自由研究〈よく晴れた日の雲をみて季節をあてる〉-楽しい科学・楽しい気象学

 まずはお礼から。
時々「学校で授業のネタに使わせてもらっています」「うちの子はあまり学校に行かないのですけど、このサイトの内容を子どもとたのしんでいます」という様なお便りが届きます。とても嬉しく元気の出る便りです。顔も名前も知らないみなさんに、心をこめて毎日たのしく綴っています、どんどんご活用ください。今回は私の好きな〈雲〉の話です。

※ 

 強く陽の光があたった雲の輪郭をみると季節がわかります。
 どういうところでわかるのでしょう?

 色でしょうか、形でしょうか、厚みでしょうか?

 予想してみてください。

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予想タイム

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予想タイム

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 これはこの記事を書いている前日(2023-08-20)わたしが撮った写真です。
※このサイトで使う画像は全て解像度を落としてあるのでキリッとした写真にはなっていません。それでもおおよそのところはイメージしてもらえると思います

 これは数年前に私が今回と同じ様な記事を書こうと思って保存していた、別な季節の写真です、私が以前撮ったものだと思います。

 これは昨日(2023-08-20)撮った雲の写真です、

違いがわかるでしょうか。

 夏の季節つまり〈強い太陽の日差しがふりそそぐ季節〉は、雲の細かい凹凸、もくもく感がはっきり写っています。

 それに対して〈冬〉つまり太陽の光が弱い季節は、光の量自体が少ないので、雲の表面のモクモク感がはっきり写り込みません。

 ではこの雲を撮ったのは夏でしょうか、冬でしょうか。

 沖縄は太陽の光がとても強いのでこういうくっきりした映像になるのですけど、南北の極に近くにつれて光の量は少なくなりますから、こういう様な雲をみることは少ないでしょう。それでも、その地域の夏と冬の雲ということでならはっきりとわかるはずです。

  動画にしろ静止画にしろ映像のポイントはまず〈光〉だといわれるほど、光は大切です。そもそも私たちがものが見えるのは〈光〉が目にとびこんできているからです。

 光の量に目をつけて、雲をながめてみるとたのしさがさらに高まると思いますよ。 もちろん天気などが影響するので厳密な比較は難しいものがあります、また秋や春の季節をみわけるのは専門家でも無理でしょう。
 とはいってもここに書いた様に〈よく晴れた日〉のみなさんの住んでいる地域の〈夏と冬の雲〉なら見分けられるようになります、たのしんでみてください。

 雲の写った写真を取り出して「あ、これは冬だな」とか「夏に違いない」という様に予想してたのしんでみてはどうでしょうか。家族の団欒の時にもおもしろいと思います。

付録として

 一般に〈晴れ〉というと「ほとんど雲がない状態」をイメージするのですけど、気象学的・理科的な定義は、私たちのイメージとずれていて「9割以上、雲が覆っている時に〈くもり〉といいます。〈晴れ〉というのは上空を覆っているいる雲が〈2~8割〉をいうので、けっこう雲があっても気象的には〈晴れ〉」です。

 なのでほとんど雲がない状態をイメージする場合には、理科的・気象学的には〈快晴:雲が1割以下つまりほとんど雲がないという状態〉という言葉を使うことになります。

 まぁ、伝統的な会話を理科の学習に合わせる必要はないのですけど、頭においておくとよいでしょう。

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楽しい読書ー本屋さんめぐりの快楽-購入した本の紹介

 今は〈たの研〉の活動に没頭しているのでほとんど行かなくなったのですけど、以前から本屋さんが大好きで、誇張ではなく1週間に10回くらい通っていました。

 最近、大きな仕事が山を越え始めたので、ほっと一息ついて「そうだ、本屋に行こう」と思いました。

 私の読書再出発の頃の本「馬鹿一/ばかいち」が新刊で出ていました、角川書店、みごとです。

 

 結局、選んだのは全て私が持っている本たちでした。
 好きな本は何冊持っていても嬉しいものです。
 また「どこかにある」と思っていて探せない本は、やっぱり買っても読みたくなるものです。

