読者の方たちから〈たのしさの意義〉を読んだ感想が届く

 二回連続で書いた〈たのしさの意義〉を読んでくれた皆さんからのたよりが届いています、少し続けさせてください。
※〈たのしい教育研究所〉の「たのしい」という言葉の意義を書いた文章に対しての便りです、未読の方はまずそれから読んでいただけますか ⇨ https://tanokyo.com/archives/150675

 読者の方からの便りの一つに「たくさんの人たちが教育をどうにか良くしようとがんばっていたらやはり良くなっていくのではないか。不登校が増えている様に、実際よくなっていないのなら、がんばっていないということではないか」という疑問が綴られていました。

 その疑問に対してやはり私は、行政の方たちも管理職の皆さんも、もちろん教師も〈良くしよう〉とがんばっていると答えます。

 具体的に〈どういう姿〉を目標にするのか、それが重要なのだというのです。

「できる・わかる」なのか「できるだけ長く学んでいる時間」なのか「先生のいうことに従う姿勢」なのか?

 たのしい教育研究所は、それを「学ぶたのしさだ」と言い切ってきました。

 単なる〈たのしさ〉ではありません、学ぶ過程の中で実験的に確かめられてきた〈たのしさ〉です。
 このことが決定的です。

 前回はあえて詳しく触れなかったのですけど、このサイトで何度も繰り返してきたように、目的意識的なとりくみの過程全てにおいて〈予想⇨実験〉が重要です。

 いつまでたっても「きっとこの方向で取り組めば大丈夫だ」と考え続けていくことが、その〈予想⇨実験〉の発想のない行為です。

 教育は間違いなく、たのしい教育の方向に向かうでしょう。
 それができるだけ早く来る様に、これからも全力をあげていきたいと考えています。

 読者の方からの便りに、この記事で返事としたいと思います。

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楽しい教材・たのしい動画教材YouTubeが6本目になりました

 楽しい教材・たのしい学習の動画教材作成がスタートして一ヶ月を過ぎました。これまでたくさんのこども達や先生たちが喜んでくれた教材を提供しようと思います。
 準備運動として作った動画は0番目として、その後5本の楽しい教材がそろいました。
 10本くらい作成すると、やっと動画作成の全体像も見えて、腕も安定してくると思います。

 すべて学校でも家庭でも利用できるような内容です。
 これまでの動画を紹介させてください、画像の左下〈見る▶YouTube〉マークをクリックするとジャンプします。

 最新の〈ワッフルパーティーをしよう〉は、さっそく「〈ワッフルメーカー〉を購入しました、動画をみながらつくります」という声も届いています。

5.ワッフルパーティーをしよう

子どもとたのしく仲良くなる〈ワッフルパーティー〉をしましょう。 ホームパーティーやクラスでのパーティー、家庭科や総合、裁量の時間などを工夫してたのしんでみませんか。 材料は〈バター50g〉〈全卵1コ+牛乳で130g〉〈さとう30g〉〈薄力粉100g〉〈強力粉100g〉〈塩ひとつまみ〉〈ドライイースト5g〉です。 たのしい教育研究所には、こどもが笑顔で「もっと学びたい」と言ってくれる教材に満ちています、興味のある方は、公式サイトも合わせてごらんください。 ⇨https://tanokyo.com/

 

4.草原(くさはら)をたのしもう

たのしい教育研究所にはこどもと仲良くなる教育プログラム、楽しい教材・学習がいっぱいです。今回は人気のアウトドア編、8分くらいですから学校や家庭で短い時間でたのしめます。たのしい教育、PEALカウンセリング、若い先生たちを育てる講座、中堅ベテランもたのしむ講座がたくさんあります。 公式サイトhttps://tanokyo.com/も人気です、あわせてご覧ください。

 

