どの学校も天才に満ちている-たのしい教育の子ども観/〈たの研〉式グライダーNewタイプ-楽しいものづくり・楽しい自由研究

 先日も天才たちとたのしく授業させてもらったけれど、つくづく私は〈授業〉が好きなのだと思います、考えてみると「授業だけしていたい」と考えてフリーになったくらいですから。

 たのしい授業が好きでたまらないの上に、前々回も書いた〈評価論〉がアクセルをかけ、さらに腕を磨いていったので、自信があったのは間違いないけれど、公務員として少なくとも経済的にはぬくぬくと暮らせるのに、「いったい自分の授業の腕で生きていけるのか?」 という普通の人たちにはなかなかできない人生実験それほすてて自由競争の世界に飛び出ていったのは大したものだったけれど、それを支えてくれた方たちもすごかった、人生は勇気とタイミングと縁なのだろうと思います。

 さて今回の「親子わくわく講座」でもたくさんの天才たちに出会うことができました。

※

「宇宙へ」をテーマに2時間ノンストップの講座を親子も先生ものめるこむようにたのしんでくれました。

 押し付け的な教育によって子どもたちの好奇心が失われていく、板倉聖宣がそう強く語っていたけれど、子どもたちはそもそも天才なんだと思います。こうやって子どもたちの心を動かす授業をしていると、その天才性をどんどんみることができます。

 今回もたくさんの天才たちに出会うことができました。

 プログラムの中で重要なキーになる「〈たの研〉式グライダー」を作った時のことです、2時間の中のほんの10分くらいの時間のことなのですけど、ある天才くんのエピソードを一つ紹介させてください。

 〈たの研〉式グライダーの完成型はこれです。

 私がもう少し丁寧に説明してあげたらよかったのに、ある子(Aくんとしましょう)が完成型とかなり違うカットで私のところに持ってきました、何も語らず「こうなってしまった」と残念そうに。

 Aくんはバットマンのデザインにしたかったのだろうか?
 もちろん、ぜんぜんとばないと私にとばせてみせてくれました。

「いっぱいカットしちゃったか、もっと丁寧に作り方を話してあげられたらよかったのに、ごめんねぇ~」

 と謝りつつ、

「もしかすると、調整したら飛ぶかもしれないよ」

と、私がクリップの位置でバランスを調整してみることにしました。

とはいっても、これだけ違う形にすると、やっぱり飛行は無理なのでしょうか、どう思いますか?

⬇︎

予想・実験してみると・・・

 スーッと飛ぶようになりました。

  Aくんはとてもいい顔をしてくれました。

 もし飛ばなくても、私が「形を完成型ににせてととのえてみるといいよ、最初に話した〈予想⇨実験〉だからね」と話してあげたら、たのしく挑戦したことでしょう。アドバイスが欲しくて私の処にきてくれたわけですから。

 みんなと違う様にカットしたAくんは「これ、なんとかならないですか」と相談したくて私のところに来たのかもしれません。あるいはみんなと同じようにカットして飛ぶことも体感して、その後小さくギザ付き型で作ってみたのかもしれません。どっちにしても、これが天才性です、A.I.には真似できないことです。

※

 これは以前書いたでしょうか、ある小学校のPTA行事で呼んでいただいて〈たの研〉式グライダーをとりあげた時にも、翼に飛行機のフラップ(飛行機の機体を上下に調整するために使う)⬇︎ をハサミで加工した子がいました、天才です。

「飛行機の仕組み~フラップ・スラットの役割」に感謝を込めて参照

 言われた通りやるのが素晴らしい、いう通り動いてくれるのは素直でいい子だ、そういう子を育てるのが教育だと考える大人はたくさんいます。けれどそういうばかりでは、カラを突破することはできません。

 特に閉塞した社会を突破するには、自分の才能を発揮していろいろな挑戦をしていく子どもたちが必要でしょう。
 学校の先生、保護者のみなさんが、子どもたちの才能・可能性・天才性をたのしく伸ばしていける教育システムがきっと生まれてくる、たのしい教育研究所の活動はその流れに確実につながっていくと思います。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

