楽しい植物入門-楽しい教材は私たちの周りにあふれている

 楽しい教材は私たちの周りにあふれています、今日はそのお話。

 たの研の第3研究所のベランダでは実験的にいろいろな植物を育てています。

 最近、線香花火の様なおもしろい花が咲きました、私が初めてて目にする花(つぼみ)です、みなさんは見たことがあるでしょうか。

 アップした写真をご覧ください、うすむらさきのきれいな色をしています。
 秋の講座のテーマ「たのしい環境教育・たのしいSDGs」で〈台所で手に入る植物を育てて食べよう〉の予備実験をしていた教材の一つなのですけど、さて何の花だと思いますか?

 

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〈らっきょう〉です。

ネギはこれ、緑の葉の部分を食べます。

 

 ラッキョウは主に根っこを食べます、もちろん葉の部分も食べることができます。

どちらも〈ヒガンバナ科ねぎ属〉の植物です。

 以前、応援団の方が〈らっきょう〉をたくさん届けてくれて、そのほとんどは天ぷらにして美味しくいただき、

 4粒ほどは天ぷらにせず、土に埋めて実験することにしました。

 するとすくすく育って、はじめにみてもらった様な花が開いたわけです。

 下の写真でネギの様な葉がたくさんみえていますね、それがらっきょうの葉です。

 

ネギの花は見たことがありますか?
実際咲いた時にはこどもたちと笑いました、これです。
細いネギの上にこんな大きな丸い花(花の集合体)が咲きます、〈ねぎ坊主〉と呼んだりします。

 

らっきょうの花は今回紹介した、これ(つぼみ)です、逆さににすると線香花火にとてもよく似ていると思うのですけど、どうでしょう。

 花が開くとこうなります、とてもたのしみです。

 ネギとラッキョウは似た仲間なので、花もかなり似ているだろうと思っていたのですけど、らっきょうの花は美しさも意外さも格段に上でした。

 花をたのしんだら続きがあります、花の後には〈タネ〉ができます。
 どんなタネでしょう、たのしみです。

 みなさんのうちにらっきょうがあったら、3つ4つ土に植えてみませんか、紙コップとかペットボトルで十分です。

 自由研究のテーマにしたり、クラスで育てたり、家庭で育てたりetc. 私たちの周りのワンダーランドをたのしんでみませんか。

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秋の講座のプログラムをクラスで実践した様子が届きました〈クイズペア&団体戦〉

 たのしい教育研究所(RIDE)の講座では必ずはじめに〈たのしいゲーム〉をいくつか紹介します、秋の講座ではさくら先生が三つのゲームをとりあげました。
そのどれもが大好評で、その後、受講した先生たちからの写真が届いています。

〈ペアペアクイズゲーム〉をクラスで実践して、こどもたちが大喜びだったという便りがありました。

 一人一枚ずつ、カットされたカードをもって、そのカードがパチリと一致する相手を探します。
 組み合わさると、クイズの問題になります。

 カードが一致したメンバーでクイズの答えを探し、わかったら先生のところに報告に行きます。

 身体を動かすことと知恵を発揮することを一緒にたのしめるゲームです。

 たのしい教育研究所(RIDE)のゲームは、何かの孫引きではなく、本当にそれをこどもたちがたのしんでくれるのか、何度も確かめ、アイディアミーティングで知恵を重ね、新しい工夫を加えて披露されるからです。

 もりあがるゲームがかなりあるので、デジタル版の〈たのしい教育ゲーム集〉として提供できないか、スタッフで考えようと思います(有料版) 。

 完成したら、このサイトの読者の皆さんにも提供できる様にしたいと思います、興味のある方はチェックしていてくださいね。

 次の〈たのしい教育メールマガジン〉では〈ペアペアクイズゲーム〉を詳しくとりあげてカードの作り方や問題の例なども具体的に紹介する予定です。

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たのしい教育の発想法:板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)が語る「未来をみるときのスパン」

