子どもの自殺者@PEALカウンセリング入門

日本の自殺者数は伸びているのか?

どう思いますか?

20年当たり前に高かった自殺死亡率が、下降現象中です。

ただし細かく見るとここ4~5年微増中です。

厚生省サイト

 その中で子どもたち自殺をみると30年の経過の中で上昇していることがわかります。

 先日も知人の関わった子が自ら命を絶ったという話を聞き、心の痛みを覚えました。

 いろいろな辛い環境で生きている子どもたちがいます。

 虐待の中で耐え抜いている子どもたちもいます。

「〈たのしい教育メールマガジン〉の読者の方からPEALカウンセリングについて実践的な一冊をぜひ出してほしい」

という声が届き「いずれ必ず出します」と答えました、このサイトの読者の皆さんの中にも期待してくださる方がいてくれたら嬉しいです。

 私がカウンセリングに本気でのめり込むことになった大きなきっかけの一つが、あるTVの特番でスイスの女性臨床心理学者の言葉でした。※A.I.のディープリサーチで、それがほぼ『ヘンリー・ミリー』だっただろうと特定されてきました。まだ出展に当たっていないので、確定ではありません

 殺人を犯して少年刑務所に収監されている子どもたちのカウンセリングに携わっているその女性臨床心理学者がこう問いかけました。

「長くこの問題と関わってきて、やっとわかったことがあります。
 殺人という最後の一線を超えてしまう子と踏みとどまる子の違いは何か?」

 彼女の答えは明確でした。

「その子の近くに、その子が〈信頼できる大人〉が1人いるかいないかです」

 最後の一線を超えるか踏みとどまるか、それは『自殺』についても言えるでしょう。

 できれば家族に1人でいいから、その子が信頼できる人がいて欲しい。

 教師が信頼できる大人になれたら、こんなによいことはないでしょう。

 でも逆に「あれをしなさい、これができてない」というスタンスで〈敵〉に回ってしまう大人もたくさんいます。

 けれどほぼ皆「子どものためによいことだ」と考えています。

 PEALカウンセリングは、その目標に視点わ当ててお互いの行動をすり寄せていく過程です。もちろんいくつも技法があるのですけど、骨格はシンプルです。

 私のカウンセリングでも、自殺がテーマになることがあります。

 ハードな段階に至る前に、相談してもらえれば、打つ手の選択肢は広がります。必要な方はご相談ください。

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感覚・感情といったDNAに刻まれた力がA.I.を超える/感謝&祝@1日1万アクセス突破

 読者の皆さんに大きな感謝を伝えさせてください、1日1万アクセスという目標に向けた一歩が刻まれました。普通の日々のアクセス数から突出しているので見やすいように目盛を近づけてみました。

 もちろん《1日平均1万アクセス》が目標ですから、これは第一歩にすぎません。けれど、確かな一歩であることは間違いありません。

 ブログを書いている人たちの大きな目標が「月間1万アクセス」です。このサイトは《月間30000アクセス以上》になります、この数字はブログ記事の中で上位0.何%以内のトップ集団だと言われています。
 大きな企業でもない〈たの研/たのしい教育研究所〉のサイトが成長していくことが、たのしみです。

 毎日、午前零時にサイトを開いて読んでくださっている方もいます。
「今日は学校でどんな話ができるかな」と毎日サイトを開いてくださっている方もいます。
 福祉の場でいろいろな苦労をしながら、たのしい教育の見方・考え方に救われたという方もいます。
 熱心に読んでくれている中学生もいます。
 その他たくさん皆さんが読んでくださっている回数の重なりが今回の一歩を刻むことにつながりました。
 大きな感謝を伝えさせてください。
 可能な方は「このサイトいいよ」と、身近な方にアドレスを送っていただけませんか。1日1万アクセスという大きな目標は、皆さんのその行動が育てていくことになると思います。
 よろしくお願いいたします。

