楽しいツール〈紙たつまきハイパー〉大活躍!/楽しい学習・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 たのしい教育研究所の春の講座からまだ一週間もたっていないというのが信じられないのですけど、実にたのしい講座でした。

 その一つ、さくら先生が紹介してくれた〈紙たつまきハイパー〉が大活躍中です。

 これは〈たの研〉の応援団員のAさんに贈った時の一枚、いつもたっぷりとおいしい野菜を届けてくれる方です。

 Aさんの上から紙テープがグルグル周りながら落ちてきて、その周りで紙吹雪が舞っています。くす玉は開いてパッと花吹雪が舞うので、その短い時間にうぉーと盛り上がるのですけど、〈紙たつまきハイパー〉は何十秒もかけて振ってくるので、盛り上がりが継続します。

 〈たの研〉のメンバー全員からの感謝を込めた紙吹雪と紙テープのたつまきに、照れながらも、とても喜んでくれました。

 さくら先生とナノ先生のアイディアで、制作方法もシンプルになってきました。今はつくり方のショートバージョンを公開しているのですけど、いずれ完全版をユーチュープ動画で公開したいと思います、たのしみにしていてください。

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〈もの〉と〈心〉-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

いろいろ大きなイベントが終わって一息ついた頃、応援団員の一人Hさんからタイミングよくこういうメールが届きました、前段と、添付された写真の一枚を紹介します。

いっきゅう先生へ

お早うございます。

先週からサニーレタスの収穫が始まりました。

最高の出来と思います。

是非とも味わって下さい。

水曜日~金曜日辺り都合がいい日があればデリバリー可能です。

 本人は〈土とたのしんでいる〉と軽く語るのですけど、Hさんは若い頃に本格的に農業を学び、ハワイに渡って数年間大規模農場で野菜を育て、その後沖縄に戻ってきた方で、農作物との関わりはとても深い人物です。

 そのHさんが〈最高の出来〉だというのですから期待が高まります。

 けれどそれよりなにより、こういった〈人の心〉がこんなにも周りの人たちを豊かな気持ちにしてくれる、ということがもっと大切なのだと思います。

 大切に育てたサニーレタスの何千倍もの大きさの〈Hさんの心〉が元気とやる気と安らぎを与えてくれます。

 こういうことを子ども達も実は感じているはずです、いや子ども達の方が強く感じているに違いありません。ただ言語化して認識することができないだけなのでしょう。

 学校でも家庭でも、大切に子ども達に伝えてあげたいことの一つです。

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「どうして人々は根拠のないものを信じるのか?」という質問に答えて(2)ー楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 前回の、私たちはどうして〈星占い〉や〈今日のラッキーカラー〉とかいうものを信じてしまうのか、という前回の続きです。春の講座では〈4という数字は不幸を招くのか〉というプログラムをとりあげ、感動的な評価感想をたくさんもらうことができました。
 もちろん4が不幸を招くことはありません。

 人間は、未来に関して不確かなことが多いため不安を感じることがたくさんあります。占いなどの方法は、不確かな未来について〈こうなる〉〈こうすればいい〉という様な情報を提供してくれるので心の安定をもたらすということがあるのでしょう。

 さらに病気や借金などのリスクがあると「このツボを買うと病気が治る」とか「この会社に投資すると必ず儲かる」という逆転ホームラン的なものに手を出してしまう人たちも出てきます。

 けれど問題は、上にあげた〈原因・理由〉ではなく「どうすればこういう根拠のないものに騙されないですむのか」ということでしょう。

 最近の特殊詐欺の事件でみるように、騙す側はその方法を絶えずバージョンアップしてきますから、うっかりしていると私たちもその罠にかかってしまうかもしれません。大切な子ども達がこういう罠にとらわれてしまうことも心配です。

 特殊詐欺といった巧妙なものに騙されないためにも、まずは「この財布を買うとお金がもうかる」とか「今日は緑の服を着ると運勢がよくなる」とか「どこどこでお祈りすれば試験に合格する」といった根拠がないことにだまされない人間になる、そういうことにだまされない子ども達を育てることが大切です。

 そういうことを信じてしまう人たちは、いろいろなものに騙されやすい人だといってよいでしょう。

 では、騙されない人になるために、騙されない人たちを育てるためにはどうしたらよいのでしよう。

 みなさんはどう思いますか?

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「どうして人々は根拠のないものを信じるのか?」という質問に答えて(1)ー楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

「子ども達が元気に明るく育ってほしい、自分自身でいろいろな課題を解決していける力を身につけてほしい、と考える人は多いのに私たち大人自身が課題しを解決しようと思いながらも、いろいろなことに騙されてしまうことがあります。どうして人はこうも騙されやすいものなのでしょう」という内容のやりとりとを読者の方としていました。二回に分けて紹介します。

 テレビで「今日のラッキーカラーは緑です」という情報が入ると緑の色の入ったハンカチを持つ。

 星占いで「今日もっとも運勢の良い人はさそり座の人です」という言葉が流れると元気がでる。

「いや、別に信じているわけではないよ」と言葉ではいうけれど、行動ではそのまま信じている。学校でも「いや、信じていないですよ。いいことをいってくれた時だけ信じる様にしています」という先生たちがいました、でもそれは信じているということです。

 信頼できる根拠がないことは、占いの本によって書いていることがいろいろ違っていること一つとっても証明することができるでしょう。
 星占いには〈占星術〉〈西洋占星術〉〈東洋占術〉など、さまざまな種類があって、それぞれが「自分が正しい」という主張して、ことなる占い結果を出しています。

 そもそも〈占い〉自体、占い師が何らかの本などから得た知識や経験によって種々の占い結果を出していくわけですから、それが正しいといえる実質的な根拠はありません。

〈タロットカード占い〉は不気味さも重なっているからか、かなり当たる様なイメージがあって、映画などにも時々登場します。
 以前みた映画では、占い師がカードがきったカードを登場人物に順に引かせていって、最後に出てきたカードの並びで「あなたは今日命を失う」と予言していたけれど、それをみながら私は

もう一度カードをきって引いてもらったら
「あなたは今日大金持ちになる」
という様な占い結果になった可能性があるわけでしょう?

と突っ込んでいました。

 あるいは三人のタロットカード占い師に登場してもらって順に占ってもらい、その人の今日の運勢を画用紙に大きく書いてもらい「セーノ」で出してもらったら違うことが書かれているに違いありません。
 でも、そういうことを占い師はぜったいにしません。

「占いには科学的な根拠がない」と言われているのですけどそもそも「実証的な根拠」がないのです。「いや、この占いは当たります。どこどこのAさんはこの占いによって宝くじに当選しました」という人がいるかもしれません。でも外れた数はどれくらいあるかについては一切語ることはありません。

〈爆発物を解除するシチュエーションで赤と青のコードのどれを切るか〉という、映画によく登場するシーンがあります。

 離れた場所にいてそれをみている〈リーダー〉がばくだんを解除しようとしている部下に「今日のラッキーカラーは青だ、青いコードを切れば爆発しない、俺を信じろ、大丈夫だ」と自信をもって命令するか?
「カード占いでは赤と出た、赤を切れば解除できるぞ、よかったな」と部下に命じるか?

 そんなことはしません、本気で考えたら、そういう占いに根拠がないことはわかるからです。

 それにしてもどうして私たちはそういうものに騙されてしまうのでしょう?

 みなさんはどう思いますか?

 ぜひ周りの人たち、あるいは子どもたちに「どう思う?」と聞いてみませんか。

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