たのしい島言葉-たのしい国語の新しいプログラムができました

〈たのしい教育研究所〉が沖縄県文化振興課と協力して作成をすすめている〈たのしく島言葉:しまくとぅば〉の一つ「朝の会・あいさつ編」ができあがりました。

 最終段階で、いろいろな学校の先生たちへ提供し、意見を聞いて本印刷となります。

 これはプロジェクトリーダーのミエ先生が、いろいろな先生たちに〈たのしく島言葉〉の最新版の教材を紹介しているところです。

 先生たちと島言葉での掛け合いも、たのしくすすんでいました。

 前回の〈給食・食事編〉は千の単位の教材が一週間程度でなくなり、増補印刷中です。

 使ってみたい方は気軽にお問い合わせください。

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たのしい秋の講座たのしく開催−教員試験対象年齢延長とたのしい教育

 先日、県が発表した「教員採用試験の受験対象を59才まで延長する」という方針が教育現場に波紋を広げています、教員不足解消への対策ということなのですけど、耳に届くのは疑問や否定的な見解がほとんどです。

 開催された秋の講座で、久しぶりに出会った先生たちからも「いっきゅう先生、どう思います?」という声がありました。

 たのしい教育研究所は評論家集団ではなく実践のプロフェッショナル集団です。

 現場で疲れている先生たちが元気になる、こども達が「先生、たのしい。先生が担任してくれてよかった」と感じてくれる、保護者のみなさんも笑顔になる、そういう教育が普通になっていく中で「教師を続けたい」という先生たちが増えていくのです。
 こども達も「先生になりたい」と感じてくれる、そして保護者の皆さんも先生を応援してくれるでしょう。
 それは理想の話だと思考停止する人が多いかもしれません、けれどそういう根本的な構造に向けて取り組んでいるのが〈たのしい教育研究所〉です。

 今回の講座も満足度100%の高評価でした。

 「これはゲームでたのしく」のコーナーで〈リングキャッチ〉をたのしんでいるところです。

 これは〈おいしい環境教育〉をテーマに「野草てんぷら」を味わってもらっているところです。

 詳しくはいずれYouTubeで動画配信する予定です、ご期待ください。

 もっと食べたいと、おかわりしにくる参加者がいっぱいです。

 他にも「たのし読み語り」を「絵本からひろがるものづくり」、「宇宙から地球をながめてみると」などたっぷりの内容でした。

 毎回、受講満足度は100%です、今回もその数字が更新されたのですけど、中にこういう評価感想が残されていました、少し書き抜きます。

教師は人気のない仕事になっていますが、今日の講師の先生たちがたのしそうに授業している様子に、こんな楽しい職場なら人気がでるのになぁと思いました。

 〈たの研〉が目指しているのは、まさにそういう姿です。

 応援よろしくお願いいたします。

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おかしの〈かるかん〉の語源は?

 たのしく島言葉の教材づくりをしていると、いろいろな言葉を島言葉と結びつけて考えるところがあって、たとえば〈カルカン〉はチンスコーとかサーターアンダギーと同じように沖縄のお菓子の一つだろうと思っていました。

 私だけかと思ってwebで検索するとyahooのサイトにも「かるかんは沖縄のおかしでしょうか」というやりとりがありました、私だけのイメージではないようです。

 先日たの研の仲間が鹿児島に行ったというので、美味しい〈カルカン〉をみやげの一つに持って来てくれました。みんな美味しい美味しいと食べたのでなくなる前に写真を撮っておきました。ひらがなで〈かるかん〉なんですね。

 
 リュウキュウイモ がサツマイモに名前を変えたように、かるかんも元々沖縄のお菓子だった可能性はあるとはいえ、それはさておき進みましょう。

  かるかんには四角いものや丸いものがあります、ふわふわしたお菓子です。

 

  この説明書きで知ったのですけど、かるかんには漢字がありました、「軽羹」です。が難しい漢字です。

 この〈〉は羊羹(ようかん)の〈〉です。

 語源をみると〈軽いヨウカン〉という意味で〈カルカン〉と呼ばれるようになったということです。諸説あるのでしょうけど、私はこの説が正しいと思っています。

 それを知った上でみると確かに似ていますね。

 これは羊羹(ようかん)。

これは軽羹(かるかん)。

これは羊羹。

 これは軽羹。

 カルカン・かるかんは島言葉、沖縄ルーツではないのですね。

 追記)カルカンの語源は分かりやすかったのですけど、あわせて〈羊羹〉の語源も紹介しようと思っていたので、それは項をわけて書かせてください

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たのしい島言葉〈ヘチマ〉は沖縄方言で何ていうの?/言葉の自由研究

 先日、たの研の活動を応援してくださっている方からみごとなヘチマをいただきました。スーパーで売られているものよりふた周り以上太い見事なサイズです。

「表面は硬いけど中は柔らかくて美味しいですよ」と言われた通りで、とろとろのとっても美味しいヘチマでした。

 これは茹でてゴマドレッシングをかけただけの簡単料理です、とても美味しい。
 

「野菜の煮付けに入れるのは〈豚肉〉にかぎる」という言葉に従って、たの研に冷蔵庫にあった豚肉系の食材(だし骨とウインナー)を入れて煮ていたらヘチマからどんどん汁が出てきておつゆくらいになりました。私がはじめて作ったヘチマ料理で、見た目は良くなくても味はよかったです。

 

 さて皆さん沖縄方言・島言葉でヘチマを何というかご存知でしょうか。このサイトの読者は全国に広がっているだけでなく海外で読んでくださっている方たちもいます。
 そういう皆さんには言葉の広がりという視点で読んでいただけると思います。

 島言葉の得意なメンバーA先生に尋ねるまでもなく私にも〈ヘチマ〉=〈ナーベーラー〉という知識はあります。

「A先生、どうしてヘチマをナーベーラーと言うんでしょう?」

もちろん〈語源〉をたどるのは難しいので簡単には返事ができる問いかけではありません。

 料理しながらナーベーラー、ナーベーラーと何度か唱えているうちに〈ナベ洗やー〉⇨〈ナーベーラー〉に変化してきたのではないかという、ダジャレ的なアイディアが浮かびました。
 実際にヘチマはタワシとしても利用されます。

 もちろんA先生は「そんなことはないでしょう」と笑っています。

 予想を立てたら確かめましょう、それが外れていても賢くなります。何よりたのしい謎解きになります。
 webで「ナーベーラー 語源」と打ってみると・・・

 真っ先に目に入ったのはウィキペディアにある言葉でした。

沖縄ではナーベーラーと呼ばれるが、これは果実の繊維を鍋洗い(なべあらい)に用いたことに由来するという。

          ⇨ウィキペディア

 私が予想したままですね。
 しかもそれ以外の解説はみあたりませんから、語源的に確定しているのかもしれません。

 沖縄でも本来はナベを洗うものとして利用したいたヘチマはいつごろから食べるものになったのでしょう。
 それはおいおい調べてみることにしましょう。

 こうやって島言葉の語源を見ていくときも「大和言葉からの変化形として沖縄の島言葉をみていく」ことで解決することがたくさんあるということは、みなさんも意識していた方がよいと思います。

〈たのしく島ことば〉は相変わらず好評です。いろいろなアイディアが出ていて、次回は「朝の会・帰りの会でたのしく島言葉」のシートを作成しようという話にもなっています。おたのしみに。

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