たのしい教育の発想法/板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)が何度も語ったこと/最新メルマガから

 最新のメルマガへの反響が届き始めています。発想法の章に書いた板倉聖宣先生の〈実験結果をもとに自分の認識をたかめていく人たち〉について、自分の考えを綴ってくれた方がいました、元の記事の一部を紹介しましょう。

たのしい教育の発想法
 板倉聖宣1989.2.5
実験結果をもとに自分の認識を高めていくことができない人たち
が多い

 私は第二次世界大戦後の世界、特に日本の思想史を見てきて、いつも
「どうして人々は実験結果を元にして、自分の科学的認識を徐々に変えていこうとしないのだろう?」
と不思議に思ってきました。
 しかしそれらの人々は、もともと自分の考えを変えることなんかできるはずがなかったのです。
 それらの人々は「客観情勢が悪くなったからといって自分の信念を変えるのは、自分と仲間の信念に対する裏切り・転向に他ならない」と考えていたからです。
※いっきゅう補注
転向:それまで大切にして来た思想・信条を他の思想・信条へと変えること。大抵は〈裏切り〉的なイメージで語られることが多い
 そこで、のっぴきならない状況になるまで思想を改めていくことができなかったというわけです。

RIDE( ライド:たのしい教育研究所 =たの研)は予想実験、仮説実験を行動の基本においています。そして、その発想で行動していく人たち、それによって自分の認識を高めていける人たちを増やしていくこと目指して活動しています。

 このサイトの記事の中からもそのことは伝わってくると思います。

 時間のある時にぜひいろいろな記事を開いてみてください。右の検索の窓に「発想法」と打ち込むと、関連する記事がみつかりやすいと思います。

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野菜バナナ〔プランテン〕の話   byひな

研究所に野菜バナナが届きました、正式には〈プランテン〉というそうです。

ブランテンというのはアフリカや南米など熱帯地域全般で生産されている調理用バナナの総称で〈バショウ科〉の果物です。
とても太いんですよ、家にあった普通のバナナ(下右)と比較してみてもその大きさがわかります。


 まずポピュラーで親しみのある味わいのバナナケーキを作ってみました。
 チアシードを入れて、上からくるみをまぶして焼きました。研究所の仲間に味わってもらいましたが好評です。


〈野菜バナナ〉というだけあって野菜炒めの具材にもなります。
 ハム、玉ねぎと一緒に炒めてみました。少し酸味のある味でした。天ぷらはバナナが熟していたので甘かったです。

今度、アイスクリームやスムージーも作ってみようと思います、たのしみです。

 いつもとちがうものに挑戦してみると〈どうなるのかな〉ってわくわくして、結果〈どうなったかな〉ってドキドキして、そして、味わってもらうのもとてもたのしくなります。
 たのしい教育研究所には好奇心旺盛な人たちがたくさんいます。子ども心を持ち続けていて、いつもそこにとどまっていない活動がすごいなといつも思います。
 その感覚に影響をうけて、わたしも料理など、いろいろなところで〈予想実験〉しています。

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驚く力/センスオブ・ワンダー/コスツス・スペキオスス/たのしい自由研究

 山地を歩く自由研究が続きますけど、驚きを届けたいので書かせてください。昨日のこと、山の近くの小道を曲がろうとすると、突然こういう花が目に飛び込んできました。
 なんだこの不思議な花は、近くに車を停めて確かめにいきました。

  スパイラルジンジャーに似ているけれど、白く大きな花が咲いています。

 前々回の〈ヘリコニア〉の様に、スパイラル・ジンジャーも2パターンの花があるのでしょうか。

 調べてみるとスパイラル・ジンジャー同じ〈ショウガ科〉で「フクジンソウ」と呼ばれています。
 スパイラル・ジンジャーをそのままにしておくと、似た形状の花が開くのではないかという予想もありますけど、それは今後の自由研究としてたのしみにとっておきたいと思います。

 何れにしても自然はおもしろい!

 子どもは本来、自然のいろいろな姿に驚くことが得意です。
 次第にそのセンスを失って大人になっていきます。
  それを「成長」と呼ぶには大きすぎる損失だと思います。

 そういう感覚を失わないで成長していくことはできないのでしょうか?

 できます!

 たのしさの方向に成長していけばよいんです。

 みなさんも「おや?!」と感じるものに出あったら、ぜひ足をとめて「おもしろいなぁ~」と眺めてください。
 植物でも、虫たちでも、雲でも、風の音でも、夕焼けでもいい。
 日向と日陰の違いでも、車の走る速さでも、雨つぶと雨つぶの間隔でもいい。

 おもしろいことに気づいたら、しっかりそれを味わってください。
 そして、そのおもしろさ不思議さを、ぜひ近くの誰か、できれば子どもに、あるいは子どもの感覚をもった大人に話してみてください。

 人生がより豊かになるはずです。

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南大東島の方がくれたシークワーサー(ヒラミレモン)がすくすく育って実が生りました

 たのしい教育研究所はこれまで、沖縄のほとんどの離島を回ってたのしい教育を実施してきました。
 以前、南大東島で授業をした時、そのたのしさに感動した世話役のAさんから、とってもおいしいシークワーサー(ヒラミレモン)の苗をいただきました。
 それがどんどん大きくなって夏の青空に映えています。


地植えしてから6~7年なるかもしれません。

大切に育て、たのしみに眺めて数年。

今年の春、高い位置に白い花らしいのが咲いているみたいだなと思っていたのですけど、今朝の水かけの時、なんとシークワーサーの実をみつけました。

7個の実をつけています。

やったー!


待ち焦がれたシークワーサー、とても嬉しくて感動的でした。

研究所のスタッフみんなで、もずくにシークワーサーをかけて食べました。

格別違う味わいがあって、南大東島の香りがしました。

RIDE(ライド:たのしい教育研究所)の活動の歴史がこういうところにも現れていることに、改まって感動しています。

コロナがおさまったら、またみんなで離島の授業にいきたいと思います。

毎日たのしい教育に全力投球のたのしい教育研究所(RIDE)みなさんの応援をお待ちしています、一緒にたのしい未来を育てませんか。このクリックで〈応援〉の一票が入ります、〈たのしい教育〉を一緒にゆっくり広げましょう!