(質問)自動車はいつ誕生したでしょう? アイディアの生まれる自由度・民主主義 × たのしさ・熱意 ②

 前回からの続きです、手違いで、下書き途中の原稿が二時間くらいアップされていたようです、すみません。読んだ方もいるかもしれませんけど、それからいくらか手を加えているので、読み直していただければと思います。
 日本では他の力を利用して移動するときの主なものが駕篭(カゴ)だった時代、ヨーロッパでは自動車が誕生していました。

駕籠 wikipediaより

 その差はなんだったのでしょう?

 日本人の能力が劣っていたという考えあるでしょう。

 欧米には〈○○民族は優等で○○は劣っている〉という優勢主義思想も見受けられますから、かつては民族による能力差だと考えた人たちもいるでしょう。

 あるサイトには、こういう内容が記されていました。

「産業革命、技術革命が起こった西洋と対照的に、日本は鎖国に代表される様に、外国から先端の技術・知識などが入りにくかった。それによって西洋と大きな差がついた」

 そうなると論点がぐるぐる回っていきます、ではなぜ、産業革命や技術革命が起こったのか? なぜ鎖国したのか?

鎖国-長崎・出島 wikipediaより

 つまりなんらかの要因が西洋の産業革命・技術革命、日本の鎖国を生んだと考えると、もっと根元のところを考えてみる必要があります。。

 みなさんもいろいろな要因が浮かんだことでしょう、それぞれが大切な視点だと思います。

 わたしは二つあると考えています。

民主主義を基盤とする〈自由〉つまり、上下の立場で発想が制限されるのではなく、いろいろな立場の人たちが自由にものごとを考え、そのアイディアを周りに伝えることができる社会であること

それがベースで

そのことを、たのしく熱意をもってすすめることができる人々が増えていくこと

だと考えています。

 ヨーロッパも王様とか法王とか臣民・庶民など立場の違いはたくさんあったでしょう、それでも日本ほどではなかった。庶民もたくさんのアイディアを周りの人たちに伝えることができた。
 それらの積み重なりがとても大きな差をうんだのでしょう。

 明治になって、そのしばりが解けていく中で、日本も世界の中で次第に頭角を現しはじめました。昭和期にはアメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲルによって「ジャパン アズ ナンバーワン-アメリカへの教訓/1979年」という本がでるほど、世界の中で日本の経済的・社会的成功を象徴するフレーズが広く用いられるようになりました。〈ジャパン アズ ナンバーワン Japan as Number One 〉というのは「ナンバーワンとしての日本」という意味です。


 日本のSONYがアメリカ大手の映画会社コロンビア・ピクチャーズを買収したのは、それから10年後です。

 自由な発想でいろいろなアイディアを出し合える土壌、そして、たのしく熱意を持って行動する人たちが増えていく中で、日本が世界最先端の国々の中に入ることができたのでしょう。

 とすると、現在の日本の停滞はどうしてか、それを突破するにはどうしたらよいのか、をテーマに話をすすめなくてはいけません。

 が、それはいずれメルマガのテーマとして残しておきたいと思います。

 ご意見ご感想、気軽にお寄せください。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

楽しい発想法〈子どもに責任を学んでもらう/子どもを敵に回さない〉-たのしい教育メールマガジンから/楽しいクラス経営・教室経営

 週一回発行している〈たのしい教育メールマガジン〉があります。この公式サイトでは紹介できない内容や濃い内容の〈発想法の章〉、たのしい授業の実践プログラム〈授業の章〉など4つの項目でできていて、有料版のPDF版でお届けしています。

 我が子の教育、自分の授業・教育方法へのいろいろな選択肢を探している方へおすすめします。映画好き・本好きの方にも楽しんでもらっていて、いろいろな方から「今週の授業、子ども達がとても喜んでくれました」「発想法の章で、自分のこれまでの生き方を考えさせられました」「◯◯、読みました。観に行きました」という感想が届いています。

