楽しいアウトドア〈生き物たちの星〉/小林久先生との会話から- コシブトハナバチ・ホシホウジャク・オオスカシバ

 小林先生との話はフィールドに広がります、最近私が心動かされた生き物たちを紹介させてください。

 メタリックなボディーに見とれてしまいます、コシブトハナバチというグループで、この青のメタリックがある〈アオスジ コシブトハナバチ〉です。

 蜜を探して花から花へ飛び回っています。

 もうひとり、前回の〈ホシホウジャク〉⬇︎ の仲間、《スズメガ ファミリー/スズメガ科》です。

 名前は「オオスカシバ」です、緑茶色のボディ、透明の羽根、ボディの赤と黒のストライプが特徴です。

 口器をたくに操ってランタナの蜜を吸っています。

 外を歩いて心動かされない時はありません、そよぐ風や陽の光、海の眺めなどいろいろなものがあるとはいえ、生き物たちは欠かせません。

 沖縄はまさに秋のさわやかな日々、ほかの県ではもう寒い季節に入っていることでしょう。いろいろな季節をとらえて、一緒にこの星のすばらしさを味わいましょう。

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楽しいアウトドア〈生き物たちの星〉/小林久先生との会話から- コシブトハナバチ・ホシホウジャク・オオスカシバ生き物たちの星〈平林久先生との会話から〉①-楽しいアウトドア

 たのしい教育研究所から外に少し出ると、フィールドにたくさんの生き物たちが動き回っています。以前、ブラックホール研究の第一人者〈平林久〉先生をお招きして一緒に授業を担当したことがあり、二日間たっぷりお話しする機会があって贅沢な時を過ごしました。

1943年長野県生まれ。東京大学理学部物理学科(天文コース)、同大学大学院博士課程修了。 理学博士。国立天文台(もとの東京天文台)で野辺山電波天文台建設計画にかかわり、野辺山の自然に抱かれて研究生活を送る。1997年に打ち上げられた電波天文衛星「はるか」のプロジェクトの推進のために1988年に宇宙科学研究所に移り、スペースVLBI計画(VSOP計画)の科学主任、プロジェクト主任を歴任し、成功に導いた。2007年JAXA宇宙科学研究本部を退職、引き続きJAXA宇宙教育センターにおいて、宇宙教育プロジェクトチームに属する。主著に『宇宙のわかる本』(広済堂出版)『宇宙人の条件』(PHP出版)『星と生き物たちの宇宙』(集英社、共著)など。 JAXAサイトより https://iss.jaxa.jp/utiliz/renshi/message_pop06.html

 平林先生は剣道六段、私は琉球空手の修行をしているので、まずその面での話が弾み、宇宙についてもいろいろなお話しをすることができました。
 私が尊敬しているカール・セーガンをはじめ、かなり以前からたくさんの人たちが〈他の星に生命の痕跡をみつける〉ことに力を入れていて、平林先生にもその話をふってみました。

「きゆなさん、この地球一つですら、様々な進化の過程でこんなにも生命にあふれているんだから、他の星に生まれていないというのは考えられないでしょ。数え切れない星々の中で、この地球だけに生まれたという方がおかしいよね」

それが平林先生の答えでした。こんなにあっさり言い切った方は始めてです、さすが武道家。

 あわせて「これは最近出した本です」と新書を贈呈してくださいました、今でも大切にしています。

 多様な生き物をみると時々、平林先生のことを思い出します。

 今でさえ、私たちが認識できないウィルスレベルのシンプルな生物が誕生しているでしょう。そのほとんどは他の生物に捕食されたり命を閉じていく、わずかに周りの環境に適したものたちが生命をつないでいく。

 その流れが何十億年と続き、この星にはいろいろな生物が乱舞しています。

 最近見つけた生き物を紹介しましょう。

 これは以前紹介した、ホシホウジャク、スズメガの仲間です。

これはアオスジコシブトハナバチ、気に入りの画像をたくさん撮ることができるようになりました。

つづく

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楽しい文筆暮らし/文字変換で笑ったり学んだり@楽しい国語@楽しい歴史(その2)-騙されない人になるために

 さて、謎解きをたのしむ時間です。ここから読み始めた方は、あまりにもったいないですから、一つ前に戻ってご覧ください。

 ことわざ「灯台下暗し」の灯台とは〈岬に建つ灯台〉なのか〈家の中で光を灯す灯台〉なのか、です。

 前回提示た内容を確認していきましょう。

1.〈灯台下暗し〉ということわざはいつ頃から使われ出したか?