 さて、A.I.についてのご意見ご感想が週を追うごとに増えていく感じがします。興味関心が高く、心配なことも多いのでしょう。

 A.I.を避けるのではなく使いこなしていく人たちが増えることが平和なA.I.利用につながるのは間違いないと思います。それを一部の人たちのものにしないということです。

 A.I.にあるのは膨大な知識の蓄積とそれをどう抽出していくかという〈フィルタリング〉、そして〈出力〉する機能です。
 私たちのDNAに刻まれた知恵の結晶としての〈感覚〉〈感情〉がありません。私たちは言葉を超えて感じ、判断することができるのですけど、A.I.は言語化数値化できる情報でしか判断できません。

 以前「私たちの身体に刻まれた安全機能」というテーマで書いた〈初めてみる植物が食べて危険なのか安全なのか判断するフィルター〉も持っていません。

 私たちは自分の感覚で「何となく」というように選択することができてもA.I.にはそれができません。

 もちろん「気まぐれ」で始めるという行動もありません。

 生命何十億年の知恵をDNAに刻みつけている生命、なかんずく人間として何千万年の知恵をDNAに刻みつけている人類の叡智でA.I.をコントロールできるようにする必要があるでしょう。

 危険だ怪しいという段階からアンダーコントロールの段階に持っていくことが大切です。

 フェイクニュースを拡散する力もA.I.にはあります、危険な状況を作ることもできるでしょう。
 今はある意味、A.I.混乱期のような気がします。
 人間が安全なコントロール下におく知恵を寄せ合える段階にはいっていく必要があります。
 そのためにもA.I.を使いこなすことができる人たち、そして周りの人たちの笑顔を増やしていく〈たのしい教育〉の思想を持った人たちが増えていく必要があるでしょう。
 A.I.の使いこなし方を学びたい方はご相談ください。
 今ならマンツーマン指導も可能です。

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〈怒り〉との付き合い方@楽しいPEALカウンセリング入門

〈たのしい教育メールマガジン〉発想法の章に書いた「怒り」の話の反響がたくさん届いています。「確かに自分は子どもたちに〈怒るのは恥ずかしいことだ〉と伝えて、〈どうしたら怒らない人間に育てられるだろうか〉と考えてクラス経営した気がします」という話や、「がまんばかり強いられている子は、いじめられても怒らずがまんするようになってしまうのでしょう」と納得した話etc.

 メルマガに書いた1/4くらいを紹介しましょう。

 怒りというのは人間にとって重要なテーマの一つです。怒りをテーマにカウンセリングをしたあと、ちょうどA先生がアンガー・マネジメントの話をとりあげてくれました。

 ちょうどよいので、今回は「怒りをどうするか」をテーマにPEALカウンセリングアプローチを紹介します。

PEALカウンセリング(心理学)でとらえる〈怒り〉

 カウンセリングの師の野田俊作から「怒りはマイナスの感情」だと学びました、〈嬉しい〉とか〈楽しい〉というプラスの感情はどんどん表現し「マイナスの感情は利用しないように」という理屈です。アドラー心理学講座の中で参加者が語るエピソードの中にも「怒りの感情が出てきたのでまずいと思った」という話が普通に出てきました、野田先生の本には「怒りを消し去る方法」という項目もあります。アドラー心理学では今もそう教えているのでしょう。

 アドラー心理学と仮説実験授業の科学理論をベースにして〈教育実践〉と融合させたPEALカウンセリング(心理学)では、そう考えません。怒りの感情も大切な行動のきっかけにできるというのが基本的な考え方です。

 そもそも感情というのは私たちが思考や理屈とは別の回路で自然に湧き上がってくるものです。誰かから教わったものではなく、「こういう場合はこうしよう」と考えた結果でもなく、ある状況で喜び、ある状況で悲しみ、ある状況で苦しみ、ある状況では怒りを感じます。それも〈瞬時〉にです。

