たのしい実験〈おいしい漬物〉ー楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 先週の〈焼き芋〉のおいしい実験はある程度おちついてきて、今は漬物に挑戦中です。


 〈大根のわさび漬け〉が好物なので今までも何度かつくってきました、この写真は塩揉み作業のところです。

 材料の一つとして〈粉わさび〉を大量に使います。スーパーで手に入る粉わさびの大サイズのほとんどが〈中国製〉だということを知ってびっくり、国産のわさびを探していたら「Aプライス」という業務用の店にありました、価格は三倍くらい高くなります。中国産との味わいの違いがどの程度なのかはまだわからないのですけど安心です。レストランや刺身屋さんでも、生産地が明記されるようにしてほしいと思います。

 

 これはセロリ漬け、セロリは茎の筋をとればとるほど美味しく漬かります。

 セロリをボキリと折って出てくる糸状の筋を抜いていく作業です、筋を見逃したたらまた折ると出て来ます、たのしい作業です。

 

 これはゴーヤー漬けの様子です。  しばらく置いていてもぜんぜん漬物っぽくならず、苦味が増す感じで食べるのは困難でした。以前、薄めの醤油で煮たゴーヤーの漬物を食べたことがあるのだけど、そこまでしないといけないのかな?

 という様に、いろいろたのしく実験中です。

 いろんな野菜をつけながら、いったいいつ頃から〈漬け物〉が出てきたのか調べたくなりました。
 きっと古い歴史があることでしょう。
 子どもたちに問いかけて予想してもらい、一緒に調べてみませんか。
 おもしろいことがわかったら、ぜひ教えていただきたいです。

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たのしい栄養学&家庭科ー楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 今は俳優として活躍している〈きたろう〉さんはかねてから大好きで、週一のラジオ番組もポッドキャストで欠かさず聴いています。

 きたろうさんがいうと何でもおかしく聞こえてきて、今日も吹き出してしまいました。

きたろう
「あのねぇ、知ってた?

 もやしってすごいんだよ。

 アスパラガスの中のアスパラギン酸よりモヤシの中のアスパラギン酸が多いんだって」

2023-02-15大竹紳士交友録

 きたろうさんはよく間違ったこともいうので、今回も眉唾で聴いていました。

 アスパラギン酸っていうと、ファイト一発とかの栄養ドリンクの有効成分だったりします。

 

 いろいろな栄養ドリンクに疲労回復成分として含まれています、このドリンクのラベルにも書かれています、見えますか?

 アスパラギン酸は〈アミノ酸〉の一種で、カリウムやカルシウム・マグネシウムなどのミネラルを細胞内に運ぶ働きをしてくれます。

 名前からして〈アスパラガス〉と関係ありそうですね、調べてみたら〈アスパラガスから発見された成分〉なので、アスパラギン酸と名付けられたそうです。

 さて、それではきたろうさんが言ったように、本当にモヤシの方が多いのか?

 信頼しているwikipediaで調べてみました。

モヤシの中のアスパラギン酸

アスパラギン酸 0.479 g

アスパラガスの中のアスパラギン酸

アスパラギン酸 0.508 g

 

 ちがうではないか!

 また間違った情報を発信している・・・ ・ω・);

 とはいえ、もっといろいろ調べてみると、〈大豆モヤシ〉のアスパラギン酸なら勝ってます。

 そうか日本食品標準成分表2015ならアスパラガスのアスパラギン酸が〈430mg〉って書いてある、これなら普通のモヤシでも勝ってますね。

 wikipediaはアメリカで分析した成分表なのでしょう、アメリカのモヤシは日本のモヤシの成分とだいぶ違うのだろうか?

 などなど、一つ発見するとさらに疑問が増えていくのが普通です。

 話を戻して、モヤシはビタミンもミネラルも豊富です、きたろうさんの話でモヤシを食べたくなりました。

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今年もお世話になりました たくさんの方達からのお礼のたより「クイックちんすこう」〈楽しい学習・楽しい家庭科・楽しい教材・楽しい学力向上〉

 たのしい教育は学校と親和性が高いので〈子ども達の教育が中心〉の教育だと考える人もいるかもしれません、違います。どういう年齢の人でも〈たのしく学ぶ〉ことは可能です。
 ここ二、三週間はPEALカウンセリングを受けた方からのお礼の便りが増えています。PEALカウンセリングの対象はほぼ大人です。PEALカウンセリングは〈たのしい教育〉とは別物ではないかと考える方もいるかもしれません、けれど〈笑顔〉〈賢さ〉〈予想実験〉etc. たのしい教育が少し形をかえたバージョンだといってよいでしょう。

 とはいえ写真入りのお礼のたよりは、ほぼ子ども達の様子です。今回もその一つを紹介させていただきます。

 年末にこども達とたのしむプログラムということで「クイックちんすこう」の問い合わせがあり、たのしいお菓子づくりの専門家〈ナノ先生〉が担当して教材を提供したのですけど、そのプログラムを実施した様子を含めた丁寧なお礼のたよりが入りました。