江戸時代には式亭三馬(しきていさんば)という人が、代表作の『浮世床(うきよどこ)』で「灯台下暗し」の例を挙げています

https://news.mynavi.jp/article/20220818-2414217/

 

学研全訳古語辞典

出典 浮世床 滑稽

「それはとうだいもとくらしとやら、あんまり傍(そば)に居ゐては見つからねへで」[訳] それは灯台下暗しではないか。あまり近くにいると見つからねえぞ。https://kobun.weblio.jp/content/%E7%81%AF%E5%8F%B0%E4%B8%8B%E6%9A%97%E3%81%97

 浮世床は1813年~1814年に刊行された本です。

 明治維新が1868年です、その50年前の本で使われているわけですから、江戸時代後期にはすでに使われていたと考えてよいでしょう。

2.では〈岬の灯台〉について調べてみましょう、いつからあるのか?

 予想してみてください、江戸時代より前からあるのか、明治あたりからか?

ア.江戸時代より古くからあった

イ.江戸時代からあった

ウ.明治時代からできた

エ.その他

 

どうしてそう予想しましたか?

 

wikipediaにこうあります。

日本最初の灯台については、839年承和6年)に復路離散した遣唐使船の目印として、九州各地の峰で篝火を焚かせたと『続日本後紀』にあるのが最初であると言われている。建設が確認できる最古の灯台は、摂津国住吉大社(現・大阪市住吉区)の西方にあった鎌倉時代創建と伝えられる高灯籠であり、大社の馬場だった住吉公園入口に場所を移して復元された(1974年)[7]

江戸時代に入り海運が盛んになると、日本式の灯台である灯明台や常夜灯(常夜燈)が岬や港、港に近い神社境内などに設置されるようになった。陸奥湾に面する青森県野辺地町には文政年間に建てられた常夜燈が残る[8]

航路標識として海上保安庁から正式に承認されている最古の灯台は兵庫県西宮市にある今津灯台で、1858年に再建されたものである。

日本最初の洋式灯台は1869年明治2年)2月11日に点灯した観音埼灯台で、着工した1868年(明治元年)11月1日が灯台記念日となっている。また、現存最古の洋式灯台は旧品川燈台(1870年点灯、品川区から犬山市博物館明治村に移築、重要文化財)、現地に建つ最古の洋式灯台は旧堺燈台(1877年点灯、大阪府堺市堺区、国の史跡)である。

 

 839年には遣唐使船の航路の目標として篝火を焚いたというわけですから、江戸時代よりずっと古いわけです。

 ところが、それは灯台と機能は同じでも〈灯台〉とは呼んでいません。
 江戸時代に入り海運が盛んになると〈灯明台や常夜灯(常夜燈)〉ができたということです、灯明台は訳すと〈灯台〉に近いですね。

3.〈室内灯〉はその昔〈灯台〉と呼んでいたか?

 いろいろ調べてみたのですけど、古い文献に室内灯を〈灯台〉と呼んでいる例はありませんでした。行灯(あんどん)、灯籠(とうろう)、提灯(ちょうちん)が一般的に呼び名です。

 なのに辞書などには「古い時代の室内灯を灯台という」と書いてあります、おかしいな、その頃そう使われていました、というならわかるけれど、使われてない言葉をどうしてそう定義できるのだろう、納得いかないな。

行灯や灯明台の足元は暗いか?

 気になって〈行灯〉や〈灯明台〉の足元は本当に暗いのか調べてみました。
 これは江戸時代の灯明台、つまり船などの航路の目標となる様に作られた明かりの台です。光はなるべく高い位置におかれるので、これだと足元は確かに暗いでしょう。

 