 今週号でさっそく反応が届いたのが〈発想法の章〉に書いた内容についてでした。

 その章では「子どもに責任を学んでもらうには」をテーマにアドラー心理学カウンセリングの師匠 野田俊作先生から学んだ《子どもに結末を体験させること》を紹介しました。それは本文を読んでいただくしかないのですけど、並行して、私のPEALカウンセリングで丁寧に伝えていることを説明しました。

 

 こどもたちとたのしい関係を築くには「子どものプライドを砕かないように、子どもの敵に回らないようにする」ことが原則です。

 私への相談の中で「学校に対して怒りを感じ、文句をいいたい」という話をする方もいます。その時にも〈敵に回したら解決は遠のくと思いますよ〉と伝えています。結局それは法的な判断で誰が正しいのかを争うことにすすむことが多く、肝心の〈我が子の幸せ〉への取り組みが置いておかれることにもなります。

 興味のある方はぜひ〈たのしい教育メールマガジン〉を購読してください、月1000円、年間まとめとして12000円でお届けしています。購読費は全て、子どもたち先生、保護者、おじいちゃんおばあちゃんたちなどの笑顔に繋がる〈たのしい教育の普及〉に利用されます。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!

増える一方の精神科そして精神疾患/PEALカウンセリングの見方

 メルマガに〈カウンセリングの日々〉として軽く書いたページにいろいろな反応がいろいろ届いています。

※

 カウンセリングをしながら常々思うのですけど、私が教師をしていた10年くらい頃と比較して「心療内科で薬をもらっています」という先生たちがかなり増えてきた気がします。
 教師以外の公務員の方からカウンセリングの依頼もあるのですけど、その方たちも薬を処方してもらっている方が多くなってきました。
 お母さんたちからの相談で薬の話になることはほとんどないのですけど、メンタルクリニックという看板がどんどん増えている状況をみても、全体としてそこに通う人が増えているとみてよいでしょう。基本的にそこで診断名がつくわけですから、精神系の病気だと診断された人がどんどん増えているということです。さらに気になるのは、そこで神経系の薬・向精神薬の処方が増えていっていることです。
 数年前の統計とはいえ、診療科目別の病院数の変化で、精神科の病院数の増加がハッキリわかります。そしてその傾向は今現在、ますます顕著になっているでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e843daa657942d2c89a9b02ad0a5514e224ae376

 少子化が〈産婦人科〉の病院数に強く表れて、1978年の半分以下です。
 
〈小児科〉の病院数は0.85倍です。
 ところが〈精神科〉の数は1978年の2.5倍です、もちろんメンタルクリックは精神科です。

 神経系の薬はとてもよく効きます。麻酔薬一つみてもハッキリするでしょう、手術されていても分からないわけですから。
 以前のカウンセリング講座で取り上げたのですけど、例えば〈うつ症状〉と関係がある《セレトニン》の流れを脳神経の中で細かく制御することも可能です。

 PEALカウンセラーの目でみると、それは藪の中に入ってハチとかいろいろな虫に刺されて皮膚が腫れている状況に〈痒み止め〉の薬をぬり続けている様なものです。

 アナフィラキシー反応が見られる様になってしまったら大変です。
 藪の中に入った時にあまり虫に刺されない方法、藪の中に入らなくても自分の目的を達成できる方法を探っていくことが重要です。
 必要があって症状をおさえる薬を飲んでいるかもしれないけれど、それでは根本的な解決にはならないことが多いというのも知っておく必要があります。

 私のカウンセリングを希望する方たちはそういった薬の処方では自分の直面している問題・課題を突破できないと冷静にみている方たちなのだろうと思います。
 秋の講座がおわったらPEALカウンセリングの講座も企画したいと思います。読者の皆さんの中にも、自分の悩みを克服したい、あるいはカウンセラーを目指しているという方がいると思います。ハッキリしたらこのメルマガでお知らせいたします。

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 〈SNSや口コミ〉でこのサイトを広げ、たのしい教育活動を応援していただければ幸いです!