楽しい国語ほか〈たのしい教育メールマガジンの内容〉-教室を家庭をたのしく元気にする教育マガジンです!

 たのしい教育メールマガジンについての質問が届いています。久しぶりにメルマガの記事を紹介しましょう。教室も家庭が、子どもも大人も明るく週一で届く、実践的な内容になっています。全体は大きく四つの章で構成しています。

 まず〈たのしい教育研究所の今日この頃〉という章からはじまります、購読費は全て、たのしい教育の普及に利用されているので、それがわかる様にしています。

 たいてい四つくらいの記事をのせているのですけど、その中の一つを軽く紹介しましょう。そういう記事に心動かされ、子どもとの関係づくりに発展したという便りもいろいろ届きます。


〈たの研〉にはいろいろな方たちからの相談がきます。
 ある先生からクラスがうまくいかないという相談があり、その中で「教育委員会が実施する達成度テストの順位がとても気になります。校長先生からもいろいろ言われます」 という話がありました。

いっきゅう:どれくらい気になりますか?
相談者:やっぱりある程度の学力がついていないと子どもたちは後々、苦労すると思うんです…
いっきゅう:学力というのはテストの点数のことですね、ある程度というとどのくらいあると苦労しないということでしょうか?
相談者:県の平均レベルくらいはあった方がいいと思います。
 それくらいあったら、学校でも校長先生からいろいろ言われることはないのですけど…
いっきゅう:「点数が取れない子どもはますます勉強が嫌いになって教師のいうことを聞かなくなる。点数が取れる様になれば、そこから学ぶたのしさが生まれて勉強するようになる、学校もたのしくなる」という考え方ですね。
 ところでそのことはたくさんの教師が何十年も前から考えてきたことです。多くの先生たちも〈何となくそう言えるだろう〉と考えていると思います。
 それは本当のことなのかは、その結果を見ていかないとわかりません。
 それが正しいことだとすると、これこれこういうことが言えることになりますよね…

 テストの点数の話題になると、たいていこういう内容が交わされます。そろそろそのことをしっかり統計を示しながら《教育プラン》をまとめておこうと思います。
 秋の講座に間に合うといいなぁ~

