久しぶりに板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表・元文科省教育研究所室長)の発想法を紹介します、1997年の講演〈科学の大衆化〉の中からです。
板倉
いいものは大衆化するといいんです。
「こんな教材を自分たちでつくらない先生はだめだ」と叱りつける必要はないんです。みんなに自分と同じように工夫をすることを要求することは間違っています。
自主的にやってしまうのは構わないんですよ、工夫するのは楽しいですからね。教材を開発するのは楽しいんです。
しかしすべての人が教材を開発するわけではありません。
だから安くすることなんか考えないで「普及すること」を中心に考えなさいというんです。
安くすることが普及するために決定的だと思ったら安くするといい。
高くした方がいいんだったら高くするといい。
高くして儲かったら嬉しくなるんで、その予算でいろいろ買うとよい。
新しい実験器具を開発するのに役立てるといいんです。
そう思います。
春の講座の教材はたくさん売れたのですけど、値段をもう少し安くしてみたいと考えています。もちろん売上でもうかることは期待していません、先生たちがクラスで使ってくれて、子ども達の笑顔と賢さとが広がっていくことが目標です。
講座の参加費についてもスタッフで検討がはじまっています。
生活必需品がどんどん値上がりしてきているので、それに対抗して〈たの研〉の講座の参加費は下げていこうというわけです。
今年度の講座は全て終了たのしい教育で四月以降からになるのですけど、いろいろな人たちが参加しやすいものにしたいと考えています。
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