たのしく質問に答えて「指導要領に書いていないものをとりあげてよいのですか?」

 前回のじゃがいもの時に質問が来て「あ~やはり勘違いして学んでいる人たちもいるのだな」と思ったことがあります。「〈ゆでるもの〉としてジャガイモがあるわけですから、それを油で炒めてはいけないのではないか」という話でした。

 みなさんはどう思うでしょうか?

 指導要領というのは〈最低これだけはとりあげてね〉というものであって「それ以外を扱ってはいけません」とか「応用バージョンをとりあげてはいけません」とは言っていません。
 逆に見ると189ページの小学校学習指導要領の内容をたどることだけで六年間を過ごせるとはとうてい思えないのですけど、どうでしょうか? https://www.mext.go.jp/content/1413522_001.pdf

 文科省の言葉を紐解きましょう。

指導要領 第1章総則第2の3(1)ア及びイ

学習指導要領は「基準性」を有することから,学習指導要領に示している内容は,全ての児童に対して確実に指導しなければならないものであると同時に,児童の学習状況などその実態等に応じて必要がある場合には,各学校の判断により学習指導要領に示していない内容を加えて指導することも可能である。

 それより上の法令「学校教育法」には〈教諭は、児童の教育つかさどる 第 37 条第 11 項 〉とあります。こども達が自主的・対話的に深く学ぶために、どういうやりかたが、より効果があがるか,教師が考えてすすめるとよいのです。
 もちろん、校長先生は週案(1週間分の授業内容が書かれたもの)を見て〈確認しました〉と押印しているわけですし、1日一回は授業を見て回っているわけですから、気になるところがあれば「◯◯先生、授業のことだけどね・・・」と話してくれるでしょう。

 続きは〈たのしい教育メールマガジン〉レベルの内容になりそうですから、ここまでにしておきましょう。
 ご意見ご感想は大好物です ´ー`)

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おいしい野菜がいっぱい届く/応援してくれる方たちの有り難さ

 たの研のメンバーが〈たのしい教育の普及〉に忙しく飛び回る中、「いっきゅう先生、おいしい野菜が取れました、届けに行きます」という連絡が入りました。
 少し早めに第3研究所にもどると、それに合わせたようにTさんがやってきました。
 たの研には実践チームだけでなくTさんの様に応援してくれる人たちがたくさんいます。ある人はボランティアとして駆けつけてくれたり、ある人はプロジェクトに知恵を貸してくれたり、またある人は「こういう活動があるのですけど、たの研でやってみませんか」とアイディアを提供してくれたりetc.

 Tさんは、取り立てのおいしいじゃがいもと玉ねぎをいっぱい抱えて
「いっきゅう先生、今年は大きなじゃがいもがとれましたよ」
 と嬉しそうです。

 ひと玉ひと玉が大きいんですよ、ボールペンで大きさがイメージできるといいのですけど。

 ティッシュの箱のそばに置いてみましょう、これだとわかりそうですね。
 スーパーにあるジャガイモのサイズを軽く超えています。

 二箱に盛られた玉ねぎもとても美味しそうです。

 

 この中にも大きなサイズがありました。
 ティッシュボックスのそばに置いてみましょう。

 

 玉ねぎ特有の強い臭気はなく、そのままかじることができるかもと思わせるくらいみずみずしい感じです。

 たの研のメンバーに分けてあげる予定です、今度美味しい食べ方も一緒に紹介しましょう。

 

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こども達にたのしい教育〈惑星ゴマで感じる目の不思議〉

 今週もたのしく元気に〈こども未来キャラバン-出前児童館〉が実施されています。

 たの研のディスプレイに「やったやった!」と、たくさんのこどもたちがやってきてくれます。

 このキャラクターを知らない子もいます、でも可愛い可愛いと人気です。
みなさんはご存知でしょうか?

