道徳の授業/板倉聖宣語る

 最新の〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介した板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)の言葉に、たくさんの反響が届いています。

 月刊たのしい授業1996年7月号に板倉先生が書いた「道徳教育のいやらしさとすばらしさ」を紹介した一文です。
 

板倉

 子どもたちにいつも「他人のものを盗んではいけないということは分かっているでしょ」と高飛車に説教する教師でも、著作権の侵害のような「盗み」には知識がなくて、知らず知らずのうちに盗むことが少なくないのです。

 以前読んだ時、私自身ハッとした言葉です、その後もたびたびハッとしています。

 たのしい教育研究所(RIDE)を立ち上げて、いろいろな処で授業をしているのですけど、その時に利用する動画など、不用意に使って授業全体にケチがついてはいけません。

 授業の流れで、あるインスタントラーメンのコマーシャルを数秒利用することがありました。もちろんその会社に電話して許可をとってのことです。
 JAXAの宇宙教育教材を利用するときにも許可をもらってきました。
 利用してよいのかどうか、よくわからない宇宙関係の動画があった時、ちょうど師の的川泰宣先生が沖縄に来てくれていたので「こういう場面でこの動画を利用したいのですけど」と尋ね「使って大丈夫だよ。もし何かあったら私が動く」といってもらったこともありました。
 わたしが細かい人間だということは全くありません。
 私ではなくたのしい教育研究所(RIDE)の授業にキズをつけたくないからです。

 著作権などにかなり慎重にしている中でも、知らずに何かに触れることをしているかもしれません。

「そんなこと当たり前でしょう、盗みはいけないんです」
と語りたい時、知らず知らず自分が間違いを犯しているかもしれないということも頭にいれておかなくてはいけないでしょう。
 子どもたちに「お互い気をつけようね」という立場で語るというのも大事なことだと思います。

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ブルーベリー、花が可愛く実も美味しい byひな  

毎年、我が家で可愛らしい花が咲き実をつけてくれるブルーベリー。
スズランのようなかわいい花を見るだけでいつも笑みがこぼれます。

今年も三月には花が次々に咲き始めました。


梅雨が過ぎて初夏、その花たちが実になってくれました。


毎年少しですけど実をつけます。

果物を育てている人たちは知っていると思うのですけど、熟してそろそろ食べようかと思った時には実が無くなっているんです。

「鳥たち」です。

 ネットを開くと、同じようにヒヨドリに食べられてしまうという記事がありました。そういえば、イソヒヨドリが飛んでいたな。

子育て中のヒヨドリがブルーベリーの実をとって、巣にいるヒナにあげているのを見たという記事もありました。
我が家のブルーベリーも赤ちゃん鳥の餌になっていたのかな〜

そう考えると、少しあたたかい気持ちになりました(^^

ところで、我が家では鳥対策をしていませんが、今年は少し収穫できました。
鳥達が食べごろだと思う少し前に収穫したからでしょう。
少ないブルーベリーですけど、今度ついたらひよどりたちにおすそ分けでのこしておこうと思います。

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たのしい教育の発想法/仮説実験授業研究会 前代表 板倉聖宣「それに詳しい人がどんどん知識を出して
くるのは勘弁して欲しい」のいっきゅう前書き

 今回は長いタイトルです、板倉聖宣の発想を紹介する前の私いっきゅうの言葉に反響が大きかったので、今回はその部分を紹介させていただきます。

いっきゅう
 たとえば〈植物好き〉な人たちは何しろその知識が豊富なので植木市とかを一緒に歩いているとどんどん紹介してくれます。
「これはパキラ」

「これはドラセナ」

 

「これはオーガスタ」

「これはアルテシマ」


 ところが私はさっき教えてもらった植物と今指差してくれている植物の見分けもつかないので、次第に「勘弁してくれ」と感じてしまいます。私には「あれもこれも室内の光の強さで育てられる植物たちだよ」くらいで十分なんですね。

 焼き物マニアの人たちは「南蛮焼と壺屋焼とはぜんぜん違う味わいがあってさ」といったりするのですけど、南蛮焼と大判焼の区別がつかない人には「いったいどんな味なんだろう」って思ったり・・・

 昆虫好きは昆虫好きでどんどん名前を披露する。
以前、県の仕事で関わったある人物は、アブラゼミについて「先生たちはほとんどアブラゼミというけど、ちゃんと〈リュウキュウアブラゼミ〉だと教えてほしい」と語っていました。
 私は頭の中で「この方は、子どもが〈ご飯おいしいね〉っていった時〈ゴハンではなくコシヒカリと言ってください、先月食べていたのがアキタコマチです〉って教えるのかな」と考えてました。

 人間の思考の過程を大切にしないで「図鑑中心でいきましょう」というのは、たのしい教育から遠い発想です。

 さて、前回と同じ板倉講演の中に、これと関わることがみつかりました。
 とても共感する内容で、親も教師も知っていた方がよいと感じています・・・

ここまで

 

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2021年 夏の講座は9月に開催します!

 例年は夏は〈自由研究をたのしもう〉をテーマに夏休み期間に親子講座を開催しています。夏休みが近づく今日この頃、たのしい教育に関心を持って下さっている方たちから「夏の講座をたのしみにしています」という声が届いています。

  そんな中、沖縄の北から南までいろいろなところで活躍するRIDEのメンバーが集まってアイディアミーティングを開催しました。

 いろいろな考えが交わされたのですけど、全員「こういう時にも〈たのしい教育〉の動きをとめない」という意見で一致しています。

 緊急事態宣言が延長される可能性を考えて開催は9月となりました。
 具体的には、事務局からの発表を待って、このサイトに掲載します、ご期待ください。

 メンバーから「今はコロナの〈渦/うず〉の中なので、それを意識したプログラムになるとはいえ、いつまでも続くわけがない。コロナ後の伸びやかで大いに盛り上がる内容もあわせて伝えられるようにしたい」という声など、活発なアイディアミーティングになりました。
 帰り際、参加者のI先生と外で立ち話していた時「きゆなさん、ボクも〈本来の伸びやかで盛り上がる内容をみせたい〉といった発言に100%賛成だからね!」と語っていました。
 実力ある情熱集団が集まるRIDEの姿がうれしくてなりません。

 たのしい夏の講座になります、期待していてくださいね。

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