 そこにはこどもたちのたくさんの笑顔にあふれていました。

 これが、こども達が自分の手でつくった〈ちんすこう〉です。
 その楽しさと美味しさはこども達の評価感想にもたくさん書き込まれていました、たのしいだけで学ばないということはあり得ません、こどもたちのいろいろな賢さを高めたに違いありません。

 

 我が琉球の歴史をしっかり伝えながら丁寧に授業したことが伝わってきます。

〈売っているものと同じ美味しさ〉はたくさんの実践で保証済みです。
「今までのちんすこうの中で一番おいしかった」「何回食べても飽きない食感」と書いてくれた子どもたちもいます。

 

「クイック」とつくくらいで作る時、手もベタベタにならず、片付けも簡単です。

「〈2時間くらいかかるかな〉と予想していたら、30分くらいでできてしまう。簡単なので、これなら家でも作ってみたい」と書いてくれている子どももいました、もちろん評価も最高点です。

 年末にメインパソコンがダウンしてしまい、動画の作成が遅れているのですけど、安定してきたら「クイックちんすこう」の作成もメンバーに提案したいと思います。

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琉球の言葉から-たのしい言語学

 英語・韓国語と続いた〈ことば〉の記事が好評です、今回は〈たの研〉のある琉球の言葉(沖縄方言・島言葉)にふれたいと思います、お付き合いください。

 歴史を調べたり、今残る建造物や古文書をたどることでそこに住む人たちの価値観や生活の様子などにせまることができます。しかし歴史というのは勝ち残った者たち、権力のある者たちが残したものが多く、それが庶民の価値観などを代表しているか、あやういところがあります。

 そういう中で〈使われている言葉〉にはしっかり庶民の価値観が残されています。

 たとえばその地域に〈闘いや争い〉を表現する言葉がとてもたくさんあるとしたらバトルが多かったと考えて間違い無いでしょう。

 そういう見方・考え方については以前このサイトでも紹介したので合わせて読んでいただければ幸いです、楽しい言語学の根幹の部分です⇨https://tanokyo.com/archives/32325

 さて琉球には〈闘い争い言葉〉が多いのでしょうか、それとも相手を〈元気付ける言葉〉が多いのでしょうか。
 この判定は簡単ではありません、肯定的な言葉には対になるように否定的な言葉が存在する可能性があるからです。

〈たの研〉には島言葉の教材づくりをリードしてくれているミエ先生のチームがいるので、これからの研究テーマの一つにしていただくとして、ここでは私自身の体験として、子どもの頃を中心に、祖父母や親類のおばあさんおじいさんから実際に声をかけられたり、周りの人が声をかけてもらったりしている言葉の中で〈これはいいな〉と感じた言葉、記憶にある表現を思い出して記すところからはじめたいと思います。

  十数年前になるのですけど、こどもたちから「先生、このマンガとってもおもしろい」と手渡された作品があります「ワタルがピュン!」です、たしかにおもしろかった、野球好きでなくてもたのしめると思います。魅力的な登場人物「がっぱい宮城」は口が悪くて、〈しなす~〉と叫びながらワタルを追いかけ回しているシーンがたくさん出ていました。

 島言葉にはそういう争いや闘いの言葉もあるとはいえ、ホッとする言葉もたくさんあります。
 もしかして肯定形と否定形が同数存在するとしても、庶民が肯定的な言葉を大切に使ってきていたとしたら、そこに庶民の価値観が色濃く残されているともいえるでしょう。

 私が実際に声をかけてもらった島言葉、近くで聞いていて「この表現はいいな」と嬉しくなった島言葉を思い出して記してみようと思います。その言葉から伝わってきたイメージも記したいと思います。

なんくるないさ
 ⇨大丈夫、時が経てばできるようになるから

じょーとー
 ⇨いいね、グッジョブ

ちばりよー

 ⇨がんばってよ、応援してるよ

うちちき よー

 ⇨落ち着いてやるんだよ

なとーん どー

 ⇨そうそうそれいいよ

でぃきとーんどー

 ⇨よくできてるよ!

かめーかめー

 ⇨いっぱい食べて元気になりなさいよ!

〈ちゅらさん〉やー

 ⇨清らかだね、美しいね

〈ちむじゅらさん〉やー

 ⇨心が清らかな人だね

〈いいニーセー〉なたんやー

 ⇨立派な青年になったね

〈よんなーよんなー〉ど~

 ⇨ゆっくりでいいんだよ

なま やさ

 ⇨そうそう、それだよ!

いちゃりば ちょーでー

 ⇨出会ったんだからきょうだいみたいな付き合いでいこう

やんど~

 ⇨そうだよね

まじゅん いかやー

 ⇨一緒に行こうね

※雨水のことを〈天水:てんすい〉と表現していた言葉もいい表現だと思う

 こうやって綴りながら浮かんだ言葉だけでいくつも出てきました。

 腰をすえると、もっとたくさん出てくるのは間違い無いでしょう。

 こども達にも楽しく伝えていきたいと思います。

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