たのしい教育のために受講者の評価・感想は必須アイテム〈著作権フリー評価感想用紙〉

 その授業を受けた人が喜んでくれているのか、そうでないのかを授業した側が判断することがあります、「今日の授業は受けたなぁ」「子ども達が活発だった」という様に。

 たのしい教育では必ず受講した人たちに〈楽しさ度〉と〈理解度〉を5段階で評価してもらい、その評価に至った理由を言葉で加えてもらっています。授業者が受けとる通知表のようなものです。

 授業後は関わった担当者全員で読み合わせながら、今回の授業についての話、これからの授業についての工夫を出し合っていきます。

 こういう足元からの積み上げなしに、今のたのしい教育研究所(RIDE)の成果は存在しません。

 評価したい人だけに書いてもらうのではありません、全員に書いてもらっています。

 もしつまらなかったと感じる人がいても、それを記してもらいたいからです。

 そういう中でどんどん高めていけるからです。

 〈たの研〉の授業は私が教師生活30年プラス、フリーとなって沖縄県内のさまざまなところ、県外そして海外での授業などの実績があり、それらの積み重ねがいきていますから、ほぼ100%の人たちが最高評価をしてくれています。

 もし低評価だったらどうするか? それを次の授業に活かすのです。

 学校でもぜひ利用してみませんか。

 標準形のフレームには〈たの研〉のロゴがはいっているので、それを抜いたものをのせておきます。

 著作権フリーです、ぜひご利用ください。家庭でも使ってみるとよいと思います、「お母さんの読み語り たのしかった?」という様に。

 

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たのしい国語ー〈書く〉の語源は? どうして〈書く〉も〈描く〉も同じ「かく」なのか?

 趣味の読書にひたることはあと十年くらいは難しそうだけど、それでも本は大好きなので手元にいろいろ置いています。以前書いた「語源辞典」もその一つ、はじめのページから順に読んでいて、毎回「これはおもしろい」という語源にめぐりあいます。三ヶ月くらい前から読んでいるのに、今はやっと〈か行〉です。

「書く」の語源もおもしろかった。

 みなさんは「書く・描く 」という動き・作業がどういうワケで「かく」という言葉で表す様になったと思いますか?

 書くははじめから書くでしょう、と思う人がいるかもしれません、でもそうではありません。それまで名付けてなかったものや、新しい行為やモノに対して名付けることはいろいろあります。
 たとえばみたことの無いクダモノとか、紫色に輝く石とか、今までなかった料理とか、新しい道具とか、泳ぎ方とかetc.

  書くとか描くという行為に名前をつけずに過ごしていた時代もあったわけです。もっと前にならそういう行為自体がなかったことでしょう。
 人間が会話をして意思を伝える様になって、その行為にも名前をつける必要が出てきた時、それを〈たふ〉とか〈びと〉というのではなく「かく」と言うようになったのは、それなりの理由があるのです。そういったものを〈語源〉というわけですね。

 話を戻しましょう、「書くや描く行為」をなぜ〈かく〉という様になったのでしょう?

 あなたの予想

予想すると賢くなる

たとえそれが外れても

書く・描く行為は〈ひっかく〉の〈掻く〉から来た言葉とのこと・・・

新明解語源辞典にこうあります。

 なるほど、引っ掻くと〈線〉ができます。

 自分の身体だけでなく、たとえば地面を棒で引っ掻くと、絵も描けますね。

 そういえばこどもの頃、〈書く〉と〈描く〉ではぜんぜん違うことなのに、どうしてどちらも「かく」というのだろうと思ったことがありました。どちらも〈引っ掻く〉の「かく」から来てたんです。
 語源を調べていくと、昔の人達の思考の流れに触れるダイナミックな感動も味わうことができます。みなさんも語源辞典を手にしてみませんか。

 私の気に入りはここでも引用した三省堂の「新明解語源辞典」です。

新明解語源辞典

 

