日本の実力「自動車大国 日本」の実力は? 楽しい社会①

 日本の自動車メーカー(トヨタ、日産、ホンダ、三菱、ダイハツ、スバル ほか)の売り上げ台数は世界全体で見てどの位置にいるのでしよう?
 世界にはいろいろな自動車会社があるので、その会社ごとに順位をつけると、日本の自動車メーカーは何位にくるか予想してみてください。
 予想を立てたら、最新2022年の自動車売り上げランキングをもとに一緒に確かめてみましょう。

【問題】

 日本にはトヨタ、日産、ホンダ、三菱、ダイハツ、スバル ほか、たくさんの自動車メーカーがあります。アメリカにもシボレー、フォード、リンカーンなどたくさんの自動車メーカーがあります。
 〈ドイツ〉にはBMW、ベンツ、アウディー、フォルクスワーゲン、ポルシェ、〈イタリア〉にはフェラーリ、ランボルギーニ、マセラッティ、アルファロメオetc.、世界中にはたくさんの自動車メーカーがあります。
 世界で最も新車販売台数が多い自動車メーカーはどの国のにあるのでしょうか?
 やはりアメリカでしょうか、ドイツは名車が多いといいます、日本の自動車も売れている方なのでしょうか。
 日本の自動車メーカーの販売台数の順位を予想してみてください。国別にまとめたのではありません、自動車メーカー別にまとめた結果で考えてみましょう。

 

 日本の自動車メーカーで先頭を走っている企業は世界でみると

 ア.世界一

 イ.2~5位

 ウ.10~20位

 エ.その他

 

どうしてそう予想しましたか?

 

⬇︎

予想してからね

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予想してからね

⬇︎

 これは「日刊自動車新聞」に載せられていた表です、日本のトヨタが三年連続世界第一位を維持したとありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa061d2a60bd5f59df838e117aafb1ff89cb1885/images/000

 すばらしい、日本は〈ルノー・日産・三菱〉にも名前をつられているので、それを加えるとトップ10の中に二グループ入っています。

自動車産業は、日本経済を牽引していますから、「これで日本の経済も安泰」そう思える嬉しいニュースですね。

 それにしても、貧困問題や福祉の問題、ブラック企業などいろいろな問題をかかえているのでしょうか?

 それは大きな問題意識としてもっておくとして、今回は自動車に視点を当ててもう一つ予想を立ててみてください。

 世界は今、ガソリン・石油など化石燃料を燃やしてエネルギーを得る自動車ではなく、電気でエネルギーを得る電気自動車にシフトしています。10年後、ガソリンのみで駆動する自動車はなくなっていき電気自動車に変わっていくと言われています。

 では現在の日本が販売している電気自動車は世界でみると何位くらいなのか予想してみましょう。

 三年連続のトヨタは電気自動車でもトップあるいはベスト3に入っているのでしょうか。それとも下の方でしょうか?

 調べて答えを知るのではなく「まず自分の頭で考える」それがたのしく賢くなる方法です。

【問題2】

 日本のメーカーのトップ「トヨタ」は電気自動車(EV)でも

 ア.世界一

 イ.2~5位

 ウ.10~20位

 エ.その他

 

どうしてそう予想しましたか?

 

 予想を立てたら自分で調べてみるのもよいでしょう。

 明日の記事に続きを書かせていただきます、おたのしみに。

(追記)「登校拒否・不登校の自分の娘と毎日ブログを読んでいます」という嬉しいお便りをいただきました。「どんどん前の記事にさかのぼって読んでいます」とありました。活用していただけることは、とても嬉しいことです。
 ぜひ講座などにもご参加ください、読者の皆さんで経済的な事情などがあれば遠慮なくお問い合わせください、参加できるためのいろいろな方法を検討しています。

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魅力教材-楽しい漢字学習〈プラバン漢字版〉-たのしい学力向上

 たのしく学習する、子ども達がその学習にのめり込む、学習に対して背を向けている子ども達も振り向いてくれる様な魅力的なプログラムを提供すること、つまり「たのしい教育」を拡げていくことが〈たの研〉の活動です。