お便りを紹介することもあります、今回はこの手紙でした。

 二つ目は〈たのしい教育実践〉の章です、今回は「たのしい作文指導」の具体的方法をとりあげました、家庭でも学校でもたのしめます。

 実践の部分はメルマガの読者の方向けなので、そのはじめの部分を載せましょう。

⭐️はじめに
 今週末〈たのしい作文指導『たの作』〉を数冊買いに来てくれた先生がいました。その先生は以前購入してくれていて
「一冊購入すれば、授業では著作権フリーで何枚でも印刷できますよ」
と説明しているので、不思議に思ったのですけど「学校の周りの先生たちもぜひ欲しいというので、まとめて購入しに来ました」とのこと。
 同じ学校には〈たの作1〉でたのしんでくれていた先生もいて「〈1〉を◯冊、〈2〉は自分の分も含めて◯冊」とたくさん仕入れていってくれました。
 たまたま私も〈たの研〉にいたので、いろいろお話しすることができました、嬉しい話をいっぱい聞くことができました。
 その中で「同僚の先生が〈忙しい日々、苦しかった宿題ノートをチェックするのがたのしくなってきました〉と話していました」という声があり、印刷などを担当しているスタッフのA先生も「うれしい~」と声をあげていました。
 私自身がそうだったので、目に浮かぶようです。
 子どもたちの宿題ノートをチェックするのは教師の日々のルーティンの一つです。私が教師をスタートさせた1984年頃、先輩の中には「家庭学習というのは家庭でやるもので学校でチェックするのはおかしい」ときっぱり発言する先生たちがいました。
 そのうちに「授業と連動した家庭学習が重要である」という優等生特有の上意下達の流れが来て、その名の通り〈家庭での学習〉が〈学校学習の延長〉になっています。
 そうして家庭学習のチェックは教師の多忙化に拍車をかける一つになりました。
 家庭学習では、漢字や計算などの問題のほか、〈日記〉や〈感想〉を書いてもらうのが普通です。多くの子どもたちが作文が好きではないので、好きではないものを毎日書かされると、ますます嫌になっていきます。
 料理がイヤな人が料理を作ると出来上がったものがどうなのか想像がつく様に、書くことがイヤであればあるほど綴られた文章の出来ぐあいも察しがつきますね。
 チェックする時、漢字とかなら全体の整いをパッとみることもできるます、計算プリントなら答えが準備されているので、ある程度単純作業になるのですけど、作文は〈文章が正しく書かれているか〉〈漢字・送り仮名の間違いはないか〉〈言いたいことが伝わってくるか〉など、脳をフル稼働することになりますから疲れます。子どもにとっても教師にとっても苦しいものに、脳をフル稼働させられると疲労度が増すわけです。それらをたとえばクラス30人分、毎日毎日読んでコメントしていく作業はかなり大変です。
 実際〈たの作〉は、私が久しぶりに担任を持った時に強く感じて、子ども達が作文が好きになるように、私自身が読み甲斐のある文章、子どもたちのステキなところを読みたくて、
「書きたいテーマが見つからない人は、これについて書いてきてね」という様に始まったものでした。
 そのことは以前から何度かやってきたのですけど、退職する計画で赴任した学校で、ラスト2年担任を持たせてもらった時、その方法で毎日実施してみることにしました、子どもたちがどんどん喜んでくれて、結果として大成功でした。
 給食時間に丸つけして作文を読みコメントを書くのですけど、そこで読む子どもたちの文章がとても面白くて、食事をしつつおしゃべりで盛り上がっている子どもたちに「みんな、聞いてくれ~」と読んであげました。聞いている子どもたちの顔も輝いていきました、「おもしろい!」と声をあげてくれる子どもたちもいます。
 書いた子の名前はあえて読み上げないのですけど、その子の顔もとっても輝くことがわかります。
 次第に子どもたちは、私が宿題の丸つけをはじめると「お、そろそろみたい」と感じてお喋りをやめ耳を澄ませるようになりました。
 私も子どもたちのセンスが文章として形作られたものを読むこの時間が大好きでした。
 去年のメルマガで〈たの作1〉を紹介したのですけど、今回は新しい内容の《2》からいつか紹介しましょう。
 市販版はそれぞれ44カード入っています。

 映画や小説などを紹介する章もあります、教師・おとなの人生を豊かにする章です。

 

 ラストは〈たのしい教育の発想法〉です、これもとても人気があります。

 今回は、このサイトで軽く紹介した、板倉聖宣の《私のあそび論》です、かなりのボリュームなので、前編・後編に分けて紹介することにしました。

 今回、最初に届いたおたよりに綴られていたのは〈授業の章〉の内容と〈たのしい教育の今日この頃〉の章についてでした。

 週に一回、というのは学校や家庭で実施しやすい頻度だと思います。興味のある方はお問合せください、年間購読〈12000円〉で、教材の割引や講座参加費の割引もあります。
 出していただいた費用は全て、教材費や保険、いろいろな方達へのたのしい教育の普及、一人親家庭への支援などに利用されます。たのしい教育研究所への支援という意味で購読してくださる方も歓迎です。  ① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

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学校での保護者トラブル対策の具体案(予防策)

 学校管理職の方たちを中心にいろいろなトラブル解決の具体的な相談がやってきます。保護者の数だけいろいろな要望・目標があるわけですから〈学校のトラブル解決〉というと多岐に渡ります。そういう中でなかなか解決に至らない事例について、《PEALカウンセリング》として解決や予防、つまり相手側の目標を明らかにするところから解決に至る流れや、《たのしい教育》による新しい取組みによって解決に至る流れ、《法的な整理》によって整えていく流れなど、複数の具体的な手順があるのですけど、その中でたまに提案することがある〈ワンポイントの工夫〉があります、これは結構効果があります。

 たとえば保護者から相談があり、それがクレームを伴う要望となり、さらに罵倒を伴う叱責となり、脅迫的な文言に発展することがあります。よく起こるとはいえないのですけど、私の様にいろいろな相談を受ける側の目でみると「どの学校でも起こっているだろう」と言ってよいと思います。

