガジンから

 何号か前の〈たのしい教育メールマガジン〉に書いた内容を紹介します、教師不足の解消について相談を受けた時の話です。

 私の知り合いからの紹介で「〈教師不足〉を何とかしたい」と積極的に動いている方から意見を聞きたいと連絡がありました。
 こういう重要な問題は「忙しいので」とはいえません、直接会って、このメルマガでも書いてきたことを含めていくつか提案しました。

・仕事を減らす流れの働きかた改革だけでは教師の負担感は解消しない。たのしく仕事ができる仕組み作り(教師個々の創造性を発揮しやすいシステムづくりほか多数)と、教師自身がたのしく仕事をすすめていく力をつけていくこと(研修の刷新 ほか多数)とがとても重要。
 〈たの研〉には、たくさんの先生たちから悩みや相談がよせられているのだけど、病休をとったり辞めて行ったりする先生たちが減っていくことはとても重要

 

・教職調整額という『教師定額働かせ放題システム』を廃止して、他の公務員、一般の仕事の様に残業代を払うようにする。必然的に、教師にこれだけの仕事量を要求していったら財政が賄えないことに気付いて仕事を減らさざるを得ない。儲けたい人は、どんどん仕事を買ってでればよいことになるので、それはまたそれでもよいのでしょう
⇨教職調整額:勤務時間の長短にかかわらず、教員の勤務時間の内外を問わず包括的に評価するものとして、給料の4パーセントの教職調整額を支給

 

・教職経験者に、たとえば「家庭科のみ」を受け持ってもらったり、「体育のみ」を受け持ってもらったりする週2~3時間程度の働きやすい仕組みを増やす。
「反抗した時の柔らかい対応」「怪我の予測」「保護者対応」etc.教師という高度な専門性の水準を保つのは難しいので、教職経験者中心で。
 もちろん専門家に来てもらうのですからバイト的な額ではなく賃金はかなりUPして支払う。一般の補充の方たちの賃金ももちろんUPする

 

・二次試験と一次試験の順番と比重を大きく変えて、まず〈面接・模擬授業〉で力ある人材を見抜く。その後〈法規・専門教養〉の筆記試験で、合格点数を低くしてたくさん採用する。採用してから初任研などで、法規の時間を確保したり、指導要領の内容を確認したりしても遅くない。一次試験の面接・模擬授業を突破した人は翌年の受験の際に補充をして一次免除

 他にもいくつか伝えたのですけど、深く何度も頷きながらメモをとってくれました。

 教師不足は、早く解決しなくてはいけません。

 いろいろな提案が出ても「それも理解できるが今は難しい」という、いかにもありがちな流れで今の状況があるのでしょう。行政の中に知恵と工夫でそれを突破できる人材が必要です。

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楽しい読み語り・楽しいブックレビュー『ぼく モグラ キツネ 馬』②

〈たのしい教育メールマガジン〉や〈このサイト〉の読者の皆さんから「図書館で借りて読んでいます」「本屋さんで手に取ったら自分のものにしたくて購入しました」etc. うれしい便りが届いている「ぼく モグラ キツネ 馬⇨archives/154024」 その後です。

 先日、メンバーからの希望でたのしい教育研究所で《たのしい読み語り》が実施されました。

 聴くたびに感覚を揺すぶってくれます。

やさしくされるのをまつんじゃなくて、

じぶんにやさしくなればいいのさ


この世界をおもしろがろう

 みなさんも、ぜひ身近な人たちに読み語りしてみませんか。

 子どもたちへ、家族へ、友人へ・・・

 心が疲れているときでも、どこかのページに心動かされると思います。

 もしもこの作品が気に入ってくれたら、いつかアニメーションも観てください。
 熱烈な映画愛好家の私の気に入りの一作です、本の世界が一つのクリエイティブなストーリーによって展開されていきます。
 今現在は〈アップルTV〉のみの公開なのですけど、いずれレンタルDVDや他の動画配信サイトにも登場してくれると思います。

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沖縄の赤土って本当に赤い-楽しい自由研究・楽しいアウトドア

 依頼の仕事が終わって少し時間があったので、野山に続く道を歩いてみました。沖縄は海に囲まれていて、細長い形なので、少し移動するとこんなキレイな海を近くに見ることができます、いい処です。

「あ、イジュの花だ」
「月桃の季節だよね」
「お~、カスミヒメハギだ」
「そっか、すでにノボタンの季節だったんだ」

 そうやって夏の季節へと移ろう植物たちの変化を楽しみながら歩いていると、土砂が崩れた場所がありました。

 沖縄の〈中北部〉は赤土のところが多いので、これもめずらしい眺めではありません。それにしてもほんとに赤みがかった土ですよね。

 土の中の鉄分がさびて赤く見えているのが赤土です。

 でも不思議ではありませんか、鉄さびって赤かったかなぁ~

 これは「赤い」とは表現しないと思うんだけど・・・
 みなさんはどう思いますか。

ボルトのサビ wikipediaに感謝して参照

 

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 そう思っていろいろなサビを見ていると「ひとくちにサビといっても、いろいろな色があること」がわかります。

ボルトのサビ wikipediaに感謝して参照

 そもそもサビというのは何か?
 これもwikipediaに頼りましょう。

(さび、銹、鏽)とは、金属の表面の不安定な金属原子が環境中の酸素分などと酸化還元反応(いわゆる「腐食」)を起こして生成される腐食物(酸化物水酸化物炭酸塩など)

 鉄分がさびる時、酸素との結びつき方の違いや程度、水分、別な物質との混ざり具合でいろいろな色の変化が生まれます。
 そういうことをふまえた上でサビを見ていると、黒ずんでいたり赤かったり、黄色っぽかったりといろいろな色の変化が生まれていることがわかると思います。

サビ wikipediaに感謝して参照

 そういう目でみていくと、沖縄の中北部と南部の土の色が大きく違っている理由もわかる様になるかもしれません。

 小学校高学年から中学生にかけて、自由研究のテーマにしてはどうでしょうか。

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