3.スイスイたこさん

たのしい教育研究所がブラッシュアップしたたのしい教材〈スイスイたこさん〉は、『たのしい授業2018年3月号』〈ものハン10号〉由井宏幸さんの「不思議物体」を〈たの研〉の授業の中で独自にどんどん進化させていったものです。慣れたら2~3分くらいで作ることができるでしょう。 たの研の取組はたのしい教育全般です、アウトドアあり、ものづくりあり、本格的な仮説実験授業あり、おいしい食べ物づくりありetc. 興味ある方は公式サイトもご覧ください。 ☆https://tanokyo.com/

 

2.おきなわ秋の彩りさんぽ

たのしい教育研究所には〈自由研究をたのしくしたい〉〈たのしい学習〉〈たのしい学力向上〉などでたくさんの要望がとどきます。その中の一つ「沖縄の季節の変化がわかるたのしい教材が欲しいです」という声に応えて秋の頃の沖縄の野山の様子を動画にしました。
 こうやってじっくり眺めると、あるんです、沖縄にも秋の彩りが・・・  爽やかな音楽を聴きながら、一緒に沖縄の秋の野山を散歩しましょう。BGMがわりに聴いていただけるのも嬉しいです。

 

1.たのしいものづくり〈ホタッテくん〉

たのしいものづくりのヒット作の一つ〈ホタッテくん〉の紹介です、軽やかな音楽と一緒におたのしみください。気に入った方はチャンネル登録お願いします!
✨ホタッテくんについては、たのしい教育研究所(RIDE)のいっきゅう先生が「ものづくりハンドブック10(仮説社)」に書いています
⭐️公式サイトも好評です https://tanokyo.com/

 

0.野山を歩こう

 

たのしい教育研究所の動画配信です。こどもも大人もみんな笑顔で知的好奇心を高める活動をすすめています。チャンネル登録よろしくお願いします。 公式サイトも人気です、あわせてどうぞ。https://tanokyo.com/

 いろいろな方たちに広めていただけることで、楽しい教育も少しずつ広がります、たのしいご協力よろしくおねがいします。
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子どもたちと仲良くなる/始業式の日、学年お楽しみ会で全クラス合同の〈水中シャトル〉楽しく賢くなる方法

 読者の方たちからいろいろな便りが届きます、今回もとても嬉しい内容でした。以前〈たの研〉に水中シャトルのパーツを大量に注文した先生からのたよりです。
 後期の始業式の日に「学年全体で〈たの研〉の水中シャトルをたのしみました」という内容でした。
 少し抜粋して紹介させてください。

2学期の始業式の日に、学年全クラスで、水中シャトルを作りました…
子どもたちの感想をいくつか紹介させてください。
①水の調整がむずかしかったけれど、何回もやったら、うまく魚を動かすことができるようになりました。
 ペットボトルにマジックで絵をかいたら、本当の海の中のような感じになりました。
 また、家でも作ってみたいです。
②最初は、この材料でどんなふうに作るんだろうと思いましたが、予想と全然ちがって、とてもたのしいおもちゃができました。
 家に帰ったらお母さんや妹に見せて自まんしたい気分でいっぱいです。
家庭学習ノートに、作り方を図入りで、かいてきた子もいました。

 たくさんの写真が添えられていました、なるほどペットボトルそのものにデザインしてたのしんでくれたわけですね。

 魚にデザインした子もいますね。

 たくさんのこどもたちが工夫してたのしんでくれている様子が伝わってきます。

 この子はいかにも超能力で中の魚を沈めている感じですね、すばらしい。

 こども達が「たのしい」感じる教材で先生が仲良くなることは学校がよくなっていくことに繋がります。
 そして人間が「たのしい」と感じることで知的に高まらないことはありません。

 こども達は〈水中シャトルづくり〉からいろいろなことを学んだでしょう。
「水圧は全体に伝わる」ことであったり「中の空気はその水圧によって縮んだり広がったりする」ことであったり「その空気の体積によって浮力が違ってくること」であったりetc.
 もちろん言葉でそういうことを伝えることは難しくても、体感としていろいろなことを感じていくわけです、これが賢くなる大きなステップになることは間違いありません。

