楽しい語源探究:島言葉〈ユーヌク〉のなぞ-楽しい国語・島くとぅば・騙されない人になるために

 楽しい島言葉(しまくとぅば)の教材づくりをみんなでたのしんでいる話を以前、紹介しました。一つのプログラムはすでにいろいろな方たちが子どもたちへ紹介して、その評価を受けているところです。
 すでに次のテーマについてもいろいろなアイディアが出ています。

 次回は今までと違うパターンで、新しい楽しさを伝える〈島言葉プログラム〉になります、ご期待ください。

 その中に利用する島言葉の候補が「ユーヌク」です。

 webで調べると『ユーヌク・ゆーぬくはハッタイ粉(大麦の粉)のこと』という説明がたくさん出てきます。

 たとえば《日本の食べ物用語辞典》には「沖縄の言葉で、はったい粉を指す言葉」

 私がよく利用するwikipediaも「はったい粉を沖縄では〈ゆーぬく〉という」と説明があります。⇨https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%84%E7%B2%89

沖縄タイムスの電子記事にも「ユーヌクとは、はったい粉のこと」とあります。
https://fun.okinawatimes.co.jp/columns/gourmet/detail/1681

 これだけ並べると《ユーヌク=はったい粉》で間違いない気がしてきます。
 けれどそれは「テレビでいっていたから正しい」という発想に似ています、それではフェイクニュースに騙される可能性も高いのです。
〈騙されない〉というテーマでも、自分が腑に落ちる様に、納得していくことが大切です。

 私は以前から『沖縄の言葉:琉球語の多くは大和言葉から来ている』という仮説をもっていて、〈ユーヌク〉は『湯(ユ)の(ヌゥ)粉(ク)』あるいは『湯の子』ではないかと強く予想しています。

 沖縄では、鰹節をお湯でといた汁ものを《カチュー ユー》、熱いお湯を《アチ ユー》といいます。《湯》は《ユー》です。

〈ヌ〉は《~の》です。

 もし〈ユーヌク〉が大麦の粉だとしたら、その単語の中に〈大麦〉という島言葉が入っていて良さそうですけど、ところが麦は島言葉でも《ムギ》とか《ムジ》と発音しています※読谷村しまくとぅば単語帳から

 ということで私の予想は〈ユーヌク 麦の粉〉です。
 ウィキペディアなどの巨頭たちが並んでそれを否定しても、簡単にあきらめる気はしません。

予想を立てたら必ず賢くなれます、たとえそれが間違っていても、です。

 ということでワクワクしながらそれをいろいろ調べているのですけど、こういう説明が見つかりました。

《ウチャヌクというのは、元々は「お茶菓子」や「軽食」》⇨ https://www.marukiyo.jp/blog/sweets/2209/

「ウチャヌク⇨ウチャ(お茶)ヌクゥ(の菓子)」だと、私の予想に少し近づいてきます。
 ヌクが〈~の菓子〉だとすると「ユーヌク」がはったい粉だというのは怪しくなります、もちろん私は怪しいと思っているわけです。

 上であげたwikipediaには〈沖縄のお菓子〉として天妃前饅頭が紹介されています。その製法に『餡(ユーヌク)』という表記があります、湯でとかして作るモチの様なお菓子を〈ユーヌク〉というかもしれません。⇨https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%A6%83%E5%89%8D%E9%A5%85%E9%A0%AD

 ミステリー小説好きの私にとって、こうやって調べていくことはベッドディテクティブ(ベッドや安楽椅子の上で説いていくこと)の様で、実にたのしい作業です。

 どなたか詳しい方がいたら、教えていただけると嬉しいです。

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楽しい昆虫の世界-とっても小さな昆虫〈ミドリグンバイウンカ〉-楽しい自由研究のテーマ

 数回前の小さくてひょうきんな虫の記事を気に入った方がたくさんいたようです、おたよありがとうございました。ベッコウハゴロモの幼虫の話です、未読の方は戻ってお読みください。

 

 数日前、車の中で、また小さな昆虫をみつけました。
 アウトドアを散歩している時、落ちている花やタネなどを持って帰ることも多いので、そういう時に一緒に入ったのでしょう。

 米つぶくらいの大きさです。

 写真がうまく撮れてないようで、ぼやけた感じになってしまっているのですけど、おそらく〈ミドリグンバイウンカ〉でしょう。※間違っている場合はお知らせください、確認の上、訂正いたします

 セミの様に見えるのですけど、セミ・ファミリー(セミ科)ではなくグンバイウンカ・ファミリー(グンバイウンカ科)です。

〈ウンカ〉は〈雲霞:くも、かすみ〉と書き、群れているところからついたと書かれているのだけど、ほんとかなぁ・・・

 イネ農家にはとても嫌われている虫の様ですけど、こうやって見ている分には清々しいデザインと色あいです。

 小さな虫たちは、文字通り目立たないのですけど、魅力的な興味深い虫たちがたくさんいます。

 夏休みの自由研究として

 テーマ
「身の回りの5mmより小さな虫たち」

 というのはどうでしょう。

 みなさも見つけたら、観察してみませんか。

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夏の講座2023〈探究の冒険者たち募集!〉自由研究で子どもも親も先生も仲よくたのしく!

