反省や謝罪も〈祈りや願い〉と同じで大切な出発点。つまりゴールではない-たのしい教育の発想法-PEALカウンセリングとたのしい教育

 前々回の〈願いや祈りは大切な出発点〉という話はいろいろな人たちの共感を生んだようです、私は原子論者(仮説実験論者・本質的な科学者)なので宗教などはいっさい持たないのですけど、そういう方たちからも好意的な意見が届いています。

 実はその話は〈たのしい教育メールマガジン〉に書き綴っている内容の走りで、学校の生徒指導の場面や家庭でも普通に行われている〈反省〉や〈謝罪〉、自分の中の深い〈懺悔:ざんげ〉の話につながります。

 PEALカウンセリングでも取り扱うのですけど、親や教師は、子どもが反省したり謝ったりすると、それで安心してしまい、解決したと考えるようです。

 そうでしょうか?

 過ち失敗、たとえば友だちが大切にしているペンを無くしたとき、謝罪は解決になっているのでしょうか。

 学校の生徒指導でも〈反省文を書かかせること、それを被害者側に読ませること〉で指導の終了になることがあります。

 

 そうやって成長していくと、大人になってもそれが解決だ、そうすれば許されると考える様にもなります。
 実際、授業中、子どもがケガをして救急車で運ばれ、その後校長室で状況を聞いている時、担任の先生はただ泣き続けるだけだった、という話を聞いたことがあります。
 泣き続けても子どものケガの治癒にはつながりません。

 子どもでもできることはあります。

 それを一緒に考えてあげる、できることを学んでもらう、それが子どもの成長につながると思います。

 反省や謝罪は、大切な出発点でゴールではありません。
 そこからどうするか、どう動くか、それは人生の大切なテーマでしょう。
 そういう教育もPEALカウンセリングのテーマです。
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学校と家庭をたのしく繋ぐ-楽しい教育研究所の日々②

 前項の〈たのしい教育研究所/RIDEの日々〉の続きです。当初、これから書くことをメインにして考えていたのですけど、前段が長くなって分けてかくことにしました、前項も高評価が続いています。そこで出した問題に対する答えも届きはじめました。「特殊な塗料が割れてきた」という答えもありました、残念がら違います。
「ろうそく」という答えもありました、確かに似ています、でも残念ながら違います。
 私たちが普段見ないものではなく、珍しいものでもありません。

 さて前回のラストは「相談の内容は個人情報に関わるので具体的に語ることはできないのですけど、〈教育研究所〉なので、学校・教師に対する相談、逆に保護者・子どもがテーマの相談がたくさんあります。はじめのうちは自分でなんとか解決しようとがんばりますから、〈たの研〉に相談にくる頃は、困難な課題がたくさんあります」という内容でした。

 保護者の方たちから〈学校に対する不信・苦情〉をベースにした相談が一定割合あります。

 先生たちの方から〈保護者からの正当とは思えない苦情〉に苦慮し、追い詰められているという相談も一定割合あります。

 両方が一度に顔を合わせて相談するという場面も少ないとはいえ、ありました。左が保護者、右が先生です。

 一方ずつの相談にしても、両方一緒の相談にしても、PEALカウンセリングの立ち位置は同じです。

 そういう両極からの相談にどう向き合うか?

 カウンセラーは裁判官ではありません、カウンセリングは「どっちが正しいか」ということをはっきりさせる場ではないのです。

 もしもそれを求めるなら警察や弁護士事務所、裁判所にいくことになります。そしてそれはかなりハードな流れになるだけでなく、それがはっきりしたところで、根本の問題が解決されたわけではないことが多いのです。

 たとえば〈子どもが先生の暴言で不登校になった〉と訴えて、裁判で決着がついた、普通はこういうことははっきりさせることは困難なのですけど、たとえば〈明らかに教師の暴言によって不登校になった〉という判決がでたとしましょう。それで子どもの不登校は解決がついたのでしょうか?