 保護者は《自分の子どもを何とかしたいという個別の問題》からはじまりながら、たとえば「学校はそもそも子どもが学校に行きたくなる様なところではないじゃないか」という様に《教育界全体への不満》を爆発させてしまうこともめずらしいことではありません。

「教師はもっと早く学校に来て子どもたちを迎えるべきで、朝8時過ぎに来るのでは遅すぎる」といった〈学校のブラック企業化〉を増幅させ、さらに教師不足に拍車をかける様な主張をする方も実際います。

 親がそうであるように教師にも〈個人としての暮らし〉があります、「教師ならこれこれができてあたりまえ」という要求は基本的人権の問題まで行き着くのですけど、そういう人権を考えない要求はいくらでもあります。

「教師は子どもたちよりずっと早く学校に来なさい」という問題を解決するには、私が常々考えていた〈学校の開始時間が子どもにとっても大人にとっても早いと思う、10時あたりから始まったらよいのではないだろうか〉ということを検討することになるでしょう。
 生活リズムとかいうけれど、子どもを起こして寝ぼけまなこで食事・歯磨き・着替え・トイレを急かして、ほとんど会話らしい会話なく学校に送る流れは、早すぎると思うのです。
「今日は学校でどんなことするの?」
「あ、あの宿題まだやってない、やらなきゃ!」
「友達のよしおくんは、今日、午後からおやすみして英検受けにいくんだって」
という様な対話ができる様な家族の時間が朝、生まれるくらいのゆとりが欲しいと思うのは私だけではないと思うのですけど、どうでしょう。

「じゃあ、親はどうする、会社にいけなくなるではないか」となる。
「では会社なども10時くらいから始まる様にしたらいいではないか」となる。
「コンビニとかスーパーはそうもいかないでしょう」となってしまう。
そもそも100%うまくいく方法はないので、今より少しでもよくなっていく方法を《予想⇨実験》の流れですすめていくしかありません。

 さて話をもどして〈相談〉⇨〈クレームを伴う要望〉⇨〈罵倒を伴う叱責〉⇨〈脅迫》が起こることのある学校で、それをどうしていくかという話です。
 根本的な解決ではなく、技巧的なアイディアですけど、これが結構効果的です。

「うちの子のノートに誰かが悪口を書いてある、そういうことも知らないでよく教師と言えるわね、教師失格でしょう」といった罵倒を叱責を長々と受け続けると、教師は当然落ち込み、クラスのこどもたちへ関わる元気も失っていきます。ちなみにこのケースは誇張して書いているのではなく、実際の相談事例を少し脚色して書いているだけです。教師も失敗しますから、謝罪は必要ですけど、たくさんの子どもたちとコミュニケーションをとり、学習や安全、食事、健康などをみていく一人の教師が、全ての子どもの行動、困りごとを把握することは無理です。

 親から冷静な相談がある時はよいのですけど、それが罵倒・叱責・脅迫とすすんでいく予想が立つ時に提案さてせいただいている一つが『録音』です。
 コールセンターなりに電話すると「この通話は内容の把握、再確認のために録音されております」というメッセージが流れてきます。そういう様にして学校の電話も録音できる様になるとよいと思いますし、のちのちは間違いなくそういう流れになっていくと思うのですけど、今の突出して意識の高い教育委員会でないと難しいでしょう。

 なので個別に「後で校長先生や教頭先生にお話の内容を正確に伝えるために録音させていただきますね。学校は個人情報の取り扱いが厳しいので内容がいろいろなところにもれるということはありません、ご安心ください」とお話ししてスマホの録音機能を起動させましょう。

 これは教師だけでなく相手方がどんどんエキサイティングになっていくことを抑制する作用がありますから、話合いという域を超えないようにするという意味で、相手側にもメリットがあると思います。

 学校に来てお話する時にも同様にすることをおすすめしています。「後で関係者も交えて内容を正しく把握する必要がありますので、録音させていただきます、個人情報の取り扱いには注意して取り扱いますのでご心配なく」と話して録音をとりましょう、校長先生が同席する時にも同じです。

 これだけで、相手は無茶な話をしなくなる率が圧倒的に高まります。私に相談に来た方たちで、これを実際にやってみた時の成功率は高いので、いろいろなところでもうまくいくと思います。