 最新の〈たのしい教育メールマガジン〉から発想法の部分を少し紹介しましょう、「どれくらい先の未来をみるか」という話です。
 〈たの研〉の活動を考える時の指針にしたい見方・考え方の一つです。

 板倉先生は独自の視点で多大な知識や予想を織り込んでくるので〈たのしい教育メールマガジン〉ではそれを私いっきゅうが整理校正してお届けしています、ご了承ください。

板倉聖宣
 金儲けしようとする人は1~2日でみようとしたり、1~2ヶ月で見ようとしたり、2~3年で見ようとしたりするから、これは大変ですね。
 明日、株が上がるか下がるかとかいうことは、偶然的な問題がきいてたり、あるいは裏情報がきいてたりするでしょう。だから2~3年後を予想するのはとっても難しい。
 株だけでなく、世の中の人たちは5年とか10年で生きている人が多いですね。
 でも〈社会の動き〉というのは、そういう偶然的なことで動くということは少なくないだろうと思います。
 世の中を見る時「こういうものをこれからだんだんと冬になりますから、だんだんと寒くなりますよ」というのは100%当たりますね。
 ところが秋から冬に向かっているから「明日は今日より寒いですよ」なんていっても100%は当たらないですね。
 それに対して「冬は寒し、夏は暑し」というのは厳然たる事実でこれは予言できる。それと似て、これからの世の中は100年後どうなるかということはかなり当たるんですね。

 

司会
 株をやる人とか、土地を買う人とか、スパンが違いますからね。

 

板倉
 世の中は見えないものだと思いがちなんですけども、スパンを長くすれば長くするほど見えてくるんです。
 見えるっていっても、あまり細かいものはダメですね、これは物理学の法則を適用したって見えるというものじゃないですね。

 私は物理学の教育を出発として、今では歴史や経済の教育にも手を出しているんですが100年規模や200~300年規模でものを見ていけば歴史というのはいかにも見事に法則的にいくことを発見しました。
 政府がインチキなお金を作れば、インチキなお金を作ったやつは信用されないし、いくら「いうことを聞かないやつは捕まえるぞ」と脅したって、そういう政府は何年後かにはつぶれちゃう。
 そういう法則は歴史の中ではっきり見えてくるんです。

監修:板倉聖宣『問題解決強化書』
新技術開発センター1991年

 メルマガではこういう毎回こういう話を読むことができます、興味のある方は、パソコンの方は〈サイドバー〉に、スマホの方は一番下の〈サブコンテンツ〉に案内があります。

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たのしいブックレビュー〈埴沙萠さんの本〉

 注目している人物に〈埴沙萠〉さんがいます、これが名前だとわかっても、ちょっと読めないですよね。
 埴〈はに〉沙萠〈しゃぼう〉、ペンネームです。
 本名は〈杉山繁 すぎやましげる〉、写真家で、こども向けの植物の本をいろいろ出しています。

 これは〈あかね書房〉から出ている科学のアルバムシリーズの一冊「たねのゆくえ」、私は理科の授業でも利用してきて何冊か持っています。

 この本でまずとりあげたのは〈ガマ〉、このサイトでも書いたことのある植物ですね、ホットドッグみたいな穂をつける植物です。

https://tanokyo.com/archives/150789

 撮影する時にいろいろな工夫をして、それまで見たことのない様な映像をたくさんみてせくれる人物で、きのこの胞子がとんでいく写真も有名です。
 どんな雰囲気の人物だと思いますか?

 この方です、やさしい雰囲気ですよね。

 これは撮影にいく時の後ろ姿、目の前に広がる光景は埴さんの目に〈宝の山〉として写っているのでしょう、魅力的な方です。

 残念ながら数年ほど前に亡くなりました。

 けれど埴さんの作品は何冊も残っています。

 図書館などで、手にしてみませんか。

直接購入したい方向けにリンクもつけておきます、タイミングがあえば古本も選べます。

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