たのしい環境教育/楽しい環境教育の実験すすむ=納豆菌は発酵促進させてくれるか
循環型の環境教育を義務や押し付けではなく〈たのしさ〉で学んでもらうプログラムの作成がすすんで、沖縄県以外の処からもいろいろな問合わせが来ています。「増やして減らしてエコロジカル さて何を増やして 何を減らす?」のキャッチフレーズはすでに三、四年前にこのサイトでも紹介しているのですけど、ぜひ「たのしい教育教育研究所」あるいは「たの研」という名前と一緒に紹介してください。
「ペットボトルでの堆肥作りについて詳しく知りたい」という質問がいくつも届いていて、今週のメルマガで具体的に紹介しておいたのですけど、ここでもそれがわかるように書いてみましょう。
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〈たの研〉の応援団で農業のエキスパートHさんに来てもらって、新しいエコロジカル実験のプログラム開発がすすんでいて、それはいずれ紹介できると思います。
その時にペットボトル堆肥作りをHさんに見てもらうと「いっきゅう先生、植物の肥料として使えるようになるまでに1ヶ月も必要ないと思いますよ」というアドバイスをくれました。
「畑の土の中でもゆっくり堆肥化されていくので、発酵が完全に進んでいない状態で利用しても十分、植物の栄養になってくれると思います」とのこと・・・
やはりずっと農業を続けてきた人の言葉は説得力があります。
1日一回程度空気(酸素O2)を循環させるためにボトルを振っているのですけど、その時の香りをかいでいます、腐敗した嫌なにおいではなく、土のホクホクとしたいい香りがしてきます。
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さて、うまくいくことがハッキリしてきたので、今度は「納豆菌で生ゴミの発酵が促進されるか」という実験をしています。
1/3の土を入れた上に、生ゴミとして野菜の外側の葉や芯、カラカラになったニンジンの先の方、傷んだニンニクなどを刻んでたっぷりと入れました。※あらかじめペットボトルの上の方をカットして、土を入れたりできるようにしてあります
〈たの研〉には珈琲のカスが毎日たくさん出るので、それを上に3cmくらいの厚さ加えてから納豆を少しの水でといて乗せました。
フタをして、思い切りまぜます。
ここまでの過程は、すでに実験がすすんでいる他の〈ペットボトル堆肥実験〉と同じです。※ただし今回は生ゴミの量をけっこう多くしています
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あとはキャップではなくティッシュに陽があたる場所において1日一回、中身を撹拌させ、空気を循環させるために強くふります。
ティッシュのフタは取って、親ゆびで軽く抑え、振りながら指のフタを開けたりして、空気を循環させましょう。
それを数回繰り返します。
さて、納豆菌入りの生ゴミ堆肥作り実験は、予想通りにうまくすすむでしょうか。それともあまり発酵促進につながらないでしょうか。
みなさんも予想を立ててみませんか。
できれば自分でもためして、〈たの研〉に結果をお知らせください。
環境を守る活動は喫緊の課題です。だから危機感・悲壮感をもってすすめるという人たちもいるでしょう。
けれど、大切なものだからこそ、たのしくすすめられるに違いありません。
それは未来の人類にも関わるほど重要なことだからです。
たのしい環境教育・楽しい環境教育を一緒にすすめていきませんか。
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問題:このコマ(独楽)はどういう仕組みでしょう? ①
前から欲しかった独楽(コマ)がやっと手に入りました。どういう仕組みかわかりますか? という問題を出す前に、こま(独楽)について以前から調べていたことを書かせてください。
みなさんは「こま」がどれくらい前からあると思いますか?
日本ではなく世界でということで考えてみてください。
質問)世界の歴史をみるとコマはどれくらい前までたどることができるでしょう? /最も古いコマはどれくらい前のものでしょう?
ア.100~200年前
イ.500~1000年前
ウ.2000~3000年前
エ.もっと前
どうしてそう思いましたか?
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このサイトでだいぶ前に書いておきました。
「日本のコマ博物館のサイトには2500~3000年くらい前にたどることができると書いてあるのですけど、いろいろ調べてみるともっと古く5000年くらい前までたどることができると書いてあるサイトもあります」と紹介したのですけど、その後いろいろ調べてみると、最古のコマは5000年くらいまで遡ることができるといってよいようです。
いずれにしても、コマはおもちゃの中でもかなり古いものの一つでしょう。
私も大好きで、いろいろなコマをコレクションしています。
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さて最近、こういうコマ・独楽を入手しました、宙に浮いているように見えますね。そうです、軸が途中で切れているんです、リングももちろん回転していますよ、CGではありません。
ちゃんと回転して立っているんですよ、これは上の状態から少し角度がかわった状態です。下の球体が机に接して回転しています。
私はよくコマをひっくり返して回してたのしむのですけど、もちろんこの独楽でもできますよ。
さてみなさん、この独楽(こま・コマ)はどういう作りになっているんでしょう?
予想してみてください。
次回、止まった時の写真を掲載しましょう。
予想すると、外れても当たっても賢くなってたのしくなりますよ!
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朗読をたのしむ③ 目を通して味わう文章と耳を通して味わう文章は同じ感動なのか?
これだけ書き続けていると、自分で考えている奥の方にある言葉にならないものが手を動かすことがあります。このタイトルもそうです、文字になって表れた言葉に「え、どうなの? そのテーマは面白いね!」と自分が驚くわけですから、言葉を操る自分と、言葉にならない奥の方にある自分との二つをたのしんでいます。
さてこの命題、みなさんはどう思いますか?
たとえば前回の高村光太郎『山の春』を文章として読むのと、誰かの声で朗読されたもので聴く『山の春』は同じものか?
少し考えてみてくれませんか。
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みなさんはどう考えたでしょうか。
とても興味があります。
文字に刻まれた「草」も、誰かが語る「草」も草は草です、「嬉しい」は嬉しいであって、悲しいではありません。
「世界一の力持ちが」という言葉は、文章で読んでも耳で聴いても、その人の中でイメージする世界一の力持ちが頭に浮かんできます。
とすると読むのも聴くのも同じことになるでしょう。
以上!
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え、そうでしょうか。
人間にはいろいろな感覚機関があります。
花を目で見る、鼻で嗅ぐ、目を閉じてそっと指で感じる…
同じ花なんだから、全部同じイメージが脳に刻まれるでしょうか?
感覚の入(はい)り口によって違いがあるでしょう。
とすると、本で読むのと耳で聴くのとでは異なる感覚が刺激されるのではないかと思うのですけど、どうでしょう。
わたしの場合、本を手にして目で読む『山の春』と、耳で聴く『山の春』は違うたのしみです。
どちらも心動かされるのですけど、違う心の脈動があるのです。それを言葉ではっきり綴るにはまだ時間と頭脳の成熟が必要でしょう。
みなさんも実験してみませんか。
どちらの感覚から入っても、いいものはいい。
そしていいものは、いくつかの感覚で二重に三重にたのしむことができる。
それは素晴らしいことです。
かつて黒澤明が「映画は総合芸術だ」と語っていました。
目で見ながら、耳で聴きながら、映画館の中で明るさ暗さを肌感覚で味わいつつ、「ドン!」という大音響を身体全体で感じたりする…
それも、今回の命題に深くかかわることなのだと思います。
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