〈たの研〉のメンバー全員がプロの授業者であり、もちろん学校でたくさんの子どもたちとたのしく学習してきた実績をもち、カウンセリングの免許をもっている人たちが何人もそろっている上に、現役バリバリの先生たちもたくさん関わっていますから、教材の実験結果は豊富で、その中で勝ち残ってきた〈たのしい教材〉にあふれています。

 今回はだいぶ以前に私いっきゅうが実践し、最近、特別支援学級で高評価を受けている《たのしい漢字学習》のブログラム『漢字プラ板』を紹介します。

 国語の教科書で学ぶ前の単元、たとえば『あまんきみこ 白いぼうし』の〈新出漢字〉を、クラスの子ども達と一緒にプラバンでカードにしておきます、こんなカンジ、カルタくらいのサイズです。

 漢字の解説本はいろいろありますから、進出漢字に「読」があれば、イラストなども一緒に描きます。
  あえて読み方や意味などは書きません。

 こうやって作っておくと、国語の授業で〈カルタ〉遊びで利用したり、クイズ形式で出したり、これまで作ったカードを組み合わせて「漢字モクモク」というゲームにしたり、多彩な方法で利用できます。

 《漢字プラバン》のたのしい効果はそういう利用の仕方が広がるだけではありません。
 子ども達が漢字プラバンを作る過程で、漢字そのものに親しむことができ、自分が担当した漢字が強くインプットされ、何かでその漢字に出会う時「あ、これは読(どく/よ・む)だ!」感じてくれる率がとても高くなります。

 そもそも子ども達はプラ版を作るのが大好きです、ちなみに沖縄の学校教育の中に「プラ板」や「べっこうアメ」を広めたのは〈たの研〉の前身、伊良波さんと私とで活動していた「おきなわ仮説サークル」です、40年近く前から講座を開催していたので、その中の人気メニューでした。

 プラ板そのものは100均でも手に入ります、子ども達が漢字学習を好きになってくれるとしたら、教材費を投入する価値は十分ありますから、どんどん作ってもらうとよいでしょう。

 以前作った時「これは昨日の放課後、学習係さんたちと作ったんだけど」というと、聞いていた子どもたちから「え~、私もやりたかったのにぃ~」という声がたくさん出たので、その後「今日の放課後に《漢字プラバン》をつくります、作りたい人手をあげてください」と希望を募る様になりました。
 やってみたい人がいたら、はじめからそうすると良いと思います。

 図工と国語をジョイントさせてつくるのもよいですね。

 大切なことを学ぶことは本当はたのしいことです。漢字も私たちの祖先が「これは使える、残したい」ということで勝ち残ってきたものです、だからこれだけ大量の本を読むことができるのでしょう、このブログも漢字をどんどん使って書き込んでいます。

 この〈漢字プラ板〉は、ある先生から「クラスの子ども達が漢字をもっと好きになってくれるプログラムがないでしょうか」という相談があって、紹介したものです。

 そういう教育を広めているのが〈たのしい教育研究所〉です、授業で困っていること、ああいたい、こうしたい、もっと子ども達と仲良くしたいetc. そういう方はお問い合わせください。

 スーパーバイズ(有料)も人気です。
 また、こういう魅力的なプログラムが毎週届く「たのしい教育メールマガジン」も人気です。

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蚊取り線香クイズをたのしもう!②〈問題編〉-たのしい頭の使い方

 前回の〈まず自分で予想を立てよう〉という話を読んでいただいた上で、私がたのしんだ蚊取り線香クイズを紹介します。

 メルマガの読者の方から問題が届いた時、〆切ものを手がけていたので、それが終わってからと思ったのですけど、ついつい頭がクイズに入り込んでしまって、まず解いてから〆切ものに戻りました。

