楽しいブックレビュー『くまくん こぐまくんの バナナやさん』乾栄里子作 松田奈那子絵(文溪堂)1650円

 久しぶりに ひな先生のたのしいブックレビューをお届けします。

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おすすめの本        by ひな
『くまくんこぐまくんのバナナやさん』
        乾栄里子 作 松田奈那子 (文溪堂) 1650円
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くまくんとこぐまくんはなかよしでとっても前向きです。

 

 

 

 

 

 

たのしそうなくまくんとこぐまくんです。
ふたりのポーズいいとおもいませんか、見ていると何だかこちらまでルンルン気分になります。

さてふたりは「バナナやさん」を開くことになりました。

ところがお客さんがだれもきません。

くま「こまったね」
こぐま「そうだ! いいこと かんがえた」
というわけで
まず、かんばんを作りました。

それでもお客さんは来ません。
そのあと、歌っておどりました。それでもお客さんは来ません。
その時、通りかかったさるくんが「だって バナナは もりにあるからね」いいました。

なるほど、たしかにそうですよね。

で、ふたりで、うーんとかんがえて・・・
いいことを思いつきました。

くまくんは チョコやはちみつ、その他いろいろ用意して
〈チョコバナナとバナナジュース〉
こぐまくんは
〈たのしいにがおえバナナ〉

大勢のお客さんがやってきて大繁盛のバナナやさんになりました。
たのしい工夫はみんなをわくわくさせてくれるんですね。

たのしそうだなということで、私もばななに文字をかいてみました。

リボンしてかわいいペーパーでくるんでプレゼントしてもいいですね。

 

バナナって栄養もあるので健康的です(^^
文字や絵を書くのが苦手な場合は、クッキー型などで型押ししてもかわいいんですよ。

バナナって、身近にあって体にもよい食べ物です。
しかも、この絵本のようにアレンジしたり、お絵描きしたり、いろいろたのしめます。
ぱくっと食べてしまう前にいかがでしょうか。
ちなみに裏表紙も笑えます。
絵本の中に二人で踊っている場面がありますが
よくみたらその後ろ姿のようです。
いいな〜。

 子どもたちだけでなく、大人にとってもたのしめるのが絵本です。みなさんもたくさん読んでみてくださいね。

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とっても寒い日に花さんぽ;でも花って見つかるの?

「この冬いちばんの寒波」という怖いキャッチフレーズをここ一二ヶ月で何度耳にしたことか…、幅広のネックウォーマーを耳まであげて、分厚いジャンパーに靴下重ね着で、身近な自然の中を歩きました。
 雨模様なので、公園を選びました。

 でもそもそも花って見つかるのでしょうか?

 やはり目についたのは桜の花です、キレイです。

 葉が目立ってきました。

 そろそろ「また一年くらいしたら会いましょう」という頃です。

 こういう低木の植物もありました。

「ゴモジュ」というこもった響きの植物です。
 首里城の御門に植えられていたから、そう名付けられたという説があります。そう名付けられたということは、真偽は別にして〈リュウキュウ・沖縄の固有種〉だということでしょう。※確かめてみると琉球固有種でした

 スイカズラ(忍冬)ファミリー・科の植物です。

 こんなに寒くても、花が咲いています…

 ソテツに実がたくさんついています、しみじみ見たのは何十年ぶりのような気がします。

 ソテツは雄株・雌株に分かれていて、もちろん雌株にしか実がつきません。


  みずみずしい実の時期は過ぎているようです。

 これはみずみずしい状態のソテツです。

沖縄県地域環境センターのサイトに感謝して掲載

 沖縄を含む南西諸島では、飢饉の時に、ソテツのアク抜きをする工程をとばして食べてしまい、命を落とした人たちも出たといいます。

 ただし、ソテツの実はそういう工程を飛ばさなければ、とても美味しいのだといいます。私もぜひ食べてみたいと思っています。ソテツの実の料理を出しているところをご存知の方はお知らせください。

 寒くても暖かくても、たのしい花さんぽ、みなさんも出かけてみませんか。

 

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教師でなくても役立つ〈インクルーシブ教育と合理的配慮〉の話@読者の方からの相談に答えて