 問題が〈子どもの不登校〉からすり替わって「この先生は許せない」という大人と大人の争いになったわけです。
 しかも日本の裁判は早くなったとはいえ、第一審の判決がでるまで一年近くかかります、最大で二年です。
 相手も自分の正当性を主張することが十分予想されますから、第二審でまた年月が被さり、そして第三審・・・
 スムーズにすすんで3年くらい、長いと6年くらいかかることになります。
 その子が小学校中学年だとすると、最短ですすんでも中学入学の時期です。

 その子の不登校の問題はどこにいってしまったのでしょう。

 もちろん法的な問題があるというのなら、それは自分のテーマとして追求するとよいと思います。
 けれど〈子どもの可能性を伸ばす〉というお互いのテーマが確認できるなら、お互いが敵に回っては解決困難です。

 大人になっても若気の至りはありますから、お互いが間違ったことをしたり言ったりすることもあったでしょう。それは詫びて、まず〈目の前の子どもの可能性をどうすれば伸ばしていけるか〉をテーマに考えていくことがとても重要です。

 学校と家庭、お互いがこじれていたら、その間を繋ぎ〈こどもたちを元気で笑顔で賢く〉のテーマで協力していく、それがたのしい教育研究所のゆるがない立ち位置です。

 この具体的な流れについては、いずれ何らかの方法でまとめたいと思っています、ご期待ください。

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これは何でしょう?-たのしい研究の日々から①

 たのしい教育研究所の秋の日々も、その名の通りたのしい時間が流れています、これはある教材プログラムづくりの一コマ、みんなうつむいて、ある実験をしています。


 これは別なプログラムづくりの一コマです。
 パッとみせた時、「これ何?」と思う人もいそうなので質問
〈何だと思いますか?〉 
「白髪のキューティクル(表面細胞)」とか「かかとの皮膚の角質」と答える人もいるのですけど、顕微鏡などで見た画像ではありません。
 逆に「こんな簡単な質問を」と感じた人もいるでしょう。
 ある先生は、子どもたちはわからないと思います、と話していました。
 さて皆さんは?

 マンガも熱中して読みます、不思議に思うかもしれませんけど、これもたのしい教育活動の一つです。
 たのしい教育メールマガジンで、いろいろな人たちに紹介する一つです。

 そんな中いろいろな方たちの相談にのり、新しい企画をたて、フィールドを歩きetc. いろいろな活動をしています。

 相談の内容は個人情報に関わるので具体的に語ることはできないのですけど、〈教育研究所〉なので、学校・教師に対する相談、逆に保護者・子どもがテーマの相談がたくさんあります。はじめのうちは自分でなんとか解決しようとがんばりますから、〈たの研〉に相談にくる頃は、困難な課題がたくさんあります。

 ここからが本論なのですけど、長くなってきたので、項を分けて続けたいと思います。もちろん具体的に相談内容はかけないのですけど、これからの学校教育のたのしい流れになることはまちがいありません。
                         つづく

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楽しいアウトドア〈生き物たちの星〉/小林久先生との会話から- コシブトハナバチ・ホシホウジャク・オオスカシバ

 小林先生との話はフィールドに広がります、最近私が心動かされた生き物たちを紹介させてください。

 メタリックなボディーに見とれてしまいます、コシブトハナバチというグループで、この青のメタリックがある〈アオスジ コシブトハナバチ〉です。

 蜜を探して花から花へ飛び回っています。

 もうひとり、前回の〈ホシホウジャク〉⬇︎ の仲間、《スズメガ ファミリー/スズメガ科》です。

 名前は「オオスカシバ」です、緑茶色のボディ、透明の羽根、ボディの赤と黒のストライプが特徴です。

 口器をたくに操ってランタナの蜜を吸っています。

 外を歩いて心動かされない時はありません、そよぐ風や陽の光、海の眺めなどいろいろなものがあるとはいえ、生き物たちは欠かせません。

 沖縄はまさに秋のさわやかな日々、ほかの県ではもう寒い季節に入っていることでしょう。いろいろな季節をとらえて、一緒にこの星のすばらしさを味わいましょう。

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