たのしいブックレビュー〈おおかみの おなかの なかで〉

〈たのしいブックレビュー〉の記事が届きました。大人気の内容で、たのしみにしている皆さんもきっと多いと思います。

 「おおかみの おなかの なかで」
おおかみのおなかの中に入ったら、どうなってしまうんでしょう・・・

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『おおかみのおなかのなかで』
 マック・バーネット 作 なかがわちろ 訳 
徳間書店 1870円
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 ねずみが森でオオカミと出会いました。
 どうなるのかとおもったら、すぐにぱくっと食べられてしまいます。
 いくらなんでも、いきなりの展開、驚いてしまいますね。
 でも当然お話はここからです。
 おおかみのおなかの中には先に食べられた〈あひるさん〉が住んでいて
「ようこそ わがやへ!
 食べられたけど、
 どうってこと ないし」
 さらに
「ここは、住みごこちがとってもいいから、外の世界にはもどりたくない」
 というんです。
 あひるの陽気な様子に笑えます。
 食べたいものはおおかみに飲み込んでもらってそれを食べればいいし、襲われる心配もないから安全で、二人いるから退屈もしません。
 おおかみのおなかの中は、快適なのです。
 そんな幸せな生活を送っていたある日、おおかみの前に狩人がやってきました、さぁたいへん。
 おおかみが狩人にやられたら、あひるもねずみも困ってしまいます。
 二人がとった行動がなんともおもしろくてたのしいですよ。
 どうなってしまうのでしょう・・・
 ぜひ手にとって読んでみてくださいね。

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たのしい親子ワークショップの様子/次回は7月30日(土曜午前)です

 たのしい教育研究所の新しいスタイルのワークショップが始動しました。

 たのしい教育研究所が開発・発展させてきた教材プログラムはとてもたくさんあるので、その時に申し込んでくれた人たちの人数や学年などによって、メニューを決定します。

 みんなで仲良くなるゲームやたのしい読み語り他にも3つのプログラムをとりあげました。〈つかえる島くとぅば/方言〉のミニ講習も取り入れて、たのしく進みました。

 一つは〈棒たおさん〉、たの研得意の〈新聞紙〉を利用したゲームです。

 
 〈ぼうたおさん〉で楽しんだ新聞紙は〈たの研ゴルフ〉に続きます。

 前回の〈初夏の講座〉で大ヒットした〈ものづくり&ゲーム〉で、大人もこどもも集中度Maxです。

 途中「トイレタイムで休憩とりましょう」というと「休憩いらなぁ~い」という声が上がるほどでした。

 三本目は〈バブルスライム〉、みんなとってもいい顔をしています。

 次回は7月30日(土)です、近々、リーフをアップします。

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たのしい実験・こどもたちに伝えたい実験/たのしい教育メールマガジンから/たのしい学力向上

 こどもの頃、近くに住んでいる上級生が魚の水槽(すいそう)の水を、その後、名前を知ることになる〈サイフォンの原理〉を利用して、水を下のバケツに移しているのをみて、とても驚いた。何しろ普通のホースを利用しているだけなのに勝手に水が移動しているのだから、何がどうすればこうなるのかワケがわからなかったことと〈これはすばらしい〉という感動とがかけ算になっていたと思います。

 去年書いた〈たのしい教育メールマガジン439号〉でペットボトル二つで見せてあげる実験を紹介しました。

  ペーットボトルを二つと台、そして小さな管があればOKです。

 実はその時に〈紙〉を使うアイディアもあったのですけど、いわゆる〈毛細管現象〉のネーミングに違和感があってパスしました。

 毛細管現象と呼ばれているのは細い管を水面に立てると細ければ細いほど水が上に上がっていく現象のことです。

 それはそれでおもしろいのですけど、紙に水が染み込んでいくものも毛細管現象だと言い切っている人たちが多くて困ります。

 この自然界の現象を小学生から感動してもらえる授業ブックも作成したいと考えています。

 最新号の〈たのしい教育メールマガジン〉は、その第一歩の実験を載せようと考えています。

 特別支援のクラスの子どもたちから、テストの点数がよいと言われている子どもたちまで、みんなが身を乗り出してくれる様な授業が増えていくこと、それが〈たのしい学力向上〉です。

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自由研究〈咲きまち〉花の開花ーノボタン(2)

 前回からの続き「知識技術を身に着けさせれば〈たのしさ・意欲〉が高まるのだから〈学力向上はテストの点数を上げることに視点を当てた指中心〉でよいと思う」という読者からの便りを起点にした内容です。まだの方は一つ前に戻ってお読み下さい、予想することは賢さのキーポイントです。考えてみると、そのことに関わる内容はたくさんあるので、可能な方はこのサイト全体に目を通していただけると嬉しいです。
※手違いで1時間半ほど〈下書き〉状態で公開してしまいました、すみません。少し手を入れていますので二度目の方もお読みいただければ幸いです

 摘んできた野の植物たちは開花しないのか、するのか。するとしたらそれは何日くらい先だろうかと予想を立てて実験する〈たのしい教育ワークブック〉づくりの途中研究の様子です。

 今回は〈ノボタン〉の実験です。

 ノボタンは草の後ろ側で咲いていたりするので、野山を車で走っているだけではなかなか見つけられないと思います。ゆっくり歩きながら草花に目を慣らしていってください。
 今の沖縄の野山なら、小一時間かからずに見つけることができると思いますよ。

 摘んできたノボタンの枝に芽がついたものがありました(葉が多いと水を大量に使うのである程度カットしてあります)。

 

 3日後、少しツボミが開いて中から紫色がみえはじめました、下側の芽です。

 それからしばらくの間変化があまりみられず、7日目、梅雨の雨に打たれながら初々しい花を見せてくれました。

 

 スタッフ一同、感動。

 その日、新しいタイプの講座の話し合いがあったので飾りました。

 みんなも喜んでくれました。

 ノボタンの枝を摘んできて芽が開くまで今回は〈一週間〉という日数でした。

 これを学校に務めている時に、こどもたちみんなで予想を立てて、教室に飾っておくと、さらに感動も大きいものになったはずです。

 以前の学校では〈一番ザクラ大会〉を開催していました。校庭にある桜の木が開花する日時を予想しておくのです。「こんなに植物をわくわくしながら見つめたことはなかったです」という声が先生たちからもこどもたちからも聞こえてくる盛り上がるイベントです。誰かが「見つけた~」と連絡すると、たくさんのこどもたちがそれを確認しにいって、「ほんとだぁ~」と「すご~い」と声を上げていたのを覚えています。

 ノボタンに限らず、草花の開花は心が弾みます。私たちのDNAに深く刻まれている感覚に違いないでしょう。野の植物に興味関心が高まっていくと、結果として、自然の大切さを感じ、環境問題にも関心をもつこども達が増えるでしょう、自然に対する自分の感覚が以前より高まっていることを感じる様になると思います。

 これからいくつか実験を重ねて、まとまったら、いろいろなこども達、先生たちに紹介したいと思います。それで「いろいろなこども達が喜んでくれる」という結果が揃ってきたら〈たのしい教育ワークブック〉としてまとめようと思います。「生活科」「理科」「総合」「学校行事」「国語で植物がテーマの授業の予備時間」その他、特別支援学級などでも利用できる様にしたいと考えています。
ご期待ください。

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