 これは江戸時代の室内灯です、有明行灯といって、江戸時代に流行ったそうです。
 確かに足元は暗いといえなくもないかもしれません。

 でもこういうタイプもあります、これなら足元も見えていますよね。

 こういうタイプならしっかり足元が見える。

江戸時代の絵画にも室内灯があります、これ、足元暗いようには思えないなぁ~

 行灯などは比較的床に近い位置にあるので、灯明台より足元は明るいと思うのですけど、どうでしょう。

結論

「〈灯台下暗し〉の灯台とは、岬に建つ灯台ではなく光を灯す台のことである」とする根拠は見つかりません。

 どちらかというと岬に建つ〈灯明台〉を略して灯台と呼んだという方に分があると思うくらいです。

 どなたか〈灯台というのは昔の室内灯のことだ〉と断言してよい根拠があったらぜひ教えてください。

 私は次に「灯台下暗しの灯台っていうのはね…」という人がいたら

「それは根拠が見つからないですよ」とそっと伝えたたいと思っています。

 そしてこういうことも、騙されない人間になる基礎トレーニングになると思っています。

 もちろんここで展開した私の考察が間違っている可能性もあります、もしも説得力ある話が来たら、自分の間違いを訂正されていただきます、それもまたたのしく賢くなる一時です。

 ご意見ご感想、お待ちしています。

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楽しい文筆暮らし/文字変換で笑ったり学んだり@「灯台下暗し」の灯台は本当に〈室内灯〉のことか? 楽しい国語(その1)

 私の一日の暮らしの中で〈文筆〉している時間は少なくありません。これだけ書いていると、時にパソコンの文章変換機能で笑い出してしまうことがあります。今週の〈たのしい教育メールマガジン〉の映画の章で現在公開中の《SISU/シス》を取り上げた時のこと

一人の退役軍人がツルハシ一本でナチスの戦車部隊に立ち向かう

と書いたら、文字変換が

一人の退役軍人がツルハシ一本でナチスの洗車部隊に立ち向かう

となっていて、そのシーンを思い浮かべて笑ってしまいました。
相手はブラシとか水ホースとかなら勝てそう。

 このうちに文字変換などにもAIが力を発揮して的確な候補を提供してくれるだろうから、こういう笑いはは過去のものになっていくのでしょう。

 「灯台下暗し」という言葉があります。

「〈灯台〉は周りを照らすけれど、足もとは暗い、つまり自分の周りのことはよく分かっても、身近なところは見えない、見落としてしまうことがある」ということわざです。ほんの目の前、足元に答えや解決のキーがあるのに、それに気がつかないで遠くを探すような状態をいいます。

 ある日、友人が『灯台下暗し/とうだい もと くらし』の〈灯台〉は岬の灯台(ライトハウス)ではなくて「家の中で炎を灯していた台のことだ」と話していて、「え、そなの?」といいつつ、この話は何年か毎に「え、そなの?」を繰り返していることに気づきました。


 で、また「え、そなの?」を繰り返さないように調べてみることにしましょう、腑に落ちるようになれば、記憶にしっかり刻まれるでしょう。

 みなさんはどう思いますか?

〈灯台下暗し〉は

ア.岬に立つ灯台の足元は暗いということ

イ.部屋のあかりを灯すものを〈灯台〉といって、その足元が暗いということ

ウ.その他

どうしてそう思いましたか?

⬇︎

⬇︎

⬇︎

 それが正しいのか正しくないのかは、予想を立てて確かめていく過程が大切です。

 いやいや、資料を読めばどれが正しいのかわかるじゃない!

 そうでしょうか?

 その資料の話を読みながら私のように「本当かなぁ、〈両方とも正しい〉ってこともあるかもしれないし」と感じていたら、結局、頭にしっかり刻まれないことになるでしょう。
 また「家に明かりを灯すものは〈あんどん/行燈〉とか〈とうろう/灯籠〉と言っていたはずで、〈とうだい/灯台〉とはいわないのじゃない?」と考えていると、腑に落ちることなく、またいずれ「え、そうなのかなぁ~」を繰り返すことになるでしょう。

 いいチャンスなので、細かく予想を立てながら調べてみることにしましょう。

 まず〈灯台下暗し〉ということわざ(諺)ができたのは、いつの頃かということから調べて、その頃〈岬の灯台/ライトハウス〉が有ったのか、〈家の中で光を灯す灯台があったのか〉で判断できないでしょうか。
 また私のように〈家の中に明かりを灯すものは灯台とは呼ばないのじゃないのか〉という予想を確かめることで、正しい答えにたどりつくかもしれません。

 こういう過程は単純なクイズを解くよりずっとたのしく、価値あることだと思います。

つづく

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