 宮里公民館の二階で実施されたのは〈惑星ゴマ〉です、一本の棒を回転させると、棒にはられていたシールが浮き上がって、まるで惑星の様に見えてきます。

 たの研のものづくり名人〈マッキー先生〉が丁寧に教えてくれますし、他のメンバーももちろんマッキー先生並にくわしく教えてくれます。

 きょうだいで仲良くものづくりしている子ども達ほか、たくさんの笑顔がうまれる〈こども未来キャラバン-出前児童館〉です。

 いよいよ今月で今年度のプログラムが全て終了、あと二週間です。
 まず来週のスケジュールです。

3/9(水)越来公民館
3/10(木)池原公民館

 ぜひご参加ください。
 時間は4~6時を基本にしていますけど、学校の下校時間の変動にあわせて全体時間が早まる事もあります。子どもたちの安全等に配慮した措置ですので、ご了承ください。

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ミツバチの羽は小さすぎると思いませんか? ②

 クローバーの花の開きに見とれていて気づかなかったのですけど、ミツハチが一生懸命花に頭を寄せていました。

 ミツバチを見ていて気になっていることがあります。

 体に対して羽がとても小さいと思いませんか?

 一年くらい前にこのサイトにも書いたのですけど、何度見ても、この小さな羽で自在に飛び回るというのがとても不思議です⇨ https://tanokyo.com/archives/31268

 羽は小さくても蚊の様に体が細いならいざ知らず、結構ぼっちゃりしている。

 さてみなさん、ハチが飛んでいるときってどれくらいの速さで羽ばたいているのだと思いますか?
 一秒で何回羽ばたいているのか、予想してみてください。

 ちなみにカラスは一秒に3~4回、モンシロチョウが10回くらいだといわれています。

 ハチは一秒に〔  〕回くらい
 ア.10
 イ.40~50
 ウ.100~120
 エ.その他〔    〕

 どうしてそう思いましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 昆虫の飛翔には羽ばたきの回数だけでなくけいじょうや動きなど複雑に関わっていることがわかっています。この研究はとても面白いので高校生以上で興味がある方は読んでみませんか⇨https://www.nagare.or.jp/download/noauth.html?d=21-2-t05.pdf&dir=90

 さて上で挙げた研究の様にしっかりしたデータを探りたかったのですけど、なかなか見つかりません、正確なのかどうかやや心配なのですけど、マルハナバチなどの羽ばたき数など、別な研究結果とあまり差異がないので、大丈夫でしょう。この一覧をみてください。

羽ばたき数(毎秒)
トキ
1~2
ペリカン
1.3
コンドル
2
コウノトリ
2
アオサギ
2.7
コブハクチョウ
2.7
ノスリ
3
ウミネコ
3
セグロカモメ
3
カササギ
3
シチメンチョウ
3
ハクチョウ
3.5
ハイイロガン
3.8
カラス
3~4
キョクアジサシ
4.1
ハヤブサ
4.3
ハシボソガラス
5
ガン
5
マガモ
5
フクロウ
5
ホシムクドリ
5.1
アビ
5.5
シギ
5.5
ハト
3~8
クロウタドリ
5.6
ミヤコドリ
5.7
モリバト
5.8
オオバン
5.8
ヒドリガモ
6.5
ニシツノメドリ
6.7
アマツバメ
6.8
ケワタガモ
7
ツバメ
7
ウトウ
8
カワラバト
8
ハマシギ
8.1
キジ
9
ズアオアトリ
9.8
ウタツグミ
10.1
ウミガラス類
11
ムクドリ
11
マヒワ
11.2
ヨーロッパアマツバメ
12
スズメ目
12~16
ホシムクドリ
12~16
イエスズメ
13
ツグミ
14
スズメ
15
ハチドリ(大型)
ハチドリ(小型)
22
~79
昆虫
カイコガ
8
モンシロチョウ
10
バッタ
20
カマキリ
25
ゴキブリ
30
カワゲラ
33
セミ
35
カブトムシ
40
ギンヤンマ
40
マルハナバチ
150
ミツバチ
200
イエバエ
200
大きい蚊(10mg)
260
520
アカイエカ
600
ブヨ
1,000
ヌカカ(昆虫で最多)
1,046
哺乳類
キクガシラコウモリ
15
~20
羽ばたきの周波数が大きいものほど翼幅は小さい
http://akaitori.tobiiro.jp/simpleVC_20101030161209.html
 
 あの小さな羽を一秒に200回羽ばたかせて、ミツバチは飛んでいるのです。
 ミツバチよりさらに速いスピードで羽ばたいている昆虫は数種しかいません。
 ますますミツバチが愛らしく思えてきました。

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