 悩んでいる方たちは検討してみてください。

 そう提案すると「やってよいか教育委員会に相談してみます」という管理職の方がいました。もちろんそれでよいのですけど、「録音してください」といえる教育委員会は今のところほぼいないでしょう。教育委員会だけでなく事務所系の常として〈自分たちの責任問題〉に発展しかねない危険性は徹底的に排除する方向ですすむでしょう。

  シンプルに書くつもりが、いつもの様に長くなってしまいました。

 実は〈相手が同意しなかったらどうするか〉という問題が一つ残っています、この記事への反響をみて、言及するか判断したいと思います。
 ご意見・ご感想よろしくおねがいいたします。

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楽しい国語-にんげんぴかぴか〈子ども詩2〉川崎洋編 中公新書から

 先日書いた《「にんげんぴかぴか」こどもの詩2》の中から、また二つの詩を紹介させてください。

二十年後の自分へ
           遠藤洋希(茨城・小2)
ちゃんと生きているかい?
車はかったかい?
ちゃんとすごしている?
しごともしてる?
おかねは ある?
生きているんならいいんだよ
もうマミーと はなれた?

川崎さんの短評

マミーはままのこと。この詩、アルバムの写真と一緒にとっておくことをすすめます。

小学二年生の20年後って夢がありますね。
普段の生活の中で仕事とか、車とか、お金とか頭に浮かぶかもしれませんね。
「ちゃんと生きているかい?」「生きているんならいいんだよ」って、言葉に、思わず作者の学年を見直してしまいました。
 小学校2年生ですよね。
 なんだか生きていることが素晴らしいんだよって言ってくれているようでホッとします。
「もうマミーと はなれた?」
親子関係が目に浮かんでくるようですね。

私の20年後はどうなのでしょう。
やっぱり、20年後は長いので「二年後の自分へ」と考えてみました。
考えるだけで自分の今後の動きを意識するようになるんですね。
おすすめです

 9.11
         矢沢拓也(新潟・中1)
9.11は僕の誕生日だ
でも、2年前から
米同時多発テロの日になった
僕にとってうれしい日が
テロや報復の日なのは悲しい
9.11は 世界中の人たちが
平和を考える日になってほしい

川崎さんの短評

何度も読み返しました。

戦争を続けている国があります。
最近もまた戦争状態になっている国があります。
誕生日の9.11が悲しい出来事の日となってしまったのだけれど、そういう中で平和を願う気持ちが伝わってきます。
悲しい日ではなくて、笑顔の溢れる日々になってほしいです。

 国語の時間や、家族団欒の時間に、こういう詩を紹介することができるとよいですよね。

 いっきゅう先生が、たのしい教育を学びにきている先生たちに「短い言葉が詩なのではありません、感動がグッと詰まったものが詩なんです」と語っていました。
 みなさんの好きな詩があったら、ぜひおしえてほしいです。

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たのしい教育研究の今日この頃-実りの季節は笑顔がいっぱい

 すくすく伸びる夏から実りの秋へと季節はめぐり、〈たの研〉の教材もどんどん完成してきています。

 沖縄県文化振興課の支援を受けて作成した〈たのしく島言葉のNewプログラム〉-「ゆーぬくだんごで楽しく島言葉」の〈第一刷〉が届きました、すでにいろいろな先生たちから「ほしいです」という声が届いているので、さっそく配布の準備に入っています。

 

 このサイトで公開したプログラムを印刷して、授業で使ってくれている様子も届いています、とても嬉しい写真でした。

 第一刷がなくなってきたら、すぐに〈第二刷〉の印刷に入る予定です。

 沖縄だけでなく県外の方にも配布可能です、遠慮なくお問い合わせください。

 たくさんの子どもたちがたのしんでくれる〈ゲーム教材〉もどんどんできています。

 秋の講座用の〈簡単ものづくりプラン〉も完成し、さらなるバージョンアップを加えています。

 これもたくさんの子どもたち、先生たちが喜んでくれると思います。

 ここに書ききれないほどの実りを前に、たの研は笑顔につつまれています。

 この取り組みがさらにたくさんの笑顔を生むと思います。

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