 自分で考えて行動し、その結果を評価するものとは違って、自然かつ瞬時に起こるその感情に良し悪しの評価を下すことはできません。

 告別式でみんなが悲しんでいる中、笑いながら話す行動はノーグッドだと評価できても、漂ってきた美味しい香りにお腹がすいたと感じたことを良い悪いで評価されても困ります。「どうして君は〈お腹がすいた〉と感じたんだ、失礼だろう」といわれも、自然に起こってきた感情をどうすることもできません。

 人類の長い歴史の中でDNAの中に言葉や学習を超えて感情が大切に残されてきているわけです、必要のないもの意味のないものを進化というフィルターが残していることはありません。

 反射は感情・感覚と一体ですから別にして、一般の行動は自分の選択によって行われます。

 感情自体にマイナスの感情とか◯やはつけられません、でも行動についてなら自分にとってのプラス・マイナス、周りにとってのプラス・マイナスをつけることができます。

 今回は「〈怒り〉は重要な行動のきっかけになる」というテーマで書きたいと思います。

 

アンガーマネジメント

 映画「バッド・ボーイズ2」他でも普通に出てくるくらいアンガー・マネジメントはだいぶ前からカウンセリングのテーマでした。

私が教師をしていた頃、教育現場で流行しました、そしてよくあるように、その流行は過ぎていきました。

 最近のこと〈怒り〉をテーマにカウンセリングをした数日後、A先生が研修でアンガーマネジメントの話を聞いてきたと言っていました、もしかするとまた流行し始めているかもしれません。
 以前わたしが参加した研修で発表していた先生は、まるで〈怒らない子ども〉こそが素晴らしいと考えていることに驚いてしまいました。

 その考えをすすめていくと《その状況に素直に従う子どもたち/従順な子どもたち》を育てていくことになります。

 アンガーマネジメントでweb検索すると

 

【アンガーマネジメントとは?】

上手に怒りを抑える方法を知ろう!

 

というような言葉がたくさん出てきます。

 人権侵害されても怒らない、パワハラやセクハ ラされても、先生や講師が意味のわからない授業、つまらない授業を続けていっても怒りを抑える
 そういう子どもたち大人たちが増えていって、社会の成長があるのかなぁ

 みなさんはどう思いますか?

 話はここから、というところで止めたのですけど、この続きを書くと最後までとめられないので、申し訳ありません。

 いずれにしてもPEALカウンセリングはでは「怒りをマイナスの感情」とは捉えません。よりよい行動のきっかけにできる大切なものだと考えています。

 その怒りの目標は何だろう、その謎解きを一緒にすすめて、その怒りの目標を達成できるよりよい方法の選択肢を出していきます。

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「たのしくなければ授業じゃない」@板倉聖宣

 2012年に発行したメルマガで取り上げた内容があります、いつ読んでも新鮮です。〈1991年 西日本たのしい授業入門講座〉で、板倉先生が語った内容です。そのまま引用せず、要点をしぼって短くしてあります。

板倉

「たのしい人生を送ろうと思ったら、学校の時代くらいは厳しいことを経験していないと、たのしくならないよ」とか「会社に入ると耐え忍ばなければならないし、結婚すると耐え忍ばなければならない。つまりいろんなところで耐え忍ばなければならないんだから、学校からずっと耐え忍び方の練習をする必要があるんだ」という考え方があります。
 それに対して「結婚生活はたのしいよ。社会に出たらたのしいよ」という考え方もある。

 

 私が子どもの時には、人生全体が厳しかったんです。その厳しい人生を乗り越えるために、学校の時は厳しくやっていこうという考え方でした。
 しかし、そういう考え方は今は通用しないですね。 
 同じ人生を送るなら、たのしい方がいいじゃないか。

 自分たちがたのしくなければ子どもたちもたのしくならないよ、とういう考え方がある。そのうちにそれが、手段じゃなくて「たのしくなければ授業じゃない」となるんです。

「たのしくなければ授業じゃない」という考え方、つまり、手段じゃなくて、たのしいというもの、そのものが大事です。

 「厳しい授業」というのは監獄ですよ。

 

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