 二、三行のシンプルなクイズだったのですけど、それを私が子ども達が考えやすい様に脚色・構成しました。
 家族で学校でたのしめると思います。

問題
夏休み、静かな山にキャンプにきています。
自然の中にどっぷりひたりたかったので、スマホやゲーム機、時計など機械的なものはいっさい持ってきていません。


今回の大きなたのしみの一つは料理です。
おいしいソーキ(スペアリブ)料理を作ろうと思います。

レシピをみたら
「だし汁にソーキを入れ強火で45分煮てから素早く取り出し、これこれを入れたタレにつけ込みます。この45分という時間が大切です!」
と書いてあります。
「しまった!
 時間を図るものは何ももっていない!」
 ・・・
「あ、そうだ!」
ちょうど1時間で燃えつきる蚊取り線香が一箱あるぞ!
 これを工夫して時計がわりに使えないかなぁ~

 1時間で燃え尽きる蚊取り線香で45分を測ることはできないでしょうか、みなさんも一緒に考えてみませんか。
 もちろんストップウォッチで測る様な正確な時間ではなく〈ほぼ45分〉だという長さがわかればOKです。
 ちなみに重さを測る様な器具ももちろん持っていません。
 ライターと一箱の蚊取り線香のみで考えてみてください。

 さぁ、頭をフル稼働させて、いろいろなアイディアを出してみましょう。

 答えは後日紹介します。

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たのしく考える〈クイズ入門〉①「たのしい頭の使い方」・まず予想を立てよう

 メルマガに書いたクイズがさっそく人気で、一生懸命考えた答えを送ってくれる方たちから「おもしろい」という反応が届いています。ちなみにそのクイズはメルマガの読者の方から送ってもらったもので、考えやすくなる様に私が全体をふくらませて構成したものです。


 それを紹介しようと思っているのですけど、その前に書いておきたい大切なことがあります、まず「たのしいクイズ入門」としてお読みください。

「最近は問題などをみると反射的にwebで調べることが当たり前になってきている」という話を何度も耳にしてきました、みなさんもそういうタイプでしょうか。

 たとえば

「日本で二番目に人口の多い県はどこでしょう?」

という問題があったらGoogle検索で調べる。

「犬と猫の走るスピードはどちらが速いでしょう?」

というクイズがあったらGoogle検索で調べる。

 自分で予想を立ててたのしむのではなく、とにかく正解が知りたい。

 大抵の謎はwebで検索すれば答え・正解を手に入れることができます、
                     よかったよかった!

 で、何がよかったんでしょう?

 映画を観に行く前に、ネタバレサイトで調べて「なるほどあいつが犯人か」と知った上でいくでしょうか?
 小説を読む前に、あらすじをしらべて「この人物は死んだと思われているけど、実は姿形を変えて遠い処に住んでいるんだ。そして2年後に現れてれ・・・」と知った上で読みますか?

「え、橋から落下した彼はどうなるの、生きているだろうよね」とか「ミステリーの定石でいえば〈最も怪しい人物は犯人ではない〉のだから、この男は犯人じゃないよね」と予想しながら読んでいったほうがずっと心動かされ、ずっとたのしいと思うのですけど、どうでしょうか。

 正解を事前に調べて、それを覚えておいて答える、というのは、試験の前の丸暗記に似ています。〈知識を記憶する〉ことでテストなどで良い点をあげることができます、入りたい高校、大学に進学していくことができます。

 なので、答えを調べる効果はたしかにあるでしょう。

 また〈正しいことを調べる力〉は、マニュアルに従って「こういう場合はこうする」「もしこうなったらこうする」というスタイルには役立ちます。
 上司・先輩の指示・命令を受けて、そのとおりすすめる場合も似ています。
 答えが準備されている世界ではとても有効です。

 上からの指示命令の元で動ける人たちはシステムの中で安定して動ける人たちですから、とても大切です。
 交通システムをうまく維持する、電車・モノレールの運行を安全に整える、会社の経理を間違いなく管理する、薬の量を正しく調合する、器械が壊れない様に管理する、壊れたら直すetc.
 システムをうまく維持するためには、そういうたくさんの方たちの存在が不可欠です。

 ところがシステムの中で安定的に行動したくても答えが見つからないことがあります。

 この部品を変えれば直る、しかし部品がない。
 お客さんがマニュアルにない要求をしてきた。
 コンピュータが明らかにエラー作動している。
                    etc.