 読者の方からのたよりはこう続きます。

家庭学習ノートに、作り方を図入りでかいてきた子もいました。
校長室の前の机に1つ置いて、誰でもさわって遊べるようにしています。
この後、理科で空気や水を押し縮める実験があります。そこにつなげていけそうです。

 大好評のものづくりでした。

 こういう先生が増えていくことが、前回の統計で見てもらった〈不登校〉問題への根本解決になります。
 読者の皆さんも、その取り組みにぜひ加わってください。

 たのしい教育に全力投球の〈たのしい教育研究所〉です。

 最もよいのは講座や〈たの研〉で直接学ぶことですけど、遊び方の資料付きのパーツを準備しています、使いたいという方は気軽にご相談ください。

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水ロケットのスピードの研究⇨水ロケット・ペットボトルロケットの名前をかえる日②

 前回、水気ロット発射直後の様子を画像で見ていただきました、今回はまずそのスピードの分析からはじめましょう。

 みなさんは水ロケットが打ち上がるスピードはどのくらいだと思いますか?

 車の平均時速である60km/h(時速:一時間で60kmすすむ速さ)くらいでしょうか?
 100km/h(時速)くらいはあるのでしょうか?
 世界最速の車〈ブガッティ・シロン〉が出した420km/hのスピードはあるのでしょうか。

 もっと早くて、たとえば音速340m/S(秒速:1秒で340mすすむ速さ)くらいはあるのでしょうか、音速はマッハといいます、時速にすると1224kmになります。

 では予想してみてください。

 今回〈たの研〉で実験した水ロケットの発射の時のスピードは?

 ア.車の一般道での平均スピード60m/hくらい

 イ.高速道路の制限速度100m/hくらい ※沖縄の制限速度は80m/h

 ウ.最高速の車420m/hくらい

 エ.音速320m/Sくらい

 オ.その他

どうしてそう思いましたか?

 

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予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 では私が動画を編集する時に使っているソフトを使って分析してみましょう。
 ただしこの研究はスピードの研究用に残した画像ではなく、打ち上げを概観するための画像を解析したものです。正確なデータではなく〈おおよそこう考えられる〉という内容だと了解して読み進めてください。

 左側に数字がでていて〈時間;分;秒;フレーム数・コマ数〉の順に示されています、フレームは1秒を60に分けています。1フレームは〈約0.017秒〉ごとに刻まれます。

 水ロケットが打ち上がりだしたコマがこれです、左下に1分44秒52コマ目とあります。確認してください。

 同じ1分44秒の57コマ目がこれです、ペットボテルは雲と重なってしまっているのですけど、スタッフの体躯から概算して3mくらいは上がっているでしょう。


 

 5コマでですから 0.017 X  5 = 0.085秒 です。
 1秒ではなく0.085秒でこんなに高く上がっているわけです、目の前で見ているとあまりの速さにびっくりします。

 0.085秒で3mということは1秒では

0.085秒:3m = 1秒:X m

 X m=3÷0.085
   ≒35m   
秒速35m、1秒あれば35mすすむ速度です。

 時速に直すと X60 X60で〈126000m〉 時速126Kmになります。
 高速道路の制限速度を超えるスピードで一気に上昇しています。

 私は目の前で見ていて、もしかすると音速並みかと思っていたのですけど、そこまでは達していません。

 とはいえこんな簡単な水ロケットが、発射から1秒程度で時速100km越えのスピードに到達するというのはすごいことだと思うのですけど、どうでしょう。

 その後のスピードがどうなっていくかは、さらに別な動画が必要になるので、ここでスピードの解析は一息つきましょう。

 さて、タイトルに戻って〈水ロケット〉と呼んできたこのロケットの名称を変える必要があるという話にいきましょう、次回がこのシリーズの区切りです。

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