昆虫のデザイン性-個性②/楽しい生物学-楽しい自由研究

 前回の昆虫のデザイン・模様についての問いは〈アブラゼミ〉がはじめではなく、メルマガに書いた〈ツマグロヒョウモン〉の時からです、紹介しましょう。

 これはツマグロヒョウモン (チョウ)です、写真よりずっとシャープな色合いで、その名の通りヒョウの様な輝きの美しい蝶です。

 
この羽の一番上の模様をみてください、左側に顔の輪郭の様な模様がみえますね。

 大きくしてみますよ、ハートの模様も見えます。

 矢印をつけてみましょう。

 
 この模様・デザインはどのツマグロヒョウモンも同じなのか?

 ・・・

 私には、そうは思えません。

 仮に神様が生物を作ったとしたらまったく同じデザインになるでしょう、ところが生物を形作るのは神ではなく〈遺伝子:gene/ジーン〉です。

 〈精子と卵子〉〈花粉と卵子(胚珠)〉の結びつきによって、千差万別、浜辺の花の数ほど変化していきます。

 模様もかなり変化していくでしょう。

 とはいえ〈おおよそこんな模様〉という枠はあるのだと思います。

 特別変異でかなり違う形質が生まれていくことありますから、その個体同士が子どもをつくって〈新種〉が生まれたり、微妙に違う形質の個体同士が何百年何千年と子どもを作っていく中で、たとえば元のチョウたちと異なる〈新種〉となっていくことがあります。
 そういう時にその〈おおよそこんな模様〉という枠を突破するのでしょう。

 いずれにしても、ツマグロヒョウモン のこういう模様や配列を含めたデザインは、いろいろ違っているものが見つかるだろうと予想しています。

 みなさんはどう思うでしょう。

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 保護者の皆さんは子どもと一緒にたのしく、先生はクラスの子とたのしく学力を高める《教材研究》として、子どもたちへは《夏休みの自由研究》のテーマになるようにまとめ方もあわせて紹介します。 毎回人気でお得感たっぷりの《おみやげの教材》もセットしてプレゼントします。

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⑤ ミエ先生の 自由研究につながる読みかたり
⑥ 身近な植物で自由研究
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期日:2023年 8月11日(金) 9:15受付 9:30~12:45
会場: うるま市「うるみん」3F(あげな十字路近く)
対象: ・親子(小学生以上/教材は親子二人参加で1セット、複数参加の場合は子どもの分を基本)・教育関係者 ・たのしい教育に興味関心のある方 ※親類や知人の子との参加も可能 ※安全のため子どものみの参加はできません
参加費(みやげ教材込み)

参加費 ※昨今の価格高騰を鑑み参加費を下げて実施します
 一般2600円・RIDE会員2400円・子ども1400円
 ★早割り:7/31(月)17:00まで
  一般 2400円・RIDE会員 2200円・子ども1200円

※ひとり親世帯などの参加費支援もあります、気軽にお問合わせください 
持ち物・服装など:筆記用具、飲み物、教材持ち帰り用の袋類、動きやすい服
※検温、体調確認、殺菌消毒他 感染症対策をして実施します

★ お問合せ 090-1081-7842(平日19:00まで) 
★ 申込み①QRコードから  ➡︎
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※申込み後3日以内に事務局からメールが届きます、届かない場合はお電話ください

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オオハマボウ(ユウナの花)の秘密「見れども見えず」その1-たのしい植物学

 オオハマボウ(ユウナの花)は沖縄の海岸沿いで普通に目にする樹木です。以前勤めていた恩納村の学校そばの国道にはたくさん植えられていて、暑い日差しを避けながら子どもたちと見に行ったものです。

 和名の正式名称は「オオハマボウ」、沖縄の地域名が〈ユウナ〉です、私はユウナというやわらかい、やさしい呼び方が好きです。

wikipediaより

 ところで、ユウナ(オオハマボウ)の花には2種類の色があることをご存知でしょうか、濃いオレンジ・タンジェリン色(https://www.marcheaozora.com/?pid=126570579)の花です。
 花のつくりも葉の形や大きさも同じ、どちらもオオハマボウです。

ユウナ・オオハマボウ いっきゅう撮影2023-07

 木に咲く〈ゆうなの花〉の一つがタンジェリン系なのではありません、この木をみるとわかるとおもいます、全部がタンジェリン色です。

いっきゅう撮影2023-07

 はじめにみてもらったものがイエロー・オオハマボウで、2番目がタンジェリン・オオハマボウ・・・

 という別の種類だったのか?

 実はA先生に教わって最近知った秘密がありました。

 長年この花をみてきたのに、実は見えてなかったのだということがおもしろかったので、後半、紹介しましょう。
 この花を知っている人の多くも、私と同じ様に知らなかったのではないかと思うのですけど、どうでしょう。

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