 知りたい答えがみつからない、そういう時にどうしたらよいのでしょう。

 自分の頭をフル稼働して予想を立てて「こうかもしれない」「ああかもしれない」と試していく。
 少なくとも答えがないのですから、実験してみるしかありません。

 答えを事前に確認することとは別な流れが〈たのしい教育〉です。

「日本で2番目に人口が多い県?
 最も人口が多いところは東京だよね、
 次は大阪っぽいなぁ、
 名古屋市は人口が多そうだから愛知県もあなどれないな。
 まてよ北海道ってさ、かなり広いよね、人口も多そう。
 ん~、よし、大阪に一票!」

 予想して調べてみると・・・

「え~神奈川県なの (・o・
 ノーマークだった。
 すごいね、神奈川県」

 これは私の頭の中の流れです、私自身が間違ったわけです。

 間違ったおかげで「人口二位〈神奈川〉」ということを長く忘れないでしょう。

 ちなみに「三位〈大阪府〉、四位〈愛知県〉」でした、はずれたとはいえ、いい線いっていましたね。

〈第五位〉を予想してみたくなった方はいませんか?
 ぜひ自分の頭をフル稼働させて予想を立ててみてください。北海道かもしれませんよ
 予想した上で、たのしみながら確かめてみてください ´ー`)

 またシステムを維持し続けようと思っても、システムそのものが劣化していったり、たくさんの人達の幸せにつながらなくなっていくこともあります。

 たとえば今の地球の生産システム・工場システムをこのまま維持していくと、環境問題・温暖化の問題は止まりません。そのシステムを維持し続けることで地球全体のダメージが蓄積されていく・・・

 トマ・ピケティが明らかにした様に、今の経済システムを続けていくと「1%の富める者たちのもとに富がどんどん集中していく」ことになる。

 経済や科学の恩恵が行き渡らない貧しい国々では、命をつなぐことのできない人たちもたくさん出ている。

 先進国の中にある日本でさえ〈最低限の文化的生活を維持すること〉が困難でホームレス生活を余儀なくされている人たちがいる。

 健康をめぐる状況も安心できません。
 ガンや心臓系などの具体的な症状だけでなく、メンタル的な病気も増えています。

 経済システムにしろ、健康の問題、メカニックの問題、教育の問題etc.、社会の矛盾や根本的な問題・課題を突破できる人たちの存在は不可欠です。今のシステムの問題点を突破して新しい扉を開くのは、自分の頭をフル稼働させていろいろな挑戦ができる人たちです。

 何しろこのことを研究する開発することがたのしくてやめられない、この問題を解きたい、どうすればガン細胞を消せるだろう、どうすれば固体燃料ロケットを安定的に飛ばせるだろう、車の重量を半分の重量に落とせないだろうか、植物の光合成システムをフラスコの中で再現できないだろうか、そうやって課題を突破していく人たちです。

 そういう人たちは、どこかに書いてある答え、誰かに言われた答えの通りすすめるのではなく、日頃から自分の予想を元に考えることも得意な人たちです。

 そういう人たちを育てるのが「たのしい教育」です。

 既存のシステムを安定的に維持する人を育てるのも、そのシステムの中で不具合を修正できる力を育てるのも、新しい社会の扉を開く人たちを育てるのも、たのしい教育です。創造的な力や、もっと研究したい、もっと実験したいというチャレンジングなスタイルは〈たのしさ〉の中で育つからです。

 クイズや問題なども、誰かが準備した答えを探すのではなく、まず自分の頭をフル回転させて予想してみませんか。

 そうやっていくうちにマニュアル通り安定的にすすめる力以上のちからがついていくでしょう。そしてそれは何よりたのしい。

 その予想が間違っていてもよいのです、「なるほど、そう考えたらよかったのか」と心動かされ、前より確実に賢くなっています。当たってももちろん「そっか、やはりその手でよかったんだ」と心動く。〈おしかった〉という場合も「あとちょっとだったね」と心動かされる。

 軽く前置きとして書きたかったのですけど、気づいてみたらどっしりしたものになりました。

 次の項に、面白くて、私が〆切を置いて予想を立ててしまった問題を紹介します、答えを調べる、つまりまず上にうかがいを立てるのはもったいなさすぎますよ ´ー`)

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