 夏休みの講座の開催が決まりました、さっそくご案内します。我が子を誘って、友人知人の子をさそって、たのしい教育を一緒に味わってみませんか。日頃コミュニケーションが不足していると思っている皆さんにもおすすめです。映画を観に行くのもよいのですけど、知的な冒険で、親子が仲良くアイディアを交わし合い、ものづくりやサイエンスなど、たっぷりたのしむことができます。
 リーフとその文面を掲載します。

「自由研究」こそワクワクする本物の研究です。
 大人も子どもも一緒に自由研究をたのしみましょう!
 自由研究で仲良くなれるの? 「はい」
どうやって? 「楽しく探究しているうちにいつの間にか」
 そして「もっと学びたいと思う中でさらに!」

  県外から学びにくる人もいる「たのしい教育研究所」の講座をみなさんも受講してみませんか、初めての人も大歓迎です。

 自分の子や親類の子をさそって〈たのしい教育〉を体験したり、まず自分一人で体験したりetc.

「私は大人だから先生だから内容は知っているだろう」と考える人もいるかもしれません。そういう人たちのほとんどが「え~、ほんとに?」「知らなかった!」「これはたのしい、子ども達にも教えたい」といってくれます。

 子どもたちは「家でゲームをしているよりたのしかった」「自由研究っておもしろいね」そういってくれます。そしてそのたのしさは確実に《賢さ》につながっていきます。

 今年も選りすぐりの内容を準備しました。

 保護者の皆さんは子どもと一緒にたのしく、先生はクラスの子とたのしく学力を高める《教材研究》として、子どもたちへは《夏休みの自由研究》のテーマになるようにまとめ方もあわせて紹介します。 毎回人気でお得感たっぷりの《おみやげの教材》もセットしてプレゼントします。

 人数には限りがあります、早めの申込みをおすすめします。

予定プログラム
① リナ先生の おいしい自由研究
② テラ先生の わくわく自由研究
③ ミキ先生の たのしいゲーム
④ いっきゅう先生のたのしいサイエンス(自由研究)
⑤ ミエ先生の 自由研究につながる読みかたり
⑥ 身近な植物で自由研究
      他にも たのしい内容がいろいろ!

期日:2023年 8月11日(金) 9:15受付 9:30~12:45
会場: うるま市「うるみん」3F(あげな十字路近く)
対象: ・親子(小学生以上/教材は親子二人参加で1セット、複数参加の場合は子どもの分を基本)・教育関係者 ・たのしい教育に興味関心のある方 ※親類や知人の子との参加も可能 ※安全のため子どものみの参加はできません
参加費(みやげ教材込み)

参加費 ※昨今の価格高騰を鑑み参加費を下げて実施します
 一般2600円・RIDE会員2400円・子ども1400円
 ★早割り:7/31(月)17:00まで
  一般 2400円・RIDE会員 2200円・子ども1200円

※ひとり親世帯などの参加費支援もあります、気軽にお問合わせください 
持ち物・服装など:筆記用具、飲み物、教材持ち帰り用の袋類、動きやすい服
※検温、体調確認、殺菌消毒他 感染症対策をして実施します

★ お問合せ 090-1081-7842(平日19:00まで) 
★ 申込み①QRコードから  ➡︎
②メールから⇨office@tanoken.com 件名に「2023夏の講座」と書き1名ずつ ① 名前 ② 所属(学校学年・会社・団体など) ③ 電話番号(急ぎの連絡に利用) ④ RIDE会員か会員でないか(週1回メルマガ が届く方は会員)を明記して申し込みください
※申込み後3日以内に事務局からメールが届きます、届かない場合はお電話ください

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とっても小さくてひょうきんな虫を観察-楽しい昆虫学

 アウトドアでアイディエーション (アイディア会議)をしている時、A先生が「何、これなに? 動いてるんだけど・・・」と声をあげました。

 紙皿に向かってワタみたいなものが動いているんだけど、風で動いているわけではないみたいとのこと、これです。

 どれどれとみんな寄ってきて眺めると、確かに紙皿を歩いて登っています、大きさは、前の方が〈炊いてよくふくらんだご飯粒〉くらいです。

 なんだろう・・・

 私もみたことがありません。

 しっかりした足取りで歩いていきます。
 シッポがとってもおもしろい、釣りの〈毛ばり〉、あるいはホコリ落としの〈ハタキ〉の様な形をしています。

 

 バンザイとかしてくれて、ひょうきんな感じの虫です。

 足は6本です、昆虫ですね。

 これはおもしろいね~、あとで調べてみようねと話しみんなで観察しました。

 〈たの研〉に戻って調べてみると〈ベッコウ ハゴロモ 〉の幼虫でした、これは成虫、顔をみると〈セミ〉の様に見えます、羽をみるとガの様に見えます。けれど〈ハゴロモ ファミリー(科)〉という一つのグループを構成しています。

 何しろ〈昆虫〉の種類は膨大です。今までみたことのない昆虫に出会う確率もたくさんあります、みなさんもこの夏、公園などでたくさん観察してみてください、たのしいですよ。
 昆虫の種類の多さについてはこの記事を⇨ https://tanokyo.com/archives/154453

 

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