 某県の教育センターで研修員として学んでいるという方から、以前ここに書いた「合理的配慮」についての記事に驚いたという話が届き、いくつか意見を交換しています。

 私が受けた講習の中で講師が「保護者の話を聞いてあげてください、それが合理的配慮なんです」と言い切ったことに驚いた

という記事です。

 その方とは共有できている情報なのですけど、教育関係者でなくてはよくわからないこともあったかもしれないと感じたので、それを補完する内容を書きたいと思います。

 インクルーシブ教育というのは、ハンディのある子もそうでない子も一緒に学ぶ教育です。

 文科省のサイトから引用しましょう。https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

日本での取り組み

 国連での「障害者の権利に関する条約」採択を受けて、日本でも共生社会を目指すべく、文部科学省は2012年に「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」という報告書を発表しました。

 本報告書では、①障害のある者と障害のない者がともに学ぶ仕組みであること、②障害のある者が教育制度一般(general education system)から排除されないこと、③個人に必要な「合理的配慮」が提供されること、が必要であるとされています。
 2014年に日本は「障害者の権利に関する条約」を締結しましたが、2022年に国連は、日本では障害のある子どもの分離された特別教育が永続しているとして、日本に対して分離教育を止めるように勧告しました。日本においてインクルーシブ教育が十分に進んでいないことが、課題として浮き彫りになったのです。
 インクルーシブ教育を理解していくためには、通常の学校はインクルーシブな方向性を持たねばならず、全ての学校がインクルーシブであるべきと考える必要があります。

 また、インクルーシブな方向性を持つ通常の学校という存在が、差別的な態度と闘い、インクルーシブな社会を構築し、万人のための教育を達成する上での最も効果的な手段となり得るものであるとの認識も必要になります。インクルーシブ教育を理解して普及してくためには、まず、私たちの考え方自体から変えていかなければならないでしょう。

合理的配慮の義務化

 2012年の文科省報告書にもあった合理的配慮の提供について、日本では2016年に障害者差別解消法の施行により、どの学校においても障害のある子どもたちに必要な合理的配慮を提供することが求められるようになりました。私立学校における合理的配慮の提供は努力義務にとどまるものでしたが、2021年には障害者差別解消法が改正され、共生社会の実現のため、2024年4月よりすべての事業者において、合理的配慮の提供が義務化されました。これにより、私立学校においても合理的配慮の提供が法的義務になりました。

 「合理的配慮」というのは〈具体的な対処行動〉です。

 文科省のサイトにはこういう具体例があげられています。

 

別紙2 「合理的配慮」の例 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1297377.htm

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子どもの学力を伸ばす家庭学習の秘訣:効果的なサポート方法とは? という記事を書いてほしいという方からのたより/とってもたのしい島言葉

 ある方から「子どもの学力を伸ばす家庭学習の秘訣:効果的なサポート方法」というテーマで書いてほしいという要望がありました、もちろん「たのしい教育」の視点からということになります。

 たのしい教育は「まず学力を伸ばそう」とか「まず得点を上げよう」という教育ではありません。

1. 学ぶことを「楽しい!」と感じられるプログラムの提供

であり

2.楽しさを削ぐ押し付けを排除していくとりくみ

です。

 この公式サイトには、それにかかわるとてもたくさんの内容が盛り込まれています。

 たくさん便りをもらった「木の高さと根っこの深さ」という記事も、本当かなぁ~、信じられないなぁ、と心動かされる内容になっています。

 よしたけしんすけさんの絵本についても「たのしい紹介を読んで、すぐに購入しました」という便りをいくつももらいました。

「みなさんいいですか、10mの木があったら、根っこは◯mなんですよ、わかりましたか」というような教育とは無縁です。

「ヨシタケシンスケさんの絵本を読むことを課題にします、一週間以内に読んで感想文を書いてきてください」というようなものとも無縁です。

 どうすれば子どもたちが学びたいと感じてくれるか、「そういう勉強するのをやめなさい」と言われても、隠れてでも勉強したくなる、そういうプログラムを開発しています。

 これは「たのしい島言葉ショート動画コンテスト」に挑戦してくれたAさんの感想です。コンテストは自由参加型です。〈たの研〉のプログラムで「島言葉って楽しい」と感じてくれた子どもたちが参加してくれます。
 感想を読むと自分たちで何度も何度も挑戦してくれた様子がわかります。

 学力を伸ばそうという試みも、子どもたちの点数の得点を伸ばそうという試みでも、一時的なものではなく、その子にとって本質的な力になるものを狙う必要があるでしょう。

 どもの学力を伸ばす家庭学習の秘訣、それは「学ぶたのしさ」を優先することです。そのノウハウはたのしい教育研究所にたくさんあります。

 次年度、不登校の子どもたち、登校を拒否しているこどもたちにたのしい教育をつたえられないか、仲間たちと考えている日々です。

 ご協力いただける皆さんの応援も期待しています。

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