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名作〈コーダ〉心からおすすめします

「〈たの研〉のたのしい日々」を別にして、他の章の内容をメルマガで配信する前にこのサイトに記事を書くことはほとんど無いのですけど、意外に早く終了することがあるかもしれません、ここで一足早く紹介させていただきます。

 劇場公開中の作品「CODA/コーダ」です。
 すばらしい作品でした。

 数年前、友人に〈エール!〉を進められてDVDを視聴しました。フランスの作品です、「いい映画だなぁ~」と思いました。「CODA」はエールのリメイク版です。
 〈聾者/耳が聞こえない〉ファミリーの中で唯一耳が健常な高校生の女の子が主人公です。

 全体の構成がほぼ同じな上に、脚本がネット上で上がっていたので、それを読んで感動していたのですけど、映画そのものは更にすばらしい作品でした。

https://www.scriptslug.com/assets/scripts/coda-2021.pdf

 ちなみに今年のアカデミー賞では最高賞の〈アカデミーの最高賞〉他2つの賞を受賞しています。

 特に観る人を選ぶ作品ではないのですけど、学校の先生には特におすすめします。これからの教師生活の中で、いろいろな子ども達とすごす時、この作品に心動かされた経験が大きなプラスになるはずです。

 耳が不自由な家族の物語だというので、お涙頂戴的なものだと予想する人たちもたくさんいると思います、まったく違います。きっとたくさん笑うことでしょう。そして感動の涙もたくさん流すことでしょう。

 まず騙されたと思って映画館に足を運ぶとよいと思います。H系のシーンも出てきます、子どもと一緒の場合は頭にいれていてください。

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たのしい散歩ークチナシの花はなんで〈クチナシ〉なの?/諸説を簡単に信じない

 これまで「なぜだろう」と気になっていたものたちを数えると何万、何十万という数になるでしょう。それが解決できた時、このサイトにも書いているのですけど、大多数は謎のまま時が流れていきます、まぁそういうものです。

 今回はこの花、前回の記事の〈たのしい散歩〉の時に見つけた花〈クチナシ〉について、ずっと謎のままだという話をさせてください。

 クチナシの花は甘い香りといえばそういえるのですけど、重くて花の奥までおさえにくる感じがします。
 おもしろいことに、一重咲きの花びらが5~7枚とバリエーションがあります。八重咲きもあるので〈花びらの数多種〉という不思議な植物です。

 私が以前から解けないのは〈どうしてクチナシというのか?〉についてです。

 有力な説は2つ、その1つが、クチナシの実が〈梨〉に似ていてその上にクチバシの様に見えるから〈クチナシ⇨口梨〉という説です。
 クチナシの実をみてみましょう・・・
 似てますか、梨に?

 色といい形といい私は口梨説にはぜんぜん納得できません。

 いや、きっとこの実の中が〈梨〉に似ているんだよ・・・

 そういう人がいるかもしれません。
 これが実の中です、どうですか?

 なんで〈梨に口がついた形だからクチナシ〉なんて説が存在するのでしょうね。

 クチナシは〈実が熟しても割れない〉つまり〈開け口が無い〉というので〈口無し〉⇨〈クチナシ〉という説が有力だといろいろなところに書いてあります。

 確かに熟したら実がはじけて種が飛んだり落ちたりして、仲間を増やしていく植物はたくさんあります。

 ところが実が弾けるのではなく、甘い実をつけて動物たちに食べてもらい、タネを遠くまで運んでもらって、そこで発芽する作戦にでた植物たちもいます。ブドウやリンゴやブルーベリーなどいろいろで、それらは実がはじけるわけではありません。

 クチナシも甘くなって鳥たちが食べに来ます。

 なのでベリーなどの様に、はじける系の植物ではないのです。

 実が弾けるわけではないので〈弾ける口が見えない〉から〈クチナシ〉という説もなくなってほしい一つです。

 結局クチナシの花を見ると「なぜクチナシっていうんだろう」とずっと気になったままです。

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