・武者小路実篤 馬鹿一
・北村薫 空飛ぶ馬
・ヨシタケシンスケ しかもフタがない

・トマス・ハリス カリ・モーラ
・ビル・ブライソン 人類が知っていること すべての短い歴史(上)

 本の世界の強い重力に引き戻されそうですけど、少しゆとりが出てきそうなので、二~三日くらいなら逆らわなくてもよいかもしれません。

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合格する力とは何か? たのしい合格SV

 自分の目標に向かって次のステージにすすむために突破していくのが〈入学試験〉であったり〈採用試験〉です、自分の意図しないものを受けなくてはいけないという人たちがどんどん減っていって欲しいと思います。

 これまでたくさんの人たちの合格SV(スーパーバイズ/スーパーヴィジョン)を引き受け、合格に導いてきました。

 これはその様子です、こうみると〈舞台稽古〉の一コマの様にも見えるのですけど、高い熱意の満ちた空間です。

 いろいろな試験を突破するための力とは何でしょうか。

 それは合格レベルの力を身につけることではありません。

 試験当日、体調が優れなくても、いくつかある試験内容の一つ二つでミスをしても、それをカバーできる高い力を身につけることです。

〈たの研〉の合格SVはそういう力を身につけてあげられるからこそ、高い合格率を維持してきるのは間違いありません。前回も合格率100%でした、今回もそうなるでしょう。

 中学生から高校入試の相談が来ることがあります。

 実技的な話でいうと、来年三月までの半年ほどで、どの教科の伸び率が大きいのかを冷静にみることです。その伸び率の大きい教科にかける時間の比率を伸ばすことです。

 そして、その教科が〈腑に落ちる〉様にたのしく学んでいくことです。いやいや学んでいくと、合格後に、もうその勉強をする気持ちが減ってしまい、人生という長い目で見た時の損失が大きすぎます。

 私はそういう指導のプロフェッショナルなのですけど、塾ではありませんから、そういう講座を開催しているわけではありません。
 カウンセリング的・スーパーバイズ的にメンタル面、実技面のトレーニングを短期で受けたい方は、ご相談ください。特に〈不登校〉などで学校から遠ざかっている方たちの相談は優先して引き受ける様にしています。

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楽しい国語-武者小路実篤の美しさ/楽しいブックレビュー「真理先生」

 遠くに住む友人から届いた久しぶりのたよりには近況が綴られ「本を紹介して欲しい」と続いていました。

 四冊あげた一冊が武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)の『真理先生』です、長く読書から遠ざかっていた私が高校の頃その世界に戻り、感動した想い出の本の一冊です。

wikipediaより

 紹介した私がまた読み直したくなってしまいました。
 家のどこかにあるのだろうけど、見つかりそうもないので、買いに行こうと思っています。

 最も忘れられないのは〈馬鹿一/ばかいち〉が先生に

「人を殺してはいけないのですか」

と問いかけるところです。

先生はこう語ります。

「あなたは、自分が人に殺されてもいいと思えることがありますか。もし、あなたが他の人に殺されてよいという場合があるなら、聞かせてください」

 記憶で書いているので言い回しなどは違っているかもしれないのですけど根幹はそのままです、先生はこうつづけます。

「自分が殺されてもいい、という場合が考えられないなら、人を殺してはいけないのではないかと思います」

「逆に」という言葉を普通に使う人たちがたくさんいます、〈順接〉にも使う人がいるくらい多いのですけど、これだけ見事な逆質問は聞いたことがありません。

 片や馬鹿一も大した人物で、こう続けます。

「では、自分は殺されてもいい、と考えている人なら、他の人を殺してもよいのですか」

 それに対する真理先生の答えはなんだったか?

 興味のあるみなさんは、ぜひ読んでみませんか。

 調べてみたら新本でも手に入ります、私もさっそく本屋さんに行こうと思います。

 国語はその人の読書生活の入り口になったり、文章を綴るたのしさを味わう強化になったり、幅広くいろいろな可能性を開いてくれます。

 教員採用二次試験の相談がいろいろきているのですけど、沖縄県の今年の模擬授業の課題は「国語」です。点数に差がつきやすいので、ちょうどよいと思います。もうすでに大切な受験生たちをあずかっているので、今回の受講は難しいのですけど「来年はぜひ合格したい」という方はご相談ください。

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